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彼女の証言
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《アレン視点》
バーバリー殿という異質の助っ人? が来たと思った次の瞬間、いつの間にか酒場内の制圧が終わってしまっていた。無論、ラベルも俺も指ひとつ動かしていない。
彼女が強いことは分かっていたが、複数人相手にもここまで強いとは想定外だった。
これだけじゃない。
想定外なことはまだある。
王宮に保管してあるはずの、例の鉱山から押収した盗品の数々が目に飛び込んできたんだ。実際に俺が鉱山から運んで床置きした記憶のある壺もあるし、間違いない。
それに、目の前に居る彼女も……。
「嫌っ!」
「……貴女は」
机の下で震えている女性のフードを取ると、見知った顔が現れたんだ。
鉱山へ連れて行ってからベッドで寝込む日々が続いていたはずのサレン様が、なぜここにいるんだ? 宮殿の中で、脱走なんてあり得ない。
彼女は、俺の視線から逃れようと、新しい隠れ場所でも探すようキョロキョロと視線を泳がせている。逃げないよう腕を掴むと、持っていた銃がカコンと音を立てて床に転がった。
それを素早く拾いあげたラベルが、以前負傷した腕の傷を庇いつつも誤発しないよう確認をする。
「サレン様?」
「……アレン」
「どうして、ここに……」
「っ……」
掴んだ腕からは、尋常ではないほどの震えが伝わってくる。彼女を怖がらせているのは承知の上で、俺はその手を絶対に離さないと誓った。もし、彼女の服にナイフか何かが潜んでいたら、それこそ怪我をさせてしまうかもしれないだろ。
そう考えているものの、正直な話、彼女が攻撃してくるとも自傷行為をするとも思っていない。
それよりも、この違和感はなんだ?
他の男どもはバーバリー殿が倒したし、他に敵は居ない。銃はラベルが持って……。そうか、それだ!
「アレン、フェイクだ!」
「アレン、逃げて!」
銃のハンマーを確認しているラベルは、バレル部分を触っていた。
通常、発泡してからしばらくは熱くて触れないはずなんだ。先ほど銃声が鳴ってさほど経ってないのに、難なく触れるのはおかしい。
それに気づいたラベルが声を上げると同時に、側に居たサレン様が俺の身体を押し倒すようにぶつかってきた。……バンッと、乾いた音とともに。
「チッ、外し……ガア!!!」
「バーバリー殿、誰も怪我してないからそれ以上は大丈夫です」
「ここ、だけ」
「ぐあっ!」
「こっち、も」
「ア゙ァァァ!!」
「ぼっ、僕は弱いのでぁああああああ! い、痛い痛い!!」
「ヒィ」
「ふー、まんぞく」
ぶつかってきたサレン様を腕に抱き、隣に落ちていた椅子を盾にしたのが良かったのか、幸い誰1人としてかすり傷ひとつ負わなかった。強いていえば、拳銃を打った奴の腕2本がバーバリー殿の手によって丁寧に折られているから怪我人ゼロってわけではないか。
目の前では、4名の男性たちが腕を押さえて床に転がっている。足も負傷しているのか、逃げることもできそうにない。あの足の動きから察するに、関節が外れているな。ジェレミーの奴の時と似ている。
まあ、それは良くないが良いとして、今はサレン様だ。
俺の腕の中で、彼女が尋常ではないほどの震えを披露してくる。なのに、いつものように服を掴んだり抱きついてきたりしないのが引っかかるんだ。
それに、彼女は俺を助けようとした。自らが怪我を負うかもしれないところで、俺を庇おうとした。……なぜ? 見る限り、サレン様はこいつらと仲間だと思うのだが。
「っぶな。気づくの遅れてごめん、アレン」
「それは良い。サレン様が押してくださらなかったら危なかっただろうが」
「でも、捕らえられた感じではないよね。あいつらと同じ銃持ってたし、持ち方が何も知らない素人のものじゃなかったし」
「っ……」
「とりあえず、武器隠してないか確認して良い? 隣国の公爵令嬢だろうがなんだろうが、犯罪者は皆平等だからね」
「……わかって、います。私自身武器は持っていませんが、ラベル様の隣に倒れている樽の底部分に火薬があります。あと、ワイン棚の2段目の一番右に入っている瓶は爆弾です。火気を近づけないでください」
「ラベル、確認しろ」
「ういー」
一瞬だけ、サレン様に似た誰かだと願った。
しかし、俺らの名前を呼び慣れているからそれはないな。
ラベルは、いつも通り「仕事」としてサレン様を扱っている。それができるということが羨ましい。俺は、今もこうやって視線を巡らせて彼女が主犯ではない証拠を探しているのに。
「あれん、しばった」
「ありがとうございます、バーバリー殿」
「かえる」
「あ、はい……」
いやマジで自由だな!
