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知らない世界、知らない国、知らない街
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「さて、ツバキちゃん。他の奴らには容赦するなって言ってあるから、死ぬ気で自分の命は守れ。」
訓練場の真ん中にツバキは立つ。
「正午の鐘が鳴るまで、気配探知はしちゃダメだよ。まぁ、したところでわからないだろうけど。」
「?」
「『気配消滅魔法』って言うのがあるんだ。俺が参加者全員に使った。鐘が鳴ったタイミングで魔法を解くから。」
「・・わかりました。」
ツバキはアハマから視線を外して、剣を握っている手に力を込めた。
「じゃあ、頑張れ~」
アハマは訓練場からいなくなる。
「あれ?来てたんだ。」
観客席に行ったアハマはツバキを見ているサクラに声をかけた。
「ここ最近、ツバキちゃんに会ってないみたいだけど。特訓はどうしてるんだい?」
「・・・教えていますよ。会ってないだけです。」
「『天の声』か。」
「よくご存知ですね。」
「『天の声』。神だけが扱える魔法。その場にいなくても会話することができる。」
「アハマさんに聞きたいことがあったんです。どうして・・」
「時間だ。サクラ。また、後で。今は成長したツバキを見てあげな。」
「“我、ツニクワ・アハマ・ナカネヲの名の下『試験の時間』!”」
アハマは大き声で言った。その瞬間横からツバキに向けて剣が振りかぶる。
「ここは?」
【フォールドネルの近くにある森『ドネル森』。別名『迷いの森』。】
「ここ通るのか?」
【勿論だ。大丈夫だ。我がいる以上迷うことはない。フォールドネルによそ者が立ち入らないようにこの森は案内がなければ通れない仕組みになってる。迷いの森と言っても、案内がない人はそのまま入ったところに戻ってきてしまうだけだ。森の中で死ぬまでいると言うことはない。】
氷狐は腕を組んでそう言う。
「・・・」
【なんだ、信じてないのか?言ったであろう。フォールドネルは我の故郷と。】
「・・はぁ、行こう。」
氷狐を見てから・・キクは進んだ。
森は霧で包まれていた。
「・・・寒い・・」
【我は氷の精霊だ。温めてはやれない。】
「分かってる。スキル発動:『創作自由』上着・・」
キクの手にあったかい羽織りが落ちた。
「温い・・」
その光景を見ていた氷狐はキクの肩に座り羽織を自分の膝に手繰り寄せた。
【ほぉ、侮れんな。】
「・・・・はぁ。」
【ため息が多いぞ。幸せが逃げていくぞ!】
「・・・その言葉の意味は世界共通なんだな。」
二人は森を進んで行く。氷狐の言う道をキクはちゃんと進んでいた。
「オーナーさんは・・もしかして・・」
「サクラ。今は、ツバキのテストを見てあげなよ。サクラが努力してない間にツバキは成長してるんだよ。サクラ、ウサギだけにはならないでね?」
「ウサギ、ですか?」
その疑問にはアハマは答えてくれなかった。
訓練場の真ん中にツバキは立つ。
「正午の鐘が鳴るまで、気配探知はしちゃダメだよ。まぁ、したところでわからないだろうけど。」
「?」
「『気配消滅魔法』って言うのがあるんだ。俺が参加者全員に使った。鐘が鳴ったタイミングで魔法を解くから。」
「・・わかりました。」
ツバキはアハマから視線を外して、剣を握っている手に力を込めた。
「じゃあ、頑張れ~」
アハマは訓練場からいなくなる。
「あれ?来てたんだ。」
観客席に行ったアハマはツバキを見ているサクラに声をかけた。
「ここ最近、ツバキちゃんに会ってないみたいだけど。特訓はどうしてるんだい?」
「・・・教えていますよ。会ってないだけです。」
「『天の声』か。」
「よくご存知ですね。」
「『天の声』。神だけが扱える魔法。その場にいなくても会話することができる。」
「アハマさんに聞きたいことがあったんです。どうして・・」
「時間だ。サクラ。また、後で。今は成長したツバキを見てあげな。」
「“我、ツニクワ・アハマ・ナカネヲの名の下『試験の時間』!”」
アハマは大き声で言った。その瞬間横からツバキに向けて剣が振りかぶる。
「ここは?」
【フォールドネルの近くにある森『ドネル森』。別名『迷いの森』。】
「ここ通るのか?」
【勿論だ。大丈夫だ。我がいる以上迷うことはない。フォールドネルによそ者が立ち入らないようにこの森は案内がなければ通れない仕組みになってる。迷いの森と言っても、案内がない人はそのまま入ったところに戻ってきてしまうだけだ。森の中で死ぬまでいると言うことはない。】
氷狐は腕を組んでそう言う。
「・・・」
【なんだ、信じてないのか?言ったであろう。フォールドネルは我の故郷と。】
「・・はぁ、行こう。」
氷狐を見てから・・キクは進んだ。
森は霧で包まれていた。
「・・・寒い・・」
【我は氷の精霊だ。温めてはやれない。】
「分かってる。スキル発動:『創作自由』上着・・」
キクの手にあったかい羽織りが落ちた。
「温い・・」
その光景を見ていた氷狐はキクの肩に座り羽織を自分の膝に手繰り寄せた。
【ほぉ、侮れんな。】
「・・・・はぁ。」
【ため息が多いぞ。幸せが逃げていくぞ!】
「・・・その言葉の意味は世界共通なんだな。」
二人は森を進んで行く。氷狐の言う道をキクはちゃんと進んでいた。
「オーナーさんは・・もしかして・・」
「サクラ。今は、ツバキのテストを見てあげなよ。サクラが努力してない間にツバキは成長してるんだよ。サクラ、ウサギだけにはならないでね?」
「ウサギ、ですか?」
その疑問にはアハマは答えてくれなかった。
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