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「はぁっはぁ...待って、くれっ...一回休憩っ...」
息切れしている須谷。
「逃がさないぞ!!!!!」
今度は、須谷も聞こえてたようだ。
「は、?」
「っ...!?」
また、あの声。
「ぅ、く...や、だっ...もう、やだぁっ!!」
そう言い、須谷を残して、走り出してしまう。
「ま、待て!待ってくれっ!一輝っ!」
タッタッタッ...
「あいつっ!!置いていきやがった...!」
「今の声、なんなんだよ...っ!」
俺の頭の中は、もう、怖いだけになっていた。
「早くっ、帰らねえと...ゆっくりでも、良いから...」
「ドコニ、イクンダ...」
今振り返ったら、やばい。
「ぅ、ぁ」
(一、輝...っ...森、田...っ...助け、て...)
「オマエハ、ニガサナイ...」
(いやだっ...このままここにいたら、おれ...っ!)
(一輝、逃げられたかな。大丈夫、かな。)
そう思い、俺は、目を閉じた。
「...だに!須谷...っ!」
「...ん、ぁ...?」
俺は、車の中で、目を覚ました。
森田の車の中で。
隣には、一輝。
ずっと、見たかった光景を見ると、もう涙を抑えられなかった。
「...う、うぅぅっ...」
「お前、一輝が、迎えに言ったら、廊下で寝てたんだって?大丈夫か?」
「もう、僕怖かった、でもっ!でもっ!それより怖かったのは...怖かったのは...須谷が、居なくなること!...あ、もちろん森田もだよ?!」
「...ぁりがどっ...一輝ぃっ...!」
「...おまえ、何があったんだよ...」
「...言いたくない、思い出したく、ない...」
「まあ、お前がそうなら良いけど...」
「...俺、もう、帰れないんじゃないかっ...一輝と森田の顔、見られないんじゃないかって、怖かったぁっ...!!」
「大丈夫。ね?」
一輝がそう言ってくれると、安心した。
体の力が抜けた。
「はぁっ...」
「...お前、どれだけ怖かったんだよ...」
「うるせっ!お前だって声震えてたっくせにっ!」
「...だって、誰もなんもしてないって言ったら怖いじゃねえか...」
「うん、それはそう。」
「まあ、な...あ、途中でコンビニ寄ってくれ。なんか、体の力抜いたら、トイレ行きたくなってきた。」
「りょーかい。」
「我慢できなくなったらペットボトル渡す。」
「ん、ありがと。」
なんだか、今はこの状況でさえも、嬉しい。
息切れしている須谷。
「逃がさないぞ!!!!!」
今度は、須谷も聞こえてたようだ。
「は、?」
「っ...!?」
また、あの声。
「ぅ、く...や、だっ...もう、やだぁっ!!」
そう言い、須谷を残して、走り出してしまう。
「ま、待て!待ってくれっ!一輝っ!」
タッタッタッ...
「あいつっ!!置いていきやがった...!」
「今の声、なんなんだよ...っ!」
俺の頭の中は、もう、怖いだけになっていた。
「早くっ、帰らねえと...ゆっくりでも、良いから...」
「ドコニ、イクンダ...」
今振り返ったら、やばい。
「ぅ、ぁ」
(一、輝...っ...森、田...っ...助け、て...)
「オマエハ、ニガサナイ...」
(いやだっ...このままここにいたら、おれ...っ!)
(一輝、逃げられたかな。大丈夫、かな。)
そう思い、俺は、目を閉じた。
「...だに!須谷...っ!」
「...ん、ぁ...?」
俺は、車の中で、目を覚ました。
森田の車の中で。
隣には、一輝。
ずっと、見たかった光景を見ると、もう涙を抑えられなかった。
「...う、うぅぅっ...」
「お前、一輝が、迎えに言ったら、廊下で寝てたんだって?大丈夫か?」
「もう、僕怖かった、でもっ!でもっ!それより怖かったのは...怖かったのは...須谷が、居なくなること!...あ、もちろん森田もだよ?!」
「...ぁりがどっ...一輝ぃっ...!」
「...おまえ、何があったんだよ...」
「...言いたくない、思い出したく、ない...」
「まあ、お前がそうなら良いけど...」
「...俺、もう、帰れないんじゃないかっ...一輝と森田の顔、見られないんじゃないかって、怖かったぁっ...!!」
「大丈夫。ね?」
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「まあ、な...あ、途中でコンビニ寄ってくれ。なんか、体の力抜いたら、トイレ行きたくなってきた。」
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