周囲を見渡していると、バーバリー殿の声が聞こえてきた。そちらを見ると、すでに完全に気絶した男性4名が縄でガッツリ縛られている。しかも、全員足やら腕の骨の角度がおかしい。……容赦ないな。
俺が返事をするか否かのところで、バーバリー殿は興味を失ったかのように酒場の外へと消えてしまった。
毒気を抜かれたのは、俺だけじゃないらしい。
作業をしていたラベルと隣に居るサレン様も、ポカーンとして扉の方を向いている。
「……さすが、番犬」
「だな……。味方で助かったよ」
「……あの、本当に気絶していますか」
「してるよ。死んでは……ないみたい。お仲間が残念だったね」
「……」
今まで気づかなかったが、バーバリー殿が居なくなった途端に周囲がシンと静まり返った。
それだけ、彼女が暴れていたのか、はたまた、空気が変わっただけなのか。
サレン様は、目の前で倒れている仲間を見て、なぜかホッとしたような表情をしている。気のせいかと思って二度見したが変わらない。
不思議に思うものの、そレはあと回しても問題ないこと。今は、それよりも情報を集めないといけない。
「サレン様。ヴィエンたちの雇い主はこの中のどなたになりますか」
「……一番右に居る男です。カウヌに住む男爵で、お金で物事を解決させることで有名で」
「そうですか。では、後ほど目が覚めたら事情を聞きましょう。他の方も知り合いですよね?」
「はい……。男爵の隣が、その執事、次に準男爵2名。全員が違法移住者で、お金儲けにしか興味のない人たちです」
「なるほど」
ラベルが酒場を物色する中、俺はサレン様と向き合って話を聞いてみた。
今の彼女の立場なら黙っていると思ったが、こうもスラスラ話してくるとは。彼女にも、彼女の目的があるはず。それも探れれば良いが、どこまで誠か……。
一度信じた人物を、そうそう疑えないのは俺の悪い癖だと思う。こうなった今も、彼女の言い分を丸呑みしてしまいそうな自分がいる。先ほど助けてくれたのも、嘘には見えなかった。
しかし、その思考をブロックするのが「ベル嬢が狙われている」という事実だ。今は、頭を真っ白にして考えた方が良い。
「ヴィエンやマークスは、隣国の者で間違い無いですか?」
「はい。彼らは元々、私のお父様に雇われた衛兵です。今は、この男が雇い主ですが」
「その衛兵が、なぜ騎士団に? 私が入団したときには、既に居ましたよ」
「……この計画は、10年以上前から進行しているとお父様から聞いています。当時の状況はわかりませんが、騎士団だけでなく元老院や宮殿の使用人にも紛れ込んでいます」
「マジかよ。ジャックだけじゃないのか……」
「目的は?」
答えてくれないと思って質問をしたのに、サレン様は目は合わせないものの予想以上にスムーズに答えてくれた。嘘か誠かは別にして、聞いていない情報までくれるとは……。
掴んでいる腕も痛いだろうに、それに文句すら言わない。抵抗もしないし、なぜだ? 予想外の敵の大きさよりも、目の前のサレン様の不可思議な態度の方に気がいってしまいそうになる。
先ほどから、震えが尋常ではないんだ。
ラベルの立っている場所に視線を向けながら、何かに怯えているような気もする。まさか、発作か? まだ、彼女にはアインスの調合した解毒薬が必要なはず。
「……」
「目的を話してくれませんか?」
「アレンが優しいうちに話した方が良いよ」
「……でも」
「話していただいたら、悪いようにはしません。薬も渡しますから」
「……」
と、飛びついてくるかと思い提案したのに、どうでもよかったらしい。となれば、彼女の震えの原因は?
