21 / 25
二一章
刑事の執念
しおりを挟む
ジャックはジェニーを保護して警察本部に戻りました。ジェニーはほどなく意識を取り戻しました。ジャックは一通りの説明をしてからジェニーに尋ねました。
「すると、急に意識が遠のいたと?」
「はい。痺れる、というより、ものすごく眠くなった、という感じでした。指一本ふれられたわけでもないのに……」
ジャックに視線を向けられてビリーが答えます。
「おそらく、無色無臭のガスだろう。皮膚にわずかに付着しただけで効果のあるものがある」
「被害者の悲鳴ひとつ聞かれていないのはそのためか」
「とりあえず、検査をしたほうがいいな。副作用があるかどうかはわからないが、殺す相手に使用するのに安全性を考慮するとも思えない」
「というわけです、ジェニー。検査させていただけますか?」
「ええ、もちろんです。お願いします」
ジェニーは頭を下げました。
もともと、それが本職のビリーはてきぱきと検査の用意をしました。
「それでは、まず採血を……」
言いかけたとき、どやどやと足音高く三人の男女が部屋に飛び込んできました。
「ジェニー、無事か!」
アランとジェニーの両親でした。報せを受けて飛んできたのです。アランなどはよほど盛り上がっていたと見えて顔中真っ赤ですし、彼が入ってきただけて部屋中が酒臭くなったほどです。強いだけの安っぽいコロンの匂いもするところを見ると、その手の女性も呼んで大騒ぎしていたのでしょう。これは……私情をはさませていただきますが、女としては語りたくない部分です。
アランはジェニーの姿を認めると真っすぐに飛びつき、筋肉の盛り上がった両腕で抱きかかえました。屈強な大男のアランとごく普通の体型のジェニー。結婚前夜の男女というより、父親が娘を抱きしめたように見えたそうです。
両親はそのアランの後ろから、力任せに抱きしめられて窒息しようなジェニーにあれこれと声をかけています。
「……え、ええ、だいじょうぶ」
保護意欲過剰のアランの包容からなんとか逃れ、ジェニーは言いました。安心させるために微笑を浮かべて見せます。それを見たアランは安堵のあまり泣きそうな表情になりました。そんなに大事ならなぜ、その手の女性など……と、思うのはわたくしが女だからでしょうか? いえ、よけいなことでございました。お忘れください。
アランはジェニーの肩をそっと抱き、歩き出そうとしました。
「よかった、よかった。もう大丈夫だぞ。おれがいるかぎり、切り裂きジャックなんぞには指一本ふれさせないからな。さあ、帰ろう。明日は結婚式なんだ。花嫁が寝不足では様にならないからな。お父さんたちもご心配でしょう。どうです? 今夜はうちに泊まられては」
ひとりで勝手に取り仕切り、出ていこうとします。そのアランをジャックが引きとめました。
「おい、ちょっとまて」
「なんだ?」
と振り返る態度は、表情といい、口調といい、敵意丸出しであり、ジェニーやその両親に見せる荒くれだが気さくな態度とはまるでちがうものでした。
ジャックはアランに近づいて言いました。
「結婚式だと? ジェニーは狙われているんだぞ。それも、よりによって切り裂きジャックにだ。それなのに式なんぞ挙げる気なのか?」
「お前らには関係ない!」
「アラン! この人たちはわたしを保護してくれたのよ。失礼な態度をとらないで」
花嫁にたしなめられてさすがにアランも態度を変えました。渋々といった様子でジャックに言いました。
「……今日のところは礼を言っておく。だが、よけいな干渉なぞいらん。霧と怪奇の都の市民はテロには屈しない。それが犯罪者であれ、政府であれな。誰に狙われようが、どうしようが、式は挙げる。かならずな」
「きさまの面子のために花嫁を危険にさらそうってのか!」
「犯人も捕まえらなかったやつがほざくな!」
「ぐっ……」
ジャックは答えにつまりました。それを言われると弱いのです。
「なら、せめて、おれたちに警護させろ」
「よけいなお世話だ。ジェニーはおれが守る。きさまらは手出しするな」
「ふざけるな! 相手は都を挙げた警戒をすり抜け、九六人も殺している怪物だぞ。お前ひとりで何ができるつもりだ」
「おれひとりじゃねえ。死刑権解放同盟に連絡する。切り裂きジャックに狙われているとなれば、大君ブリアンはかならず力になってくれる」
「警察より連中に頼る気か!」
