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ぽぽぽ・ポロミレティー
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「ぽこ!起きてぽこ!」
「んんー…」
朝。いつもと変わらない暖かな日差し。
「大変なの!ぽこ早く起きて!」
ぽのかが叫んでる気がする…
「ぽーこー!!」
「って、本当に叫んでた…」
「はやくー!!」
分かったって…仕方ないなぁ…
むっくりと起き上がった私は伸びをしてよっこらせっと立ち上がった。
ぽのかについて行くとそこはたくさんのポコポコ星人がいた。みんな窓の外を不安げに眺めている。
「ポコポコ星が…消滅する…」
ぽのかは外を見て不意に言った。
ここポコポコ星は小さな星。そして私はそんなポコポコ星に住むぽこ。この子は幼馴染のぽのか。私たちのこととポコポコ星の歴史について少し話すね。
ポコポコ星は数年前に戦争をした。たくさんの星を巻き込んだ宇宙戦争。ポコポコ星は勝利すると誰もが思っていたの。でも、ある日。ポコポコ星に大きな爆弾が落ちた。
小さなポコポコ星は星全体が被爆した。
多くの人はこの爆弾によって亡くなった。その後、これ以上は危険と判断し、ポコポコ星は降伏した。
生き残った人たちとポコポコ星をやり直すとポコポコ星政治組は言った。でも、ポコポコ星人たちはその言葉を聞かなかった。そして、ポコポコ星から逃れようとした。
ポコポコ星から逃れるためには宇宙空間を旅しなければならない。ポコポコ星人 の技術はそこまで進んでいないので、カーナビ的なものは全くない。だから、他にどんな星があるのか、ほとんどわからない。戦争をしていない国に逃れるための知識がほとんどなかったの。
宇宙空間を安全に旅するために、人々は小型ロケットを買った。これは古い書物に書かれていたものを再現して作ったもので、宇宙空間を安全に旅できると考えられていた。だから、小型ロケットがすごーく売れたの。
でも、小型ロケットには4人しか乗れない。だから、逃れるために、お年寄りと子供を置いて逃げる人がほとんどだった。小さな子供は連れていかれたけど、10歳から上の子供たちは残されたの。
だから、多くの子供が家を、家族を失った。
そして寮が大量に作られて、そこに残された子供たちが暮らしてるのよ。
私とぽのかもその中の1人。私とぽのかは幼馴染だから、家が近かった。だからよく遊んでいたの。
爆弾が落ちてきた日も2人で遊んでいた。私たちはまだ6.7歳だったかな?大きな音がして、目の前からいろいろなものが飛んできた。怖くて2人で抱きしめあっていた。しばらくして音が止むと2人で家目指して歩いたの。でも家は跡形もなく崩壊していて、私たちは途方にくれた。その時にはもう、私たちは家族に捨てられていたの。
家族や親戚が爆弾の爆発に巻き込まれたのか、それとも小型ロケットを使って逃げたのか、それは分からない。でも、家族や親戚を失ったのは確かだった。まだ幼かった私たちは政治組に引き取られて、寮ができるまで政治組の人たちと過ごした。
そして2人でこうして寮で生活しているの。お母さんやお父さんが生きているのか分からない。
爆発がすごくて、人の身内を特定するのは難しく、亡くなった人の情報は一切得られなかったらしいわ。
だから、お母さんやお父さんが生きているかどうか分からないの。
「ぽこ、聞いてる?」
ぽのかの苛立った声が聞こえた。
「ん、あ、ごめん…」
ぽのかは少し眉をつり上げた後、また窓の外を見て言った。
「ポコポコ星が滅びるんだって。」
「どういう、こと?」
ポコポコ星が滅びるってどういうこと?
「なんかよくわかんないけど、ポコポコ星があと1ヶ月ちょっとで滅びるらしいの…」
ポコポコ星が滅びる…てことは私たちは…
「死ぬしか、ない?」
小型ロケットを使って逃げることはできない。なぜなら、小型ロケット子供が運転することは許されていないから。小型ロケットは複雑で、操縦は大人でも難しい。仮に運転が許されていても、運転することは難しいはず。だったら、大人しくポコポコ星が滅びるのを待っとかないといけないの…?
