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第二部 絆ぐ伝説
第一五話一一章 これしかない
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「殺れっ!」
黒の豹のその叫びのもと――。
虎の子の自走砲が音を立てて突撃する。
方天とヴァレリの指揮によって前方に展開していた歩兵たちが左右にわかれ、後退し、〝すさまじきもの〟と砲兵隊の間を開ける。砲兵たちは無人の野となったその地域を一気に駆け抜け、
迫る、
迫る、
迫る!
いまは天命の巫女とひとつになり、千年後の目覚めのために天命の曲を奏でつづける存在となったメリッサ。
そのメリッサがまさに、このときのために作りあげ、セアラが『もうひとつの輝き』の意地と誇りに懸けて改良を加えてきた自走砲。
その自走砲がいま、山のように巨大な怪物めがけて突撃していく。火と燃える石炭を食らっては、ドラゴンの熱い息のような蒸気を吹きあげ、稲妻が鳴るような音を立てながら。
その姿はまさに、科学の生んだ鋼鉄のドラゴン。その鋼鉄のドラゴンがいま、敵というにはあまりにも巨大な相手に立ち向かう。
先端に建てられた高い櫓。その櫓に設置された爆砕射。
普段であれば、塹壕に潜む敵兵を狙うために下方に向けられる砲身がいま、山のように巨大な相手を討つために限界まで上方に向けられる。
轟音を立てて砲弾が放たれる。
いまの時代、一般的な大砲と言えばすべて、一発いっぱつ砲弾を手作業で込めて撃つ手込め式。それに対して爆砕射は最新式の自動装填装置を使っている。
そして、なにより、砲弾がちがう。一般的な大砲が単なる金属の塊の砲丸を撃ち出すだけなのに対し、爆砕射に使われているのは流線型の砲弾。それも、内部に大量の火薬を詰め込み、着弾と同時に爆発して相手を吹き飛ばす炸裂弾。
連射性。
破壊力。
射程距離。
軌道の安定性。
すべてにおいて、一般的な大砲とは比べものにならない。まさに、時代よりも一〇〇年先を行く超兵器。
その爆砕射がいま、巨大すぎる敵を相手に、その全力をはじめて発揮した。
いままでは限りある砲弾を節約するために歩兵隊の後退を援護するときぐらいにしか使えなかった。その欲求不満を吹き払うように、撃って、撃って、撃ちまくった。砲身が熱をもって真っ赤に染まり、爆発するのではないかと思わせるほどの圧倒的な連射。
何発。
何十発。
何百発。
まさに、後先考えない連射によって、無数の砲弾が二体の異形の胎児に叩き込まれる。
砲身内の旋条によって鋭い回転を与えられた砲弾が、流線型の形によって効率よく空気を裂いて飛んでいく。
砲弾の回転に巻き込まれた空気が渦を巻き、音を立てて砲弾の後ろへと押し出されていく。
圧倒的な量の火薬によって撃ち出された砲弾は、鋭い回転と流線型の形によっていささかも軌道をかえることなくまっすぐに飛んでいく。
着弾した。
二体の異形の胎児の巨大な体に。
流線型の先端がその肉体に叩き込まれ、その衝撃によって砲弾に詰め込まれた大量の火薬が着火。爆発する。〝すさまじきもの〟の体表で爆発が連鎖し、爆炎が山のような巨体を覆い、爆発音が響きわたる。
その音の大きさたるや、いまにも鼓膜が破れそうなほど。世界連合軍の兵士たちにとっても被害が出るのは免れないものだった。しかし――。
それでもなお、〝すさまじきもの〟を打ちのめすその姿は、兵士たちにとってなによりも頼もしい守護神そのもの。事実、兵士たちはその場にしゃがみ、両耳を手で覆って鼓膜を保護しながらも会心の笑みを浮かべている。
「やったっ!」
そんな声もあちこちから聞こえてきた。
その場にいる誰もに勝利を確信させる。
それほどに苛烈な砲撃だった。
そのなかでももっとも興奮し、喜び勇んでいたのはもちろん、『もうひとつの輝き』の現代表であるセアラである。
「見たかっ!」
その場で跳びはね、そう叫ぶ。
その姿はまさに欣喜雀躍。ところどころ元気良く跳ねた短い髪を大きく揺らし、大胆不敵に短いスカートをはためかせ、下着が丸出しになるのもかまわずに叫んでいる。
「これがボクと姉さんの力だ!」
この世界を守るのはロウワンなんかじゃない、ボクたち『もうひとつの輝き』だ!
