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その手は、図書館のくじらを覚えている
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僕の手は、昔から少し不器用で足りていなかった。
何がどう足りていないのかと訊かれると、説明は難しい。
けれど、たとえば子供の頃に折り紙を折ると、どうしても角がずれるし、裁縫の授業では針に糸を通すだけで変な汗をかいた。サッカーボールを投げるのも、箸をきれいに持つのも、なんだかうまくいかなかった。
だから僕は、この手をあまり信用していなかった。
誰かを殴るほど強くもないし、何かを器用に作るわけでもない。恋人の背中を抱き寄せるときでさえ、何かが足りていない気がした。
大学を出て、いくつかの仕事を転々とした。デザイン事務所でコピーを取ったり、パン屋でレジを打ったり、小さな喫茶店で豆を挽いたり。職場を変えるたびに手はよく動いたが、それが本当に役に立っているのかどうか、最後までよくわからなかった。
ある日、図書館でバイトをしていたときのことだ。
夏の終わりで、蝉の声が遠くなり、空気の抜けたような午後だった。
五歳くらいの男の子が、若い母親に手を引かれてカウンターにやってきた。彼は無言で絵本を差し出した。『くじらくんとあさごはん』というタイトルの本だった。表紙の端がすこし破れていた。
僕は「ちょっと待っててね」と言って、テープを取りにいった。透明な補修テープでページをまっすぐに戻す。何百冊と直してきた作業だ。けれどそのとき、ふいに彼の目線を感じた。静かで、まっすぐなまなざしだった。
「ありがとう」
男の子がぽつりとつぶやいた。
母親が少し驚いたような顔をした。彼が自発的に言葉を発するのは珍しいことらしい。
僕は彼に「どういたしまして」と言った。それだけだった。
何かがその瞬間に変わった気がした。大げさに言えば、世界の重心がすこしだけ傾いたような。
その日から、僕はこの手のことを少し見直すようになった。
誰かを救ったわけではない。世界を変えたわけでもない。けれど、小さな誰かの“ありがとう”の中に、自分の存在が確かにあった。
それはささやかで、名もない行為だったけれど、僕にとっては長い旅の途中でふいに現れた、灯台の光のようなものだった。
僕の手は今でも不器用で足りていない。
コーヒーをこぼすし、花瓶を倒すし、ジャムの瓶の蓋をうまく開けられない。でも、そう悪くもないなと最近は思っている。
足りないものにも、ちゃんと役割はある。
そして時々、それが誰かの心にふれることもある。
あれから僕は、少しだけ図書館のバイトに対する向き合い方を変えた。
具体的に何を変えたかというと、特にない。ただ、返却された本の汚れや折れに、以前よりも少し丁寧に目を向けるようになった。
ページの隙間に挟まった枯葉、色鉛筆で書き込まれた意味不明の暗号、折り返されたページの跡。それらを、まるで長い旅のあとの手紙を読むような気持ちで眺めるようになった。
図書館ではときどき、読み終えた本を返しに来た人が、僕に話しかけてくる。
「この本、よかったです」とか「つまらなかった」とか。ときには「読みながら眠っちゃって、内容覚えてない」と言われることもある。僕は笑ってうなずきながら、決まって「そういう本も、たまにはいいですよ」と言う。
あるいは、ただ「どうも」と言って黙って去っていく人もいる。
どちらでもいい。言葉がなくても、別に問題じゃない。重要なのは、その人が本を読み終えて、きちんと返しに来てくれたことだ。
それはたぶん、不器用な手と世界が交差する、ほんの一瞬の出来事。
もしその世界のどこかで、もう一度あの男の子と会えたら、何を話せばいいだろう?