「犯罪者を守る警察なんぞに頼れるか! 都の安全は市民自身の手で守る。政府の手助けなぞいらん」
そう叫び残し、ジェニーを抱えて強引に出ていこうとします。そのアランにいつも通りのマイペースな口調でビリーが声をかけました。
「一応言っておくが花婿どの。花嫁どのはガスを使われている疑いがある。検査することをすすめるぞ」
「なら民間の病院でする。権力のイヌなんぞに検査されたらどんな目にあわされるかわからんからな」
「アラン!」
「きさま!」
ジェニーがあまりにも非礼な態度を咎め、ジャックが気色ばみました。アランはそのどちらも意に介することなく、『ふん』と鼻を鳴らすとジェニーの抵抗など無視して出ていきました。拉致同然に連れていかれようとするジェニーはあわてて礼を言うのが精一杯でした。
ジェニーたちが去った後、ジャックは思い切り床を蹴飛ばしました。
「なんなんだ、あいつは! なんであそこまで警察を目の敵にするんだ!」
「目の敵にしているのは警察ではなく、国家権力だろう」
ビリーがのんきな口調で指摘します。
ジャックはもう一度床を蹴りつけました。
「くそっ! 殺人鬼に狙われている人間がいるってのに、現場の警護もできないってのかよ」
「返って好都合かも知れないぞ」
「どういう意味だ?」
「大君ブリアン自らが警護につくとなれば当然、私兵集団も連れてくる。さぞ物騒な重火器で周辺を固めることだろうな。となれば切り裂きジャックとしては例のガスを撒き散らすしかあるまい。そこで使い切ってくれれば……」
「おれたちはガスにまかれる心配なしに相手ができる、か」
「そういうことだ」
「よし。では、とにかく総動員して式場を遠巻きに警護しよう。なんとしても……」 そこまで言ったところでジャックは指を顎に当てて考え込みました。
「どうした」と、ビリー。
「あの野郎、たしかに化物だ。くやしいがおれじゃとても手に負えねえ。おい、ビリー。お前の得意分野でなんとかならねえか?」
「……昔、てなぐさみに作った筋力増強剤がある。それを使えば三倍ぐらいの力は出せる」
「そいつを頼む」
「副作用がひどいぞ?」
「二日酔いが恐くて酒が飲めるか」
「……わかった」
ビリーはため息をつきながら答えました。
「私も付き合おう」
「すると、急に意識が遠のいたと?」
「はい。痺れる、というより、ものすごく眠くなった、という感じでした。指一本ふれられたわけでもないのに……」
ジャックに視線を向けられてビリーが答えます。
「おそらく、無色無臭のガスだろう。皮膚にわずかに付着しただけで効果のあるものがある」
「被害者の悲鳴ひとつ聞かれていないのはそのためか」
「とりあえず、検査をしたほうがいいな。副作用があるかどうかはわからないが、殺す相手に使用するのに安全性を考慮するとも思えない」
「というわけです、ジェニー。検査させていただけますか?」
「ええ、もちろんです。お願いします」
ジェニーは頭を下げました。
もともと、それが本職のビリーはてきぱきと検査の用意をしました。
「それでは、まず採血を……」
言いかけたとき、どやどやと足音高く三人の男女が部屋に飛び込んできました。
「ジェニー、無事か!」
アランとジェニーの両親でした。報せを受けて飛んできたのです。アランなどはよほど盛り上がっていたと見えて顔中真っ赤ですし、彼が入ってきただけて部屋中が酒臭くなったほどです。強いだけの安っぽいコロンの匂いもするところを見ると、その手の女性も呼んで大騒ぎしていたのでしょう。これは……私情をはさませていただきますが、女としては語りたくない部分です。
アランはジェニーの姿を認めると真っすぐに飛びつき、筋肉の盛り上がった両腕で抱きかかえました。屈強な大男のアランとごく普通の体型のジェニー。結婚前夜の男女というより、父親が娘を抱きしめたように見えたそうです。
両親はそのアランの後ろから、力任せに抱きしめられて窒息しようなジェニーにあれこれと声をかけています。
「……え、ええ、だいじょうぶ」
保護意欲過剰のアランの包容からなんとか逃れ、ジェニーは言いました。安心させるために微笑を浮かべて見せます。それを見たアランは安堵のあまり泣きそうな表情になりました。そんなに大事ならなぜ、その手の女性など……と、思うのはわたくしが女だからでしょうか? いえ、よけいなことでございました。お忘れください。
