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第6章 家庭訪問は結構ストレスが溜まるものであり、それは次第につらくなる
040 家庭訪問は結構ストレスが溜まるものであり、それは次第につらくなるⅡ
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俺はそのまま絨毯に横になったままソファーで寝ている佑理の横で眠ってしまった。
夕方、陽が西に沈むころ俺はハッと目を覚ました。少しだけ横になるつもりがもう、夜になろうとしているのだ。俺は焦って佑理を起こそうと目をこすりながら体を揺すろうとした。
「おい、佑理。すまない、寝過ごした!」
そう叫んだのだが、佑理はこの部屋にはいなかった。俺はあれ?と思いながら、キッチンを見るがその姿は無い。いつの間にか自分の部屋に戻ったのだろう。そう思いながら洗面所に行き、顔を洗いさっぱりとさせ、風呂を掃除した。
「ああ、こりゃあ、晩飯は外食にするしかないな。俺の小遣いで足りるかな……」
独り言を言いながら、温泉の匂いがする風呂掃除の後はいい気分がした。今日のメニューは久々に草津の湯でじっくりとつかりたい。
「さて、あいつを起こすとしますかね」
俺は佑理の部屋にノックをして入った。佑理は、まだ眠ったまま返事がない。一応、ダメもとで起こしてみようとする。
「ああ、ええと、この後、外食でもしようと思っているんだがお前も一緒に来るか?」
「……それって誰のお金で?」
「俺のおごりだが……」
「絶対に割り勘しない?何でも頼んで言いの?」
「どんだけ、おごって欲しいんだよ。でも、ほどほどにしてくれよ。」
俺は呆れながら言い、佑理は黙っている。
「分かった。ま、そういうところがお兄ちゃんのいい所なんだよね。弱っている妹には優しくする。それっていいことだよ」
「あまり、調子に乗るなよ!」
俺は佑理の頭を軽くチョップする。
「まあ、そういうお兄ちゃんに少しはキュンとする私もどうかしているよね」
「……お、おう」
「本当に少しだからね」
「はいはい」
俺はそこをさらりと水に流す。なんちゅう妹やねん。俺のときめきを今すぐ返してほしい。これが彼女だったら怒っていたところだったな。妹で本当に良かった。
「じゃあ、行く」
布団から飛び起きた佑理を見て、俺はその元気さに驚いた。額に手を当てながら俺は部屋を出る。
「十分後に出るから急いで準備をしろよ」
「分かっているって、下で待っていて!」
「やれやれ、おごりになるとお前は元気になるよな。そういえば俺の財布、何万入っていたんだっけ?念のために確認しておくか……」
俺は自分の部屋に入って、財布の中身を確かめる。中には千円札が五枚、一万円札が一枚。ギリギリセーフかアウトかというところだ。通帳を見ると貯金が五十万も残っていることに驚いた。
そういえば、毎月少しずつ貯金していたんだっけ……。いつの名にこんなに貯まっていたんだ?でも、これは何かあったときのためだから、今日はこれだけで乗りきることにしよう。
玄関で靴を履いて、待っていると佑理は階段を走って降りてきた。
「メンゴ、メンゴ。遅れてごめん。待った?」
「おう。すげぇ——待った」
「そこは今、来たところって言う場面でしょ」
佑理は座って、靴を履きながら文句を言ってくる。いやね、それはどっちでもいいでしょ。俺だってさ、これはこれで待ったつもりなんですよ。おごってもらう側がそんなこと言ってもいいんですかね……。
しかし、風呂の時間も考えるとここから約一キロ圏内にある美味しい店になるんだよな。
「それでお前は何が食べたいんだ?」
「うーん……。あの辛麺屋もいいけど、うどん屋もいいんだよね。ああ、そういえばファミレスもあったね」
「早く、決めろよ」
「じゃあ、ジョイブル」
俺はおお、と感心した。なぜなら、家から近い店はこの店だ。徒歩三分で着く。俺にとってはありがたいことであるが、財布には一番優しくないんだよな。これが……。
「まあ、いっか……。ほれ、行くぞ」
俺はパーカーのポケットに手を突っ込みながら先頭を歩いた。
「ちょっと待ってよ。こうすれば温かいでしょ!」
佑理は俺の右腕に自分の腕を組んで、体を引っ付けてきた。
「おい、やめろよ。恥ずかしいだろ。誰かに見られたどうするんだよ」
