愛されたくて、飲んだ毒

細木あすか(休止中)

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チョコレートコスモス

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 あれは、14歳の冬だった気がする。
 シャロンがお休みになって3日、食事どころか飲み物すら口にできなくてフラフラになりながらお仕事をしていた時のこと。

 シャロンが休みだと、誰も私に食べ物をくれないの。
 厨房に行っても、「先ほど渡した」の一点張りで。もらってないのに。早く、シャロンが戻ってこないかな。あとどれくらいで戻ってくるのかな。戻ってきたら、料理を教えてもらおうかな。

『アリス! マドアス様がいらっしゃったわ。早く、仕事を渡してちょうだい』
『はい、お母様。今すぐ』
『何よ、まだ終わってないの!? 全く、出来の悪い子ね!』
『ごめんなさい、お母様』

 ペンを走らせてお仕事の仕上げをしていると、お母様が部屋までやってきた。
 でも、その声が遠くから聞こえてくるの。せっかく部屋まで来てくださったのに、私ったら。

 黄色のドレスに身を包んだお母様は、いつもよりももっと濃い化粧、強い香水の香りをまとって私の居る机まで歩いてくる。いつも、外の人が来る時はこんな感じなの。

 それにね、私のお部屋だけ常にドアを開けていないとダメって規則があってね。私が金目のものを隠さないようにするためだって。
 そんなことしないのにな。まあ、開けておいても不便はないし良いのだけど。
 それよりも、お腹が空いているからか、目が霞んでいくわ。

『あと5分で終わらせてちょうだい。終わった分はどこにあるの? 私が持っていってあげるから』
『わかりました。そちらに』
『これだけ? 全く、出来の悪い子を持つと親が苦労するわ』
『ごめんなさい』

 なら、お父様とお母様がすれば? お兄様だって、爵位を継ぐのでしょう? 爵位を継ぐ可能性がゼロな私が仕事をしたところで、将来なんの役にも立たないと思うけど。

 なんて。
 言えるわけないし、言うつもりもない。
 だって、私がお仕事をして報酬をもらっているからここに住んでいられるのだもの。きっと、私から仕事を取れば価値がなくなり捨てられる。ご飯もない。そんなの嫌だ。私は、みんなと暮らしたい。
 それに、そんなこと言う元気が今日はないわ。いつもなら、お金使いの荒さを非難しているけど。それより今は……。

『……早く、終わらせないと』

 ティーテーブルの上にあった書類を乱暴に掴んだお母様が去るのを見ながら、私は万年筆を持っていた手に力を入れた。でも、うまく掴めない。
 何度か試行錯誤していると、必然的に万年筆は絨毯の上に転がっていく。

 それだけなのに、なぜか悲しくなって涙が溢れてくる。
 万年筆を落としただけで泣くなんて、どうしちゃったの? 小さな子どもじゃあるまいし。

『あれ? 万年筆……万年……』
『これですか?』
『……?』

 床に膝をつけて万年筆を探すも、一向に見つからない。
 視界が揺れて、掠れて、さらに頭痛が邪魔をしてくる。それでも、「あと5分」の言葉を思い出して手を動かした。
 すると、頭の方から誰かの声がした。

 見上げると、そこには白と蒼いものが揺れている。
 声がすると言うことは、人? 顔はどこかしら。

『大丈夫ですか? お顔の色が優れないようですが』
『……あ、えっと』
『おっと、失礼しました。レディの部屋へ勝手に入るのはルール違反でしたね。探しているものがちょうど目に止まったので、入ってきてしまいました』
『……あ、う』

 その声は、とても優しい。
 ガンガンと頭痛が響く中、心地良いアルト声がそれを癒してくれる。自然と、涙も止まった。

 なのに私ったら、それに安堵してしまって言葉が出ないの。これこそ、失礼だわ。
 早く、お礼の言葉を……。

『手が震えていますね。失礼します』
『!?』
『体温は高め、唇のカサつき……頭痛はあります?』

 必死になって言葉を出そうと奮闘していると、サッと近寄ってきた男性? が、私の手を取って床に座らせてくれた。久しぶりの体温に驚くと、すぐに男性が質問をしてくる。
 それを聞いた私は、出なくなった声に苛立ちを覚えつつ首を縦に動かした。

 このお方は誰? うちに医療者は居ないはずだから、もしかしてお父様が雇った?
 いえ、医療者を嫌うお父様がそんなことをするはずがない。だとしたら、このお方は……?