アランはジェニーの肩をそっと抱き、歩き出そうとしました。
「よかった、よかった。もう大丈夫だぞ。おれがいるかぎり、切り裂きジャックなんぞには指一本ふれさせないからな。さあ、帰ろう。明日は結婚式なんだ。花嫁が寝不足では様にならないからな。お父さんたちもご心配でしょう。どうです? 今夜はうちに泊まられては」
ひとりで勝手に取り仕切り、出ていこうとします。そのアランをジャックが引きとめました。
「おい、ちょっとまて」
「なんだ?」
と振り返る態度は、表情といい、口調といい、敵意丸出しであり、ジェニーやその両親に見せる荒くれだが気さくな態度とはまるでちがうものでした。
ジャックはアランに近づいて言いました。
「結婚式だと? ジェニーは狙われているんだぞ。それも、よりによって切り裂きジャックにだ。それなのに式なんぞ挙げる気なのか?」
「お前らには関係ない!」
「アラン! この人たちはわたしを保護してくれたのよ。失礼な態度をとらないで」
花嫁にたしなめられてさすがにアランも態度を変えました。渋々といった様子でジャックに言いました。
「……今日のところは礼を言っておく。だが、よけいな干渉なぞいらん。霧と怪奇の都の市民はテロには屈しない。それが犯罪者であれ、政府であれな。誰に狙われようが、どうしようが、式は挙げる。かならずな」
「きさまの面子のために花嫁を危険にさらそうってのか!」
「犯人も捕まえらなかったやつがほざくな!」
「ぐっ……」
ジャックは答えにつまりました。それを言われると弱いのです。
「なら、せめて、おれたちに警護させろ」
「よけいなお世話だ。ジェニーはおれが守る。きさまらは手出しするな」
「ふざけるな! 相手は都を挙げた警戒をすり抜け、九六人も殺している怪物だぞ。お前ひとりで何ができるつもりだ」
「おれひとりじゃねえ。死刑権解放同盟に連絡する。切り裂きジャックに狙われているとなれば、大君ブリアンはかならず力になってくれる」
「警察より連中に頼る気か!」
「犯罪者を守る警察なんぞに頼れるか! 都の安全は市民自身の手で守る。政府の手助けなぞいらん」
そう叫び残し、ジェニーを抱えて強引に出ていこうとします。そのアランにいつも通りのマイペースな口調でビリーが声をかけました。
「一応言っておくが花婿どの。花嫁どのはガスを使われている疑いがある。検査することをすすめるぞ」
「なら民間の病院でする。権力のイヌなんぞに検査されたらどんな目にあわされるかわからんからな」
「アラン!」
「きさま!」
ジェニーがあまりにも非礼な態度を咎め、ジャックが気色ばみました。アランはそのどちらも意に介することなく、『ふん』と鼻を鳴らすとジェニーの抵抗など無視して出ていきました。拉致同然に連れていかれようとするジェニーはあわてて礼を言うのが精一杯でした。
ジェニーたちが去った後、ジャックは思い切り床を蹴飛ばしました。
「なんなんだ、あいつは! なんであそこまで警察を目の敵にするんだ!」
「目の敵にしているのは警察ではなく、国家権力だろう」
ビリーがのんきな口調で指摘します。
ジャックはもう一度床を蹴りつけました。
「くそっ! 殺人鬼に狙われている人間がいるってのに、現場の警護もできないってのかよ」
「返って好都合かも知れないぞ」
「どういう意味だ?」
「大君ブリアン自らが警護につくとなれば当然、私兵集団も連れてくる。さぞ物騒な重火器で周辺を固めることだろうな。となれば切り裂きジャックとしては例のガスを撒き散らすしかあるまい。そこで使い切ってくれれば……」
「おれたちはガスにまかれる心配なしに相手ができる、か」
「そういうことだ」
「よし。では、とにかく総動員して式場を遠巻きに警護しよう。なんとしても……」 そこまで言ったところでジャックは指を顎に当てて考え込みました。
「どうした」と、ビリー。
「あの野郎、たしかに化物だ。くやしいがおれじゃとても手に負えねえ。おい、ビリー。お前の得意分野でなんとかならねえか?」
「……昔、てなぐさみに作った筋力増強剤がある。それを使えば三倍ぐらいの力は出せる」
「そいつを頼む」
「副作用がひどいぞ?」
「二日酔いが恐くて酒が飲めるか」
「……わかった」
ビリーはため息をつきながら答えました。
「私も付き合おう」
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる