なんで精神的不安定要素がたっぷりと詰まったこの俺なんかを・・・

さなぱっちょ

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出会いは偶然じゃない

考えさせられる人生

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「ちょっと、待ってくれない?」
「⁉︎」
自分の中の攻略法にはこの時点で既にお互い席を立ち、マックを出て帰るはずだった。なのにそれを覆すようなことをし始めて、本当に女って何考えているのかわからない。
バレない程度に小さくため息をつくと、やつの方に振り向いて、「どうした?」と言った。するとやつの口から今までのことなど忘れてしまうほど衝撃的な言葉が発せられた。
「この後本買いに行くんだけど、よ、よかったら、いっ一緒にどうかなって。無理には強いらないけど…」
この言葉を聞いて返す言葉を失った。みんなからしたらなんともない言葉かもしれない。だからすぐに返事を返すことも可能だ。しかし僕にとってはこの上ない最悪な状況なのだ。なぜなら、今すぐにでも断りたいのだが、こいつが断られたという話をしてしまったら自分が何されるかわかったもんじゃない。ここは後々の自分のために一緒に行っておこう。ここまで考えるのに2秒もかかった。これほどこいつといる時間が苦痛なのだ。 
その後、道で歩いているときは無言で歩き続けて、本屋にたどり着くと向こうから口を開いた。
「今さ、恋愛小説にはまっててさ、何かいいのある?」
そんなもの自分で探せと言いたくなったところを我慢に我慢を重ねて堪えた。しかし、相手が自分の質問に答えないからなのか、顔を覗き込んで紹介してと言わんばかりの顔を視界に無理矢理入り込ませた。仕方ないから適当に目に入ったものを紹介しようとしたら流石にそれはかわいそうなので、ちゃんと考えてやった。その結果、自分が持っているものであれば貸せるのがいくつかある。だから思い切って、
「自分が持ってる本の中でいいやつがあるから、それでよければ貸せる。」
と提案した。どうせ自分のものだし借りるわけないと思ったその時、
「えっ!ほんと!やった!ありがとう」という元気のいい声が聞こえのはいいが、その分の2倍くらい周りの視線が気になった。はぁー。自分から縁を切りたいと言って、距離を置いていたのに、それを台無しにするかのように自分で縁を作るわ距離を縮めるわで非常に残念な気持ちになった。その日午後に本を貸して別れようとした。しかしその日はそれだけでは終わらなかった。朱莉が話があるから家に来ないかと誘われた。しかし流石にそれはふつうにダメだと思う。そういう理由で断ろうとしたら
「今日親いないから!」
となぜか威圧を感じるほどの声で必死に話してきた。でも事実こいつのことは嫌いだから行きたくもないのだが、相談相手が欲しくてと言われた時に、それなら仕方ないと思いそうになってしまった。
しかしよく考えてみれば友達がたくさんいるじゃないかと思った。しかし友達には相談しづらいらしい。ものすごく粘られて結果自分が負けた。しかし、こいつの家に行ったことを俺は後悔することになる。
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