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第二部 絆ぐ伝説
第一四話三章 笑うウァサゴ
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「ククク、ハッーハッハッハッ」
笑う、
笑う、
笑っている。
どこまでも青く広がる空のもと、戦いの繰り広げられている地上を見下ろしながら。
黄金色の太陽の輝きに照らされて、吹きかう風を揺らしながら。
笑い、笑い、笑いつづける。
いや、嗤っているのだ。
それは、ウァサゴ。
筆頭将軍ルキフェルの親友にして、パンゲア軍の頭脳たる参謀長ウァサゴ。
そのウァサゴがいま、空に浮かび、地上を見下ろしながら嗤っているのだ。
なぜ、人間が空に浮かべるのか?
もし、そんな疑問をもつものがいるとしたら、なんとも愚かなことだった。
ウァサゴはすでに、神の恩寵を受けた神の使徒。
天使なのだ。
天使ならば、空を飛べて当たり前ではないか。
「ははは、はっーはっはっはっはっ!」
天使となったウァサゴは空に浮かんだまま嗤いつづける。
楽しそうに。
愉快そうに。
それはまるで、お気に入りの演劇を見る子どものように無邪気な笑いだった。
「はははっ。パイモン上将どの。あなたの犠牲は無駄ではありませんでしたよ。あなたが人類軍の主力を引きつけてくれていたおかげで、私はこうして結界の外に出ることができた。さすがに、天帰教第二位たる大司教アルテミシアさまの結界。破るのには骨が折れましたがなに、時間さえかければ通り抜けることは可能。そう。この場にいる五〇〇程度の数ならばね。しかし――」
ウァサゴはそう言って、愉快そうに笑う。
「兵士は道具。道具は使うものによって価値をかえる。無能な指揮官のもとではライオンの群れと言えどただのネコ。しかし、有能な指揮官のもとに集まれば、世界を揺るがす破壊者となる。まして、この私の指揮となればなおさらです」
それは、傲慢なほどの自信に満ちた言葉。
教皇アルヴィルダであればその言葉をもって、
「それは、傲慢の罪です。悔い改めなさい」
と、たしなめていたことだろう。
しかし、実際の戦場を見れば傲慢でもなんでもない、単なる事実であることを誰もが理解したにちがいない。
事実として、たった五〇〇の甲冑兵が数万――それも、対亡道の怪物用の準備を完全に整えていた数万の軍勢を翻弄し、一方的に押しまくり、完全な敗北に追いやろうとしているのだから。
そして、それは、まぎれもなく甲冑兵の能力を最大限に引き出しているウァサゴの指揮によるものだった。
「ははは。人間たちも我ら神の軍勢の奇襲は警戒していた様子。その準備万端振りには敬意を表します。ですが……」
クスリ、と、ウァサゴは片手を口もとに当てて微笑んだ。
嘲りの笑いだった。
「この私が来たのがあなたたちの誤算。さあ、そろそろ終わりにしましょうか」
声を出す必要もない。
身振りで示す必要すらない。
ただ、思うだけ。ウァサゴが心にそう思っただけで、それまで人類軍の攻撃に対して応戦しているだけだった甲冑兵たちが一気に攻勢に転じた。
「パンゲア軍が攻めてきました!」
トウナたちが会議を行っていたその場所に、伝令兵によるその言葉が伝えられたのはまさにそのときのことだった。会議室に電流が走り、列席者たちが表情をこわばらせた。
意識よりも先に、体の方が逃げ出そうとしたのだろう。反射的に怯えの表情を浮かべて立ちあがり、椅子を倒していた。倒れた椅子が床にぶつかる音が、言葉を失った会議室に響きわたった。
無理もない。
教育担当のパットにしても、財政担当のタングスにしても、自分の専門分野においてはきわめて誠実で有能な人間だが、戦場の勇者ではない。敵が眼前まで攻めてきたとなれば恐怖の方が先に立つし、それを責めることはできない。
セシリアにしても、一国の主として常に毅然と、勇敢に振る舞おうとはしている。それでもやはり、荒事とは縁のない貴族の令嬢として育った一〇代半ばの少女。戦の匂いを嗅ぎとれば、思わず恐怖に支配されてしまう。
それでも必死に気を落ち着け、深呼吸し、冷静さを取り戻すことができるのが、セシリアの勇敢さであり芯の強さ。そして、安心の国ラインを立ちあげるまでに体験してきた様々な苦難の結果だった。
セシリアは思わず蹴倒してしまった椅子をもとに戻すと、何事もなかったかのように座りなおした。それはもちろん、必死の努力で平静を装った結果である。自分よりもはるかに若いセシリアの態度を見て、パットやタングスも頬を赤らめ、同じように椅子を戻し、座りなおした。
「それで、トウナさま」
