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原田くんは、変わっている人だ
原田くんのお誘い7
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「あ、瑠夏と美希。今日もふたり揃って来てくれたんだね」
翌日の昼休み。美希ちゃんと一緒に図書室の奥へ進むと、特別室にはまだ他の生徒の姿はなく、エレン先生ただひとり。
「こんにちは、エレン先生」
「こ、こんにちは!」
和やかに挨拶をする美希ちゃんの傍、緊張して噛んだわたし。好きな人に微笑まれて、ドキッとした。
「毎日毎日、僕の話を聞きに来てくれてありがとうね。英語の授業以外でも君たちに会えるなんて、すごく嬉しいよ」
まるで、陽だまりのようなその笑顔。それは癒し効果たっぷりで、わたしの緊張をいくらかほぐす。
「わたしも、嬉しいです!」
✴︎✴︎
「やったじゃん、瑠夏。エレン先生が瑠夏に会えて嬉しいだって」
それから間もなくして、ばらばらと特別室に入ってくる生徒たち。一番後ろの席に腰を下ろしたわたしの腕をつんと突ついて、美希ちゃんはいたずらな顔を見せてくる。
「ほらほら、今日こそ前列の席に座ろうよ。その方が、エレン先生と喋れるんだからっ」
「だーかーらー。わたしはいいの、ここでっ」
「えー。そんなのつまんないじゃん。瑠夏とエレン先生の掛け合い見たい~」
「い・や・だ!そんなに前がいいなら、美希ちゃんひとりで前行きなよ」
かたくなに断るわたしには、ぶうと少しむくれる美希ちゃん。渋々わたしの隣の席に腰を下ろす。
翌日の昼休み。美希ちゃんと一緒に図書室の奥へ進むと、特別室にはまだ他の生徒の姿はなく、エレン先生ただひとり。
「こんにちは、エレン先生」
「こ、こんにちは!」
和やかに挨拶をする美希ちゃんの傍、緊張して噛んだわたし。好きな人に微笑まれて、ドキッとした。
「毎日毎日、僕の話を聞きに来てくれてありがとうね。英語の授業以外でも君たちに会えるなんて、すごく嬉しいよ」
まるで、陽だまりのようなその笑顔。それは癒し効果たっぷりで、わたしの緊張をいくらかほぐす。
「わたしも、嬉しいです!」
✴︎✴︎
「やったじゃん、瑠夏。エレン先生が瑠夏に会えて嬉しいだって」
それから間もなくして、ばらばらと特別室に入ってくる生徒たち。一番後ろの席に腰を下ろしたわたしの腕をつんと突ついて、美希ちゃんはいたずらな顔を見せてくる。
「ほらほら、今日こそ前列の席に座ろうよ。その方が、エレン先生と喋れるんだからっ」
「だーかーらー。わたしはいいの、ここでっ」
「えー。そんなのつまんないじゃん。瑠夏とエレン先生の掛け合い見たい~」
「い・や・だ!そんなに前がいいなら、美希ちゃんひとりで前行きなよ」
かたくなに断るわたしには、ぶうと少しむくれる美希ちゃん。渋々わたしの隣の席に腰を下ろす。
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