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第二部 絆ぐ伝説
第八話最終章 騎士の迎え
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ロウワンたちはイスカンダル城塞群の跡地、いまではプリンスの国たる平等の国リンカーンの本拠地となっている土地に向かって歩いていた。途中、何度か、プリンスの送ってくる補給隊と出会い、帰還することを告げながら。
すでにけっこうな距離を入り込んでいたので帰還するまでには何日もかかったが、その道のりは比較的、平穏だった。ときおり、凍った時が溶けて動けるようになった亡道の怪物に襲われることはあったがもちろん、そんな雑魚では野伏や行者の相手にはならない。部屋の扉を開くようにあっけなく倒し、進んできた。
「パンゲアの騎士団もすべて、亡道の司に乗っ取られた。そう言っていたな」
ロウワンがレディ・アホウタに尋ねた。
「そうっス」
レディ・アホウタはそう答えた。短いがそのなかに怒り、無念、くやしさ、それらすべてが入り交じった答え方だった。
「でも、騎士団がやってくる気配はない。その点は助かるな」
「大聖堂まではまだまだ距離があるっスから。たとえ、向かってきていてもいまから追いつかれることはないっスよ。それに……」
「それに?」
「大聖堂にはアルヴィルダ猊下がいるっス。猊下が押えていると思うっス」
レディ・アホウタがそう言ったのは『そう信じている』と言うより『そう思いたい』という気持ちからだろう。パンゲア人であるレディ・アホウタがそう思いたい気持ちはロウワンたちにもわかる。しかし――。
「亡道の司がここまでやってきていたんだ。そんな期待はもたない方がいいね」
行者が飄々とした口調と態度でその実、とてつもない冷徹さをもってそう言いきった。ロウワン、メリッサ、ハーミドたちが思わず、非難がましい視線を行者に向けた。
他の人間には思っていても言いずらいことをはっきりとみんなに告げる。それが、行者の役割なのだと承知はしていてもやはり、不快に思うときはある。
レディ・アホウタは行者に言われてジッと黙りこんだ。うつむきながら歩きつづける。
――おい、そろそろ夜だぜ。
ビーブが言った。
濃いミルク色の靄に天まで覆われ、昼夜のわからないこの世界だが、ビーブの野性の感覚はそのなかでもしっかりと夜の訪れ、日の出の時を感じとっている。昼夜がわからないまま歩きまわっていては、どれだけの日が過ぎたのかもわからなくなるし、いつ、どれだけ、休めばいいのかも計りづらい。ビーブの存在はありがたいものだった。
一行は野営の準備をした。と言っても、どこか、その辺の地面に腰をおろして補給隊から渡された燃料を焚き、食事の準備をする程度のものだが。
パチパチと火の爆ぜる音を聞きながら、ビーブたちは車座になって座っている。食後のコーヒーもすべて飲み終え、容器はすべて空になっている。そのなかでロウワンとメリッサ、ふたりの姿がない。
あの日以来、ロウワンとメリッサは夜になると皆からはなれ、ふたりだけで姿を消すようになっていた。その理由ももちろん、全員がわかっているし、そのことにツッコむほど野暮でもない。
「まあ、仕方ないな」
野伏が肩をすくめながら言った。
「はじめて女を知った直後の衝動は、自分でも怖くなるぐらい激しいものだ。まして、あの年頃だ。体が焼き尽くされるような思いだろう。皆の前で表に出さないだけ、よく押えている」
「そうだね。体のなかのヘビが収まるまでには、まだ何日かかかるだろうね」
「ああ。その気持ちはよくわかる。おれもそうだったからな。いや、あのときはほんと、自分はどうかしちまったんじゃないかと思ったよ」
ハーミドの言葉に――。
うんうんとうなずく野伏と行者であった。
「しかし、ロウワン卿もはじめての場所がこんなところとは災難なことだな。メリッサどのだって、もっとまともな場所で相手したかっただろうに」
――それが、おかしいってんだよ。なんで、人間てやつは場所を選ぶんだ? おれたちにとっちゃ天地自然すべてが愛の巣だぜ。
ビーブの言葉に行者が苦笑した。
「まあ、人間には人間の事情があるからね。そういうわけにはなかなか行かないんだよ。