セシリアはもう一度、深呼吸をして気を落ち着かせるとトウナに尋ねた。その口調がいささかも震えていないのは生い立ちと年齢を考えれば驚異的な自制心だと言えた。
「どうなさいます?」
トウナはセシリアの問いに直接、答えることはなかった。
そのかわり、駆け込んできた伝令兵に視線を向けた。その表情にも態度にも、いささかも動じた様子はない。嵐のなかでも揺らぐことなくそびえるオークの大木のような、そんな強さを感じさせる強さだった。
決して攻撃的ではない、他者に威圧感を与えることもない。それでも、どんな苦難にも怯むことなく堂々と立ち向かう、そんな静かな強さだった。
トウナをしてそこまでの強さをもたせているもの。
それは果たして赤ん坊の娘をもつ母としての思いだったろうか。
それとも、世界連合議長としての使命感だったろうか。
その両方、と言うのが正解だったかも知れない。
「それから?」
と、トウナは伝令兵に尋ねた。
「はっ?」
トウナの態度はまったくの想定外だったのだろう。伝令兵は言葉と、表情と、態度のすべてで『すっとんきょう』と言えるほどの間の抜けた姿をさらしてしまった。
トウナはそんな伝令兵に重ねて尋ねた。
「あのボーラが敵の襲来を告げるだけ、なんていう、そんな不充分な真似をするはずがないわ。他にはどんな指示を出したの?」
「は、はい……!」
伝令兵はとようやく、自分の役割を思い出したらしい。反射的に背筋をいっぱいに伸ばし、両手を腰の後ろで組んで声の限りに張りあげた。
「ボーラ教官におかれましては、各地の監視所に連絡し、パンゲア軍の攻撃に備えるよう伝えよと指示なされました! そして、議長閣下以下、非戦闘員は全員、後方に退去するようにと。最悪の場合、イスカンダル城塞群を焼き払ってパンゲア軍を食いとめると……」
パンゲア軍の奇襲は想定していた。である以上、イスカンダル城塞群ごとパンゲア軍を火の海に沈める、その程度の仕掛けはしてある。
「わかったわ」
トウナは落ち着き払って答えた。
「では、すでに避難誘導はしているのね?」
「はい! 伝令兵全員で避難誘導に当たっています!」
「では、あなたもすぐに避難誘導に加わって。ひとり残らず無事に避難させるように。わたしたちもすぐに避難します」
「はっ!」
伝令兵は声を限りに返答すると、新たな職務を果たすべく駆け出していった。
「トウナさま」
セシリアが気遣わしげな声を出した。
「わたしたちも避難するのですか? 世界連合の幹部として、最後まで踏みとどまるべきでは……」
セシリアがそう言ったのは若者らしい一本気な正義感というものだったろう。しかし、トウナは静かに首を振ってセシリアに答えた。
「わたしたちの役割は戦うことではないわ。後方にあって『戦う理由』を守ること。戦いは専門家に任せて、わたしたちはおとなしく退去するわ」
ただし、と、トウナは付け加えることを忘れなかった。
「他の人たちが全員、避難するのを見届けてからね」
「そうですね」
と、それまで黙って場を見守っていたロスタムがほのかな笑みを含んだ表情で言った。その微笑みは感嘆と敬愛の念であり、トウナを自らの上位者として認めているという証だった。
「私たちはあくまでも生き延びて、政を行わなくてはいけません。同時に、臣民よりも先に逃げ出して非難されるような事態は避けなくてはなりません。臣民の退去が完了するまで、私が皆さまをお守りしましょう」
ロスタムは見えない剣を眼前に掲げて、騎士の礼をとって見せた。
『砂漠の王子さま』と呼ばれる美貌の主はまた、ゴンドワナ商王国きっての凄腕の戦士でもあった。
「そうだな。なあに、いざとなったらおれだって時間稼ぎぐらいはできるさ」
と、フーマンがサッカーで鍛えた肉体を誇示して見せた。
「わ、わたしだって、いざとなれば戦うぐらい……」
「不詳、この私も……。正直、武器を使ったことなどありませんが……」
パットとタングスも引きつった表情を浮かべながらそう言って見せた。
そんなふたりに対してトウナは『やれやれ』とばかりに首を左右に振って見せた。
「素人が戦おうとしても邪魔になるだけよ。そのときが来たら逃げることだけを考えて。ああ、それと……」
トウナは思い出したように付け加えた。
「マークスⅡたちに伝えておかないとね」
笑う、
笑う、
笑っている。
どこまでも青く広がる空のもと、戦いの繰り広げられている地上を見下ろしながら。
黄金色の太陽の輝きに照らされて、吹きかう風を揺らしながら。
笑い、笑い、笑いつづける。
いや、嗤っているのだ。
それは、ウァサゴ。
筆頭将軍ルキフェルの親友にして、パンゲア軍の頭脳たる参謀長ウァサゴ。
そのウァサゴがいま、空に浮かび、地上を見下ろしながら嗤っているのだ。
なぜ、人間が空に浮かべるのか?
もし、そんな疑問をもつものがいるとしたら、なんとも愚かなことだった。
ウァサゴはすでに、神の恩寵を受けた神の使徒。
天使なのだ。
天使ならば、空を飛べて当たり前ではないか。
「ははは、はっーはっはっはっはっ!」
天使となったウァサゴは空に浮かんだまま嗤いつづける。
楽しそうに。
愉快そうに。
それはまるで、お気に入りの演劇を見る子どものように無邪気な笑いだった。
「はははっ。パイモン上将どの。あなたの犠牲は無駄ではありませんでしたよ。あなたが人類軍の主力を引きつけてくれていたおかげで、私はこうして結界の外に出ることができた。さすがに、天帰教第二位たる大司教アルテミシアさまの結界。破るのには骨が折れましたがなに、時間さえかければ通り抜けることは可能。そう。この場にいる五〇〇程度の数ならばね。しかし――」
ウァサゴはそう言って、愉快そうに笑う。
「兵士は道具。道具は使うものによって価値をかえる。無能な指揮官のもとではライオンの群れと言えどただのネコ。しかし、有能な指揮官のもとに集まれば、世界を揺るがす破壊者となる。まして、この私の指揮となればなおさらです」
それは、傲慢なほどの自信に満ちた言葉。
教皇アルヴィルダであればその言葉をもって、
「それは、傲慢の罪です。悔い改めなさい」
と、たしなめていたことだろう。
しかし、実際の戦場を見れば傲慢でもなんでもない、単なる事実であることを誰もが理解したにちがいない。
事実として、たった五〇〇の甲冑兵が数万――それも、対亡道の怪物用の準備を完全に整えていた数万の軍勢を翻弄し、一方的に押しまくり、完全な敗北に追いやろうとしているのだから。
そして、それは、まぎれもなく甲冑兵の能力を最大限に引き出しているウァサゴの指揮によるものだった。
「ははは。人間たちも我ら神の軍勢の奇襲は警戒していた様子。その準備万端振りには敬意を表します。ですが……」
クスリ、と、ウァサゴは片手を口もとに当てて微笑んだ。
嘲りの笑いだった。
「この私が来たのがあなたたちの誤算。さあ、そろそろ終わりにしましょうか」
声を出す必要もない。
身振りで示す必要すらない。
ただ、思うだけ。ウァサゴが心にそう思っただけで、それまで人類軍の攻撃に対して応戦しているだけだった甲冑兵たちが一気に攻勢に転じた。
「パンゲア軍が攻めてきました!」
トウナたちが会議を行っていたその場所に、伝令兵によるその言葉が伝えられたのはまさにそのときのことだった。会議室に電流が走り、列席者たちが表情をこわばらせた。
意識よりも先に、体の方が逃げ出そうとしたのだろう。反射的に怯えの表情を浮かべて立ちあがり、椅子を倒していた。倒れた椅子が床にぶつかる音が、言葉を失った会議室に響きわたった。
無理もない。
教育担当のパットにしても、財政担当のタングスにしても、自分の専門分野においてはきわめて誠実で有能な人間だが、戦場の勇者ではない。敵が眼前まで攻めてきたとなれば恐怖の方が先に立つし、それを責めることはできない。
セシリアにしても、一国の主として常に毅然と、勇敢に振る舞おうとはしている。それでもやはり、荒事とは縁のない貴族の令嬢として育った一〇代半ばの少女。戦の匂いを嗅ぎとれば、思わず恐怖に支配されてしまう。
それでも必死に気を落ち着け、深呼吸し、冷静さを取り戻すことができるのが、セシリアの勇敢さであり芯の強さ。そして、安心の国ラインを立ちあげるまでに体験してきた様々な苦難の結果だった。
セシリアは思わず蹴倒してしまった椅子をもとに戻すと、何事もなかったかのように座りなおした。それはもちろん、必死の努力で平静を装った結果である。自分よりもはるかに若いセシリアの態度を見て、パットやタングスも頬を赤らめ、同じように椅子を戻し、座りなおした。
「それで、トウナさま」
セシリアはもう一度、深呼吸をして気を落ち着かせるとトウナに尋ねた。その口調がいささかも震えていないのは生い立ちと年齢を考えれば驚異的な自制心だと言えた。
「どうなさいます?」
トウナはセシリアの問いに直接、答えることはなかった。
