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第52話 ハミルド・ロディアス
「・・・お、お騒がせした。儂はロディアス商会の元締めをしているハミルド・ロディアスだ。」
ハミルドがバツが悪そうに軽く頭を下げる。
「・・・はぁ・・全く・・・。ゼノア殿・・申し訳ない。興奮すると周りが見えなくなるんだ。次、失礼な事をしでかしたら容赦無く捩じ伏せて良いからね。」
「い、いえ・・そ、そんなに気にしてません・・・」
ゼノアが恐縮するがアルバンは隣にいる父親を軽蔑の眼差しで見つめる。
「むっ・・むう・・まあ、そう言うな・・こうして頭を下げているだろう・・・そ、それにしてもだ・・・お前から話を聞いた時には半信半疑だったが・・・ゼノア君を前にしてお前の言う事が本当だったと確信したぞ。」
ユフィリアの眉が少し上がる。
(へー・・分かるんだ。この爺さんやるわね・・・)
ハミルドは前のめりになり手を組みテーブルの上に乗せる。
「この幼い身体から滲み出る魔力・・・両肩を掴んだ時にブレる事の無い岩のような力強さ・・・儂も昔はAランク冒険者だった。だから分かる・・ゼノア君は間違いなく・・逸材だ・・それも規格外のな。・・・これも何かの縁・・・運命かも知れん・・・だからイリアと結婚して!!バシバシと・・・」
ハミルドが両手をテーブルに付いて立ち上がる!それと同時にアルバンの平手打ちがハミルドの尻に炸裂する!
べしっぃぃぃ!!!
「痛っ!!父親の尻に何をする?!」
「さっき頭を下げたばかりですよ!舌の根が渇かない内に何をしているのですか!!それにお二人に話があるのでしょう?!」
「お、おう!そ、そうだった!!」
ハミルドが誤魔化すように身なりを整える。そして気持ちを落ち着けるように一呼吸置いた。
「・・・まずは、儂の息子アルバンを救ってくれた事を心より感謝する。」
ハミルドがユフィリアとゼノアに深々と頭を下げる。するとユフィリアはそわそわしながら声を上げる。
「はい!感謝は受け取ったわ。早く話を進めましょう。本題は二度の襲撃の件よね。」
(早く話を終わらせないと買い物する時間が無くなるわ!!)
ユフィリアの言葉にロディアス親子が顔を見合わせる。
「う、うむ。話が早くて助かる。ユフィリア殿の率直な意見を聞きたい。」
ハミルドがさっきまでとは打って変わり真剣な表情で腰を下ろした。
「ふん!そんなのもちろんアルバン・ロディアスを消すのが目的よ。殺し屋から話を聞いたから間違いないわ!まあ、誰の差金かはあなた達がよく知ってるでしょう?」
ユフィリアは確証を得るためにオーレンから話を聞いていた。しかし移動中はイリアがいた為に話すを控えていた。叔父が自分の父親を殺そうとしていると聞かされたらまた泣き出すと思ったからだ。それはロディアス親子も同じであった。一緒に行くとごねるイリアをキメルに預けて来たのだ。
「・・・やはりそうか・・・ヘルバンの奴・・そこまで腐っておったか・・」
「まさか実の弟から命を狙われるとは・・・」
ロディアス親子が予想通りの結果に肩を落とす。
(えっ・・・そんな・・・兄弟なのに・・家族なのに・・・何で・・・)
突然その場の空気がヒリつきハミルドの額に汗が滲む。
(・・・むっ・・な、何だ・・この圧迫感は・・・)
ゼノアは俯き膝の上で拳を握る。その身体からはゆらりと魔力が滲んでいた。すると、ふと視線を感じて横を見るとユフィリアと目が合った。ユフィリアはゼノアの考えている事を見抜いたように目を細めて軽く首を振った。
(・・ユフィリアさん・・・何でもお見通しなんだね・・・)
ゼノアは肩の力を抜いて返事をするように軽く頷いた。
「さあ!!話は終わったかしら?まだ日も高いわ!!早速ロディアス商会本店に行くわよ!!」
ユフィリアは勢いよく立ち上がるとゼノアを小脇に抱える。
「えっ!?ユ、ユフィリアさん??」
「お茶美味しかったわ!ご馳走様!それじゃあ!!」
ユフィリアはロディアス親子の返事も聞かずに皆に愛想笑いを振り撒きながらモーリスが開けた扉をそそくさと出て行った。
ロディアス親子はポカンと呆気に取られて開けられた扉を眺めていた。
「あ・・・ま、まるで嵐のような人だな。だが頂点を極めた者は皆個性が強いものだ。・・・ところでアルバン。ユフィリア殿と一緒に行った方がいいぞ。まだ店にはゼノア君の事を周知してないだろう?」
