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第五話 鬼の国にて
二八章 文明をもつ鬼たち
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「がははははっ! 愉快、愉快! まさか、人生島の野人たちに会えるとは思ってもいなかったぞ!」
集落の長は巨大な酒樽をあおりながら高笑いした。
杯ではない。
酒樽だ。
それも、大のおとなが二~三人、入れてしまいそうなほど大きな樽だ。それを両手でもって一気にあおる。ごうごうと、まるで滝の流れるような音をさせて中身を喉に流し込む。
さすが鬼。
そう言いたくなる豪快さだった。
集落の長の家に招かれてのことだった。
『家』と言っても壁もなければ、天井もない。まるで、鳥の皿巣のように土が盛られており、そのなかがそれぞれの鬼の私的空間、つまり『家』に相当するのだそうである。その『家』のなかには椅子どころか敷物ひとつなく、地べたに直接、座り込んでいる。都市育ちのアーデルハイドたちには相当に違和感のある『家』だったが、これが鬼部の流儀というのであれば仕方がない。地面の上に慣れない姿勢で座り込んでいる。
周辺に広がる草原はやはり、鬼部によって管理される果樹園だった。そこは、心を和ます庭園であり、同時に家人たちのための食糧を栽培する場所でもあった。その果樹園の中心に馬蹄状に堀を巡らした集落が築かれている。そこには家人たちのための畑や家禽たちをはなすための草場、魚介類を養殖するための池など、生活に必要な場所が一通りそろっている。『家人』と言うだけあってそこには人間のための家もあり、こちらは壁も天井もある普通の作りの家だった。
そして、馬蹄状の堀のなかに鬼部のための皿巣状の『家』が作られているのである。壁も天井もない床だけの『家』が。まるで、外界からの脅威から人間たちを守るかのように。それだけを見ればむしろ、防壁を兼ねた番犬たちの寝床を用意しているように見えるだろう。
「人間……家人たちの家には壁も天井もあるのですね」
アーデルハイドが尋ねた。
「うむ」
集落の長は酒樽を肩に担いだ格好で、鷹揚にうなずいた。
鬼らしく角と牙を生やし、筋骨隆々としたその姿。その肉体を自慢するかのように衣服の類はひとつも身につけていない。そのかわり、体のあちこちに入れ墨を入れ、金や銀の装身具で全身を飾り立てている。
この装身具は位の高さとともに財力の豊かさを示すためのものでもあるのだろう。隠すことなくさらけ出されている股間を見ても、そそり立つ男性器がないところを見ると女性であろう。
鬼部は人間とは比較にならないほど強靱な筋肉と頑丈な骨格をもってはいるが、体のつくりそのものは人間とかわらない。そのことは戦場に斃れた鬼部の死体を解剖することでわかっている。乳房が目立たないのは胸も、腹も、発達しすぎた分厚い筋肉の束でふくれあがっているからだろう。
アーデルハイドはつづけた。
「でも、あなたたち鬼部の家には壁も天井もない。なぜなのです? あなたたちこそが家人の支配者なのでしょう? わたしたち、人間の常識では逆なのですが」
「人間は弱いからな。まわりを壁で囲って風雨から守ってやらなくてはならん。わしらはちがう。わしらは鬼だ。常に我と我が身を風雨にさらし、この身を鍛えあげねばならん。そうでなければ、人間たちを守ってやれんからな」
「人間たちを守る?」
「そうだ。この爬虫大陸の自然は過酷だ。ひ弱な人間などすぐに食い尽くされてしまう。そこで、わしら、鬼が人間を守り、家を与え、安心して暮らせるようにしてやる。そのかわり、人間たちはわしらに食糧を提供する。そういうことだ」
「食糧を提供って……やっぱり、そう言う意味なの?」
「さ、さあ……」
アーデルハイドの後ろでカンナとチャップがヒソヒソと語をかわした。カンナの言う『そう言う意味』とはもちろん『人間を食べる』という意味だし、人の世を襲う鬼部の所業からすればそう思うのが自然というもの。しかし、この長とクレタたちの仲むつまじい姿を見るととても食べる・食べられる関係とは思えない。と言うより、思いたくない。だから、チャップとしては『さあ』と答えるしかなかった。
そこへ、召使いの鬼が大皿いっぱいに山盛りとなったもてなし用の料理を運んできた。やはり、鬼らしく衣服はなにも身につけていない。入れ墨の数は少なく、装身具はなにも身につけていない。やはり、装身具は身分の象徴らしい。
