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第1話 天の災厄
004 天の災厄Ⅳ
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「おい、このセントラルにモンスターの群れが近づいてくるらしいぞ!」
「待てよ。なんで、セントラルが狙われているんだ。狙われる要素なんてどこにもないだろ?」
「いや、それが今、攻めてきているのは魔王軍らしい……」
「はぁ? 魔王軍だと? この世界の最高レベルでもレベル百だぞ。誰も魔王軍勝てるはずがない。それに奴らはセントラルにいるかどうかも……」
そんな話が聞こえてきた。
チャンスだ。
レベル10の俺にとっては願ったりかなったりの話だ。
今、溜まりに溜まったアイテムをどうやって使い果たすか考えていたところだ。
それに魔王軍に対して有効なアイテムが手持ちにある。
こんなおいしい話はない。
俺は話している奴らの方へ近づき、最後まで話を聞く。
話によると、魔王軍の幹部らしき者がこちらに近づいてきており、方向は西からここまでに着く到達時刻は今日から約三日後、もう時間もない。
「なあ、このセントラルには騎士団とかあるんじゃないのか?」
俺はその話に入って聞いてみた。
「ああ、確かにあることはあるんだが……奴らはそこまで役に立たない。それよりも冒険者たちの方が戦闘になれているからそっちの方に掛けるしかないな」
「そうか……。なるほどな……」
納得して頷く。
確かにゲーム時代だった『エターナル・ファンタジー』には魔界や魔王軍が存在すると聞いたことがある。
「西の方というと、あの山の方でいいんだよな?」
「ああ、でも、今はいかない方がいい。偵察に行った部隊がたった一人しか帰ってこなかったとしか行っていなかったからな」
「それに街が二つや三つ、壊滅されたらしいぞ」
と、街の人間はそんなうわさ話しかしておらず、何も行動に移そうとはしない。
そこまで訊いた俺は、すぐにセントラルから出る準備をするために馬を貸してくれる店へと走り出す。
馬を貸し出す店は東西南北それぞれに一つずつ存在しており、一日1000Gで貸し出してくれる。
西の店に入ると、二、三人ほど客人がいた。
しばし、待っていると順番が来て、四日ほどの金を店の店主に渡し、一番早そうな馬を借り出す。
「待てよ。なんで、セントラルが狙われているんだ。狙われる要素なんてどこにもないだろ?」
「いや、それが今、攻めてきているのは魔王軍らしい……」
「はぁ? 魔王軍だと? この世界の最高レベルでもレベル百だぞ。誰も魔王軍勝てるはずがない。それに奴らはセントラルにいるかどうかも……」
そんな話が聞こえてきた。
チャンスだ。
レベル10の俺にとっては願ったりかなったりの話だ。
今、溜まりに溜まったアイテムをどうやって使い果たすか考えていたところだ。
それに魔王軍に対して有効なアイテムが手持ちにある。
こんなおいしい話はない。
俺は話している奴らの方へ近づき、最後まで話を聞く。
話によると、魔王軍の幹部らしき者がこちらに近づいてきており、方向は西からここまでに着く到達時刻は今日から約三日後、もう時間もない。
「なあ、このセントラルには騎士団とかあるんじゃないのか?」
俺はその話に入って聞いてみた。
「ああ、確かにあることはあるんだが……奴らはそこまで役に立たない。それよりも冒険者たちの方が戦闘になれているからそっちの方に掛けるしかないな」
「そうか……。なるほどな……」
納得して頷く。
確かにゲーム時代だった『エターナル・ファンタジー』には魔界や魔王軍が存在すると聞いたことがある。
「西の方というと、あの山の方でいいんだよな?」
「ああ、でも、今はいかない方がいい。偵察に行った部隊がたった一人しか帰ってこなかったとしか行っていなかったからな」
「それに街が二つや三つ、壊滅されたらしいぞ」
と、街の人間はそんなうわさ話しかしておらず、何も行動に移そうとはしない。
そこまで訊いた俺は、すぐにセントラルから出る準備をするために馬を貸してくれる店へと走り出す。
馬を貸し出す店は東西南北それぞれに一つずつ存在しており、一日1000Gで貸し出してくれる。
西の店に入ると、二、三人ほど客人がいた。
しばし、待っていると順番が来て、四日ほどの金を店の店主に渡し、一番早そうな馬を借り出す。
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