「どっちにしろ、死ぬしかないわよね、ポコポコ星が爆発するか何かで私たちは宇宙空間に投げ出されて、息できなくなって死ぬんだろう、ね…」
ぽのかは気の強い女の子。だけど今はそんなぽのかが弱気になるぐらいやばいってこと。
「みなさん!まだ諦めてはなりません!」
不意に廊下の端の方から声が聞こえた。よく通る美しい声。
「っ!?ポロンコロン様!?」
声の主はポコポコ星の女王ポロンコロン様だった。
「ポロンコロン様がどうしてここに!?」
「このポコポコ星が滅びることを知ってみなが困っていると聞いて来ました。ある学者からポコポコ星が滅びない道もあると言われました。それを今から言うのでよく聞きなさい。」
ポロンコロン様は目を閉じ小さく深呼吸してからゆっくりと口を開いた。
「奇跡を…ポロミレティーを起こすのです!」
「ポロミレティー?」
聞いたことのない言葉に一同が首をかしげた。
「奇跡…ポロミレティー……あ!」
ぽのかがひらめいた!と言わんばかりに手を挙げた。
「ポロミレティー、2人の奇跡って意味ですよね!?」
「正解よ。昔もこうして、ポコポコ星が滅びると言われた時があったの。そんな時、2人のポコポコ星人が奇跡を起こし、ポコポコ星を救ったの。そして、その奇跡をポロミレティーと呼ぶようになったの。」
とにかく、その奇跡がポロミレティーな訳ね、うーん、よくわかんないわ…
「その奇跡がどのような内容で、どんな人が起こしたのかは分からないけど、とにかくその奇跡を、ポロミレティーを起こせばポコポコ星を救えるってわけですよね!?」
「ええ、私が言えることはこれだけ、これ以上は私も分からないわ。頑張ってね、みんな」
ポロンコロン様はにっこりと微笑むと元来た道を帰り始めた。
「ぽこ、やろう!」
「な、何を??」
「ポロミレティーを起こそう!」
「え、ええええ!?」
い、いきなりすぎるよおおおお
「んんー…」
朝。いつもと変わらない暖かな日差し。
「大変なの!ぽこ早く起きて!」
ぽのかが叫んでる気がする…
「ぽーこー!!」
「って、本当に叫んでた…」
「はやくー!!」
分かったって…仕方ないなぁ…
むっくりと起き上がった私は伸びをしてよっこらせっと立ち上がった。
ぽのかについて行くとそこはたくさんのポコポコ星人がいた。みんな窓の外を不安げに眺めている。
「ポコポコ星が…消滅する…」
ぽのかは外を見て不意に言った。
ここポコポコ星は小さな星。そして私はそんなポコポコ星に住むぽこ。この子は幼馴染のぽのか。私たちのこととポコポコ星の歴史について少し話すね。
ポコポコ星は数年前に戦争をした。たくさんの星を巻き込んだ宇宙戦争。ポコポコ星は勝利すると誰もが思っていたの。でも、ある日。ポコポコ星に大きな爆弾が落ちた。
小さなポコポコ星は星全体が被爆した。
多くの人はこの爆弾によって亡くなった。その後、これ以上は危険と判断し、ポコポコ星は降伏した。
生き残った人たちとポコポコ星をやり直すとポコポコ星政治組は言った。でも、ポコポコ星人たちはその言葉を聞かなかった。そして、ポコポコ星から逃れようとした。
ポコポコ星から逃れるためには宇宙空間を旅しなければならない。ポコポコ星人 の技術はそこまで進んでいないので、カーナビ的なものは全くない。だから、他にどんな星があるのか、ほとんどわからない。戦争をしていない国に逃れるための知識がほとんどなかったの。
宇宙空間を安全に旅するために、人々は小型ロケットを買った。これは古い書物に書かれていたものを再現して作ったもので、宇宙空間を安全に旅できると考えられていた。だから、小型ロケットがすごーく売れたの。
でも、小型ロケットには4人しか乗れない。だから、逃れるために、お年寄りと子供を置いて逃げる人がほとんどだった。小さな子供は連れていかれたけど、10歳から上の子供たちは残されたの。
だから、多くの子供が家を、家族を失った。
