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幕間の物語3 超能力者センドリック
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オーラ、それは「聖体エネルギー」または「波動」なと呼ばれる力。
体内に流れるエネルギーの様な物で、それを操る事が出来る人間がいる。このエネルギーを使い、物を動かしたり、肉体の一部を強化したり、様々な事が可能となる。彼らはこの世界では「超能力者」のくくりで呼ばれている。
「アストリア自由連合国」はアルファベットと漢字が混ざる独特の文化であり、街を見渡しても西洋東洋様々な顔立ちの人間が生活している。世界の人種の混血が進んだ世界であり、人種による差別は無意味になっているが、その反動なのか能力至上主義の傾向が進んでいる。
ある時代、この世界の西暦で1980年代、突如として超能力者の存在が明るみになった。
スプーンを曲げるなどという地味な力ではなく、壁に穴をあけるほどの力を持つ者などがあわられたのだ。
マスコミたちはこの事象を大いに取り上げたが、その後、不思議な事にまったくこの手の話題は世間には出回らなくなった。その実態は政府が情報規制を敷き、一般人には広がらない様にしたのだ。超能力はせいぜいコミックやアニメの世界の話となった。
その後、謎の失踪事件が続出した。これは政府の特殊軍による能力者の拉致だった。
能力者たちは、戦争の兵器として扱われ訓練され、その中でも有能な者はエージェントとなり、隠密作戦にて重宝された。
「レス連邦」はアストリア自由連合と並ぶ強国で、実質世界を二分する力を持っており、時代は冷戦状態であった。だが水面下では能力者たちによる熾烈な戦いが日夜行われていた。
センドリック・サウザンド
見た目は普通の青年だが、「一騎当千<サウザンド・アームズ>」の異名を持つアストリア自由連邦国の軍所属のトップエージェントだ。本人的には戦争など関わり合いたくはなかったが、ある条件で協力を余儀なくされている。
能力者は、オーラを体内で発現する「身体強化タイプ」とオーラを体外で発現できる「空間操作タイプ」に分けられる。空間操作タイプは希少種であり、センドリックはこの空間操作タイプに分類される能力を持つ。
センドリックが扱える技は主に以下の4つだ。
・ショット:波動弾、小さなオーラの塊を弾丸として発射する。
・ミサイル:波動誘導弾、サッカーボールほどの大きさのオーラの塊を自在に操る。
・マイン:波動機雷、ある場所に仕掛け任意のタイミングで発動させる炸裂弾。
・ブースト:波動加速、自分自身にオーラを押し当て加速する。
※ブーストの発展でジャンプという短距離瞬間移動も訓練中
オーラによる攻撃は無機質な壁の破壊などはもちろん、肉体的な防御も意味が無く、オーラに対して無防備な状態で攻撃を受けると大ダメージとなる。また、オーラは精神力の強さにつながり、オーラの知識が無くても、強い精神力をもっていればダメージは最低限にする事が出来る。だが、そこまでの強い精神力の持ち主は稀である。
センドリックは要人暗殺の任務をこなし、敵国との冷戦を終結へと向かわせた。
敵の極秘資料を奪い、世界に対して公開。レス連邦の民衆によるクーデータを誘導し、成功させ、レス連邦は解体、アストリア自由連邦国への属国となり、冷戦は終結した。
そんな折に【招待状】が届く。
通信にて大統領への極秘ラインへと送られて来た。
スタンドアロンのコンピュータへのメッセージの受信ははじめは敵国の陰謀かと疑われたが、調査でその線は消え、代わりに送り主への興味へと移った。
差出人は【世界の根幹】と名乗る者。
そこにはこう書かれたいた。
「闘いに勝利すれば望みのモノを与えよう」
戦争終結にてセンドリックは条件を果たされる予定だったが。この闘いに参加要請を受けた。
それによって、敗北は死を意味する闘いの日々が終わることなく続く事となった。
体内に流れるエネルギーの様な物で、それを操る事が出来る人間がいる。このエネルギーを使い、物を動かしたり、肉体の一部を強化したり、様々な事が可能となる。彼らはこの世界では「超能力者」のくくりで呼ばれている。
「アストリア自由連合国」はアルファベットと漢字が混ざる独特の文化であり、街を見渡しても西洋東洋様々な顔立ちの人間が生活している。世界の人種の混血が進んだ世界であり、人種による差別は無意味になっているが、その反動なのか能力至上主義の傾向が進んでいる。
ある時代、この世界の西暦で1980年代、突如として超能力者の存在が明るみになった。
スプーンを曲げるなどという地味な力ではなく、壁に穴をあけるほどの力を持つ者などがあわられたのだ。
マスコミたちはこの事象を大いに取り上げたが、その後、不思議な事にまったくこの手の話題は世間には出回らなくなった。その実態は政府が情報規制を敷き、一般人には広がらない様にしたのだ。超能力はせいぜいコミックやアニメの世界の話となった。
その後、謎の失踪事件が続出した。これは政府の特殊軍による能力者の拉致だった。
能力者たちは、戦争の兵器として扱われ訓練され、その中でも有能な者はエージェントとなり、隠密作戦にて重宝された。
「レス連邦」はアストリア自由連合と並ぶ強国で、実質世界を二分する力を持っており、時代は冷戦状態であった。だが水面下では能力者たちによる熾烈な戦いが日夜行われていた。
センドリック・サウザンド
見た目は普通の青年だが、「一騎当千<サウザンド・アームズ>」の異名を持つアストリア自由連邦国の軍所属のトップエージェントだ。本人的には戦争など関わり合いたくはなかったが、ある条件で協力を余儀なくされている。
能力者は、オーラを体内で発現する「身体強化タイプ」とオーラを体外で発現できる「空間操作タイプ」に分けられる。空間操作タイプは希少種であり、センドリックはこの空間操作タイプに分類される能力を持つ。
センドリックが扱える技は主に以下の4つだ。
・ショット:波動弾、小さなオーラの塊を弾丸として発射する。
・ミサイル:波動誘導弾、サッカーボールほどの大きさのオーラの塊を自在に操る。
・マイン:波動機雷、ある場所に仕掛け任意のタイミングで発動させる炸裂弾。
・ブースト:波動加速、自分自身にオーラを押し当て加速する。
※ブーストの発展でジャンプという短距離瞬間移動も訓練中
オーラによる攻撃は無機質な壁の破壊などはもちろん、肉体的な防御も意味が無く、オーラに対して無防備な状態で攻撃を受けると大ダメージとなる。また、オーラは精神力の強さにつながり、オーラの知識が無くても、強い精神力をもっていればダメージは最低限にする事が出来る。だが、そこまでの強い精神力の持ち主は稀である。
センドリックは要人暗殺の任務をこなし、敵国との冷戦を終結へと向かわせた。
敵の極秘資料を奪い、世界に対して公開。レス連邦の民衆によるクーデータを誘導し、成功させ、レス連邦は解体、アストリア自由連邦国への属国となり、冷戦は終結した。
そんな折に【招待状】が届く。
通信にて大統領への極秘ラインへと送られて来た。
スタンドアロンのコンピュータへのメッセージの受信ははじめは敵国の陰謀かと疑われたが、調査でその線は消え、代わりに送り主への興味へと移った。
差出人は【世界の根幹】と名乗る者。
そこにはこう書かれたいた。
「闘いに勝利すれば望みのモノを与えよう」
戦争終結にてセンドリックは条件を果たされる予定だったが。この闘いに参加要請を受けた。
それによって、敗北は死を意味する闘いの日々が終わることなく続く事となった。
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