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異世界転生
オークとの遭遇
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色々あったけど俺たちは夜を越すことが出来た。
あの後ともはるから俺たちはこの世界に『転生』してきたことを知った。
「俺たちは1回死んで。というかあの女に殺されてあの白い部屋に行っただろ?その後に俺はクラフトっていう神様に色々教えてもらったんだ。」
どうやらともはるの話では、クラフトと呼ばれる神はとても丁寧に色々と教えてくれたらしい。
俺たちを殺さねばならなかった理由。
それに加え、スキルと呼ばれる力の説明。
ここまでは一応俺も雪も知っていた話だった。
だがともはるはこの後に重要なことを言った。
「俺たちは1回体を分解させられて、この世界でも生きられる程度に身体能力をあげた状態でここに転生させたらしい。」
と。
ここであの視力の良さ。
腕力や脚力などの身体能力の上昇に説明がついた。
くっそ。クロノスの奴説明省きやがったな。
悪態をつきながらも今の状況を改めて確認したのだった。
そして俺たちは今までで一番長い夜を越した。
辺りに太陽の暖かい光が注ぎ込まれ始めたころ。
俺は今後の優先順位を雪とともはるに話した。
「雪、ともはる。俺たちはいつまでも、このだだっ広い草原にいるわけにはいかない。そのためにまずこの草原を抜けたいと思う。」
「とりあえずそれしかない。いつまでも飲まず食わずの状況はよくない。」
と雪が賛成してくれる。
「だがよ。俺たちはどっちに進めばいいんだ?」
当たり前の疑問をともはるが呟いた。
「その説明は私がする。私を担当した神はアギトっていう名前でね。
私はアギトに、この草原からどの方向に進んでも王国が発展してるって聞いた。だから行きたい方向に進めば草原は抜けられる。」
珍しく雪が長く喋って、ようやく今後のプランに見通しがついた。
そして俺たちは歩き始めた。
しばらく歩き始めると視覚に『オーバー』をかけたともはるが気付いた。
「なんか壁?みたいなのが見えるな。」
そうともはるが言う。
なぜともはるにしか『オーバー』を使わないかというと
オーバーはある程度(体感的に1時間くらい)したら切れるそして『オーバー』は身体に負荷をかけすぎる。
そのため交代ずつ役割を変え、進んでいくことにしたから
その壁とやらは、今ともはるにしか見えていない。
「でかしたともはる。恐らくそれはモンスター対策だろう。つまりモンスターから守るべきものがある。ということは」
「その中に街がある。」
えへん。と胸を張り雪が俺の言葉を引き継いだ。
「おふたりさん。いちゃつくのは別にいいんだが、前方500m先からでかいのが来てるぞ!」
「先に言え馬鹿野郎。」
「黒、短剣欲しい。」
「あいよ。我に短剣を。メイクス!」
そうして出てきた複数の短剣を雪に渡し俺は言う。
「気を引き締めろ!ゴブリンじゃないんだ!今まで通りにいくとおもうな!」
「「わかった!」」
俺の目でも見えた。距離は約300mくらいであろう。
そのでかい塊がどんどん近づいてくる。距離が近づくにつれ
そいつの大きさがわかってきた。
2mは優に越える巨躯。
豚のような顔に鍛え上げたであろう筋肉。
そして腰に差した無骨な剣。
小説では 【オーク】と呼ばれていたな。
ゴブリンなどよりも明らかに強いそうだ。
そいつを見てすかさず雪が
「我らに加護を。オーバー。」
と唱えた。
スキルレベルのアップのおかげで雪が新たに使えるようになった
複数人同時オーバーのおかげで刀を持つ手に更に力が入る。
ともはるもスキルレベルのアップにより、更に複雑な動きができるようになった。
俺もレベルが3に上がって複数の剣を同時に作れるようになった。
そうこうしているうちに
「来た。」
「雪は後ろから短剣を投げてダメージを!ともはるは俺と一緒に直接切るぞ!」
「おう!」
「りょーかい。」
「戦闘開始だ!」
あの後ともはるから俺たちはこの世界に『転生』してきたことを知った。
「俺たちは1回死んで。というかあの女に殺されてあの白い部屋に行っただろ?その後に俺はクラフトっていう神様に色々教えてもらったんだ。」
どうやらともはるの話では、クラフトと呼ばれる神はとても丁寧に色々と教えてくれたらしい。
俺たちを殺さねばならなかった理由。
それに加え、スキルと呼ばれる力の説明。
ここまでは一応俺も雪も知っていた話だった。
だがともはるはこの後に重要なことを言った。
「俺たちは1回体を分解させられて、この世界でも生きられる程度に身体能力をあげた状態でここに転生させたらしい。」
と。
ここであの視力の良さ。
腕力や脚力などの身体能力の上昇に説明がついた。
くっそ。クロノスの奴説明省きやがったな。
悪態をつきながらも今の状況を改めて確認したのだった。
そして俺たちは今までで一番長い夜を越した。
辺りに太陽の暖かい光が注ぎ込まれ始めたころ。
俺は今後の優先順位を雪とともはるに話した。
「雪、ともはる。俺たちはいつまでも、このだだっ広い草原にいるわけにはいかない。そのためにまずこの草原を抜けたいと思う。」
「とりあえずそれしかない。いつまでも飲まず食わずの状況はよくない。」
と雪が賛成してくれる。
「だがよ。俺たちはどっちに進めばいいんだ?」
当たり前の疑問をともはるが呟いた。
「その説明は私がする。私を担当した神はアギトっていう名前でね。
私はアギトに、この草原からどの方向に進んでも王国が発展してるって聞いた。だから行きたい方向に進めば草原は抜けられる。」
珍しく雪が長く喋って、ようやく今後のプランに見通しがついた。
そして俺たちは歩き始めた。
しばらく歩き始めると視覚に『オーバー』をかけたともはるが気付いた。
「なんか壁?みたいなのが見えるな。」
そうともはるが言う。
なぜともはるにしか『オーバー』を使わないかというと
オーバーはある程度(体感的に1時間くらい)したら切れるそして『オーバー』は身体に負荷をかけすぎる。
そのため交代ずつ役割を変え、進んでいくことにしたから
その壁とやらは、今ともはるにしか見えていない。
「でかしたともはる。恐らくそれはモンスター対策だろう。つまりモンスターから守るべきものがある。ということは」
「その中に街がある。」
えへん。と胸を張り雪が俺の言葉を引き継いだ。
「おふたりさん。いちゃつくのは別にいいんだが、前方500m先からでかいのが来てるぞ!」
「先に言え馬鹿野郎。」
「黒、短剣欲しい。」
「あいよ。我に短剣を。メイクス!」
そうして出てきた複数の短剣を雪に渡し俺は言う。
「気を引き締めろ!ゴブリンじゃないんだ!今まで通りにいくとおもうな!」
「「わかった!」」
俺の目でも見えた。距離は約300mくらいであろう。
そのでかい塊がどんどん近づいてくる。距離が近づくにつれ
そいつの大きさがわかってきた。
2mは優に越える巨躯。
豚のような顔に鍛え上げたであろう筋肉。
そして腰に差した無骨な剣。
小説では 【オーク】と呼ばれていたな。
ゴブリンなどよりも明らかに強いそうだ。
そいつを見てすかさず雪が
「我らに加護を。オーバー。」
と唱えた。
スキルレベルのアップのおかげで雪が新たに使えるようになった
複数人同時オーバーのおかげで刀を持つ手に更に力が入る。
ともはるもスキルレベルのアップにより、更に複雑な動きができるようになった。
俺もレベルが3に上がって複数の剣を同時に作れるようになった。
そうこうしているうちに
「来た。」
「雪は後ろから短剣を投げてダメージを!ともはるは俺と一緒に直接切るぞ!」
「おう!」
「りょーかい。」
「戦闘開始だ!」
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