後ろにいる仲間の報復なら、どう見ても完全に気絶しているから気にしなくて良い。先ほど、ラベルが蹴って確認していたのを見てるはずだし。……そういえば、あまり興味がなさそうだったな。
あと、考えられる理由はなんだ? そもそも彼女が話したくないのか、それとも俺が知らない理由があるのか……。
作業の手を止めているラベルと顔を合わせていると、急に入り口から物音が聞こえてきた。そちらに視線をやると、それと同時にサレン様がものすごい勢いで俺の手を振り払い、立ち上がる。
「!?」
「!?」
「何も言っていません! 何も話していませんから!」
そこには、大男が居た。
ベル嬢ほどの大きさの斧を片手に持ち、下を向いて立っている。しかも、その斧にはべったりと血のような液体がこびりついているように見えた。
それを見た俺とラベルは、素早く立ち上がりサレン様の前に躍り出る。
こいつはなんだ? 主犯か?
他にも誰かいる? 敵の数は? 目的は?
まさかジェレミーの奴、「ここに雇い主が居る」じゃなくて「ここが敵の巣窟」だったとか言わないよな。だったら、最初から応援を頼めば良かった。
なんて、後の祭りか。とりあえず目の前の大男を倒そう、話はそれからだ。
バーバリー殿という異質の助っ人? が来たと思った次の瞬間、いつの間にか酒場内の制圧が終わってしまっていた。無論、ラベルも俺も指ひとつ動かしていない。
彼女が強いことは分かっていたが、複数人相手にもここまで強いとは想定外だった。
これだけじゃない。
想定外なことはまだある。
王宮に保管してあるはずの、例の鉱山から押収した盗品の数々が目に飛び込んできたんだ。実際に俺が鉱山から運んで床置きした記憶のある壺もあるし、間違いない。
それに、目の前に居る彼女も……。
「嫌っ!」
「……貴女は」
机の下で震えている女性のフードを取ると、見知った顔が現れたんだ。
鉱山へ連れて行ってからベッドで寝込む日々が続いていたはずのサレン様が、なぜここにいるんだ? 宮殿の中で、脱走なんてあり得ない。
彼女は、俺の視線から逃れようと、新しい隠れ場所でも探すようキョロキョロと視線を泳がせている。逃げないよう腕を掴むと、持っていた銃がカコンと音を立てて床に転がった。
それを素早く拾いあげたラベルが、以前負傷した腕の傷を庇いつつも誤発しないよう確認をする。
「サレン様?」
「……アレン」
「どうして、ここに……」
「っ……」
掴んだ腕からは、尋常ではないほどの震えが伝わってくる。彼女を怖がらせているのは承知の上で、俺はその手を絶対に離さないと誓った。もし、彼女の服にナイフか何かが潜んでいたら、それこそ怪我をさせてしまうかもしれないだろ。
そう考えているものの、正直な話、彼女が攻撃してくるとも自傷行為をするとも思っていない。
それよりも、この違和感はなんだ?
他の男どもはバーバリー殿が倒したし、他に敵は居ない。銃はラベルが持って……。そうか、それだ!