そして寮が大量に作られて、そこに残された子供たちが暮らしてるのよ。
私とぽのかもその中の1人。私とぽのかは幼馴染だから、家が近かった。だからよく遊んでいたの。
爆弾が落ちてきた日も2人で遊んでいた。私たちはまだ6.7歳だったかな?大きな音がして、目の前からいろいろなものが飛んできた。怖くて2人で抱きしめあっていた。しばらくして音が止むと2人で家目指して歩いたの。でも家は跡形もなく崩壊していて、私たちは途方にくれた。その時にはもう、私たちは家族に捨てられていたの。
家族や親戚が爆弾の爆発に巻き込まれたのか、それとも小型ロケットを使って逃げたのか、それは分からない。でも、家族や親戚を失ったのは確かだった。まだ幼かった私たちは政治組に引き取られて、寮ができるまで政治組の人たちと過ごした。
そして2人でこうして寮で生活しているの。お母さんやお父さんが生きているのか分からない。
爆発がすごくて、人の身内を特定するのは難しく、亡くなった人の情報は一切得られなかったらしいわ。
だから、お母さんやお父さんが生きているかどうか分からないの。
「ぽこ、聞いてる?」
ぽのかの苛立った声が聞こえた。
「ん、あ、ごめん…」
ぽのかは少し眉をつり上げた後、また窓の外を見て言った。
「ポコポコ星が滅びるんだって。」
「どういう、こと?」
ポコポコ星が滅びるってどういうこと?
「なんかよくわかんないけど、ポコポコ星があと1ヶ月ちょっとで滅びるらしいの…」
ポコポコ星が滅びる…てことは私たちは…
「死ぬしか、ない?」
小型ロケットを使って逃げることはできない。なぜなら、小型ロケット子供が運転することは許されていないから。小型ロケットは複雑で、操縦は大人でも難しい。仮に運転が許されていても、運転することは難しいはず。だったら、大人しくポコポコ星が滅びるのを待っとかないといけないの…?
「どっちにしろ、死ぬしかないわよね、ポコポコ星が爆発するか何かで私たちは宇宙空間に投げ出されて、息できなくなって死ぬんだろう、ね…」
ぽのかは気の強い女の子。だけど今はそんなぽのかが弱気になるぐらいやばいってこと。
「みなさん!まだ諦めてはなりません!」
不意に廊下の端の方から声が聞こえた。よく通る美しい声。
「っ!?ポロンコロン様!?」
声の主はポコポコ星の女王ポロンコロン様だった。
「ポロンコロン様がどうしてここに!?」
「このポコポコ星が滅びることを知ってみなが困っていると聞いて来ました。ある学者からポコポコ星が滅びない道もあると言われました。それを今から言うのでよく聞きなさい。」
ポロンコロン様は目を閉じ小さく深呼吸してからゆっくりと口を開いた。
「奇跡を…ポロミレティーを起こすのです!」
「ポロミレティー?」
聞いたことのない言葉に一同が首をかしげた。
「奇跡…ポロミレティー……あ!」
ぽのかがひらめいた!と言わんばかりに手を挙げた。
「ポロミレティー、2人の奇跡って意味ですよね!?」
「正解よ。昔もこうして、ポコポコ星が滅びると言われた時があったの。そんな時、2人のポコポコ星人が奇跡を起こし、ポコポコ星を救ったの。そして、その奇跡をポロミレティーと呼ぶようになったの。」
とにかく、その奇跡がポロミレティーな訳ね、うーん、よくわかんないわ…
「その奇跡がどのような内容で、どんな人が起こしたのかは分からないけど、とにかくその奇跡を、ポロミレティーを起こせばポコポコ星を救えるってわけですよね!?」
「ええ、私が言えることはこれだけ、これ以上は私も分からないわ。頑張ってね、みんな」
ポロンコロン様はにっこりと微笑むと元来た道を帰り始めた。
「ぽこ、やろう!」
「な、何を??」
「ポロミレティーを起こそう!」
「え、ええええ!?」
い、いきなりすぎるよおおおお
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