「へぇ―、私と一緒に歩いたら恥ずかしいんだ。そうですか、佑理はそんなに可愛くないんですね」
「そこまでは言っていないだろ」
俺を見る佑理に溜息が何回も出そうだ。
「……今日だけだぞ」
夕方、陽が西に沈むころ俺はハッと目を覚ました。少しだけ横になるつもりがもう、夜になろうとしているのだ。俺は焦って佑理を起こそうと目をこすりながら体を揺すろうとした。
「おい、佑理。すまない、寝過ごした!」
そう叫んだのだが、佑理はこの部屋にはいなかった。俺はあれ?と思いながら、キッチンを見るがその姿は無い。いつの間にか自分の部屋に戻ったのだろう。そう思いながら洗面所に行き、顔を洗いさっぱりとさせ、風呂を掃除した。
「ああ、こりゃあ、晩飯は外食にするしかないな。俺の小遣いで足りるかな……」
独り言を言いながら、温泉の匂いがする風呂掃除の後はいい気分がした。今日のメニューは久々に草津の湯でじっくりとつかりたい。
「さて、あいつを起こすとしますかね」
俺は佑理の部屋にノックをして入った。佑理は、まだ眠ったまま返事がない。一応、ダメもとで起こしてみようとする。
「ああ、ええと、この後、外食でもしようと思っているんだがお前も一緒に来るか?」
「……それって誰のお金で?」
「俺のおごりだが……」
「絶対に割り勘しない?何でも頼んで言いの?」
「どんだけ、おごって欲しいんだよ。でも、ほどほどにしてくれよ。」
俺は呆れながら言い、佑理は黙っている。
「分かった。ま、そういうところがお兄ちゃんのいい所なんだよね。弱っている妹には優しくする。それっていいことだよ」
「あまり、調子に乗るなよ!」
俺は佑理の頭を軽くチョップする。
「まあ、そういうお兄ちゃんに少しはキュンとする私もどうかしているよね」
「……お、おう」
「本当に少しだからね」
「はいはい」
俺はそこをさらりと水に流す。なんちゅう妹やねん。俺のときめきを今すぐ返してほしい。これが彼女だったら怒っていたところだったな。妹で本当に良かった。
「じゃあ、行く」
布団から飛び起きた佑理を見て、俺はその元気さに驚いた。額に手を当てながら俺は部屋を出る。
「十分後に出るから急いで準備をしろよ」
「分かっているって、下で待っていて!」
「やれやれ、おごりになるとお前は元気になるよな。そういえば俺の財布、何万入っていたんだっけ?念のために確認しておくか……」
俺は自分の部屋に入って、財布の中身を確かめる。中には千円札が五枚、一万円札が一枚。ギリギリセーフかアウトかというところだ。通帳を見ると貯金が五十万も残っていることに驚いた。
そういえば、毎月少しずつ貯金していたんだっけ……。いつの名にこんなに貯まっていたんだ?でも、これは何かあったときのためだから、今日はこれだけで乗りきることにしよう。
玄関で靴を履いて、待っていると佑理は階段を走って降りてきた。
「メンゴ、メンゴ。遅れてごめん。待った?」
「おう。すげぇ——待った」
「そこは今、来たところって言う場面でしょ」
佑理は座って、靴を履きながら文句を言ってくる。いやね、それはどっちでもいいでしょ。俺だってさ、これはこれで待ったつもりなんですよ。おごってもらう側がそんなこと言ってもいいんですかね……。
しかし、風呂の時間も考えるとここから約一キロ圏内にある美味しい店になるんだよな。
「それでお前は何が食べたいんだ?」
「うーん……。あの辛麺屋もいいけど、うどん屋もいいんだよね。ああ、そういえばファミレスもあったね」
「早く、決めろよ」
「じゃあ、ジョイブル」
俺はおお、と感心した。なぜなら、家から近い店はこの店だ。徒歩三分で着く。俺にとってはありがたいことであるが、財布には一番優しくないんだよな。これが……。
「まあ、いっか……。ほれ、行くぞ」
俺はパーカーのポケットに手を突っ込みながら先頭を歩いた。
「ちょっと待ってよ。こうすれば温かいでしょ!」
佑理は俺の右腕に自分の腕を組んで、体を引っ付けてきた。
「おい、やめろよ。恥ずかしいだろ。誰かに見られたどうするんだよ」
「へぇ―、私と一緒に歩いたら恥ずかしいんだ。そうですか、佑理はそんなに可愛くないんですね」
「そこまでは言っていないだろ」
俺を見る佑理に溜息が何回も出そうだ。
「……今日だけだぞ」
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