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第八章
仰せのままに※
「フィリアス」
少しの間俺の様子を窺っていたリュシアンが名前を呼び、中から指が引き抜かれる。その感覚にも吐息を漏らしてしまいつつ見つめていれば、リュシアンの手が下腹部に触れた。
その仕草に、媚薬を飲んだ夜のことを思い出す。その時の言葉と、それから先日の言葉も。
「フィリアス」
もう一度呼ばれて、息を呑む。
懇願するような表情でリュシアンが口を開いた。
「あなたを抱きたい」
緊張と期待で息が震える。それでも答えなくてはと口を開いて、声を紡いだ。
「っ、抱いて、いい。リュシアンに、抱いてほしい」
声がみっともないくらいに震えているし、羞恥心で泣きそうだ。でもこの言葉に嘘なんてないから、逸らさずにリュシアンを見つめる。
彼は一瞬目を丸くしたあとにぎゅっと固く瞼を閉じ、そしてまた俺を見つめる。
その瞳には俺でもわかるくらいの愛しさが溢れていて、胸が苦しくなった。
「ありがとう」
リュシアンが俺の手を取って、手の甲にキスをした。
「フィリアス、あなたに永遠の愛を誓う」
瞬きと一緒に涙が伝う。けれど嬉しくて、無意識のうちに笑みが溢れた。
「……うん」
それだけを答えるのが精一杯だったけれど、リュシアンには伝わっていると信じたい。
それから何度も甘くキスを交わして、リュシアンが服を脱いでいく。
はしたなく足を広げさせられて、その間にリュシアンが入ってきたことで一気に緊張が高まる。
腰を浮かせられ、足が宙に浮く。その状態で露わになった窄まりにリュシアンの熱が宛てがわれて、無意識に体が震えた。
「ぁ、く……っ、んんっ」
指とは比べ物にならない質量が隘路(あいろ)を押し拡げてくる。痛みはないけれど、呼吸が難しいとすら思う圧迫感に意識的に息を吐いた。
俺の荒い呼吸と、リュシアンの堪えるような息遣いが混ざる。
言葉は交わさないけれど視線だけは互いを見つめたまま、リュシアンが体重を掛けた。
「~~っ!」
その瞬間、一番太いところが挿入ってきて声にならない声を上げる。
苦しい。息ができない。
「フィリアス」
すぐ側でリュシアンの声がして、気が付くと唇が重なっていた。
シーツを握っていた手がリュシアンの手と重なり、指が絡まる。爪が白くなるくらいの力でぎゅうっと握り返しながら、キスを受け入れる。
張り詰めた先端がゆっくりと中を進み、くびれが敏感なしこりを擦った。
「んんぅっ! っは、ぁ、リュシアンっ」
指とは違う電流のような快感が走った。
こんなのが今から続くのだろうか。そんなのおかしくなってしまう。無理だ、絶対に無理だ。
そんな思考で頭がいっぱいになりそうになった頃、もう一度リュシアンに名前を呼ばれた。
「あなたの嫌がることはしない。こうして繋がれただけで、私は満足だ」
優しい声に少しだけ呼吸が落ち着く。けれどそうすることでもっと鮮明に中にあるリュシアンの熱が意識できてしまって、勝手に体が震える。
俺は何度も首を横に振りながら必死に口を開いた。
「い、嫌じゃないっ、ただ、気持ちよすぎて怖いから、ひぅっ!」
中に埋まる熱の質量が増した。
もっと強くなった圧迫感に目を白黒させていれば、リュシアンが苦しそうに息を吐く。
「……煽らないでくれ。私もただの男なんだ」
煽った覚えなんてない。
そう思っているのが顔に出ていたからだろう、リュシアンが俺を見つめて眉を下げた。
「ぁ、やっ、なんで……?」
「フィリアス、嫌じゃないというのは本心か?」
ゆっくりと熱が抜かれたと思ったら、また奥へと入り込む。リュシアンが動く度に中の襞が全部擦られて思考が焼けてしまうような快感が襲う。
「ほ、本当だけど、ぁ、んんっ! ぁ、こんなの、知らないからっ」
「知らないことは私が教える。だから今は、少し堪えてくれ」
シーツに縫い付けられるように手に上から圧力が掛かった。それと同時にずん、と熱が奥へと入り込み、衝撃にも似た快感に声も出せずに全身が震える。
「っは、すごいな」
