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第6章 家庭訪問は結構ストレスが溜まるものであり、それは次第につらくなる
039 家庭訪問は結構ストレスが溜まるものであり、それは次第につらくなるⅠ
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ある朝、今日もいつも通りに起きて、トイレにしゃがみ込んだ後、洗面所で手を洗い、ついでに顔を洗った。リビングに行くといつも美味しそうな朝食が用意されている。
「おはよう、お兄ちゃん……」
朝っぱらから元気がなさそうにダラダラとしていた。日曜日の朝にこんなにやる気のない表情をされるとちょっと、いやな気持になる。
それにしてもこいつ……なんでそこまで元気がないのだろう。よく見てみると、皿に乗っている目玉焼きの焼き加減がいつもと違うような気がする。
……ああ、そういえばもうすぐ家庭訪問の日が近づいて来るんだっけ……。
佑理は寝癖がついたまま、椅子に座って船を漕いでいた。
今にも倒れそうな感じで自我を保っている。よく見ていると俺の服を何故だか着ていた。いつもだったら、自分の服をしっかりと着こなしているのに今日はやけに様子がおかしい。それに見えるところが見えそうで俺は目のやり場に困ってしまう。てか、本当に倒れそうでヤバイ。
もし、本当に後ろに倒れてしまって、後頭部を強く打ってしまったら、俺、俺は……。
頭で考えるよりも先に俺の体は動いていた。椅子を引いて、佑理を抱えてソファーの上に寝かせた。そして、ガスの元栓をしっかりと閉めて、水とヨーグルトを持ってきた。
その間にパッパッと朝食を食べ終えて、冷えたコーヒーに牛乳を混ぜる。それをヨーグルトと一緒にお盆に乗せて、ソファーの前にあるテーブルに置くと佑理に膝枕した。
そして、時間が経つとようやく佑理がゆっくりと目を覚ました。
まだ、寝ぼけていて、自分が今どういう状況にいるのか、まだ、把握していないらしい。
「おーい、大丈夫か?」
俺は佑理の頭をやさしくなでる。まだ少し、顔が赤くなっている。
「あ、うん……」
「で、大丈夫なのか?朝も食わすに倒れそうになっていたぞ。一応、ラップをして冷蔵庫に入れてあるが食べるか?」
「ううん、いい」
「そうか、じゃあ、水飲んでヨーグルトだけでも食べていろ」
「分かった。それとお兄ちゃん、これはどういうことかな?」
「……どうって?」
「何で膝枕しているのって言っているの⁉」
佑理はすぐに起き上がって、座り直した。そして、俺の方を見ながら睨みつけてくる。
「悪かった。それよりも部活はどうする?休むか?」
「うん……」
俺は受話器を取って、部活連絡網を調べると一番上に載っていた顧問の電話番号を見た。
「あ……」
昔、俺の担任だった女教師の名前だ。こんなところでお目にかかるとは思わなかった。仕方なく、連絡を入れて、休むことを説明すると俺はぺこり、ぺこりと頭を下げていた。なんで、電話なのに謝らないといけないんだと会社員の気持ちが分かる気がした。
絶対に企業務めは嫌だな。将来は小説家か、株主が理想的だな。公務員は時間が決められているから理想範囲内だと思う……。
「一応、連絡を入れておいたが今日は絶対安静な」
「うん、ありがとう。あ、それと服、借りているね……」
「言うのが遅くない。まあ、いいけどさあ。しっかりと洗って返せよ」
「分かっているよ」
本当に今日は熱っぽいんだよな。いつも家事をほとんどやってもらっているからそれもあるんだろうが今日一日くらいは俺がやらないといけないな。
それから佑理は俺の肩を借りて、また、すやすやと眠り始めた。ここで眠られては風邪を引いてしまうだろうと思いながら、そっとしておいた。
本当、寝ている時が可愛いって昔の人は言ったものだ。
俺は押し入れの中から昼寝用の毛布を取り出して、寝ている佑理に掛けた。
「すぅ―、すぅ―」
「しっかりと寝ていろよ。良くなったら言えよな」
さてと、俺は後片付けをして、部屋の掃除と洗濯物を干すとしますかね。
そして、今日一日、俺のハードな日になりそうな予感がしたのである。
まずは、皿をさっと水で洗った後に洗剤でしっかりと磨いていく。いつもこんなのを洗っているのかと思いながら、しつこい汚れを落としていく。
特にややこしかったのはフライパンにこびり付いた焦げ跡を取ることだった。いくらスポンジで磨いても落ちない。何回も水で洗って、洗剤を付けて、また、磨く。これの繰り返しでやっと落とした。
その後に乾燥機の電源を入れて、タイマーを二時間にセットする。
「ふう……、やっと終わった。結構、肩に来るな。これを毎日やるってすげぇ―な、おい」
と、俺はこの後、汚れた服を洗濯機に入れて、干していた服などをかごの中に取り入れる。そして、やっと一段落付いたころに時計を見るともうすぐ正午になる頃だった。
俺は仕方なくカップラーメンと朝炊いてあった残りのご飯をおにぎりにして簡単に済ませた。
「これだけでやっと半分ぐらいだしな。後は掃除をして、洗濯物を取り入れて……」
