10 / 14
本編
第十話(森田視点)
しおりを挟む
「...やっば...っ、」
俺は現在、忘れていた尿意に苦しめられている。
「♪~」
そんなことを知らない後輩の犹守と須谷はテレビを見て鼻歌を歌っている。
「あいつらに料理任...いや、ゲテモノ作るな。」
もじっ
(トイレ...っトイレ行きたいっ...!)
(料理に集中しないとっでも、漏れそうっ)
(誰か、気付いて...)
(このままじゃ、俺...っ!)
そわそわ、もじもじ、そわそわ、もじもじ...。
「っ~~~~~~!!」
(漏れるっ!漏れるぅっ!)
プルプル...
(やばいからぁっ!)
(気付いてっ気付いてよぉっ!!)
「このままじゃ...マジで...っ!」
「はぁっ...んっんんっ...くぅ...っ」
(耐えろっ、耐えたら、トイレ...っ!)
「...い!おい!森田!大丈夫か?!」
「んぇっ...?」
「おま、泣いてんぞ!体調悪いか?」
「ん、違うっ...!」
「なら、なんで泣いてんだよ...!」
「まさか、まだ気にしてんのか?大丈夫だって!」
(違うっ!気にしてないっ!トイレ行きたいっ!気付いてよっ!すだにっ!)
プルプル、もじもじ、そわそわ...
「...っ、おま、トイレか...?」
うなずく俺。
「っ、もう、早く言えよ!ほら行け!」
「ご、ごめ、迷惑かけて...」
「迷惑じゃねーよ。体壊されたら困るからな。」
「ていうか、早く行けよ。」
(わかってるっ!わかってるよっ!でも、動いたら出るっ!出ちゃうからっ!)
「...もしかして、動いたら漏れるのか?」
「ん...!」
「...しゃあねえな!今日だけだからな!」
「ひゃ...っ!」
俺にお姫様抱っこをする須谷。
「ほら、包丁とか置け!俺に刺さるだろ!」
「...ん、ご、ごめ。」
「いいよ謝んなくて!」
「...あえ、どうひまひは...?ほひはへふはひ...」
「おま...今起きたのか...」
「っ~~~~~~!すどうっ!はやくっ!」
「あ、わりいわりい。」
「ほら」
そう言ってトイレ前まで連れて行ってもらう。
「あ、あとは...自分でしてくれ!」
「んん...っ!わかっ、た...っ!」
と、言いつつも足が動かない。
「ぁ、ぅっ...っ!」
じわぁっ
「ぁっ、や、やだっ...!」
ちょろっちょろろっしょわぁぁぁ...
「ぁっ...!」
「も、森田!わりい!俺が早く気づけば...っ!」
「ヒグッ、すだにはっ!わるぐなぃっ!おれがっ!もっどばやぐいっでればっ!ごんなごとなんながっだ!!」
「ふわぁ...森田先輩...須藤さん、どうしまし......た...?」
須谷にあんなことしたツケが回ってきたんだ...
「え、あ、ちょ!森田先輩!!大丈夫ですか!?」
「犹守、タオルと着替え持ってきてやってくれ。」
「わ、わかりました。」
犹守が行ったあと、須谷が申し訳なさそうに「ほんっとに...ごめん...」と謝る。
「...出し終えたか?」
「う、うん...」
「...俺寝てなければ、テレビ見てなければ、気付いてたかもなのに、なんで俺たちに言わなかったんだ?言ったら料理だって作...」
「お前らゲテモノ作るだろ。」
「...うっ...そ、それは...お、おむらいすならへいきだし!!」
明らかに目が泳いでいる。
「ふっふふ...目ぇ、泳いでるぞ。」
「あ、笑った!良かったぁ...!」
「須谷さーん!持ってきましたよー!」
「あれっ、森田先輩、笑ってる...」
「す、すげえだろ!(ドヤっ)」
「目ぇ、泳いでることに笑っただけだけどな。」
「っ、うっせ!」
それから、きがえて、また料理を作り始めた。
俺は現在、忘れていた尿意に苦しめられている。
「♪~」
そんなことを知らない後輩の犹守と須谷はテレビを見て鼻歌を歌っている。
「あいつらに料理任...いや、ゲテモノ作るな。」
もじっ
(トイレ...っトイレ行きたいっ...!)
(料理に集中しないとっでも、漏れそうっ)
(誰か、気付いて...)
(このままじゃ、俺...っ!)