リュシアンの掠れた声にすら下腹部が切なくなる。
「ああっ! ぁ、リュシアン、怖い、怖いからぁっ!」
「怖くない、ただ、今までより快感が強いだけだ」
浅い箇所まで抜かれて、また奥まで穿たれる。はじめはゆっくりだったその動きが徐々に早くなっていくと、指でも届かなかった場所に熱が入り込むようになった。
「~~っ、んんんっ! リュシアン、リュシアン……っ」
「ああ、駄目だ。すまないフィリアス」
繋がれていた手が解かれて、リュシアンの腕が体に回る。汗ばんだ肌が触れることに心地良さを覚える暇もなく、苛烈なまでの快感が打ち込められた。
「あああっ!」
ばちん、と目の前が弾けて白に染まる。
けれど今までの達し方と違う。一番気持ちいいところから降りてこられない。ずっと達しているみたいに腹も足も震えている。
「っ、上手だ、フィリアス」
靄が掛かったような思考の中で聞こえたリュシアンの声に、褒められているんだと感じた。
自分が今どうなっているかもわからない。でもリュシアンに褒められるのは好きだ。
「本当か……?」
「ああ」
耳元で聞こえる声に頬がだらしなく緩む。
「うれしい、んあっ!」
自分の口からとんでもなく甘えた声が漏れる。リュシアンが動いて中が擦られると上擦った声が止まらなくなってしまう。
さっきまで恥ずかしいし怖いと思っていた感覚なのに、急にわからなくなってしまった。ずっと雲の上にいるみたいに思考がふわふわしている。
「フィリアス、もう怖くないか?」
律動の合間にフィリアスの声が聞こえて、俺は何度も頷く。
リュシアンの背中に腕を回して、可能な限り強く抱き締めた。
「怖くない……、気持ちいいっ、ぁ、うれしい、リュシアンっ」
「……ああ、私も嬉しくて堪らない。この日を何度夢見たか」
腰は完全に浮いてしまって、足が不安定に揺れる。
リュシアンの熱が中を擦る度に甘くて強い快感が全身を駆け巡り、俺を幸せな気持ちにさせてくれる。
圧迫感による苦しさは消えたけれど、今は快感が強すぎて苦しい。でも嬉しくて、一秒だってリュシアンと離れたくない。
「愛している、あなただけだフィリアス。私が愛するのは」
同じ気持ちだと返したいのに、リュシアンが腰を強く打ち付けてくるから何も言えなくなってしまった。
腹の奥が熱い、気持ちよくて仕方がない。このまま溶け合えて一つになれたらどんなに幸せかわからない。
ずっとリュシアンと一緒にいたい。このままずっと、この人を愛していきたい。愛おしさが溢れて涙に変わり、嬌声の合間に言葉を紡ぐ。
「リュシアン……っ、ずっと、一緒にいて」
「……もちろんだ、フィリアス。もしあなたが嫌がったとしても、一生離さない」
望んでいた言葉に、下腹部がきゅうっと収縮する。
また大きな快感の波が押し寄せてきて、そこからはもう何もわからなくなった。
何度もリュシアンの名前を呼び、全身で彼を求める。
声も上げられない程の絶頂を迎えたのとほとんど同時に、白濁が中に注がれているのがわかった。
奥に擦り付けるみたいにリュシアンの腰が動くのにすら声を上げるけれど、熱がゆっくりと引き抜かれたのに寂しさを覚えてリュシアンを見つめる。
「そんな目で見ないでくれ。これ以上は負担になってしまう」
優しい言葉だと思った。
リュシアンはきっと俺のことを思ってくれているんだろうというのも、ぼんやりと理解できる。
けれど今日だけはそんな気遣いをしてほしくないと、彼の腰に脹脛を緩く擦り付けた。
「、フィリアス」
「まだ一緒がいい」
普段なら口が裂けても言えないような言葉だが、今なら許される気がした。
「リュシアンの忠誠も、愛も、全部俺のものだから。だから、まだ一緒にいろ」
一瞬瞠目したリュシアンだったが、すぐに微笑んで頬に口付ける。それから唇にもキスをして、そしてすぐに抱き上げられた。
「仰せのままに、愛しい人」
とろりとした蜂蜜のような声と笑み囁かれた言葉に俺も笑う。
「愛してる」
日の光の中で抱き合い、愛を囁きながら唇を重ね、また甘く蕩ける快感に溺れていく。
愛している人に愛を返してもらえる幸せを感じながら、俺は気を失うまでリュシアンと愛を交わした。