そのかわり、駆け込んできた伝令兵に視線を向けた。その表情にも態度にも、いささかも動じた様子はない。嵐のなかでも揺らぐことなくそびえるオークの大木のような、そんな強さを感じさせる強さだった。
決して攻撃的ではない、他者に威圧感を与えることもない。それでも、どんな苦難にも怯むことなく堂々と立ち向かう、そんな静かな強さだった。
トウナをしてそこまでの強さをもたせているもの。
それは果たして赤ん坊の娘をもつ母としての思いだったろうか。
それとも、世界連合議長としての使命感だったろうか。
その両方、と言うのが正解だったかも知れない。
「それから?」
と、トウナは伝令兵に尋ねた。
「はっ?」
トウナの態度はまったくの想定外だったのだろう。伝令兵は言葉と、表情と、態度のすべてで『すっとんきょう』と言えるほどの間の抜けた姿をさらしてしまった。
トウナはそんな伝令兵に重ねて尋ねた。
「あのボーラが敵の襲来を告げるだけ、なんていう、そんな不充分な真似をするはずがないわ。他にはどんな指示を出したの?」
「は、はい……!」
伝令兵はとようやく、自分の役割を思い出したらしい。反射的に背筋をいっぱいに伸ばし、両手を腰の後ろで組んで声の限りに張りあげた。
「ボーラ教官におかれましては、各地の監視所に連絡し、パンゲア軍の攻撃に備えるよう伝えよと指示なされました! そして、議長閣下以下、非戦闘員は全員、後方に退去するようにと。最悪の場合、イスカンダル城塞群を焼き払ってパンゲア軍を食いとめると……」
パンゲア軍の奇襲は想定していた。である以上、イスカンダル城塞群ごとパンゲア軍を火の海に沈める、その程度の仕掛けはしてある。
「わかったわ」
トウナは落ち着き払って答えた。
「では、すでに避難誘導はしているのね?」
「はい! 伝令兵全員で避難誘導に当たっています!」
「では、あなたもすぐに避難誘導に加わって。ひとり残らず無事に避難させるように。わたしたちもすぐに避難します」
「はっ!」
伝令兵は声を限りに返答すると、新たな職務を果たすべく駆け出していった。
「トウナさま」
セシリアが気遣わしげな声を出した。
「わたしたちも避難するのですか? 世界連合の幹部として、最後まで踏みとどまるべきでは……」
セシリアがそう言ったのは若者らしい一本気な正義感というものだったろう。しかし、トウナは静かに首を振ってセシリアに答えた。
「わたしたちの役割は戦うことではないわ。後方にあって『戦う理由』を守ること。戦いは専門家に任せて、わたしたちはおとなしく退去するわ」
ただし、と、トウナは付け加えることを忘れなかった。
「他の人たちが全員、避難するのを見届けてからね」
「そうですね」
と、それまで黙って場を見守っていたロスタムがほのかな笑みを含んだ表情で言った。その微笑みは感嘆と敬愛の念であり、トウナを自らの上位者として認めているという証だった。
「私たちはあくまでも生き延びて、政を行わなくてはいけません。同時に、臣民よりも先に逃げ出して非難されるような事態は避けなくてはなりません。臣民の退去が完了するまで、私が皆さまをお守りしましょう」
ロスタムは見えない剣を眼前に掲げて、騎士の礼をとって見せた。
『砂漠の王子さま』と呼ばれる美貌の主はまた、ゴンドワナ商王国きっての凄腕の戦士でもあった。
「そうだな。なあに、いざとなったらおれだって時間稼ぎぐらいはできるさ」
と、フーマンがサッカーで鍛えた肉体を誇示して見せた。
「わ、わたしだって、いざとなれば戦うぐらい……」
「不詳、この私も……。正直、武器を使ったことなどありませんが……」
パットとタングスも引きつった表情を浮かべながらそう言って見せた。
そんなふたりに対してトウナは『やれやれ』とばかりに首を左右に振って見せた。
「素人が戦おうとしても邪魔になるだけよ。そのときが来たら逃げることだけを考えて。ああ、それと……」
トウナは思い出したように付け加えた。
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