――まったく。面倒くせえよな、人間ってやつは。
「たしかに、野山が舞台というのもなかなかいいものではあるがな」
「おっ、野伏どの。あんたはそういう趣味なのかい?」
野伏の言葉にハーミドがやたら嬉しそうに反応したのは、これも新聞記者としての職業魂だろうか。それとも、単なる下世話な好奇心だったろうか。
野伏は別段、恥ずかしがる様子もなく答えた。
「この一〇年、ほとんど戦場にいたからな。場所を選んでいる余裕などなかった」
「なるほど。そういうこともあるか」
「だけど、いつものことだけどしけ込んでいる時間が長いよね。さすが、若いだけのことはあるよ。この分だと、帰りつく頃にはメリッサは母親になっているんじゃないかな?」
――そうなりゃ願ったりだな。おれが名付け親になってやれるぜ。
「わっはっはっ! そいつはいい! そのときは、ぜひともおれに取材させてくれよ。世界の運命を背負って戦う英雄が父親になったとなりゃあ、世界中が大注目だからな」
行者の冗談――か、どうかは不明だが――に、ビーブか嬉しそうに答え、ハーミドが豪快に笑った。すると、レディ・アホウタが頬肉の腐り落ちた頬をぷくうっとふくらませて抗議口調で言った。
「レディの前っスよ。そういう話題は控えてほしいっス」
「そんなに気にしなくてもいいだろう。『見た目は幼女、中身は淑女』が君の売りなんだろう? だったら、それなりの経験はあるはずだよね?」
「自分は任務のためにすべてを捧げたパンゲア史上最高の諜報員っス! そんなことに関わっている暇はないっス!」
レディ・アホウタは憤然としてそう言いきった。生きた体があったら顔中、真っ赤にしていたところだ。それが怒りのためか、はたまた恥じらいのためかは微妙なところだが。
そんな『男同士』の会話もときおり盛り込みながら、一行は帰還の旅をつづけた。
やがて、目の前に濃いミルク色の靄が広がった。靄のなかに一歩、踏み込む。本当に、ミルクのなかに身を浸したような水気と粘りとを感じながらそのなかを進む。外に出た。その途端――。
世界は文字通り一変していた。
そこはもう、透明な結晶ばかりが広がる世界ではない。生きいきとした色彩あふれる世界だった。黒々とした大地。緑の草。赤や青、黄色の花。天に向かって雄々しく伸びる茶色い幹。そして、なによりも空。青空に白い雲が浮かび、太陽が輝く黄金の空だ。
――ああ。
ロウワンは思わず天を仰ぎ、両目を閉じていた。閉じた目から涙があふれた。ロウワンだけではない。ビーブも、野伏も、行者も、メリッサも、ハーミドも、レディ・アホウタも、全員が生きた世界に戻ってきたことに感動し、天を仰ぎ、その世界に自らを浸していた。
――こんなに、生きた世界を求めていたのか。
そう思った。
時の凍った世界を旅していたときは気がつかなかった。その世界に慣れていると思っていた。しかし、自分でも気づかない心の奥底ではこんなにも生きた世界に恋い焦がれていたとは。
――やっぱり、自分たちはこの世界の住人なんだ。
骨身に染みて、そう思った。同時に、
――この世界を守らなくちゃ。この世界を死なせてはいけない。
改めて、そう誓った。
そのままイスカンダル城塞群跡に向かった。すると、妙なざわめきが起こっていた。何十人というプリンス配下の元海賊たちが城跡とサラスヴァティー長海の方を行き来しながら騒いでいる。そのなかには漆黒の肌をした、ひときわ剽悍そうな若者の姿もあった。
若者がロウワンたちに気がついた。クロヒョウのように駆けてきた。
「戻ったか、ロウワン!」
「プリンス。どうしたんだ、この騒ぎは? なにかあったのか?」
「幽霊船だ!」
「えっ?」
「騎士マークスの幽霊船がサラスヴァティー長海にやってきているんだ!」
その言葉に――。
ロウワンは駆け出していた。ざわめく元海賊たちをぶっちぎり、風のようにサラスヴァティー長海めがけて駆けた。息を切らして立ちどまり、崖の上からサラスヴァティー長海を見下ろした。
すると、そこには確かにいた。幼い頃、祖母に子守歌がわりに騎士マークスの物語を聞かされて以来、夢に見るほど憧れてきた船。騎士マークスの幽霊船が。天命の巫女の奏でる天命の曲も、たしかにその船のなかから聞こえていた。