「アレン、フェイクだ!」
「アレン、逃げて!」
銃のハンマーを確認しているラベルは、バレル部分を触っていた。
通常、発泡してからしばらくは熱くて触れないはずなんだ。先ほど銃声が鳴ってさほど経ってないのに、難なく触れるのはおかしい。
それに気づいたラベルが声を上げると同時に、側に居たサレン様が俺の身体を押し倒すようにぶつかってきた。……バンッと、乾いた音とともに。
「チッ、外し……ガア!!!」
「バーバリー殿、誰も怪我してないからそれ以上は大丈夫です」
「ここ、だけ」
「ぐあっ!」
「こっち、も」
「ア゙ァァァ!!」
「ぼっ、僕は弱いのでぁああああああ! い、痛い痛い!!」
「ヒィ」
「ふー、まんぞく」
ぶつかってきたサレン様を腕に抱き、隣に落ちていた椅子を盾にしたのが良かったのか、幸い誰1人としてかすり傷ひとつ負わなかった。強いていえば、拳銃を打った奴の腕2本がバーバリー殿の手によって丁寧に折られているから怪我人ゼロってわけではないか。
目の前では、4名の男性たちが腕を押さえて床に転がっている。足も負傷しているのか、逃げることもできそうにない。あの足の動きから察するに、関節が外れているな。ジェレミーの奴の時と似ている。
まあ、それは良くないが良いとして、今はサレン様だ。
俺の腕の中で、彼女が尋常ではないほどの震えを披露してくる。なのに、いつものように服を掴んだり抱きついてきたりしないのが引っかかるんだ。
それに、彼女は俺を助けようとした。自らが怪我を負うかもしれないところで、俺を庇おうとした。……なぜ? 見る限り、サレン様はこいつらと仲間だと思うのだが。
「っぶな。気づくの遅れてごめん、アレン」
「それは良い。サレン様が押してくださらなかったら危なかっただろうが」
「でも、捕らえられた感じではないよね。あいつらと同じ銃持ってたし、持ち方が何も知らない素人のものじゃなかったし」
「っ……」
「とりあえず、武器隠してないか確認して良い? 隣国の公爵令嬢だろうがなんだろうが、犯罪者は皆平等だからね」
「……わかって、います。私自身武器は持っていませんが、ラベル様の隣に倒れている樽の底部分に火薬があります。あと、ワイン棚の2段目の一番右に入っている瓶は爆弾です。火気を近づけないでください」
「ラベル、確認しろ」
「ういー」
一瞬だけ、サレン様に似た誰かだと願った。
しかし、俺らの名前を呼び慣れているからそれはないな。
ラベルは、いつも通り「仕事」としてサレン様を扱っている。それができるということが羨ましい。俺は、今もこうやって視線を巡らせて彼女が主犯ではない証拠を探しているのに。
「あれん、しばった」
「ありがとうございます、バーバリー殿」
「かえる」
「あ、はい……」
いやマジで自由だな!
