異世界チーズ令嬢紀行 〜NTR? 婚約破棄? 追放? 興味ありません。あたしはチーズで世界を幸せにします〜

藍条森也

文字の大きさ
21 / 33
第七話 傷心の竜姫に美味しいアイスを

グリフォンvs.竜の姫

しおりを挟む
 カティとリヴァイアサンは本来の姿に戻ったグリフォンの背に乗って、竜姫の住まう山の宮殿に向かっていた。フェンリルとフェニックスは『他に用ができた』と言って別行動をとっている。
 フェンリルたちがカティとはなれて自分だけで行動するなどいままでになかったこと。どこに、なにをしに行くのかと尋ねたが答えようとはせず、ふたりそろってどこかに行ってしまった。
 「あいつら、もともと、世界の命運を懸けて戦う宿敵同士だぞ。そのことを思い出してどこかでやらかすつもりなんじゃないか?」
 かつての空と陸の大戦時、双方から仲間はずれにされたことをいまだ根にもっているグリフォンは、少なからぬ悪意と偏見をもってそう言ったものである。
 それに対し、カティは、
 「だいじょうぶ! お腹がけば、おいしいチーズ目当てに帰ってきます」
 と、どうも飼い犬扱いである。
 そのカティの背負った保冷バッグのなかには、グリフォン製ミルクで作ったティラミスアイスが山と入っている。傷心の竜姫の心を癒やすための贈り物である。
 さすがにグリフォンの飛翔速度はものすごく、あっという間に竜姫の宮殿が見えてきた。 
 「手前に降りて、あとは歩いていくよ。このまま突っ込んだら攻撃しに来たと思われかねないからね」
 グリフォンにしてはめずらしく思慮深いことを言ったので、カティもリヴァイアサンも感心した。
 言葉通り、宮殿の手前に降り、そこからは歩いて向かう。ヘソを曲げた竜姫のせいでカラカラに渇ききったこの地域だが、このあたりだけはまだ緑が残り、わずかながら動物たちも生きて、動いている。
 「……このあたりは本当に雨が多くて、緑の多い場所だったんだけどなあ。いまじゃこの様か」
 グリフォンが悲しそうに呟いた。
 カティはそんな『妹分』を励ますために力強く断言した。
 「だいじょうぶです! そのためのティラミスアイス。女の子がムシャクシャしたらアイスクリーム! おいしいアイスクリームをどか食いしたらどんな悩みも吹っ飛びます! まして、このティラミスアイスはグリちゃんのおっぱいから作っているんです。絶対ぜったい気持ちは伝わります!」
 「うん、そうだよね、行こう、カティ姉ちゃん!」
 「はい!」
 そんなふたりの姿に――。
 リヴァイアサンは『あらあら』と微笑んだのだった。
 