――そうか。
グッと両拳を握りしめながら、ロウワンは『時』が来たことを知った。
――騎士マークス。ついに、おれを迎えに来てくれたんだな。
第二部第八話完
第九話につづく
すでにけっこうな距離を入り込んでいたので帰還するまでには何日もかかったが、その道のりは比較的、平穏だった。ときおり、凍った時が溶けて動けるようになった亡道の怪物に襲われることはあったがもちろん、そんな雑魚では野伏や行者の相手にはならない。部屋の扉を開くようにあっけなく倒し、進んできた。
「パンゲアの騎士団もすべて、亡道の司に乗っ取られた。そう言っていたな」
ロウワンがレディ・アホウタに尋ねた。
「そうっス」
レディ・アホウタはそう答えた。短いがそのなかに怒り、無念、くやしさ、それらすべてが入り交じった答え方だった。
「でも、騎士団がやってくる気配はない。その点は助かるな」
「大聖堂まではまだまだ距離があるっスから。たとえ、向かってきていてもいまから追いつかれることはないっスよ。それに……」
「それに?」
「大聖堂にはアルヴィルダ猊下がいるっス。猊下が押えていると思うっス」
レディ・アホウタがそう言ったのは『そう信じている』と言うより『そう思いたい』という気持ちからだろう。パンゲア人であるレディ・アホウタがそう思いたい気持ちはロウワンたちにもわかる。しかし――。
「亡道の司がここまでやってきていたんだ。そんな期待はもたない方がいいね」
行者が飄々とした口調と態度でその実、とてつもない冷徹さをもってそう言いきった。ロウワン、メリッサ、ハーミドたちが思わず、非難がましい視線を行者に向けた。
他の人間には思っていても言いずらいことをはっきりとみんなに告げる。それが、行者の役割なのだと承知はしていてもやはり、不快に思うときはある。
レディ・アホウタは行者に言われてジッと黙りこんだ。うつむきながら歩きつづける。
――おい、そろそろ夜だぜ。
ビーブが言った。
濃いミルク色の靄に天まで覆われ、昼夜のわからないこの世界だが、ビーブの野性の感覚はそのなかでもしっかりと夜の訪れ、日の出の時を感じとっている。昼夜がわからないまま歩きまわっていては、どれだけの日が過ぎたのかもわからなくなるし、いつ、どれだけ、休めばいいのかも計りづらい。ビーブの存在はありがたいものだった。
一行は野営の準備をした。と言っても、どこか、その辺の地面に腰をおろして補給隊から渡された燃料を焚き、食事の準備をする程度のものだが。
パチパチと火の爆ぜる音を聞きながら、ビーブたちは車座になって座っている。食後のコーヒーもすべて飲み終え、容器はすべて空になっている。そのなかでロウワンとメリッサ、ふたりの姿がない。
あの日以来、ロウワンとメリッサは夜になると皆からはなれ、ふたりだけで姿を消すようになっていた。その理由ももちろん、全員がわかっているし、そのことにツッコむほど野暮でもない。
「まあ、仕方ないな」
野伏が肩をすくめながら言った。
「はじめて女を知った直後の衝動は、自分でも怖くなるぐらい激しいものだ。まして、あの年頃だ。体が焼き尽くされるような思いだろう。皆の前で表に出さないだけ、よく押えている」
「そうだね。体のなかのヘビが収まるまでには、まだ何日かかかるだろうね」
「ああ。その気持ちはよくわかる。おれもそうだったからな。いや、あのときはほんと、自分はどうかしちまったんじゃないかと思ったよ」
ハーミドの言葉に――。
うんうんとうなずく野伏と行者であった。
「しかし、ロウワン卿もはじめての場所がこんなところとは災難なことだな。メリッサどのだって、もっとまともな場所で相手したかっただろうに」
――それが、おかしいってんだよ。なんで、人間てやつは場所を選ぶんだ? おれたちにとっちゃ天地自然すべてが愛の巣だぜ。
ビーブの言葉に行者が苦笑した。
「まあ、人間には人間の事情があるからね。そういうわけにはなかなか行かないんだよ。
――まったく。面倒くせえよな、人間ってやつは。
「たしかに、野山が舞台というのもなかなかいいものではあるがな」
「おっ、野伏どの。あんたはそういう趣味なのかい?」
野伏の言葉にハーミドがやたら嬉しそうに反応したのは、これも新聞記者としての職業魂だろうか。それとも、単なる下世話な好奇心だったろうか。