アーデルハイドたちの前に置かれた皿には木の実や果物、野菜などが山と盛られていた。アーデルハイドたの食べる分、というよりは、アーデルハイドたちを食べるための付け合わせ、と言った印象。それぐらい膨大な量だった。
「本来、客人に対しては、我らの郷土料理を振る舞うものなのだが……」
集落の長が言った。
「人間の口には合うまいと思ってな。家人たちの食糧を用意させた。こいつで一杯、やってくれ」
「お心遣い、痛み入ります」
「なんの、気にするな。遠方よりの客人、当然の礼儀だ」
そう言って『がはははははっ!』と、豪快に笑う長だった。
その長の前に置かれているのは骨付き肉の丸焼き。ちょうど、人間の脚一本分ぐらいの大きさの……。
「あ、あの肉ってやっぱり……」
「と、とりあえず、考えない方がいいんじゃないかな?」
カンナとチャップがヒソヒソ話を繰り返す。長はそんなことは気にもかけずに豪快に骨付き肉を食いちぎり、酒樽をあおった。
「言い遅れたな。わしの名はスモオ。この集落の長をしておる」
「アーデルハイドと申します。こちらのふたりはカンナとチャップ」
アーデルハイドはそう自己紹介したあと、スモオに尋ねた。
「スモオどの。あなたはわたしたちを食べようとは思わないのですか?」
あまりにもまっすぐな問いかけ。この状況下でこの単刀直入さ。カンナやチャップでなくても肝の冷える思いをしたことだろう。
「うん?」
「わたしたちの国は鬼部の襲撃を受けています。その鬼部たちは人間を食べるのですが」
ああ、と、スモオは得心したようにうなずいた。
「かんなぎ部族のものたちがおぬしらに迷惑をかけているそうだな」
「かんなぎ部族?」
「我ら鬼部の一氏族だ。あやつらはいまだに文明を拒否し、血生臭い野人狩りをやめようとせん。困ったものだ」
「あなたたちはちがうと?」
「むろんじゃ。わしら、かんぜみ部族は文明化した鬼部じゃからな。野人を狩って食ったりはせん。もっと洗練された、文化的な契約を結んだ」
「契約?」
「先ほども言ったとおり、この爬虫大陸の過酷な自然のなかではひ弱な人間などすぐに滅ぼされてしまう。鬼部としてはそれでは困る。なんと言っても、鬼部は人間を食う生き物じゃからな。そこで、いにしえの時代、我らの祖先は人間たちの繁殖場を用意したのじゃ。人間たちの好む森に人間たちをはなし、人間たちを食らう他の生き物を駆除し、人間たちを繁殖させた。思う存分、人間狩りを楽しめるようにな」
人間の貴族が狐狩りを楽しむために、管理された森のなかに狐や兎をはなすようなものか。
アーデルハイドはそう納得した。
「しかし、わしら、かんぜみ部族の祖先はそこからさらに一歩、踏み込み、人間たちと契約を交わした。それが先ほど言った条件、『鬼部は人間を守り、人間は鬼部に食糧を提供する』というものじゃ。わしら、かんぜみ部族はその契約のもと、家人を飼いはじめ、野人狩りをやめた。そうして、文明化したのじゃ。もっとも……」
スモオは残念そうにつづけた。
「鬼部のほとんどはかんなぎ部族同様、あくまでも文明を拒否して昔ながらの暮らしをつづけておるがな。じゃが、いずれは鬼部も、そのすべてが文明化されるときが来よう。そうなれば、野人たちに迷惑をかけることもあるまい」
「わたしたちに迷惑をかけている。その認識があおりならなぜ、かんなぎ部族とやらを放置しているのです?」
「たしかに、迷惑だろうと思ってはいる。だからと言って、わしらがおぬしたちを守る義理はない。それとも、おぬしらはわしらに飼われる家人となるのか?」
「いえ、そんなことは望みません」
「ならば、自分の身は自分で守ることじゃな。あらゆる野生の生物はそうしておるのだ。人間だけが例外のはずもあるまい。食われるのは弱いからじゃ。おのれの弱さをこそ責めるのじゃな」
それはなんとも鬼らしい、しかし、一面の真実を含んだ『野性の掟』だった。
「では、わたしたちが自分の身を守るため、かんなぎ部族を全滅させたとしても、あなたたちはかまわないのですか?」
「いっこうにかまわぬ。むしろ、あっぱれ、見事なりと讃えよう。か弱い人間の身で鬼部を全滅させたとなれば、褒め称えるだけの価値はある」
スモオはそう言い切った。その潔さはそれこそ『敵ながらあっぱれ』と言いたくなるものだった。
「もし、わしら鬼部のことをもっとよく知りたいと思うなら族長に会ってみるがいい。族長も人生島の野人たちには会いたがるじゃろう。どうじゃ? 族長に会ってみるか?」
スモオの問いに――。
アーデルハイドは迷うことなくうなずいた。
「会わせていただきます」
集落の長は巨大な酒樽をあおりながら高笑いした。
杯ではない。
酒樽だ。
それも、大のおとなが二~三人、入れてしまいそうなほど大きな樽だ。それを両手でもって一気にあおる。ごうごうと、まるで滝の流れるような音をさせて中身を喉に流し込む。
さすが鬼。
そう言いたくなる豪快さだった。
集落の長の家に招かれてのことだった。
『家』と言っても壁もなければ、天井もない。まるで、鳥の皿巣のように土が盛られており、そのなかがそれぞれの鬼の私的空間、つまり『家』に相当するのだそうである。その『家』のなかには椅子どころか敷物ひとつなく、地べたに直接、座り込んでいる。都市育ちのアーデルハイドたちには相当に違和感のある『家』だったが、これが鬼部の流儀というのであれば仕方がない。地面の上に慣れない姿勢で座り込んでいる。
周辺に広がる草原はやはり、鬼部によって管理される果樹園だった。そこは、心を和ます庭園であり、同時に家人たちのための食糧を栽培する場所でもあった。その果樹園の中心に馬蹄状に堀を巡らした集落が築かれている。そこには家人たちのための畑や家禽たちをはなすための草場、魚介類を養殖するための池など、生活に必要な場所が一通りそろっている。『家人』と言うだけあってそこには人間のための家もあり、こちらは壁も天井もある普通の作りの家だった。
そして、馬蹄状の堀のなかに鬼部のための皿巣状の『家』が作られているのである。壁も天井もない床だけの『家』が。まるで、外界からの脅威から人間たちを守るかのように。それだけを見ればむしろ、防壁を兼ねた番犬たちの寝床を用意しているように見えるだろう。
「人間……家人たちの家には壁も天井もあるのですね」
アーデルハイドが尋ねた。
「うむ」
集落の長は酒樽を肩に担いだ格好で、鷹揚にうなずいた。
鬼らしく角と牙を生やし、筋骨隆々としたその姿。その肉体を自慢するかのように衣服の類はひとつも身につけていない。そのかわり、体のあちこちに入れ墨を入れ、金や銀の装身具で全身を飾り立てている。
この装身具は位の高さとともに財力の豊かさを示すためのものでもあるのだろう。隠すことなくさらけ出されている股間を見ても、そそり立つ男性器がないところを見ると女性であろう。
鬼部は人間とは比較にならないほど強靱な筋肉と頑丈な骨格をもってはいるが、体のつくりそのものは人間とかわらない。そのことは戦場に斃れた鬼部の死体を解剖することでわかっている。乳房が目立たないのは胸も、腹も、発達しすぎた分厚い筋肉の束でふくれあがっているからだろう。
アーデルハイドはつづけた。
「でも、あなたたち鬼部の家には壁も天井もない。なぜなのです? あなたたちこそが家人の支配者なのでしょう? わたしたち、人間の常識では逆なのですが」
「人間は弱いからな。まわりを壁で囲って風雨から守ってやらなくてはならん。わしらはちがう。わしらは鬼だ。常に我と我が身を風雨にさらし、この身を鍛えあげねばならん。そうでなければ、人間たちを守ってやれんからな」
「人間たちを守る?」
「そうだ。この爬虫大陸の自然は過酷だ。ひ弱な人間などすぐに食い尽くされてしまう。そこで、わしら、鬼が人間を守り、家を与え、安心して暮らせるようにしてやる。そのかわり、人間たちはわしらに食糧を提供する。そういうことだ」
「食糧を提供って……やっぱり、そう言う意味なの?」
「さ、さあ……」
アーデルハイドの後ろでカンナとチャップがヒソヒソと語をかわした。カンナの言う『そう言う意味』とはもちろん『人間を食べる』という意味だし、人の世を襲う鬼部の所業からすればそう思うのが自然というもの。しかし、この長とクレタたちの仲むつまじい姿を見るととても食べる・食べられる関係とは思えない。と言うより、思いたくない。だから、チャップとしては『さあ』と答えるしかなかった。
そこへ、召使いの鬼が大皿いっぱいに山盛りとなったもてなし用の料理を運んできた。やはり、鬼らしく衣服はなにも身につけていない。入れ墨の数は少なく、装身具はなにも身につけていない。やはり、装身具は身分の象徴らしい。
アーデルハイドたちの前に置かれた皿には木の実や果物、野菜などが山と盛られていた。アーデルハイドたの食べる分、というよりは、アーデルハイドたちを食べるための付け合わせ、と言った印象。それぐらい膨大な量だった。
「本来、客人に対しては、我らの郷土料理を振る舞うものなのだが……」
集落の長が言った。
「人間の口には合うまいと思ってな。家人たちの食糧を用意させた。こいつで一杯、やってくれ」
「お心遣い、痛み入ります」
「なんの、気にするな。遠方よりの客人、当然の礼儀だ」
そう言って『がはははははっ!』と、豪快に笑う長だった。
その長の前に置かれているのは骨付き肉の丸焼き。ちょうど、人間の脚一本分ぐらいの大きさの……。
「あ、あの肉ってやっぱり……」
「と、とりあえず、考えない方がいいんじゃないかな?」
カンナとチャップがヒソヒソ話を繰り返す。長はそんなことは気にもかけずに豪快に骨付き肉を食いちぎり、酒樽をあおった。
「言い遅れたな。わしの名はスモオ。この集落の長をしておる」
「アーデルハイドと申します。こちらのふたりはカンナとチャップ」
アーデルハイドはそう自己紹介したあと、スモオに尋ねた。
「スモオどの。あなたはわたしたちを食べようとは思わないのですか?」
あまりにもまっすぐな問いかけ。この状況下でこの単刀直入さ。カンナやチャップでなくても肝の冷える思いをしたことだろう。
「うん?」
「わたしたちの国は鬼部の襲撃を受けています。その鬼部たちは人間を食べるのですが」
ああ、と、スモオは得心したようにうなずいた。
「かんなぎ部族のものたちがおぬしらに迷惑をかけているそうだな」
「かんなぎ部族?」
「我ら鬼部の一氏族だ。あやつらはいまだに文明を拒否し、血生臭い野人狩りをやめようとせん。困ったものだ」
「あなたたちはちがうと?」
「むろんじゃ。わしら、かんぜみ部族は文明化した鬼部じゃからな。野人を狩って食ったりはせん。もっと洗練された、文化的な契約を結んだ」
「契約?」
「先ほども言ったとおり、この爬虫大陸の過酷な自然のなかではひ弱な人間などすぐに滅ぼされてしまう。鬼部としてはそれでは困る。なんと言っても、鬼部は人間を食う生き物じゃからな。そこで、いにしえの時代、我らの祖先は人間たちの繁殖場を用意したのじゃ。人間たちの好む森に人間たちをはなし、人間たちを食らう他の生き物を駆除し、人間たちを繁殖させた。思う存分、人間狩りを楽しめるようにな」
人間の貴族が狐狩りを楽しむために、管理された森のなかに狐や兎をはなすようなものか。
アーデルハイドはそう納得した。
「しかし、わしら、かんぜみ部族の祖先はそこからさらに一歩、踏み込み、人間たちと契約を交わした。それが先ほど言った条件、『鬼部は人間を守り、人間は鬼部に食糧を提供する』というものじゃ。わしら、かんぜみ部族はその契約のもと、家人を飼いはじめ、野人狩りをやめた。そうして、文明化したのじゃ。もっとも……」
スモオは残念そうにつづけた。
「鬼部のほとんどはかんなぎ部族同様、あくまでも文明を拒否して昔ながらの暮らしをつづけておるがな。じゃが、いずれは鬼部も、そのすべてが文明化されるときが来よう。そうなれば、野人たちに迷惑をかけることもあるまい」
「わたしたちに迷惑をかけている。その認識があおりならなぜ、かんなぎ部族とやらを放置しているのです?」
「たしかに、迷惑だろうと思ってはいる。だからと言って、わしらがおぬしたちを守る義理はない。それとも、おぬしらはわしらに飼われる家人となるのか?」
「いえ、そんなことは望みません」
「ならば、自分の身は自分で守ることじゃな。あらゆる野生の生物はそうしておるのだ。人間だけが例外のはずもあるまい。食われるのは弱いからじゃ。おのれの弱さをこそ責めるのじゃな」
それはなんとも鬼らしい、しかし、一面の真実を含んだ『野性の掟』だった。
「では、わたしたちが自分の身を守るため、かんなぎ部族を全滅させたとしても、あなたたちはかまわないのですか?」
「いっこうにかまわぬ。むしろ、あっぱれ、見事なりと讃えよう。か弱い人間の身で鬼部を全滅させたとなれば、褒め称えるだけの価値はある」
スモオはそう言い切った。その潔さはそれこそ『敵ながらあっぱれ』と言いたくなるものだった。
「もし、わしら鬼部のことをもっとよく知りたいと思うなら族長に会ってみるがいい。族長も人生島の野人たちには会いたがるじゃろう。どうじゃ? 族長に会ってみるか?」
スモオの問いに――。
アーデルハイドは迷うことなくうなずいた。
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