その思いを込めての叫びだった。しかし――。
濛々たる煙が晴れたとき、姿を表わしたもの。それは、かわることなくその場にそびえる山のように巨大な異形の胎児。その体表にはかすり傷すらついている様子はなかった。
「そんな! 爆砕射が効かない⁉」
セアラは叫んだ。
信じられない、と、その可愛らしい顔全体で叫んでいる。
この爆砕射はメリッサが作った初期のものとはちがう。どんどんと強化されていく亡道の怪物たちに対処するため、セアラが寝る間も惜しんで改良に改良を加えた最新型。
名前こそ同じ『爆砕射』であっても、中身はまったくの別物。その威力も、精度も、最初のものより格段に高くなっている。
その爆砕射が効かない。
かすり傷ひとつつけられない。
セアラならずとも、驚愕にこわばるのが当たり前だった。
事実、兵士たちは全員が恐怖の表情を浮かべていた。一度は勝利を確信していたために、叩きつけられた絶望はさらに大きく、深い。絶望に駆られるままに我先にと逃げ出した。
それでもなお、恐慌に駆られての全面的な潰走とならなかったのは、方天とヴァレリの指揮能力の高さがあればこそだった。
「黒の豹!」
セアラが叫んだ。
獣毛の生えた獣の腕にしがみついての必死の叫びだった。
「砲撃をつづけて! 姉さんとボクの作りあげた爆砕射が、あんな怪物に効かないなんてあるわけない! 撃ちつづければ絶対に倒せる!」
セアラの叫び、いや、懇願に対し、黒の豹は全力で応えた。さらなる一斉砲撃を指示した。
砲手たちはその命令を受けて新たな砲撃を開始した。先ほどに劣らない量の砲弾が〝すさまじきもの〟の肉体に叩き込まれ、轟音と爆炎が連鎖する。だが――。
〝すさまじきもの〟は怯まない。倒れない。かすり傷ひとつつきはしない。その事実をもってセアラを、すべての兵士たちを絶望させながら、巨大な拳を振りおろしてやってくる。迫ってくる。
「逃げろ! いまはとにかく兵の温存が最優先だ! 反撃など考えなくていい! とにかく、やつとの距離をとれ!」
「しかし、あわてるなよ! 規律を保ちつつ、整然と退却しろ! 恐慌に陥っては助かるものも助からんぞ!」
方天が叫び、ヴァレリが指示する。
ふたりの名将の指示のもと、兵士たちは我先にと、それでも、最低限の規律は保ったまま逃げ出していく。
「キキキイ、キイ、キイ、キイ!」
「やつの拳を攻撃しろ! 少しでも歩みをとめるんだ!」
「一撃離脱を徹底しなさい! 一撃を加えては後退する、その呼吸を忘れないで!」
ビーブが、
野伏が、
〝ブレスト〟・ザイナブが、
麾下の最精鋭部隊に攻撃を指示した。少しでも〝すさまじきもの〟の歩みを遅らせ、味方の退却を援護するために。
ゾウの足にアリの群れが噛みついてなんになろう。そんなことでゾウの歩みをとめられるはずがない。このときも同様。二体の〝すさまじきもの〟は人間たちの攻撃など頭から無視して歩みつづけた。
〝すさまじきもの〟の動きそのものは、その巨体ゆえに決して早くはない。しかし、なにしろ、一歩ごとの歩幅が大きい。しかも、その巨大な拳が地面を打ちつけるつど、大地はグラグラと揺れ、その上に立つか弱き生物たちをなぎ倒す。
必死に起きあがり、逃げ出そうとするが、もう遅い。その上に巨大な拳が無慈悲に降りかかり、世界を守るために戦う貴重な兵士たちが何十人とまとめて押しつぶされていく。ゾウの歩みに押しつぶされるちっぽけな虫そのままに。
戦いとはとうてい言えない。
一方的な虐殺。
そのありさまに――。
「だめだね」
行者がそう呟いた。
〝すさまじきもの〟の稲妻を呑み込んだ痛手はまだ癒えていない。普段は世界中の美女という美女をうらやましがらせ、嫉妬に苦しませるほどに透明感のある白い肌。その肌がいまや、端から見ただけでも気持ち悪くなるぐらい不健康な青白いものになっている。
込みあげる吐き気を、それでも美意識のすべてを込めて押さえ込みながら、行者は言った。その額に脂汗が浮いているなど、行者の永すぎる人生のなかでも、はじめてのことだったかも知れない。
「あれはやはり、この世ならざる存在だ。普通の手段では倒せないよ」
「ああ、そうだな」
マークスⅡもうなずいた。
その仕種にははっきりとした決意が込められていた。
「ここは、これしかない」
そう言って、手をかけた。
背中にかけた〝鬼〟の大刀に。
黒の豹のその叫びのもと――。
虎の子の自走砲が音を立てて突撃する。
方天とヴァレリの指揮によって前方に展開していた歩兵たちが左右にわかれ、後退し、〝すさまじきもの〟と砲兵隊の間を開ける。砲兵たちは無人の野となったその地域を一気に駆け抜け、
迫る、
迫る、
迫る!