「あっ!!しまった!!ユフィリア殿を怒らせでもしたら・・・考えただけでもゾッとする!!すぐに行って来ます!!」
アルバンは慌てて部屋を出て行く。その背中を眺めるハミルドは紅茶を啜り冷静に考え込む。
(・・・ゼノア君か・・・あの一瞬見せたあの魔力・・・たった一瞬でも寒気が走った・・。儂らの話を聞いて思うところがあったのだろうな・・・だが・・もしあの力が感情のままに暴走したなら・・・ん?・・・そうか、なるほど・・だからユフィリア殿は・・・」
ハミルドは孫のイリアを思い出し表情を緩めてソファに身を任せる。
「ふっ・・・無茶な事をしていると見せてその実、孫の為にか・・・いや違うか・・・一石二鳥だ・・・自らの欲望と孫の成長・・・ふっ・・その気持ち・・商売人として分かるぞ・・・どちらにせよゼノア君は幸せ者だ。頼りになるSランクの祖父母が見守っているのだからな・・・」
(・・・ハミルド様・・・今日も心の声がダダ漏れです・・・ですが今のお話は私も嫌では無いです・・・)
モーリスは頬が緩むのを隠すように軽く頭を下げるのであった。
「ねぇ、ユフィリアさん。何で兄弟なのに殺そうとするの?僕には分からないよ・・・」
貴族街を歩きながらゼノアは納得出来ない顔でユフィリアを見上げる。
「そんな事分からなくていいわ!分からないって事はあんたが真っ直ぐに生きているって事よ。世の中にはね、あんたみたいな奴ばかりじゃないの。自分の欲の為に他人を陥れ、踏み躙り、殺そうと考えるクズが五万といるの。そんなクズ共の為に頭を悩ませるのは時間の無駄よ!さあ!そんな話は終わり!!ほら!楽しい事をしに行くわよ!!」
「えっ・・う、うん・・・」
ユフィリアはゼノアの頭をくしゃくしゃと雑に撫でると歳を感じさせる事のない軽い足取りで貴族街を突き進んでいく。
「無料ぉ!無料ぉ!お金はいらない!無料ぉ!無料ぉ!お金はいらない・・・」
「あっ!待って!ユフィリアさん!また心の声が漏れてるよ!!」
ゼノアはユフィリアの背中を追いかけながら自然に笑っていた。胸の奥に燻っていたものがいつの間にか消えていたのだった。
ユフィリアとゼノアは待ちに待ったロディアス商会本店正面入口へと向かう。そしてご機嫌なユフィリア前に正面入口を警護する銀色の鎧を着た男二人が行手を阻んだ・・・
・・・数十秒後・・・
どっごおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!
厳かな雰囲気漂う貴族街に轟音が響き渡りロディアス商会本店正面入口が吹き飛んだのであった・・・
ハミルドがバツが悪そうに軽く頭を下げる。
「・・・はぁ・・全く・・・。ゼノア殿・・申し訳ない。興奮すると周りが見えなくなるんだ。次、失礼な事をしでかしたら容赦無く捩じ伏せて良いからね。」
「い、いえ・・そ、そんなに気にしてません・・・」
ゼノアが恐縮するがアルバンは隣にいる父親を軽蔑の眼差しで見つめる。
「むっ・・むう・・まあ、そう言うな・・こうして頭を下げているだろう・・・そ、それにしてもだ・・・お前から話を聞いた時には半信半疑だったが・・・ゼノア君を前にしてお前の言う事が本当だったと確信したぞ。」
ユフィリアの眉が少し上がる。
(へー・・分かるんだ。この爺さんやるわね・・・)
ハミルドは前のめりになり手を組みテーブルの上に乗せる。
「この幼い身体から滲み出る魔力・・・両肩を掴んだ時にブレる事の無い岩のような力強さ・・・儂も昔はAランク冒険者だった。だから分かる・・ゼノア君は間違いなく・・逸材だ・・それも規格外のな。・・・これも何かの縁・・・運命かも知れん・・・だからイリアと結婚して!!バシバシと・・・」
ハミルドが両手をテーブルに付いて立ち上がる!それと同時にアルバンの平手打ちがハミルドの尻に炸裂する!
べしっぃぃぃ!!!
「痛っ!!父親の尻に何をする?!」
「さっき頭を下げたばかりですよ!舌の根が渇かない内に何をしているのですか!!それにお二人に話があるのでしょう?!」
「お、おう!そ、そうだった!!」
ハミルドが誤魔化すように身なりを整える。そして気持ちを落ち着けるように一呼吸置いた。
「・・・まずは、儂の息子アルバンを救ってくれた事を心より感謝する。」
ハミルドがユフィリアとゼノアに深々と頭を下げる。するとユフィリアはそわそわしながら声を上げる。
「はい!感謝は受け取ったわ。早く話を進めましょう。本題は二度の襲撃の件よね。」
(早く話を終わらせないと買い物する時間が無くなるわ!!)