少しの間俺の様子を窺っていたリュシアンが名前を呼び、中から指が引き抜かれる。その感覚にも吐息を漏らしてしまいつつ見つめていれば、リュシアンの手が下腹部に触れた。
その仕草に、媚薬を飲んだ夜のことを思い出す。その時の言葉と、それから先日の言葉も。
「フィリアス」
もう一度呼ばれて、息を呑む。
懇願するような表情でリュシアンが口を開いた。
「あなたを抱きたい」
緊張と期待で息が震える。それでも答えなくてはと口を開いて、声を紡いだ。
「っ、抱いて、いい。リュシアンに、抱いてほしい」
声がみっともないくらいに震えているし、羞恥心で泣きそうだ。でもこの言葉に嘘なんてないから、逸らさずにリュシアンを見つめる。
彼は一瞬目を丸くしたあとにぎゅっと固く瞼を閉じ、そしてまた俺を見つめる。
その瞳には俺でもわかるくらいの愛しさが溢れていて、胸が苦しくなった。
「ありがとう」
リュシアンが俺の手を取って、手の甲にキスをした。
「フィリアス、あなたに永遠の愛を誓う」
瞬きと一緒に涙が伝う。けれど嬉しくて、無意識のうちに笑みが溢れた。
「……うん」
それだけを答えるのが精一杯だったけれど、リュシアンには伝わっていると信じたい。
それから何度も甘くキスを交わして、リュシアンが服を脱いでいく。
はしたなく足を広げさせられて、その間にリュシアンが入ってきたことで一気に緊張が高まる。
腰を浮かせられ、足が宙に浮く。その状態で露わになった窄まりにリュシアンの熱が宛てがわれて、無意識に体が震えた。
「ぁ、く……っ、んんっ」
指とは比べ物にならない質量が隘路(あいろ)を押し拡げてくる。痛みはないけれど、呼吸が難しいとすら思う圧迫感に意識的に息を吐いた。
俺の荒い呼吸と、リュシアンの堪えるような息遣いが混ざる。
言葉は交わさないけれど視線だけは互いを見つめたまま、リュシアンが体重を掛けた。
「~~っ!」
その瞬間、一番太いところが挿入ってきて声にならない声を上げる。
苦しい。息ができない。
「フィリアス」
すぐ側でリュシアンの声がして、気が付くと唇が重なっていた。
シーツを握っていた手がリュシアンの手と重なり、指が絡まる。爪が白くなるくらいの力でぎゅうっと握り返しながら、キスを受け入れる。
張り詰めた先端がゆっくりと中を進み、くびれが敏感なしこりを擦った。
「んんぅっ! っは、ぁ、リュシアンっ」
指とは違う電流のような快感が走った。
こんなのが今から続くのだろうか。そんなのおかしくなってしまう。無理だ、絶対に無理だ。
そんな思考で頭がいっぱいになりそうになった頃、もう一度リュシアンに名前を呼ばれた。
「あなたの嫌がることはしない。こうして繋がれただけで、私は満足だ」
優しい声に少しだけ呼吸が落ち着く。けれどそうすることでもっと鮮明に中にあるリュシアンの熱が意識できてしまって、勝手に体が震える。
俺は何度も首を横に振りながら必死に口を開いた。
「い、嫌じゃないっ、ただ、気持ちよすぎて怖いから、ひぅっ!」
中に埋まる熱の質量が増した。
もっと強くなった圧迫感に目を白黒させていれば、リュシアンが苦しそうに息を吐く。
「……煽らないでくれ。私もただの男なんだ」
煽った覚えなんてない。
そう思っているのが顔に出ていたからだろう、リュシアンが俺を見つめて眉を下げた。
「ぁ、やっ、なんで……?」
「フィリアス、嫌じゃないというのは本心か?」
ゆっくりと熱が抜かれたと思ったら、また奥へと入り込む。リュシアンが動く度に中の襞が全部擦られて思考が焼けてしまうような快感が襲う。
「ほ、本当だけど、ぁ、んんっ! ぁ、こんなの、知らないからっ」
「知らないことは私が教える。だから今は、少し堪えてくれ」
シーツに縫い付けられるように手に上から圧力が掛かった。それと同時にずん、と熱が奥へと入り込み、衝撃にも似た快感に声も出せずに全身が震える。
「っは、すごいな」
リュシアンの掠れた声にすら下腹部が切なくなる。
「ああっ! ぁ、リュシアン、怖い、怖いからぁっ!」
「怖くない、ただ、今までより快感が強いだけだ」