いまは天命の巫女とひとつになり、千年後の目覚めのために天命の曲を奏でつづける存在となったメリッサ。
そのメリッサがまさに、このときのために作りあげ、セアラが『もうひとつの輝き』の意地と誇りに懸けて改良を加えてきた自走砲。
その自走砲がいま、山のように巨大な怪物めがけて突撃していく。火と燃える石炭を食らっては、ドラゴンの熱い息のような蒸気を吹きあげ、稲妻が鳴るような音を立てながら。
その姿はまさに、科学の生んだ鋼鉄のドラゴン。その鋼鉄のドラゴンがいま、敵というにはあまりにも巨大な相手に立ち向かう。
先端に建てられた高い櫓。その櫓に設置された爆砕射。
普段であれば、塹壕に潜む敵兵を狙うために下方に向けられる砲身がいま、山のように巨大な相手を討つために限界まで上方に向けられる。
轟音を立てて砲弾が放たれる。
いまの時代、一般的な大砲と言えばすべて、一発いっぱつ砲弾を手作業で込めて撃つ手込め式。それに対して爆砕射は最新式の自動装填装置を使っている。
そして、なにより、砲弾がちがう。一般的な大砲が単なる金属の塊の砲丸を撃ち出すだけなのに対し、爆砕射に使われているのは流線型の砲弾。それも、内部に大量の火薬を詰め込み、着弾と同時に爆発して相手を吹き飛ばす炸裂弾。
連射性。
破壊力。
射程距離。
軌道の安定性。
すべてにおいて、一般的な大砲とは比べものにならない。まさに、時代よりも一〇〇年先を行く超兵器。
その爆砕射がいま、巨大すぎる敵を相手に、その全力をはじめて発揮した。
いままでは限りある砲弾を節約するために歩兵隊の後退を援護するときぐらいにしか使えなかった。その欲求不満を吹き払うように、撃って、撃って、撃ちまくった。砲身が熱をもって真っ赤に染まり、爆発するのではないかと思わせるほどの圧倒的な連射。
何発。
何十発。
何百発。
まさに、後先考えない連射によって、無数の砲弾が二体の異形の胎児に叩き込まれる。
砲身内の旋条によって鋭い回転を与えられた砲弾が、流線型の形によって効率よく空気を裂いて飛んでいく。
砲弾の回転に巻き込まれた空気が渦を巻き、音を立てて砲弾の後ろへと押し出されていく。
圧倒的な量の火薬によって撃ち出された砲弾は、鋭い回転と流線型の形によっていささかも軌道をかえることなくまっすぐに飛んでいく。
着弾した。
二体の異形の胎児の巨大な体に。
流線型の先端がその肉体に叩き込まれ、その衝撃によって砲弾に詰め込まれた大量の火薬が着火。爆発する。〝すさまじきもの〟の体表で爆発が連鎖し、爆炎が山のような巨体を覆い、爆発音が響きわたる。
その音の大きさたるや、いまにも鼓膜が破れそうなほど。世界連合軍の兵士たちにとっても被害が出るのは免れないものだった。しかし――。
それでもなお、〝すさまじきもの〟を打ちのめすその姿は、兵士たちにとってなによりも頼もしい守護神そのもの。事実、兵士たちはその場にしゃがみ、両耳を手で覆って鼓膜を保護しながらも会心の笑みを浮かべている。
「やったっ!」
そんな声もあちこちから聞こえてきた。
その場にいる誰もに勝利を確信させる。
それほどに苛烈な砲撃だった。
そのなかでももっとも興奮し、喜び勇んでいたのはもちろん、『もうひとつの輝き』の現代表であるセアラである。
「見たかっ!」
その場で跳びはね、そう叫ぶ。
その姿はまさに欣喜雀躍。ところどころ元気良く跳ねた短い髪を大きく揺らし、大胆不敵に短いスカートをはためかせ、下着が丸出しになるのもかまわずに叫んでいる。
「これがボクと姉さんの力だ!」
この世界を守るのはロウワンなんかじゃない、ボクたち『もうひとつの輝き』だ!