周囲を見渡していると、バーバリー殿の声が聞こえてきた。そちらを見ると、すでに完全に気絶した男性4名が縄でガッツリ縛られている。しかも、全員足やら腕の骨の角度がおかしい。……容赦ないな。
俺が返事をするか否かのところで、バーバリー殿は興味を失ったかのように酒場の外へと消えてしまった。
毒気を抜かれたのは、俺だけじゃないらしい。
作業をしていたラベルと隣に居るサレン様も、ポカーンとして扉の方を向いている。
「……さすが、番犬」
「だな……。味方で助かったよ」
「……あの、本当に気絶していますか」
「してるよ。死んでは……ないみたい。お仲間が残念だったね」
「……」
今まで気づかなかったが、バーバリー殿が居なくなった途端に周囲がシンと静まり返った。
それだけ、彼女が暴れていたのか、はたまた、空気が変わっただけなのか。
サレン様は、目の前で倒れている仲間を見て、なぜかホッとしたような表情をしている。気のせいかと思って二度見したが変わらない。
不思議に思うものの、そレはあと回しても問題ないこと。今は、それよりも情報を集めないといけない。
「サレン様。ヴィエンたちの雇い主はこの中のどなたになりますか」
「……一番右に居る男です。カウヌに住む男爵で、お金で物事を解決させることで有名で」
「そうですか。では、後ほど目が覚めたら事情を聞きましょう。他の方も知り合いですよね?」
「はい……。男爵の隣が、その執事、次に準男爵2名。全員が違法移住者で、お金儲けにしか興味のない人たちです」
「なるほど」
ラベルが酒場を物色する中、俺はサレン様と向き合って話を聞いてみた。
今の彼女の立場なら黙っていると思ったが、こうもスラスラ話してくるとは。彼女にも、彼女の目的があるはず。それも探れれば良いが、どこまで誠か……。
一度信じた人物を、そうそう疑えないのは俺の悪い癖だと思う。こうなった今も、彼女の言い分を丸呑みしてしまいそうな自分がいる。先ほど助けてくれたのも、嘘には見えなかった。
しかし、その思考をブロックするのが「ベル嬢が狙われている」という事実だ。今は、頭を真っ白にして考えた方が良い。
「ヴィエンやマークスは、隣国の者で間違い無いですか?」
「はい。彼らは元々、私のお父様に雇われた衛兵です。今は、この男が雇い主ですが」
「その衛兵が、なぜ騎士団に? 私が入団したときには、既に居ましたよ」
「……この計画は、10年以上前から進行しているとお父様から聞いています。当時の状況はわかりませんが、騎士団だけでなく元老院や宮殿の使用人にも紛れ込んでいます」
「マジかよ。ジャックだけじゃないのか……」
「目的は?」
答えてくれないと思って質問をしたのに、サレン様は目は合わせないものの予想以上にスムーズに答えてくれた。嘘か誠かは別にして、聞いていない情報までくれるとは……。
掴んでいる腕も痛いだろうに、それに文句すら言わない。抵抗もしないし、なぜだ? 予想外の敵の大きさよりも、目の前のサレン様の不可思議な態度の方に気がいってしまいそうになる。
先ほどから、震えが尋常ではないんだ。
ラベルの立っている場所に視線を向けながら、何かに怯えているような気もする。まさか、発作か? まだ、彼女にはアインスの調合した解毒薬が必要なはず。
「……」
「目的を話してくれませんか?」
「アレンが優しいうちに話した方が良いよ」
「……でも」
「話していただいたら、悪いようにはしません。薬も渡しますから」
「……」
と、飛びついてくるかと思い提案したのに、どうでもよかったらしい。となれば、彼女の震えの原因は?
後ろにいる仲間の報復なら、どう見ても完全に気絶しているから気にしなくて良い。先ほど、ラベルが蹴って確認していたのを見てるはずだし。……そういえば、あまり興味がなさそうだったな。
あと、考えられる理由はなんだ? そもそも彼女が話したくないのか、それとも俺が知らない理由があるのか……。
作業の手を止めているラベルと顔を合わせていると、急に入り口から物音が聞こえてきた。そちらに視線をやると、それと同時にサレン様がものすごい勢いで俺の手を振り払い、立ち上がる。
「!?」
「!?」
「何も言っていません! 何も話していませんから!」
そこには、大男が居た。
ベル嬢ほどの大きさの斧を片手に持ち、下を向いて立っている。しかも、その斧にはべったりと血のような液体がこびりついているように見えた。
それを見た俺とラベルは、素早く立ち上がりサレン様の前に躍り出る。
こいつはなんだ? 主犯か?
他にも誰かいる? 敵の数は? 目的は?
まさかジェレミーの奴、「ここに雇い主が居る」じゃなくて「ここが敵の巣窟」だったとか言わないよな。だったら、最初から応援を頼めば良かった。
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