僕には特別な話題もないし、子供に気の利いた言葉をかけるのも得意ではない。
けれど、また彼が何かを差し出してきたなら、たとえばまた破れた絵本のページだったとしても、僕はきっとそれを静かに受け取って、同じように補修すると思う。
「ありがとう」と彼が言うかどうかは、もうどうでもいい。
この手はまだ、不器用で足りないままだ。
文字もまっすぐに書けないし、ネクタイをきれいに結ぶこともできない。ときどき、自分の存在そのものがうまく収まらない気さえする。
でも、それでいいのかもしれない。
完璧でない手は、完璧でない世界と、どこかでうまく接続できる。
それは、おそらく偶然でも運命でもなくて、ただの静かな連続の中で起こる、小さな合致だ。そうして今日も、誰かが折ったり破いてしまった本を、僕はこの手で直すのだ。
それからしばらくして、季節がまたひとつ巡った。
図書館の前の銀杏並木は金色に染まり、歩道には葉っぱの絨毯ができている。冬の手前、空気が少し乾いていて、みんなが襟を立てながら、どこか急ぎ足で通り過ぎていく。
その日、閉館時間が近づいた頃、若い女性がカウンターにやってきた。
柔らかなカーキ色のコートに、白いマフラー。
どこかで見たことがあるような気がするけれど、はっきりと思い出せない。
「これ、返却お願いします」
そう言って差し出された数冊の本の中に、一冊の絵本が混じっていた。
『くじらくんとあさごはん』
僕の手が、自然に止まる。
あのときの本だった。
破れていた表紙は、あの日と同じように少しだけ色が違っていて、補修テープの継ぎ目が、静かに光を反射していた。
彼女は僕の視線に気づいたのか、ふっと笑みをこぼした。
「うちの子、この本が好きで。いつも食べるのが遅いんですけど、『くじらくん』を思い出すと頑張れるみたいで」
「そうですか」
「前に、この本を丁寧に直してくれた人がいたって、本人が言ってたんです。どんな人だったの?って聞いたら、『手が、やさしかった』って言ってました」
僕は少しだけ笑った。
うまく返事が見つからなかった。
彼女はそのままカウンターを離れかけて、ふと足を止めた。
「うちの子、来週から転校するんです。ちょっと遠くへ引っ越すことになって」
「それは、さみしくなりますね」
「だから、どうしても『ありがとう』を伝えたいって。わたしじゃなくて、本人から」
そう言いながら、入り口の方へ視線を向けた。
扉の向こうに、小さな影が立っていた。
あのときの男の子だ。少しだけ、背が伸びている。
モコモコの上着を着て、くるぶしまであるマフラーに顔を埋めながら、小さく手を振った。右手を、ちょっとだけ。
僕もゆっくりと右手を上げて応えた。
言葉は、もう必要なかった。
たしかに何かが通じ合った気がする。不器用な僕の手とあの子の小さな手のあいだに、いつのまにか橋がかかっていた。
扉が静かに閉まり、足音はだんだん遠ざかっていく。そして、その余韻に紛れるように、風が一度だけページをめくった。
僕はカウンターに残された本を一冊ずつ戻し、最後に『くじらくんとあさごはん』を手に取った。
そして、そこで気づく。
最後のページに、折り紙が一枚、挟まれていた。
青い紙で、ぎこちなく折られたくじら。
たぶん、あの男の子が作ったのだろう。
しわだらけで、片方のひれがすこしよれていた。でも、それはちゃんとくじらのかたちをしていた。
彼の手で作られた、彼にしか作れない、小さな世界。
僕はそれをそっと手に乗せ、笑った。
何がどう足りていないのかと訊かれると、説明は難しい。
けれど、たとえば子供の頃に折り紙を折ると、どうしても角がずれるし、裁縫の授業では針に糸を通すだけで変な汗をかいた。サッカーボールを投げるのも、箸をきれいに持つのも、なんだかうまくいかなかった。
だから僕は、この手をあまり信用していなかった。
誰かを殴るほど強くもないし、何かを器用に作るわけでもない。恋人の背中を抱き寄せるときでさえ、何かが足りていない気がした。
大学を出て、いくつかの仕事を転々とした。デザイン事務所でコピーを取ったり、パン屋でレジを打ったり、小さな喫茶店で豆を挽いたり。職場を変えるたびに手はよく動いたが、それが本当に役に立っているのかどうか、最後までよくわからなかった。
ある日、図書館でバイトをしていたときのことだ。
夏の終わりで、蝉の声が遠くなり、空気の抜けたような午後だった。
五歳くらいの男の子が、若い母親に手を引かれてカウンターにやってきた。彼は無言で絵本を差し出した。『くじらくんとあさごはん』というタイトルの本だった。表紙の端がすこし破れていた。
僕は「ちょっと待っててね」と言って、テープを取りにいった。透明な補修テープでページをまっすぐに戻す。何百冊と直してきた作業だ。けれどそのとき、ふいに彼の目線を感じた。静かで、まっすぐなまなざしだった。
「ありがとう」
男の子がぽつりとつぶやいた。
母親が少し驚いたような顔をした。彼が自発的に言葉を発するのは珍しいことらしい。
僕は彼に「どういたしまして」と言った。それだけだった。
何かがその瞬間に変わった気がした。大げさに言えば、世界の重心がすこしだけ傾いたような。
その日から、僕はこの手のことを少し見直すようになった。
誰かを救ったわけではない。世界を変えたわけでもない。けれど、小さな誰かの“ありがとう”の中に、自分の存在が確かにあった。
それはささやかで、名もない行為だったけれど、僕にとっては長い旅の途中でふいに現れた、灯台の光のようなものだった。
僕の手は今でも不器用で足りていない。
コーヒーをこぼすし、花瓶を倒すし、ジャムの瓶の蓋をうまく開けられない。でも、そう悪くもないなと最近は思っている。
足りないものにも、ちゃんと役割はある。
そして時々、それが誰かの心にふれることもある。
あれから僕は、少しだけ図書館のバイトに対する向き合い方を変えた。
具体的に何を変えたかというと、特にない。ただ、返却された本の汚れや折れに、以前よりも少し丁寧に目を向けるようになった。
ページの隙間に挟まった枯葉、色鉛筆で書き込まれた意味不明の暗号、折り返されたページの跡。それらを、まるで長い旅のあとの手紙を読むような気持ちで眺めるようになった。
図書館ではときどき、読み終えた本を返しに来た人が、僕に話しかけてくる。
「この本、よかったです」とか「つまらなかった」とか。ときには「読みながら眠っちゃって、内容覚えてない」と言われることもある。僕は笑ってうなずきながら、決まって「そういう本も、たまにはいいですよ」と言う。
あるいは、ただ「どうも」と言って黙って去っていく人もいる。
どちらでもいい。言葉がなくても、別に問題じゃない。重要なのは、その人が本を読み終えて、きちんと返しに来てくれたことだ。
それはたぶん、不器用な手と世界が交差する、ほんの一瞬の出来事。
もしその世界のどこかで、もう一度あの男の子と会えたら、何を話せばいいだろう?