その思いを込めての叫びだった。しかし――。
濛々たる煙が晴れたとき、姿を表わしたもの。それは、かわることなくその場にそびえる山のように巨大な異形の胎児。その体表にはかすり傷すらついている様子はなかった。
「そんな! 爆砕射が効かない⁉」
セアラは叫んだ。
信じられない、と、その可愛らしい顔全体で叫んでいる。
この爆砕射はメリッサが作った初期のものとはちがう。どんどんと強化されていく亡道の怪物たちに対処するため、セアラが寝る間も惜しんで改良に改良を加えた最新型。
名前こそ同じ『爆砕射』であっても、中身はまったくの別物。その威力も、精度も、最初のものより格段に高くなっている。
その爆砕射が効かない。
かすり傷ひとつつけられない。
セアラならずとも、驚愕にこわばるのが当たり前だった。
事実、兵士たちは全員が恐怖の表情を浮かべていた。一度は勝利を確信していたために、叩きつけられた絶望はさらに大きく、深い。絶望に駆られるままに我先にと逃げ出した。
それでもなお、恐慌に駆られての全面的な潰走とならなかったのは、方天とヴァレリの指揮能力の高さがあればこそだった。
「黒の豹!」
セアラが叫んだ。
獣毛の生えた獣の腕にしがみついての必死の叫びだった。
「砲撃をつづけて! 姉さんとボクの作りあげた爆砕射が、あんな怪物に効かないなんてあるわけない! 撃ちつづければ絶対に倒せる!」
セアラの叫び、いや、懇願に対し、黒の豹は全力で応えた。さらなる一斉砲撃を指示した。
砲手たちはその命令を受けて新たな砲撃を開始した。先ほどに劣らない量の砲弾が〝すさまじきもの〟の肉体に叩き込まれ、轟音と爆炎が連鎖する。だが――。
〝すさまじきもの〟は怯まない。倒れない。かすり傷ひとつつきはしない。その事実をもってセアラを、すべての兵士たちを絶望させながら、巨大な拳を振りおろしてやってくる。迫ってくる。
「逃げろ! いまはとにかく兵の温存が最優先だ! 反撃など考えなくていい! とにかく、やつとの距離をとれ!」
「しかし、あわてるなよ! 規律を保ちつつ、整然と退却しろ! 恐慌に陥っては助かるものも助からんぞ!」
方天が叫び、ヴァレリが指示する。
ふたりの名将の指示のもと、兵士たちは我先にと、それでも、最低限の規律は保ったまま逃げ出していく。
「キキキイ、キイ、キイ、キイ!」
「やつの拳を攻撃しろ! 少しでも歩みをとめるんだ!」
「一撃離脱を徹底しなさい! 一撃を加えては後退する、その呼吸を忘れないで!」
ビーブが、
野伏が、
〝ブレスト〟・ザイナブが、
麾下の最精鋭部隊に攻撃を指示した。少しでも〝すさまじきもの〟の歩みを遅らせ、味方の退却を援護するために。
ゾウの足にアリの群れが噛みついてなんになろう。そんなことでゾウの歩みをとめられるはずがない。このときも同様。二体の〝すさまじきもの〟は人間たちの攻撃など頭から無視して歩みつづけた。
〝すさまじきもの〟の動きそのものは、その巨体ゆえに決して早くはない。しかし、なにしろ、一歩ごとの歩幅が大きい。しかも、その巨大な拳が地面を打ちつけるつど、大地はグラグラと揺れ、その上に立つか弱き生物たちをなぎ倒す。
必死に起きあがり、逃げ出そうとするが、もう遅い。その上に巨大な拳が無慈悲に降りかかり、世界を守るために戦う貴重な兵士たちが何十人とまとめて押しつぶされていく。ゾウの歩みに押しつぶされるちっぽけな虫そのままに。
戦いとはとうてい言えない。
一方的な虐殺。
そのありさまに――。
「だめだね」
行者がそう呟いた。
〝すさまじきもの〟の稲妻を呑み込んだ痛手はまだ癒えていない。普段は世界中の美女という美女をうらやましがらせ、嫉妬に苦しませるほどに透明感のある白い肌。その肌がいまや、端から見ただけでも気持ち悪くなるぐらい不健康な青白いものになっている。
込みあげる吐き気を、それでも美意識のすべてを込めて押さえ込みながら、行者は言った。その額に脂汗が浮いているなど、行者の永すぎる人生のなかでも、はじめてのことだったかも知れない。
「あれはやはり、この世ならざる存在だ。普通の手段では倒せないよ」
「ああ、そうだな」
マークスⅡもうなずいた。
その仕種にははっきりとした決意が込められていた。
「ここは、これしかない」
そう言って、手をかけた。
背中にかけた〝鬼〟の大刀に。
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