そわそわ、もじもじ、そわそわ、もじもじ...。
「っ~~~~~~!!」
(漏れるっ!漏れるぅっ!)
プルプル...
(やばいからぁっ!)
(気付いてっ気付いてよぉっ!!)
「このままじゃ...マジで...っ!」
「はぁっ...んっんんっ...くぅ...っ」
(耐えろっ、耐えたら、トイレ...っ!)
「...い!おい!森田!大丈夫か?!」
「んぇっ...?」
「おま、泣いてんぞ!体調悪いか?」
「ん、違うっ...!」
「なら、なんで泣いてんだよ...!」
「まさか、まだ気にしてんのか?大丈夫だって!」
(違うっ!気にしてないっ!トイレ行きたいっ!気付いてよっ!すだにっ!)
プルプル、もじもじ、そわそわ...
「...っ、おま、トイレか...?」
うなずく俺。
「っ、もう、早く言えよ!ほら行け!」
「ご、ごめ、迷惑かけて...」
「迷惑じゃねーよ。体壊されたら困るからな。」
「ていうか、早く行けよ。」
(わかってるっ!わかってるよっ!でも、動いたら出るっ!出ちゃうからっ!)
「...もしかして、動いたら漏れるのか?」
「ん...!」
「...しゃあねえな!今日だけだからな!」
「ひゃ...っ!」
俺にお姫様抱っこをする須谷。
「ほら、包丁とか置け!俺に刺さるだろ!」
「...ん、ご、ごめ。」
「いいよ謝んなくて!」
「...あえ、どうひまひは...?ほひはへふはひ...」
「おま...今起きたのか...」
「っ~~~~~~!すどうっ!はやくっ!」
「あ、わりいわりい。」
「ほら」
そう言ってトイレ前まで連れて行ってもらう。
「あ、あとは...自分でしてくれ!」
「んん...っ!わかっ、た...っ!」
と、言いつつも足が動かない。
「ぁ、ぅっ...っ!」
じわぁっ
「ぁっ、や、やだっ...!」
ちょろっちょろろっしょわぁぁぁ...
「ぁっ...!」
「も、森田!わりい!俺が早く気づけば...っ!」
「ヒグッ、すだにはっ!わるぐなぃっ!おれがっ!もっどばやぐいっでればっ!ごんなごとなんながっだ!!」
「ふわぁ...森田先輩...須藤さん、どうしまし......た...?」
須谷にあんなことしたツケが回ってきたんだ...
「え、あ、ちょ!森田先輩!!大丈夫ですか!?」
「犹守、タオルと着替え持ってきてやってくれ。」
「わ、わかりました。」
犹守が行ったあと、須谷が申し訳なさそうに「ほんっとに...ごめん...」と謝る。
「...出し終えたか?」
「う、うん...」
「...俺寝てなければ、テレビ見てなければ、気付いてたかもなのに、なんで俺たちに言わなかったんだ?言ったら料理だって作...」
「お前らゲテモノ作るだろ。」
「...うっ...そ、それは...お、おむらいすならへいきだし!!」
明らかに目が泳いでいる。
「ふっふふ...目ぇ、泳いでるぞ。」
「あ、笑った!良かったぁ...!」
「須谷さーん!持ってきましたよー!」
「あれっ、森田先輩、笑ってる...」
「す、すげえだろ!(ドヤっ)」
「目ぇ、泳いでることに笑っただけだけどな。」
「っ、うっせ!」
それから、きがえて、また料理を作り始めた。
0
あなたにおすすめの小説
王命で第二王子と婚姻だそうです(王子目線追加)
かのこkanoko
BL
第二王子と婚姻せよ。
はい?
自分、末端貴族の冴えない魔法使いですが?
しかも、男なんですが?
BL初挑戦!
ヌルイです。
王子目線追加しました。
沢山の方に読んでいただき、感謝します!!
6月3日、BL部門日間1位になりました。
ありがとうございます!!!
【完】君に届かない声
未希かずは(Miki)
BL
内気で友達の少ない高校生・花森眞琴は、優しくて完璧な幼なじみの長谷川匠海に密かな恋心を抱いていた。
ある日、匠海が誰かを「そばで守りたい」と話すのを耳にした眞琴。匠海の幸せのために身を引こうと、クラスの人気者・和馬に偽の恋人役を頼むが…。
すれ違う高校生二人の不器用な恋のお話です。
執着囲い込み☓健気。ハピエンです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる