壊れたオルゴール ~三つの伝説~

藍条森也

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第二部 絆ぐ伝説

第一〇話一二章 〝ブレスト〟の願い

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 ゴンドワナ商王しょうおうこく最大の港町サラフディン。
 レムリア伯爵領のデーヴァヴァルマン、盤古ばんこ帝国の嬴政えいせいと並び、世界三大港町のひとつに数えられるその町の沖合いでいま、激しい戦闘が繰り広げられていた。
 船の横っ腹に何十という砲門を並べた大型船同士が風に押され、波に揺られながら船体をぶつけ合い、きしむ音を立てながら、自分こそが相手を沈めてやるのだとばかりに激突を繰り返している。
 船と船の間には渡り板がかけられ、激しく揺れてはぶつかり合い、天地がひっくり返るのではないかと思わせる衝撃がつづくなか、そんな揺れなどものともせずに船員たちが行き来し、船の上で激しい肉弾戦を繰り広げている。
 世の獣という獣すべてが『なんと野蛮な……』とさげすみ、耳をふさぐような奇声をあげながら、手にした武器を振りまわしては相手を叩きのめそうとする。ぶち殺そうとする。
 武器と武器が打ちあい、武器と鎧がぶつかり合っては火花が散り、焦げたような匂いがあたりに漂う。そこに、血と酒の匂いが混じり、海賊たちにはなじみの空気ができあがる。
 争いとは縁のない一般人なら一度、嗅いだだけで鼻と口元を押さえて逃げ出すにちがいない強烈な異臭。しかし、血と暴力に生きる海のおとこたちにとっては、どんな酒にも勝る最高の酔いを与えてくれる空気。
 その空気を存分に吸い込み、酔いしれ、気分はますます高揚こうようしていく。叫び、吠えて、わめき散らし、『死を恐れない』と言うよりも死の存在そのものを無視する熱狂をもって激しい乱戦を繰り広げている。
 武器と武器、武器と鎧がぶつかり合い、音を立て、血が流れる。
 東方世界で言う修羅界がこの世に表れたのかと思わせるその情景。そのありさまを演出している二隻の船。そこに掲げられた旗はサラフディンの住民にとって見慣れたものだった。
 ひとつは、サラフディンを守るボーラ傭兵団の旗。そして、もうひとつは――。
 自由の国リバタリアの旗。自由の国リバタリア第二代提督〝ブレスト〟・ザイナブ率いる主力船団の旗だった。
 世界三大港町の沖合いにおいていま、同盟関係にあるゴンドワナと自由の国リバタリアの軍勢が戦っているのだ。男たちが入り交じり、奇声をあげ、武器を振りまわす。そのなかに男装の女性たちも少なからず混じっているあたりが『元海賊』同士の戦いらしいところだった。
 そして、そのふたつの軍勢を指揮するのは共に女性。
 かつては、いまは亡きガレノアと共に『女海賊の双璧』と謳われたボーラと。
 男殺しの悪名が雷鳴のように轟いている〝ブレスト〟・ザイナブ。
 海に生きるふたりの女傑じょけつは、激しい戦いを繰り広げる海のおとこたちを自らの剣をもって斬り捨て、なぎ倒し、突き進んだ。互いに相手の姿をその目に認めた。両者の目に危険な、あまりにも危険な光が走った。
 「よう。やっと会えたな」
 ボーラがいかにも海賊らしいふてぶてしい笑みを浮かべた。
 舌なめずりしながら発する言葉はそれだけで空気を揺らし、相手を斬り刻みそうな危険さに満ちていた。
 対して、〝ブレスト〟・ザイナブはなにも言わない。ただ静かに、ボーラを見つめている。もっとも、例によって顔中に布を巻きつけ、ふたつの目だけを出しているそのありさまでは表情までも推しはかることはできない。そのかわり、大胆に開かれた胸元からのぞく乳房と、そこに残る獣の口のような傷跡とが猛々しいオオカミの顔となってボーラをにらみつけている。
 「行くぜ、おらあっ!」
 ボーラが猛々しい叫びを発した。
 片手持ちの斧を真っ向から振りおろす。
 『片手持ち』とは言っても、それはボーラだからこそできること。並の人間なら両手でもってやっと扱えるというほどの大型で、柄の長い斧である。当然、重量は重く、刃は分厚い。『人を斬る』と言うよりも『鎧ごと砕く』ための武器である。
 対して、〝ブレスト〟・ザイナブの扱うのは砂漠の民にはなじみの曲刀、シャムシール。三日月のように反り返ったその長刀を、〝ブレスト〟・ザイナブは両手に一本ずつもっている。
 シャムシールは鋭い切れ味で知られる長刀だが反面、刃が薄いために強度は劣る。もし、ボーラの振るう斧を刀身で受けとめようなどとすればあっさりと砕かれ、もろともに頭蓋骨をたたき割られることになるだろう。
 もちろん、〝ブレスト〟・ザイナブはそんな馬鹿な真似はしない。そもそも、『真っ向から打ちあう』など〝ブレスト〟の流儀ではない。
 しなやかな足がまるで砂漠の踊り子のように躍動し、狭い船上、それも、無数のおとこたちが相争う乱戦のなかを舞でも舞うかのようにクルリクルリと回転し、身をひるがえし、ボーラの一撃を巧みにかわす。そして、二本の腕が生きたヘビのようにしなり、思わぬ方向から斬撃を繰り出す。
 その戦いぶりはまさに変幻自在。
 まるで、体全体でマジックを披露するマジシャンのように、相手の死角に潜り込んでは姿を消し、突如として斬りかかる。
 その動きはまさに舞。
 戦いと言うにはあまりにも優美。
 あまりにも異質なその動きは、百戦ひゃくせん錬磨れんまの海のおとこにとっても未知のものであり、次の動きを予測することは不可能。空間を跳び越えて表れるかのようなその斬撃に反応できず、わけもわからないうちに斬り刻まれることになる。
 「チイッ!」
 それでも、ボーラは声をあげると斧の一振りで〝ブレスト〟の斬撃を振り払った。理屈や技術の問題ではない。根っからの戦士としての本能の為せる業だった。
 ボーラは後ろに跳んで距離をとった。〝ブレスト〟がスルスルと距離をつめる。そのあまりにもなめらかな動きはとても『歩いている』と言うようには見えない。
 滑っている。
 そうとしか表現できない動きだった。
 「やろう、てめえっ!」
 ボーラが怒りの声をあげながら斧を振りまわす。次からつぎへと繰り出される〝ブレスト〟の鋭い斬撃を、風車のように回転する斧が振り払う。
 ちょっと見にはボーラの方が勢いに乗っているように見える。しかし、見るものが見ればわかる。主導権を握り、相手を追い詰めているのは〝ブレスト〟・ザイナブの方なのだと。
 〝ブレスト〟の操るシャムシールが三日月を描いて振るわれる。切れ味鋭い一刀がボーラの振りまわす斧の刃をかいくぐり、その身に迫る。刃が皮膚を裂き、筋肉に食い込み、骨を断ち斬ろうとするまさにその寸前、
 「それまでっ!」
 大きな銅鑼どらと共にその一声が響きわたった。
 その瞬間、あれほど激しく戦っていたおとこたちが一斉に動きをとめた。はああ、と、大きく息を吐き出し、武器をおいた。
 「本日の訓練はここまで!」
 その叫びが響き、ボーラ傭兵団と自由の国リバタリアの軍勢との間の演習は終わりを告げた。港に陣取り、見物に興じていた客たちの間から歓声が沸き出し、拍手が鳴り響く。
 亡道もうどうに冒されたパンゲアの大地。
 その地に送り込むための新兵たちの訓練である。
 その風景はいまやサラフディンの住人にとってはなじみのものであり、血生臭くも刺激的な見物みものとなっていた。
 『訓練』とはいえ、そこはボーラと〝ブレスト〟・ザイナブ。
 『本物の強さは鍛錬や演習などで手に入れられるものじゃない。生死を懸けた実戦をくぐり抜けたものだけが身につけることができる』
 を、信条とするふたりが指揮しているのだ。『安全第一』などと言うなまぬるいものになるわけがない。怪我人はもちろん、死人すら出るのが当たり前という実戦さながらの激しいものだった。
 いまも、船上には無数の怪我人たちがいる。傷を負っていても動ければ良い方。なかにはまるで身動きとれないほどの重傷をおったものもいる。
 そんな怪我人たちのもとに医薬品を手にした救護班が駆けつける。傷口をお湯で洗い、消毒し、あるいは傷を縫い、あるいは薬を塗りつけ、包帯を巻き、テキパキと処理していく。一連の訓練は戦士たちだけではなく、その戦士たちの身命を預かる救護班の訓練でもあった。
 救護班の大半はまだ『少女』と言っていい年頃の黒人の女性たち。
 黒人であり、女性であり、子どもであるという、あまりにも過酷な三つの条件を背負わされた人生から抜けだし、豊かな人生を手に入れるために医療都市イムホテピアの医学学校で学んでいる生徒たちである。
 救護班の少女たちが辺り一面に立ちこめる強烈な異臭にもめげず――もとより、家畜以下の扱いを受けてきたかのたちにとって『匂い』などなんでもない――怪我人の治療に励むなか、ボーラの陽気な声があがった。
 「よっしゃあっ! 今日も無事に終わったな。祭りだ、祭りだ、酒をもってこおいっ!」
 すでに幾人かの死人が出ているなかで『無事に』などと叫ぶのは海賊の世界でなければ許されないことだろう。それでも、生き残った戦士たちはボーラの叫びに歓喜の声をあげた。
 海賊の命とも言うべきラム酒を満たしたたるがいくつも運ばれ、あろうことか船の上で堂々と火が焚かれ、肉が焼かれる。たちまちに隻の船の上は凄惨な殺しあいの場から野蛮なほどに活力あふれる宴の場と化した。
 そのなかで元海賊の戦士たちは陽気に笑い、唄い、酒を飲み、肉を食らう。どんな怪我をしていようがお構いなしだ。もちろん、治療を行う救護班にとってはたまったものではない。
 「怪我人に酒は毒です! やめさせてください」
 そんな抗議の声をしかし、ボーラは大声で笑い飛ばす。
 「はっはっはっ! 堅いこと言うなって。『酒は百薬の長』って言うだろう。うみおとこにゃこれが一番さ」
 実際には『酒は百薬の長』というのは、『酒は百薬の長といえども飲みすぎてはいけない』という戒めの言葉なのだが、海賊たちにとっては文字通りの意味である。浴びるように酒を飲み、肉を食らいながらつい先ほどの演習で受けた傷を自慢している。
 「みろ、この傷! 並の男なら致命傷だぜ」
 「浅えっ、浅すぎる! 本当の重傷ってのはこういうのを言うんだよ」
 「おれなんざ、でっかい傷を六つも受けたぜ!」
 「抜かすなっ! 『デカい傷』なんて、せめて手足の一本もちぎれてから抜かせ!」
 こんな騒ぎのなかでは救護班もなにも言えない。あきらめて、大騒ぎするなかで治療するしかない。酒を飲み、陽気に唄う怪我人によりそい、斬り裂かれた肉を縫い合わせ、鉄片の食い込んだ骨を削る。
 あきれるばかりの様子だがそこには、ろくな麻酔も使えないなかではこうして浮かれ騒いでいないと治療の痛みに耐えられない、という切実な理由もあるのだった。
 その騒ぎのなか、〝ブレスト〟・ザイナブはひとり静かにその場からはなれようとしていた。
 その背にボーラが声をかけた。手には当たり前のように火薬入りのラム酒をなみなみと満たした杯と、ほどやく焼けた塊肉がもたれている。
 「おい、なんだい、〝ブレスト〟。あんたは飲まないのかい?」
 「ラム酒は好みではないわ」
 とくに、火薬入りのラム酒なんて下品な代物はね。
 静かに、というには皮肉の効きすぎた口調でそう言い残すと、〝ブレスト〟はなにも言わずに自分の部屋に戻っていった。その後ろ姿を見送りながらボーラは肩をすくめた。
 「やれやれ。本当、暗いやつだね、あいつは」