野伏は別段、恥ずかしがる様子もなく答えた。
「この一〇年、ほとんど戦場にいたからな。場所を選んでいる余裕などなかった」
「なるほど。そういうこともあるか」
「だけど、いつものことだけどしけ込んでいる時間が長いよね。さすが、若いだけのことはあるよ。この分だと、帰りつく頃にはメリッサは母親になっているんじゃないかな?」
――そうなりゃ願ったりだな。おれが名付け親になってやれるぜ。
「わっはっはっ! そいつはいい! そのときは、ぜひともおれに取材させてくれよ。世界の運命を背負って戦う英雄が父親になったとなりゃあ、世界中が大注目だからな」
行者の冗談――か、どうかは不明だが――に、ビーブか嬉しそうに答え、ハーミドが豪快に笑った。すると、レディ・アホウタが頬肉の腐り落ちた頬をぷくうっとふくらませて抗議口調で言った。
「レディの前っスよ。そういう話題は控えてほしいっス」
「そんなに気にしなくてもいいだろう。『見た目は幼女、中身は淑女』が君の売りなんだろう? だったら、それなりの経験はあるはずだよね?」
「自分は任務のためにすべてを捧げたパンゲア史上最高の諜報員っス! そんなことに関わっている暇はないっス!」
レディ・アホウタは憤然としてそう言いきった。生きた体があったら顔中、真っ赤にしていたところだ。それが怒りのためか、はたまた恥じらいのためかは微妙なところだが。
そんな『男同士』の会話もときおり盛り込みながら、一行は帰還の旅をつづけた。
やがて、目の前に濃いミルク色の靄が広がった。靄のなかに一歩、踏み込む。本当に、ミルクのなかに身を浸したような水気と粘りとを感じながらそのなかを進む。外に出た。その途端――。
世界は文字通り一変していた。
そこはもう、透明な結晶ばかりが広がる世界ではない。生きいきとした色彩あふれる世界だった。黒々とした大地。緑の草。赤や青、黄色の花。天に向かって雄々しく伸びる茶色い幹。そして、なによりも空。青空に白い雲が浮かび、太陽が輝く黄金の空だ。
――ああ。
ロウワンは思わず天を仰ぎ、両目を閉じていた。閉じた目から涙があふれた。ロウワンだけではない。ビーブも、野伏も、行者も、メリッサも、ハーミドも、レディ・アホウタも、全員が生きた世界に戻ってきたことに感動し、天を仰ぎ、その世界に自らを浸していた。
――こんなに、生きた世界を求めていたのか。
そう思った。
時の凍った世界を旅していたときは気がつかなかった。その世界に慣れていると思っていた。しかし、自分でも気づかない心の奥底ではこんなにも生きた世界に恋い焦がれていたとは。
――やっぱり、自分たちはこの世界の住人なんだ。
骨身に染みて、そう思った。同時に、
――この世界を守らなくちゃ。この世界を死なせてはいけない。
改めて、そう誓った。
そのままイスカンダル城塞群跡に向かった。すると、妙なざわめきが起こっていた。何十人というプリンス配下の元海賊たちが城跡とサラスヴァティー長海の方を行き来しながら騒いでいる。そのなかには漆黒の肌をした、ひときわ剽悍そうな若者の姿もあった。
若者がロウワンたちに気がついた。クロヒョウのように駆けてきた。
「戻ったか、ロウワン!」
「プリンス。どうしたんだ、この騒ぎは? なにかあったのか?」
「幽霊船だ!」
「えっ?」
「騎士マークスの幽霊船がサラスヴァティー長海にやってきているんだ!」
その言葉に――。
ロウワンは駆け出していた。ざわめく元海賊たちをぶっちぎり、風のようにサラスヴァティー長海めがけて駆けた。息を切らして立ちどまり、崖の上からサラスヴァティー長海を見下ろした。
すると、そこには確かにいた。幼い頃、祖母に子守歌がわりに騎士マークスの物語を聞かされて以来、夢に見るほど憧れてきた船。騎士マークスの幽霊船が。天命の巫女の奏でる天命の曲も、たしかにその船のなかから聞こえていた。
――そうか。
グッと両拳を握りしめながら、ロウワンは『時』が来たことを知った。
――騎士マークス。ついに、おれを迎えに来てくれたんだな。
第二部第八話完
第九話につづく
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