ユフィリアの言葉にロディアス親子が顔を見合わせる。
「う、うむ。話が早くて助かる。ユフィリア殿の率直な意見を聞きたい。」
ハミルドがさっきまでとは打って変わり真剣な表情で腰を下ろした。
「ふん!そんなのもちろんアルバン・ロディアスを消すのが目的よ。殺し屋から話を聞いたから間違いないわ!まあ、誰の差金かはあなた達がよく知ってるでしょう?」
ユフィリアは確証を得るためにオーレンから話を聞いていた。しかし移動中はイリアがいた為に話すを控えていた。叔父が自分の父親を殺そうとしていると聞かされたらまた泣き出すと思ったからだ。それはロディアス親子も同じであった。一緒に行くとごねるイリアをキメルに預けて来たのだ。
「・・・やはりそうか・・・ヘルバンの奴・・そこまで腐っておったか・・」
「まさか実の弟から命を狙われるとは・・・」
ロディアス親子が予想通りの結果に肩を落とす。
(えっ・・・そんな・・・兄弟なのに・・家族なのに・・・何で・・・)
突然その場の空気がヒリつきハミルドの額に汗が滲む。
(・・・むっ・・な、何だ・・この圧迫感は・・・)
ゼノアは俯き膝の上で拳を握る。その身体からはゆらりと魔力が滲んでいた。すると、ふと視線を感じて横を見るとユフィリアと目が合った。ユフィリアはゼノアの考えている事を見抜いたように目を細めて軽く首を振った。
(・・ユフィリアさん・・・何でもお見通しなんだね・・・)
ゼノアは肩の力を抜いて返事をするように軽く頷いた。
「さあ!!話は終わったかしら?まだ日も高いわ!!早速ロディアス商会本店に行くわよ!!」
ユフィリアは勢いよく立ち上がるとゼノアを小脇に抱える。
「えっ!?ユ、ユフィリアさん??」
「お茶美味しかったわ!ご馳走様!それじゃあ!!」
ユフィリアはロディアス親子の返事も聞かずに皆に愛想笑いを振り撒きながらモーリスが開けた扉をそそくさと出て行った。
ロディアス親子はポカンと呆気に取られて開けられた扉を眺めていた。
「あ・・・ま、まるで嵐のような人だな。だが頂点を極めた者は皆個性が強いものだ。・・・ところでアルバン。ユフィリア殿と一緒に行った方がいいぞ。まだ店にはゼノア君の事を周知してないだろう?」
「あっ!!しまった!!ユフィリア殿を怒らせでもしたら・・・考えただけでもゾッとする!!すぐに行って来ます!!」
アルバンは慌てて部屋を出て行く。その背中を眺めるハミルドは紅茶を啜り冷静に考え込む。
(・・・ゼノア君か・・・あの一瞬見せたあの魔力・・・たった一瞬でも寒気が走った・・。儂らの話を聞いて思うところがあったのだろうな・・・だが・・もしあの力が感情のままに暴走したなら・・・ん?・・・そうか、なるほど・・だからユフィリア殿は・・・」
ハミルドは孫のイリアを思い出し表情を緩めてソファに身を任せる。
「ふっ・・・無茶な事をしていると見せてその実、孫の為にか・・・いや違うか・・・一石二鳥だ・・・自らの欲望と孫の成長・・・ふっ・・その気持ち・・商売人として分かるぞ・・・どちらにせよゼノア君は幸せ者だ。頼りになるSランクの祖父母が見守っているのだからな・・・」
(・・・ハミルド様・・・今日も心の声がダダ漏れです・・・ですが今のお話は私も嫌では無いです・・・)
モーリスは頬が緩むのを隠すように軽く頭を下げるのであった。
「ねぇ、ユフィリアさん。何で兄弟なのに殺そうとするの?僕には分からないよ・・・」
貴族街を歩きながらゼノアは納得出来ない顔でユフィリアを見上げる。
「そんな事分からなくていいわ!分からないって事はあんたが真っ直ぐに生きているって事よ。世の中にはね、あんたみたいな奴ばかりじゃないの。自分の欲の為に他人を陥れ、踏み躙り、殺そうと考えるクズが五万といるの。そんなクズ共の為に頭を悩ませるのは時間の無駄よ!さあ!そんな話は終わり!!ほら!楽しい事をしに行くわよ!!」
「えっ・・う、うん・・・」
ユフィリアはゼノアの頭をくしゃくしゃと雑に撫でると歳を感じさせる事のない軽い足取りで貴族街を突き進んでいく。
「無料ぉ!無料ぉ!お金はいらない!無料ぉ!無料ぉ!お金はいらない・・・」
「あっ!待って!ユフィリアさん!また心の声が漏れてるよ!!」
ゼノアはユフィリアの背中を追いかけながら自然に笑っていた。胸の奥に燻っていたものがいつの間にか消えていたのだった。
ユフィリアとゼノアは待ちに待ったロディアス商会本店正面入口へと向かう。そしてご機嫌なユフィリア前に正面入口を警護する銀色の鎧を着た男二人が行手を阻んだ・・・
・・・数十秒後・・・
どっごおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!
厳かな雰囲気漂う貴族街に轟音が響き渡りロディアス商会本店正面入口が吹き飛んだのであった・・・
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