僕には特別な話題もないし、子供に気の利いた言葉をかけるのも得意ではない。
けれど、また彼が何かを差し出してきたなら、たとえばまた破れた絵本のページだったとしても、僕はきっとそれを静かに受け取って、同じように補修すると思う。
「ありがとう」と彼が言うかどうかは、もうどうでもいい。
この手はまだ、不器用で足りないままだ。
文字もまっすぐに書けないし、ネクタイをきれいに結ぶこともできない。ときどき、自分の存在そのものがうまく収まらない気さえする。
でも、それでいいのかもしれない。
完璧でない手は、完璧でない世界と、どこかでうまく接続できる。
それは、おそらく偶然でも運命でもなくて、ただの静かな連続の中で起こる、小さな合致だ。そうして今日も、誰かが折ったり破いてしまった本を、僕はこの手で直すのだ。
それからしばらくして、季節がまたひとつ巡った。
図書館の前の銀杏並木は金色に染まり、歩道には葉っぱの絨毯ができている。冬の手前、空気が少し乾いていて、みんなが襟を立てながら、どこか急ぎ足で通り過ぎていく。
その日、閉館時間が近づいた頃、若い女性がカウンターにやってきた。
柔らかなカーキ色のコートに、白いマフラー。
どこかで見たことがあるような気がするけれど、はっきりと思い出せない。
「これ、返却お願いします」
そう言って差し出された数冊の本の中に、一冊の絵本が混じっていた。
『くじらくんとあさごはん』
僕の手が、自然に止まる。
あのときの本だった。
破れていた表紙は、あの日と同じように少しだけ色が違っていて、補修テープの継ぎ目が、静かに光を反射していた。
彼女は僕の視線に気づいたのか、ふっと笑みをこぼした。
「うちの子、この本が好きで。いつも食べるのが遅いんですけど、『くじらくん』を思い出すと頑張れるみたいで」
「そうですか」
「前に、この本を丁寧に直してくれた人がいたって、本人が言ってたんです。どんな人だったの?って聞いたら、『手が、やさしかった』って言ってました」
僕は少しだけ笑った。
うまく返事が見つからなかった。
彼女はそのままカウンターを離れかけて、ふと足を止めた。
「うちの子、来週から転校するんです。ちょっと遠くへ引っ越すことになって」
「それは、さみしくなりますね」
「だから、どうしても『ありがとう』を伝えたいって。わたしじゃなくて、本人から」
そう言いながら、入り口の方へ視線を向けた。
扉の向こうに、小さな影が立っていた。
あのときの男の子だ。少しだけ、背が伸びている。
モコモコの上着を着て、くるぶしまであるマフラーに顔を埋めながら、小さく手を振った。右手を、ちょっとだけ。
僕もゆっくりと右手を上げて応えた。
言葉は、もう必要なかった。
たしかに何かが通じ合った気がする。不器用な僕の手とあの子の小さな手のあいだに、いつのまにか橋がかかっていた。
扉が静かに閉まり、足音はだんだん遠ざかっていく。そして、その余韻に紛れるように、風が一度だけページをめくった。
僕はカウンターに残された本を一冊ずつ戻し、最後に『くじらくんとあさごはん』を手に取った。
そして、そこで気づく。
最後のページに、折り紙が一枚、挟まれていた。
青い紙で、ぎこちなく折られたくじら。
たぶん、あの男の子が作ったのだろう。
しわだらけで、片方のひれがすこしよれていた。でも、それはちゃんとくじらのかたちをしていた。
彼の手で作られた、彼にしか作れない、小さな世界。
僕はそれをそっと手に乗せ、笑った。
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