浅い箇所まで抜かれて、また奥まで穿たれる。はじめはゆっくりだったその動きが徐々に早くなっていくと、指でも届かなかった場所に熱が入り込むようになった。
「~~っ、んんんっ! リュシアン、リュシアン……っ」
「ああ、駄目だ。すまないフィリアス」
繋がれていた手が解かれて、リュシアンの腕が体に回る。汗ばんだ肌が触れることに心地良さを覚える暇もなく、苛烈なまでの快感が打ち込められた。
「あああっ!」
ばちん、と目の前が弾けて白に染まる。
けれど今までの達し方と違う。一番気持ちいいところから降りてこられない。ずっと達しているみたいに腹も足も震えている。
「っ、上手だ、フィリアス」
靄が掛かったような思考の中で聞こえたリュシアンの声に、褒められているんだと感じた。
自分が今どうなっているかもわからない。でもリュシアンに褒められるのは好きだ。
「本当か……?」
「ああ」
耳元で聞こえる声に頬がだらしなく緩む。
「うれしい、んあっ!」
自分の口からとんでもなく甘えた声が漏れる。リュシアンが動いて中が擦られると上擦った声が止まらなくなってしまう。
さっきまで恥ずかしいし怖いと思っていた感覚なのに、急にわからなくなってしまった。ずっと雲の上にいるみたいに思考がふわふわしている。
「フィリアス、もう怖くないか?」
律動の合間にフィリアスの声が聞こえて、俺は何度も頷く。
リュシアンの背中に腕を回して、可能な限り強く抱き締めた。
「怖くない……、気持ちいいっ、ぁ、うれしい、リュシアンっ」
「……ああ、私も嬉しくて堪らない。この日を何度夢見たか」
腰は完全に浮いてしまって、足が不安定に揺れる。
リュシアンの熱が中を擦る度に甘くて強い快感が全身を駆け巡り、俺を幸せな気持ちにさせてくれる。
圧迫感による苦しさは消えたけれど、今は快感が強すぎて苦しい。でも嬉しくて、一秒だってリュシアンと離れたくない。
「愛している、あなただけだフィリアス。私が愛するのは」
同じ気持ちだと返したいのに、リュシアンが腰を強く打ち付けてくるから何も言えなくなってしまった。
腹の奥が熱い、気持ちよくて仕方がない。このまま溶け合えて一つになれたらどんなに幸せかわからない。
ずっとリュシアンと一緒にいたい。このままずっと、この人を愛していきたい。愛おしさが溢れて涙に変わり、嬌声の合間に言葉を紡ぐ。
「リュシアン……っ、ずっと、一緒にいて」
「……もちろんだ、フィリアス。もしあなたが嫌がったとしても、一生離さない」
望んでいた言葉に、下腹部がきゅうっと収縮する。
また大きな快感の波が押し寄せてきて、そこからはもう何もわからなくなった。
何度もリュシアンの名前を呼び、全身で彼を求める。
声も上げられない程の絶頂を迎えたのとほとんど同時に、白濁が中に注がれているのがわかった。
奥に擦り付けるみたいにリュシアンの腰が動くのにすら声を上げるけれど、熱がゆっくりと引き抜かれたのに寂しさを覚えてリュシアンを見つめる。
「そんな目で見ないでくれ。これ以上は負担になってしまう」
優しい言葉だと思った。
リュシアンはきっと俺のことを思ってくれているんだろうというのも、ぼんやりと理解できる。
けれど今日だけはそんな気遣いをしてほしくないと、彼の腰に脹脛を緩く擦り付けた。
「、フィリアス」
「まだ一緒がいい」
普段なら口が裂けても言えないような言葉だが、今なら許される気がした。
「リュシアンの忠誠も、愛も、全部俺のものだから。だから、まだ一緒にいろ」
一瞬瞠目したリュシアンだったが、すぐに微笑んで頬に口付ける。それから唇にもキスをして、そしてすぐに抱き上げられた。
「仰せのままに、愛しい人」
とろりとした蜂蜜のような声と笑み囁かれた言葉に俺も笑う。
「愛してる」
日の光の中で抱き合い、愛を囁きながら唇を重ね、また甘く蕩ける快感に溺れていく。
愛している人に愛を返してもらえる幸せを感じながら、俺は気を失うまでリュシアンと愛を交わした。
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