『完全に脱水症ですね。耳は聞こえます? 先ほどまで声を出していたようなので、すぐ水分を摂取すればちょっとは症状が和らぐかと思います』
『あ、あいが……』
『しゃべらないで。持ち合わせが、私の飲んでいたミネラルウォーターしかないのですが……我慢して、飲めますか?』
『う……』
『いい子ですね。ゆっくり、ゆっくり』

 とにかく、水を飲めばお仕事ができるみたい。
 その時は、「あと5分」の言葉で頭がいっぱいだった。何も考えず、その人が差し出してきたボトルを手に取り一気飲みする。

 一口でやめるつもりだったのに、恥ずかしながら全部飲んでしまったわ。
 怒られると思った私は、ボトルを持ちながらオロオロと視線を泳がせ男性に謝罪をする。

『ご、ごめ、んなさい! 全部、飲んで……』
『大丈夫ですよ。それよりも、水道の使用量が超えたわけじゃないですよね? なぜ、脱水症に?』

 喉の奥に何かが詰まってガラガラ声しか出ないのに、男性は私の言葉を聞き取って会話を続けてくれる。
 改めて見ると、目の前には男性にしては小柄で蒼いスーツを着こなした人物が居た。サラッとしたクリーム色の髪が、私の視界を支配する。

 真剣な眼差しに圧倒されつつも、その答えを持っていない私は話題を変えた。

『あなたは……?』
『これは、失礼しました。私、ドミニク・シャルルと申します。マドアス卿の下で仕事を学んでいまして。失礼承知ですが、お母様の香水が強すぎて客間から出てきてしまいました』
『……そうですか。それは失礼しました、シャルル様。私はアリスです』
『アリスさん。良い名前だ』

 なんだ、マドアス様のお付きの方なのね。
 てっきり、お屋敷に新しい方が来たのかと思ったわ。なあんだ、そっか。
 でも、そうよね。評判の悪いグロスターに雇われようなんて思わないものね。少し考えればわかるのに、私ったら。

 そうやって落胆していると、シャルル様は「失礼します」と言って私の腰に手を添えて立たせてくれた。その動作だけで、顔に火がついたように熱くなる。同性にだって触れられる機会がないのに、男性に触れられるなんて。それに……。

『ごめんなさい、あの、あまり近づかないでください』
『ああ、失礼しました。もう触れませんから』
『い、いえ! その、最近ずっと、湯浴みをしていなくて、臭いますので……』

 シャロンが居ないと、食事だけじゃなくて湯浴みもできないの。
 いつも私が入る番になると、お湯はないしお水も顔を洗う程度しか残っていないし。一度、それで身体を洗ったのだけど、次の日冷えてしまって熱を出したから非効率でしょう。

 こんな話を初対面の男性にするのだって、恥ずかしい。
 でも、助けてくれたのだから、不快な思いにさせたくないじゃないの。

『……見たところ、グロスター伯爵がすべき仕事をアリスさんがしていますよね? なのに、その待遇なのですか?』
『……どう言う意味でしょうか?』
『失礼しました。なんでもありません。……全く臭いませんよ。こんなこと言ったらアレですけど、とても甘くて良い香りがします。香水なんかより、ずっと良い』

 正直に話すと、そう言いながら男性が万年筆を差し出してくる。

 このお方は、「大人」だわ。顔にすぐ感情を出さない「大人」なんだ。
 それだけで、一気に憧れになった。こんな大人になりたいとまで思ったわ。

 私は、お礼を言いながら万年筆を受け取り、立ち上がる。

『おっと、まだフラつくと思うのでゆっくり』
『すみません……』
『この調子だと、食物も摂取してないでしょう』
『……いえ、私、お腹が良く空く人で』
『はい、あーん』
『……?』

 やっぱり、シャルル様は大人だわ。
 私の隠し事なんか、全然意味がない。それに、いちいち目くじらを立てるようなこともしないのだもの。

 シャルル様は、ポケットから包みを取り出すと私に向かって何かを差し出してくる。
 不意過ぎて拒否する間もなく口を開けていると、放り込まれた何かが中で広がっていった。

『……甘い? お砂糖にしては、ネトつくわ。蜂蜜を固めたもの?』
『チョコレート食べたことないんですか? すぐエネルギーになるので、体調が回復しますよ』
『え!? そ、そんな高価なものを……』
『あなたほど稼いでいれば、そこまで高価なものではないですが……。これも、私のおやつで持ってきたものですが、よかったらどうぞ』
『いえ、えっと……』
『では、ここに置いておきますから。いらなかったら、アリスさんが捨ててください』
『あっ……ちょっ』
『それより……』

 初めて食べたチョコレートは、甘くて苦くて、それでいて胸にしみる温かい味だった。
 口の中で溶けてなくなっていくのが悲しくて泣きそうになったけど、だからって……。

 私は、机の上に置かれたチョコレートの包みをボーッと眺めていることしかできなかった。
 食べたい反面、こんな頂き方は貴族に相応しくないという葛藤をしていた……と言う方が正しいかも。
 そんな中、シャルル様は私の机の上の書類に筆を走らせている。

『はい、これを提出すればお仕事終わりです』
『え!?』
『余計なことしてごめんなさい。さっき、あと5分と言われているように聞こえたので』
『ああ! い、急がなきゃ! ありがとうございます!』

 シャルル様の言葉を聞いて時計を見ると……7分オーバー! まずいわ!

 書類を整えながらお礼を言うと、「私はゆっくり戻りますね」とのこと。
 私は、これまた貴族とは思えない優雅とは程遠いダッシュで、廊下を駆けて行った。

 それから何度かシャルル様とお会いして、お話するような仲になったけど……。
 確か、それからね。部屋の扉を開けっぱなしにしてってルールがなくなったのと、私にお水とパンとスープがちゃんと配給されるようになったのは。
 それに、今思えば彼と会う時いつもシャロンが居なかったのよね。偶然?


***


 そうよ、ジェレミーに傷がなくて、髪色をクリームにすれば、あの時のシャルル様……ドミニク・シャルル様そのものじゃないの。どうして、今になってそれを思い出したの?

 私は、目の前で複雑そうに着ているドレスに視線を向けるジェレミーに話しかけてしまった。

「じゃあ、あなたはシャルル様なの?」
「は?」
「……私に、チョコレートくれたでしょう」
「……私って。え、お前?」

 すると、彼の表情が一変した。

 この瞬間までどちらかというと精悍な顔立ちで殺気を放っていたのに、今は跡形もなくただただ驚愕の表情で私を見ている。しかも、数歩後ずさって。

 心配するイリヤとシャロンが見守る中、戦意喪失したジェレミーの姿が顕著になっていく。

「あの時、初めてチョコを食べたわ。ね、あなたがドミニク・シャルル様でしょう?」
「……その名前」
「違ったら、ごめんなさい」
「お前は、ベル・フォンテーヌじゃねえのか? イリヤの主人だろ?」

 言ったらダメだったかもしれない。もう引き返せないけど。
 でも、目の前の彼が無抵抗になるのなら、それはそれで良いのかも。これ以上イリヤを傷つけないために、そして、王宮へ1秒でも早く向かうために。

 それに、今ならなんでも言うことを聞いてくれそう。

「答えるから、武器を全部地面に捨ててちょうだい」
「わかった」

 ダメ元だったのにも関わらず、ジェレミーは上着を地面へ脱ぎ捨てTシャツとカーゴパンツだけになった。しかも、目の前で全てのポケットに何も入っていないことを証明してくる。
 ここまで素直に従うとは思っていなかった私は、拍子抜けしてしまった。イリヤたちの方を向くと……多分、同じ顔してるわね。
 ジェレミーは……。

 ジェレミーは、私たちの表情とは異なり真剣な面持ちで私の瞳を見てくる。
 その真っ直ぐな目、真一文字に結ばれた口元は、やはり記憶にあるシャルル様のものだわ。傷って、ここまで印象を変えてくるものなのね。顔が赤いのは……気のせい?

「捨てた。これ以上は何もない。拳が怖けりゃ、腕を折っても良い。左は元々折れてるからちゃんと動かせねえし」
「そ、そこまでは良いわ」
「じゃあ、教えろ。お前は、誰だ」

 考えてみれば、この光景も異常よね。
 すぐそこに、お馬さんと御者さんの息がなく血の海に沈んでいて、負傷したイリヤが居る。震えた身体で彼女を支えるシャロンも。少し離れたところに居るお馬さんは、ジェレミーのもの? わからないけど、そんな光景が広がっている。

 翡翠のドレス姿でそこに立つ場違いな私は、時間を気にしつつも「知りたい」という欲求に背中を押されて口を動かした。

「私は、アリス・グロスター。残念だけど、ベルじゃないわ」

 この言葉を聞いて、どんな顔をするのかしら?
 驚愕、落胆、それとも、恐怖?

 でも、ジェレミーの表情は無に近かった。
 いえ、やっぱりだんだん顔が赤く染まっていく。どうして?

「……そんなこと」
「信じなくて良いわ。別に、あなたに信じてもらおうとは思ってないし」
「……いや、俺の本名を知ってるんだ。お前が死んで使ってないから、信じる」
「そう、良かった」
「え、生き返ったってこと? なんで? ジョセフは知ってんの? 牢屋で話してたよな」
「言ってないわ。家族の誰にも言ってない」
「そう、か……。おい、イリヤは知ってたのか?」

 というか、なぜお兄様?
 シャルル様って、お兄様と接点あったかしら?

 私は、シャロンとジェレミーが会話をする中、過去を思い出す。でも、記憶する限り話した姿すら見たことがない。

「イリヤも私も知っていたわ。でも、あなたの本名は知らなかった」
「おっと、これは不味ったな。内緒にしてくれよ、後で色々情報やるから」
「イリヤをこんなにしておきながら、信じるわけないでしょう」
「おいおい、俺だってそいつに肋数本と左指いくつか折られてるぞ。さっきから、内臓潰されてんのかクソいてぇし血の味すげえし」
「だからって、足を折ることないでしょう」
「それをしたのは、マクシムだよ。馬も御者も。なあ、イリヤ。見てただろ」
「だから、信じられない……って、言って……」
「……?」

 少し震えの落ち着いたシャロンが、ジェレミーに歯向かっていると不意に会話が途切れた。
 不思議に思ってシャロンを見ると、私の後ろを驚いた表情で見ている。意識朦朧となっていたイリヤでさえ、目を見開き何かを見ていた。

 マクシムが戻ってきた?
 銃口がこっち向いてる? それとも、別の敵? サヴィ様の無実が証明されて帰ってきたとか!
 怖いけど、確認しなきゃ。怖いけど……。

「……アリスお嬢様?」

 でも、思っていたものはどれもハズレだった。
 振り向くと、そこには剣を片手にしたアレンの姿が。

 私の顔を真っ直ぐに見つめ、まるで幽霊でも見たかのような表情でそこに立って居たの。


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