 そして、一行は竜姫の宮殿へとやってきた。
 あたりはなにやらひんやりと冷え込み、陰鬱いんうつな空気に満ちている。このあたりにはまだ水分があるはずなのに、その重苦しい空気のせいか、まわりの草木はうなだれ、小動物ひとつ見あたらない。
 「うわあ」
 と、リヴァイアサンが声をあげた。
 「これは、あれねぇ。ムチャクチャ怒ってダンマリを決め込んだ人を前にしたときの、あのピリピリした空気」
 「はい。それそのものです」
 「早く行こう、カティ姉ちゃん! こんななかにひとりっきりでいるなんて良くないよ」
 ボッチのさびしさを知るだけに切実なグリフォンだった。
 宮殿の門はぴったりと閉ざされ、静まり返っていた。気の弱い人間ならそこから発せられる雰囲気だけで恐れおののき、逃げ帰っていたことだろう。
 もちろん『チーズのためなら例え火のなか、水のなか!』を地で行くチーズ令嬢カティに、そんな気の弱さは微塵みじんもない。
 雰囲気に負けない、と言うか、空気を読まない大胆さで声を限りに張りあげる。
 「竜姫さま、竜姫さま! 門を開けてください、竜姫さま!」
 返事はない。
 カティはかまわず叫びつづける。
 「おいしいおいしいティラミスアイスをもってきました! 一緒に食べて浮き世の憂さを晴らしましょう!」
 「……帰れ」
 ようやく、門の奥から声が響いた。
 まだ若い女性の声。しかし、一〇代特有の甘さや軽さは微塵みじんもない。凜々りりしく、重々しい、まさに『武家の娘』と言いたくなる声だった。
 「くどいぞ、人間。お前たちは、わたしを裏切った。神聖なる婚約を破棄し、その罪人をかくまった。わたしにはずかしめを与えたのだ。その罪、許すわけには行かぬ」
 「あたしたちはこの地域の人間ではありません。旅のものです。 竜姫さまのお話を聞いて心を慰めるためにやってきたんです! 女の子がムシャクシャしたらアイスです。アイスクリームを食べて気分をかえるのが一番です! 一緒に食べましょう!」
 「くどい! いまさら、わたしの怒りがアイスなどで溶けるものか。去れ。去らねば我がいかずちでふたつに割ってくれるぞ、人間!」
 「人間じゃないよ!」
 グリフォンが叫んだ。
 「あたしだよ、わかるだろ? グリフォンだよ。空と陸の大戦争のときに会ったじゃないか。リヴァイアサンもいるよ」
 「グリフォン? リヴァイアサン?」
 扉の奥からいぶかしむ声が返ってきた。
 「あたしはあの大戦のとき、どっちの仲間にも入れてもらえなかった。それからずっとずっとそのことを恨みに思ってひとりで生きてきた。だから、わかるんだ! 恨みに凝り固まって引きこもってたりしちゃ駄目だよ! そんなの楽しくない、世の中にはもっと楽しいことがあるんだから……」
 「黙れ! きさまごとき合成魔獣が、四神たる身に説教しようなぞ永遠に早いわっ!」
 「それなら、同じ四神であるリヴァさんが説教するならいいのね?」
 と、リヴァイアサン。相変わらずいい感じに力の抜けたおっとり口調だが、その奥にはめずらしく怒りが込められている。
 「ねえ、竜ちゃん。あなた、いま、この地域がどうなってるか本当にわかってるの? 人間だけじゃなく、他の生き物たちまで死に絶えてるのよ? 人間への恨みのせいで他の生き物まで死なせちゃうなんてやりすぎでしょ。リヴァさん、納得いかないなぁ」
 「黙れ! 四神たる身が人間ごときにそそのかされてのこのこやってきたか。海のものはおとなしく海に引っ込んでおれ!」
 あくまでも拒絶するそのかたくなな態度に――。
 グリフォンがキレた。
 「このわからず屋! こうなったら力ずくで……!」
 グリフォンが吠えた。
 翼が唸りをあげて突風を引き起こした。
 嘴が大きく開き、巨大な雷球らいきゅうが放たれた。
 風といかずち
 そのふたつがひとつとなって宮殿を襲い、吹き飛ばした。落ち着いたたたずまいの宮殿はたちまち瓦礫がれきの山と化す。その瓦礫がれきのなかから――。
 「無礼者!」
 怒りの咆哮ほうこうと共に真っ白な竜が姿を表わした。
 まっすぐに飛びあがり、雲ひとつない空を背景にグリフォンをにらみつける。
 「合成魔獣ごときが我が宮殿に手をかけるとは! その無礼、思い知らせてくれる!」
 「あたしのセリフだよ! こっちこそ思い知らせてやる!」
 グリフォンは叫び返した。得意の雷球らいきゅうを何発もまとめて放った。空からは竜の姫の呼んだいかずちが幾筋も地上目がけて落ちてくる。
 雷球らいきゅういかずち
 共に、いかずちを操る二体の神獣のぶつかり合い。しかし――。
 「大変! グリちゃんが押されています!」
 カティがそう叫んだとおり、両者の力の差は歴然。どうにか打ちあっていたのは最初だけで、グリフォンはすぐに一方的にやられはじめた。
 リヴァイアサンが『あ~あ、やっぱり』と言いたげな様子で頬に片手をついた。溜め息交じりに説明した。
 「まあねえ。竜ちゃんはリヴァさんやフッちゃん、フニちゃんと同じ四神の一柱で最高位の神霊。対して、グリちゃんは単なる合成魔獣。霊的位階にしてふたつ、差があるんだもの。敵うわけないのよねえ」
 「それって、どれぐらいの差があるんですか⁉」
 「子猫とおとなの虎ぐらい。もっとかな?」
 「大変じゃないですか!」
 リヴァイアサンの呑気な解説の間にもグリフォンは竜のいかずちに打たれ、火傷を負い、転げまわっている。
 「わああああっ!」
 「グリちゃん!」
 グリフォンの叫びが轟き、カティの悲鳴があがる。
 「とどめだ、下賤げせんなるもの!」
 空に浮かぶ竜の姫。その真っ白な体がいかずちいろに輝き渡る。最大級のいかずちが落とされようとしていた。そのとき――。
 「だめです!」
 カティが叫んだ。
 グリフォンの巨体をかばうべく、その前に飛び出した。
 「カティ姉ちゃん!」
 驚いたグリフォンがカティをかばって抱え込もうとする。それでも、カティはがんとしてゆずらずグリフォンの前に立ちつづける。
 互いにかばいあう人間とグリフォン。
 そこへ、竜の姫のいかずちが襲いかかった。
 轟音。
 閃光。
 爆発。
 そのすべてが同時に起こった。
 衝撃で突風が巻き起こり、土煙が舞った。それが収まったとき、そこには――。
 互いにかばいあう姿のままのカティとグリフォンがいた。
 「あ、あれ……?」
 「……変です。あたしたち、生きてます」
 グリフォンがとまどった声をあげ、カティも不思議そうに呟いた。
 どう考えても生きていられるはずのない攻撃。
 それなのに、ふたりは生きていた。その理由はふたりを包む水の壁。リヴァイアサンが呼んだ、電気を通すことのない純水で作られた巨大な壁だった。
 リヴァイアサンが前に進み出た。脱力系セクシー美女のその顔に、はっきりと怒りの色が浮かんでいる。
 「ねえ、竜ちゃん。ここまでにしたら? あなたの言う下賤げせんな人間がここまで体を張ったのよ。カティがどれぐらい真剣かはわかったでしょう? 話ぐらい聞いてあげたら? でないと、さすがにリヴァさんも怒っちゃうなぁ。リヴァさんとあなたが本気で戦ったらこの世がどうなるか。いくら、頭に血がのぼっていても、それぐらいはわかるでしょう?」
 その言葉に――。
 納得、あるいは、あきらめたのか、竜の姫は敵意を納めた。白く輝く竜体が静かに地上に降りてくる。その全身が光に包まれ、人の姿へとかわっていく。
 「……いいでしょう。互いにかばいあったその姿に免じ、話だけは聞くとしましょう」
 そこにいたのはまだ一〇代の、長い黒髪をアップにまとめ、鉢巻を締めた和装姿の美少女だった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました

黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。 彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。 戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。 現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと! 「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」 ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。 絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。 伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進! 迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る! これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー! 美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。 人生、逆転できないことなんて何もない!

『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合

鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。 国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。 でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。 これってもしかして【動物スキル?】 笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

過労死した俺、異世界で最強農業チートに目覚める。神農具で荒野を楽園に変えたら、エルフや獣人が集まって最高の国ができました

黒崎隼人
ファンタジー
「君、死んじゃったから、異世界で国、作らない?」 ブラック企業で過労死した俺、相川大地。 女神様から授かったのは、一振りで大地を耕し、一瞬で作物を育てる**最強の『神農具』**だった!? 右も左もわからない荒野でのサバイバル。 だけど、腹ペコのエルフ美少女を助け、頼れるドワーフ、元気な猫耳娘、モフモフ神狼が仲間になって、開拓生活は一気に賑やかに! 美味しいご飯とチート農具で、荒野はあっという間に**「奇跡の村」**へ。 これは、ただの農民志望だった俺が、最高の仲間たちと世界を救い、種族の壁を越えた理想の国『アグリトピア』を築き上げる物語。 農業は、世界を救う! さあ、今日も元気に、畑、耕しますか!

ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る

黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。 森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。 一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。 これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。

【読切短編】転生したら辺境伯家の三男でした ~のんびり暮らしたいのに、なぜか領地が発展していく~

Lihito
ファンタジー
過労死したシステムエンジニアは、異世界の辺境伯家に転生した。 三男。継承権は遠い。期待もされない。 ——最高じゃないか。 「今度こそ、のんびり生きよう」 兄たちの継承争いに巻き込まれないよう、誰も欲しがらない荒れ地を引き受けた。 静かに暮らすつもりだった。 だが、彼には「構造把握」という能力があった。 物事の問題点が、図解のように見える力。 井戸が枯れた。見て見ぬふりができなかった。 作物が育たない。見て見ぬふりができなかった。 気づけば——領地が勝手に発展していた。 「俺ののんびりライフ、どこ行った……」 これは、静かに暮らしたかった男が、なぜか成り上がっていく物語。

過労死して転生したら『万能農具』を授かったので、辺境でスローライフを始めたら、聖獣やエルフ、王女様まで集まってきて国ごと救うことになりました

黒崎隼人
ファンタジー
過労の果てに命を落とした青年が転生したのは、痩せた土地が広がる辺境の村。彼に与えられたのは『万能農具』という一見地味なチート能力だった。しかしその力は寂れた村を豊かな楽園へと変え、心優しきエルフや商才に長けた獣人、そして国の未来を憂う王女といった、かけがえのない仲間たちとの絆を育んでいく。 これは一本のクワから始まる、食と笑い、もふもふに満ちた心温まる異世界農業ファンタジー。やがて一人の男のささやかな願いが、国さえも救う大きな奇跡を呼び起こす物語。

追放された悪役令嬢、農業チートと“もふもふ”で国を救い、いつの間にか騎士団長と宰相に溺愛されていました

黒崎隼人
ファンタジー
公爵令嬢のエリナは、婚約者である第一王子から「とんでもない悪役令嬢だ!」と罵られ、婚約破棄されてしまう。しかも、見知らぬ辺境の地に追放されることに。 絶望の淵に立たされたエリナだったが、彼女には誰にも知られていない秘密のスキルがあった。それは、植物を育て、その成長を何倍にも加速させる規格外の「農業チート」! 畑を耕し、作物を育て始めたエリナの周りには、なぜか不思議な生き物たちが集まってきて……。もふもふな魔物たちに囲まれ、マイペースに農業に勤しむエリナ。 はじめは彼女を蔑んでいた辺境の人々も、彼女が作る美味しくて不思議な作物に魅了されていく。そして、彼女を追放したはずの元婚約者や、彼女の力を狙う者たちも現れて……。 これは、追放された悪役令嬢が、農業の力と少しのもふもふに助けられ、世界の常識をひっくり返していく、痛快でハートフルな成り上がりストーリー!

処理中です...