ダメだ、睡魔が襲ってくる。そういえば、今日は昼寝すらやってないからな今日なんか朝の三時までアニメを見ていたし、少しぐらい寝ていたって大丈夫だろう……。少しぐらい……。
「おはよう、お兄ちゃん……」
朝っぱらから元気がなさそうにダラダラとしていた。日曜日の朝にこんなにやる気のない表情をされるとちょっと、いやな気持になる。
それにしてもこいつ……なんでそこまで元気がないのだろう。よく見てみると、皿に乗っている目玉焼きの焼き加減がいつもと違うような気がする。
……ああ、そういえばもうすぐ家庭訪問の日が近づいて来るんだっけ……。
佑理は寝癖がついたまま、椅子に座って船を漕いでいた。
今にも倒れそうな感じで自我を保っている。よく見ていると俺の服を何故だか着ていた。いつもだったら、自分の服をしっかりと着こなしているのに今日はやけに様子がおかしい。それに見えるところが見えそうで俺は目のやり場に困ってしまう。てか、本当に倒れそうでヤバイ。
もし、本当に後ろに倒れてしまって、後頭部を強く打ってしまったら、俺、俺は……。
頭で考えるよりも先に俺の体は動いていた。椅子を引いて、佑理を抱えてソファーの上に寝かせた。そして、ガスの元栓をしっかりと閉めて、水とヨーグルトを持ってきた。
その間にパッパッと朝食を食べ終えて、冷えたコーヒーに牛乳を混ぜる。それをヨーグルトと一緒にお盆に乗せて、ソファーの前にあるテーブルに置くと佑理に膝枕した。
そして、時間が経つとようやく佑理がゆっくりと目を覚ました。
まだ、寝ぼけていて、自分が今どういう状況にいるのか、まだ、把握していないらしい。
「おーい、大丈夫か?」
俺は佑理の頭をやさしくなでる。まだ少し、顔が赤くなっている。
「あ、うん……」
「で、大丈夫なのか?朝も食わすに倒れそうになっていたぞ。一応、ラップをして冷蔵庫に入れてあるが食べるか?」
「ううん、いい」
「そうか、じゃあ、水飲んでヨーグルトだけでも食べていろ」
「分かった。それとお兄ちゃん、これはどういうことかな?」
「……どうって?」
「何で膝枕しているのって言っているの⁉」
佑理はすぐに起き上がって、座り直した。そして、俺の方を見ながら睨みつけてくる。
「悪かった。それよりも部活はどうする?休むか?」
「うん……」
俺は受話器を取って、部活連絡網を調べると一番上に載っていた顧問の電話番号を見た。
「あ……」
昔、俺の担任だった女教師の名前だ。こんなところでお目にかかるとは思わなかった。仕方なく、連絡を入れて、休むことを説明すると俺はぺこり、ぺこりと頭を下げていた。なんで、電話なのに謝らないといけないんだと会社員の気持ちが分かる気がした。
絶対に企業務めは嫌だな。将来は小説家か、株主が理想的だな。公務員は時間が決められているから理想範囲内だと思う……。
「一応、連絡を入れておいたが今日は絶対安静な」
「うん、ありがとう。あ、それと服、借りているね……」
「言うのが遅くない。まあ、いいけどさあ。しっかりと洗って返せよ」
「分かっているよ」
本当に今日は熱っぽいんだよな。いつも家事をほとんどやってもらっているからそれもあるんだろうが今日一日くらいは俺がやらないといけないな。
それから佑理は俺の肩を借りて、また、すやすやと眠り始めた。ここで眠られては風邪を引いてしまうだろうと思いながら、そっとしておいた。
本当、寝ている時が可愛いって昔の人は言ったものだ。
俺は押し入れの中から昼寝用の毛布を取り出して、寝ている佑理に掛けた。
「すぅ―、すぅ―」
「しっかりと寝ていろよ。良くなったら言えよな」
さてと、俺は後片付けをして、部屋の掃除と洗濯物を干すとしますかね。
そして、今日一日、俺のハードな日になりそうな予感がしたのである。
まずは、皿をさっと水で洗った後に洗剤でしっかりと磨いていく。いつもこんなのを洗っているのかと思いながら、しつこい汚れを落としていく。
特にややこしかったのはフライパンにこびり付いた焦げ跡を取ることだった。いくらスポンジで磨いても落ちない。何回も水で洗って、洗剤を付けて、また、磨く。これの繰り返しでやっと落とした。
その後に乾燥機の電源を入れて、タイマーを二時間にセットする。
「ふう……、やっと終わった。結構、肩に来るな。これを毎日やるってすげぇ―な、おい」
と、俺はこの後、汚れた服を洗濯機に入れて、干していた服などをかごの中に取り入れる。そして、やっと一段落付いたころに時計を見るともうすぐ正午になる頃だった。
俺は仕方なくカップラーメンと朝炊いてあった残りのご飯をおにぎりにして簡単に済ませた。
「これだけでやっと半分ぐらいだしな。後は掃除をして、洗濯物を取り入れて……」
ダメだ、睡魔が襲ってくる。そういえば、今日は昼寝すらやってないからな今日なんか朝の三時までアニメを見ていたし、少しぐらい寝ていたって大丈夫だろう……。少しぐらい……。
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