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2.もうじき四半世紀の人生だが
Chronoholic
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果たしてこの言葉が実在するのか否かについては、私は存じ上げない。
ただ、私が時折陥る症状に敢えて名前をつけるとしたら――恐らく強迫観念とでも言うべきものなのかも知れないが――最も適当なのはChronoholicなのではないかと思われる。
時々だが不意に、現在の時間を把握していなければたまらなく不安になってしまうのだ。
果たして今は何時なのか、特に予定があるわけでもない日でも時間を気にせずにはいられない。時間を知ったからといって何をどうするわけでもないのに、時間が気になって仕方がない。そんな状態に時折陥ってしまうのである。
だから私は、Chronoholic。
と、個人的には思っているが、人の心理的に"気になっているその時"に意識していることほどよく覚えていられるものであり、本当に常々時間を気にしているかと問われれば、そうでもない。敢えて時間に関する例を挙げるとすると、たとえば、「自分はいつもゾロ目の時間を目にすることが多い」と思っている人がいたとする。
もちろん、本当に見る時間見る時間がゾロ目になっている可能性だって否定はできない。それを否定しようとすると、それこそ悪魔の不在でも証明するかのごとく作業をしなくてはならないだろう。
しかし、実際何ということのない時刻を見たところでそれを記憶に留めておくことはできるだろうか、ということである。人は見ようとしたものだけで視界を埋められるわけではない。こうしてこの文を打っている間にも、私の目には現在使っている端末のキーボードが目に入っているし、アルファポリスのマイページメニューが目に入っている。そして、端末の外側の情報だって多少は目に入っており、だから私の住んでいる地域では今日が比較的穏やかな晴れであることを、窓から差し込む陽光の加減を見て判断することが出来る。
これらの情報を、いちいち記憶することは、およそ不可能と言ってもいい。そんなことをしていたら、とてもではないが脳の容量が足りなさすぎる。
中には瞬間的・永続的に目に入るものを記憶できる――当人からすると記憶してしまうという認識の場合もあるらしいが――方もいらっしゃるとのことではある。が、ほとんどの場合、見た情報のうち自身に必要なものを取捨選択して記憶、それどころか認識の段階でそれは働いていると言われている。
時計の例の場合は、何度も時計を見ているうちの数回ゾロ目の時刻を見ており、それを意識して覚えているから「いつもゾロ目を見ている」という感覚を覚えるのではないだろうか――と考えられる。
実際、当人が気にしているようなことというのは案外そこまで大きなことではなくて、その当人の中でさえもたまたま切り取られたワンシーンの繋ぎ合わせ状態になっているだけなのかも知れない――というお話でした。
ただ、私が時折陥る症状に敢えて名前をつけるとしたら――恐らく強迫観念とでも言うべきものなのかも知れないが――最も適当なのはChronoholicなのではないかと思われる。
時々だが不意に、現在の時間を把握していなければたまらなく不安になってしまうのだ。
果たして今は何時なのか、特に予定があるわけでもない日でも時間を気にせずにはいられない。時間を知ったからといって何をどうするわけでもないのに、時間が気になって仕方がない。そんな状態に時折陥ってしまうのである。
だから私は、Chronoholic。
と、個人的には思っているが、人の心理的に"気になっているその時"に意識していることほどよく覚えていられるものであり、本当に常々時間を気にしているかと問われれば、そうでもない。敢えて時間に関する例を挙げるとすると、たとえば、「自分はいつもゾロ目の時間を目にすることが多い」と思っている人がいたとする。
もちろん、本当に見る時間見る時間がゾロ目になっている可能性だって否定はできない。それを否定しようとすると、それこそ悪魔の不在でも証明するかのごとく作業をしなくてはならないだろう。
しかし、実際何ということのない時刻を見たところでそれを記憶に留めておくことはできるだろうか、ということである。人は見ようとしたものだけで視界を埋められるわけではない。こうしてこの文を打っている間にも、私の目には現在使っている端末のキーボードが目に入っているし、アルファポリスのマイページメニューが目に入っている。そして、端末の外側の情報だって多少は目に入っており、だから私の住んでいる地域では今日が比較的穏やかな晴れであることを、窓から差し込む陽光の加減を見て判断することが出来る。
これらの情報を、いちいち記憶することは、およそ不可能と言ってもいい。そんなことをしていたら、とてもではないが脳の容量が足りなさすぎる。
中には瞬間的・永続的に目に入るものを記憶できる――当人からすると記憶してしまうという認識の場合もあるらしいが――方もいらっしゃるとのことではある。が、ほとんどの場合、見た情報のうち自身に必要なものを取捨選択して記憶、それどころか認識の段階でそれは働いていると言われている。
時計の例の場合は、何度も時計を見ているうちの数回ゾロ目の時刻を見ており、それを意識して覚えているから「いつもゾロ目を見ている」という感覚を覚えるのではないだろうか――と考えられる。
実際、当人が気にしているようなことというのは案外そこまで大きなことではなくて、その当人の中でさえもたまたま切り取られたワンシーンの繋ぎ合わせ状態になっているだけなのかも知れない――というお話でした。
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