『Reverse Dream 』

リリアイス

文字の大きさ
2 / 8

2話 夢の世界の入り口

しおりを挟む


いつ来たのか記憶が無く、気づいたら私は学校の廊下に居た。 
見の覚えもない廊下、先が長く、どこまで続いているのか分からない廊下だ。  
長い廊下に沿って教室がずらりとたくさん並んでいる。どこの教室を見ても人が居なく、何も聞こえない。周りの光景に驚いていたため、気付かなかったが私は学生では無いのに何故か制服を着ていた。着た覚えもないし、見覚えの無い知らない学校の制服だった。
 廊下を歩いていると先の方のにひとつドアが開いている教室を見つけた。そして私はその教室の前に辿り着いた。
「おっ! こんにちは~」
教室の奥から一人の男性がやって来て声を掛けてきた。よく見るともう一人椅子に座って目を瞑っている男性がいた。
声を掛けてきた男性は
「君、名前なんて言うの?おれはアズミ。
よろしくね!」
アズミ君は髪は女性の用に艶があり顎くらいまであり美青年だ。
「こんにちは、私は咲羅ユキと申します」
私はアズミ君に続いて挨拶をした。
「ユキちゃんか!いい名前だね!」
「あっありがとうございます」
(初対面なのにこんな人懐っこく話しかけれるのすごいなー。)
私はそんな事を思いながらアズミ君に聞いた。
「あの、私気が付いたら廊下にいて...ここに来た記憶が無くて...それに私学生じゃないのに制服を着ていて...」
パニックになっていたのか思っていること次から次へと言った。
「ユキちゃん、一旦落ち着こっか」
「あっごめんなさい」
「とりあえず教室の中に入ってくれる?」
そう言って教室の中に入り真ん中の席に座った。教室が懐かしく感じ、学生に戻りたい気分になった。
「リョウ君!起きて!お客さんだよ」
「うーん」
アズミ君が目を瞑っていたもう一人の男性に声をかけた。
(リョウ君っていうんだ)
「あっ来てたんだ。 ずっと待ってたから寝てたわ」
「え..?」
リョウ君は私を見てそう言った。言い方が少し怒りっぽかった。
「待ってた?...どういうこと?私何か約束してたっけ」
「約束などしていない 俺たちが勝手に此処に来るようにしただけだ」
「来るように?」
「ユキちゃん 此処はユキちゃんの頭の中、夢の世界だよ!」
「夢?」
「うん!」
アズミ君は笑顔で応えた。その瞬間、窓の外から聞いたことの無い獣のような叫び声が聞こえた。
「グガァァァァァー」
「?!」
「何今の?」
いきなり叫び声の様なものが聞こえびっくりした。一瞬何がなんだか分からなくなったがさっきアズミ君が言ってた夢の世界という事を思い出し何となくこの場の状況を受け入れられた。これは私が全て頭の中で造った架空の世界だと 
「ユキちゃん 窓の外を見てごらん」
私は窓の外を見た。そこには驚くべき光景だった。建物がたくさん並ぶ街に黒いカラスの様な顔、身体は人の様な奴が何体もいた。そいつらは建物を分厚く太い腕で殴り壊していた。私はなんてリアルな夢を見ているんだと思った。
リョウ君が近づいてきて私にこう言った。
「あれはお前の悪の心だ。 悪の心があいつらとなって現れ世界を破壊しようとしている。」
「私の悪の心? ストレスか... だから私はこんなリアルな夢を見てるんだ 」
「お前、これは只のリアルな夢じゃねーからな?簡単に夢から目覚めれるとでも思うなよ」
鋭い目付きでリョウ君がそう言った。
「え? 夢でしょ?」
「ユキちゃん、あいつらに殺られたら現実にいるユキちゃんもいなくなっちゃうんだよ」
「どういうこと?さっきから意味わからないことばっか、分かりやすく説明してよ!只の夢なんでしょ!」
私は頭の中が混乱した。只リアルで訳の分からない夢を見ているだけ。なのにあいつらに殺られたら現実にいる自分がいなくなるなんて。夢だから信じなくていいはずなのに少し信じている自分もいた。
「只の夢なんかじゃねーよ お前、俺の事覚えてねーのかよ」
「は?」
「駅のホームで電車が来てるのに線路に飛び降りようだなんて馬鹿な奴だぜ」
私は駅のホームで自殺をしようとし、男性に手を引っ張られた時のことを思い出した。あれは夢じゃなかった。さらに訳が分からなくなった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

自由を愛する妖精姫と、番にすべてを捧げた竜人王子〜すれ違いと絆の先に、恋を知る〜

来栖れいな
ファンタジー
妖精女王と精霊王の間に生まれた特別な存在――セレスティア。 自由を愛し、気ままに生きる彼女のもとに現れたのは、竜人族の王子・サイファルト。 「お前は俺の番だ」 番という名の誓いにすべてを捧げた彼は、王族の地位も未来も捨てて森に現れた。 一方のセレスティアは、まだ“番”の意味すら知らない。 執着と守護。すれ違いと絆。 ――これは、ひとりの妖精姫が“特別”に気づいていく物語。 甘さ控えめ、でも確かに溺愛。 異種族の距離を越えて紡がれる、成長と守護のファンタジー。

【完結保証】科学で興す異世界国家 ~理不尽に死んだ技術者が、「石炭」と「ジャガイモ」で最強を証明する。優秀な兄たちが膝を折るまでの建国譚~

Lihito
ファンタジー
正しいデータを揃えた。論理も完璧だった。 それでも、組織の理不尽には勝てなかった。 ——そして、使い潰されて死んだ。 目を覚ますとそこは、十年後に魔王軍による滅亡が確定している異世界。 強国の第三王子として転生した彼に与えられたのは、 因果をねじ曲げる有限の力——「運命点」だけ。 武力と経済を握る兄たちの陰で、継承権最下位。後ろ盾も発言力もない。 だが、邪魔する上司も腐った組織もない。 今度こそ証明する。科学と運命点を武器に、俺のやり方が正しいことを。 石炭と化学による国力強化。 情報と大義名分を積み重ねた対外戦略。 準備を重ね、機が熟した瞬間に運命点で押し切る。 これは、理不尽に敗れた科学者が、選択と代償を重ねる中で、 「正しさ」だけでは国は守れないと知りながら、 滅びの未来を書き換えようとする建国譚。

三歩先行くサンタさん ~トレジャーハンターは幼女にごまをする~

杵築しゅん
ファンタジー
 戦争で父を亡くしたサンタナリア2歳は、母や兄と一緒に父の家から追い出され、母の実家であるファイト子爵家に身を寄せる。でも、そこも安住の地ではなかった。  3歳の職業選別で【過去】という奇怪な職業を授かったサンタナリアは、失われた超古代高度文明紀に生きた守護霊である魔法使いの能力を受け継ぐ。  家族には内緒で魔法の練習をし、古代遺跡でトレジャーハンターとして活躍することを夢見る。  そして、新たな家門を興し母と兄を養うと決心し奮闘する。  こっそり古代遺跡に潜っては、ピンチになったトレジャーハンターを助けるサンタさん。  身分差も授かった能力の偏見も投げ飛ばし、今日も元気に三歩先を行く。

妻が通う邸の中に

月山 歩
恋愛
最近妻の様子がおかしい。昼間一人で出掛けているようだ。二人に子供はできなかったけれども、妻と愛し合っていると思っている。僕は妻を誰にも奪われたくない。だから僕は、妻の向かう先を調べることににした。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...