 オウムの鸚鵡おうむが甲高く鳴いた。
 自分の部屋に戻った〝ブレスト〟を出迎えたのは、たった一羽のオウムだけ。
 その名も鸚鵡おうむは、羽を広げて室内の止まり木から飛びたつと、優雅な曲線を描いて〝ブレスト〟の肩にとまった。そこで、改めて一声、鳴くと羽繕はづくろいをはじめた。
 かつて、いまは亡きガレノアの相棒として常に側にいた鸚鵡おうむは、ガレノアの跡を継いで自由の国リバタリアの提督となった〝ブレスト〟の後見人をもって任じているらしい。〝ブレスト〟が部屋に戻ってくるつど、こうして出迎え、労をねぎらう。
 〝ブレスト〟は腕を曲げて鸚鵡おうむの首筋をかいてやった。鸚鵡おうむは気持ちよさそうに目を閉じてされるがままになっている。
 ワインとグラスを用意して席に座る。グラスに深紅の酒をなみなみと注いだ。そして――。
 両手を顔に運び、顔中に巻きつけてある布をスルスルと外した。人目のある場所では決して外されることのないその布を。
 「ふう」
 と、戒めから解放されて〝ブレスト〟は息をついた。
 〝ブレスト〟の素顔。それを知るものはいまの世ではただひとり、安心の国ラインの少女王セシリアだけである。
 〝ブレスト〟の方にとまる鸚鵡おうむが一声、鳴いた。
 「ええ、そうね」
 と、〝ブレスト〟はごく自然に答えていた。まるで、ロウワンがビーブの声に反応するように。
 「もうすぐよ。もうすぐ、亡道もうどうつかさとの戦いがはじまる。その戦いならばきっと、わたしも死ぬことができる」
 そう。自分はずっと死ぬために生きてきた。
 自分のこの手で、愛した姫を殺したあのときから。
 「わたしの無意味な人生もやっと終わる。解放される。願わくば、亡道もうどうつかさとの戦いがわたしの死に場所としてふさわしいことを」

※次回公開は一月六日となります。
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