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第7部4章 君を思い出して、僕を思い出して
05 仲直り
しおりを挟む「負けちゃった……」
「すまない、卑怯だったな」
「ううん、大丈夫だよ。卑怯なんかじゃない。セシルが強いってだけだよ」
卑怯な手は一切使わなかった。まあ、試合中に会話に持ち込んだというのを卑怯というのであれば卑怯なのかもしれない。だが、それに応じたのは俺で、感情を爆発させた結果負けたのも俺だった。
以前もそのようなことがあったと思い出し、なんともセシルらしいやり方だなと笑えて来てしまった。
「フッ……」
「な、なに? いきなり笑いだして……」
「いや、ようやく笑ってくれたなと思ってな」
「わ、笑うよ。そりゃ……わら……笑ってる?」
「ああ、嬉しそうだな。俺との思い出を思い出して笑ってくれているのだろう?」
「なんで、そこまでわかるのさ」
俺にはもうセシルのことについてあれこれと思う感情はないと思っていた。しかし、先ほどの試合にて消えたと思っていたはずの彼への感情がまた熱を持ち始めた気がしたのだ。それはほんの一瞬の出来事だったかもしれない。それでも、確かにこの胸に、彼への感情を感じずにはいられなかった。
また、その感情がセシルによって引き出されたものであるというのがとても重要だったのだ。
(そっか、俺……まだ、あったんだ……)
記憶というのは確かなものであり、竜という存在からしてみれば消すことが容易なものである。だが、かえって気持ちや心というのは不確かなものであり完全に消すことができないのではないかと俺は分析した。もしそうであるなら、俺の心は取り戻す……あるいは、憶測に眠っていたものがぶり返されることは大いにありえるのだ。
一気に兆しが見え、俺はセシルの顔を見る。
彼は、記憶をなくしてから初めて俺と面と向かって笑ってくれた気がする。優しい表情に、少し垂れ目がちになっている瞳。眉も優しく垂れ下がって、ほんの少し頬が緩み、口角が上がっている。
どこからか吹き付けた風が、俺たちの髪を揺らしていく。
優しい風は、俺たちの間を通り抜けた後、暫くの間止まった。
「ありがとう、セシル……それとごめん。あんなこと言って」
「いい。俺は気にしていない。それに、ニルがずっと思ってきたことを言ってくれて嬉しかった。お前が見ていたのは誰なのかというのがはっきりしたしな」
「だから、それがごめんって思ってるの。君は記憶を失っても君なのに。俺は、記憶のある君に縋っていた。記憶がない君と向き合おうとしなかった。もしかしたら、また好きになってくれるかもしれないってそういう希望はあったのに、早々に俺は諦めちゃってた。それが、ごめん……ごめん、セシル」
俺がそう言うと、彼は剣を下ろし、俺を抱きしめた。
彼の燃えるような肌が俺の身体に付着する。ドクンドクンと脈打つ心臓は、俺の弱い心臓すらも鼓舞するように鳴り、心まで温かくしてくれる。
背中に回された腕はぎゅっと俺を抱きしめて離さないぞ、と言っているようだった。
耳を彼の銀色の髪がかすめてくすぐったい。
顔は見えないが、彼が何を言おうとしているか分かった。
俺は、ようやく彼の背中に腕を回すことができた。
(あったかい……)
この温もりにずっと触れたかった。以前も一度だったか、二度だったか、彼に抱きしめられた。でも、そのときは俺は抱きしめ返すことができなかったし、彼に応えることができなかった。でも、今は違う。
自分の手で、自分の気持ちで、自分の身体がセシルを抱きしめたいと動いたのだ。
「セシル、ごめん」
「謝らなくていいんだ。ニルは何も悪くない」
「ううん、俺、俺……」
「泣いてもいい。俺は、未だに記憶を思い出せない薄情な人間だ。でも、俺は何度だってお前を好きになるだろうし、お前に嫌われてもお前を好きでいると思う。諦めの悪い男だ。俺のほうこそすまないと謝るべきだ」
「そんなことないよ……」
それは何に対して謝っているのだろうか。
俺にはまったく理解できなかった。
それでも、セシルらしい言葉だし、セシルの中に答えがあるのだろう。そう思うとすべて許してしまえそうな気がした。
彼の言う通り、彼はまだ記憶を取り戻していない。だからと言って、もうこれ以上彼をさけることは俺もできない。彼と向き合わなければきっと俺たちの溝は埋まらないからだ。
もちろん、無理して向き合おうとは思っていない。向き合う覚悟ができたのだ。
「にぅーちぇちー」
我が子の声にパッと顔を上げると、たたたたっとこちらに走ってくるフィルマメントの姿が見えた。
おもちゃの木剣はゼラフに渡したのか手ぶらで、両手を広げてこちらに走ってくるのだ。ゼラフは空気を呼んでか、俺たちのいるほうへと歩いてこなかった。こういう時に空気が読めるのはさすが大人だと思う。
「フィルっ」
「にぅとちぇちーは、なかなおりしたの?」
「うん? うん、そうだね。仲直りしたよ」
俺がそう返すと、フィルマメントの顔にはパッと花が咲き、自分のことのように嬉しそうに頬に手を当てて「うれち」と口にした。どうやら、俺たちが喧嘩していると思い込んでいたらしかったのだ。
間違ってはいないが、喧嘩はしていない。でも、親のことをよくわかっているなと感心してしまった。
俺たちの不安は嫌でもフィルマメントにも伝わってしまう。そのことをこれからも頭に入れておかなければならないだろう。
フィルマメントにも気づかされることがいっぱいあり、俺は自分の未熟さを改めて実感した。
そんなことを思っていると、フィルマメントはもじもじと、後ろで手を組んで身体を左右に動かしていた。顔を少し俯かせて、時々俺の顔をチラチラとみる。どうしたのかと思っていると、フィルマメントはまたパッと両手を出した。
「なかなおり、あくちゅするの?」
「俺とセシルが?」
「うん」
「仲直りのハグはしたぞ」
「ちょっと、セシル……握手したらいいの?」
「なかなおり!」
「あはは、わかった、分かったよ。フィル。俺たちちゃんと仲直りするね」
「ちゅる!」
フィルマメントに促されながら、俺はセシルと改めて向き直った。まだ、彼は俺の腰を抱いたままだが、フィルマメントに押されたのか、俺から腕を話した。
改めてこう向き合って握手をするなんて少し恥ずかしいような気もする。
確かに、これは試合後だし、試合を終えた選手たちがする悪手にも近いような気がした。フィルマメントが求めているのは、仲直りな握手だが、俺たちは先ほどの試合の勝敗がついたため、それも含めて握手をすることにした。
先に手を差し出したのはセシルで、俺はその手をゆっくりと握る。俺が彼の手に触れると、セシルはぎゅっと握り返してくれた。それからまた彼の顔を見る。爽やかで、憑き物が落ちたような顔つきになった彼は、見ていてすがすがしかった。
これでも記憶が戻っていないのだが、今の俺なら彼とやっていけそうな気がするのだ。
「なかなおりちた?」
「うん、したよ。じゃあ、フィルも握手」
「あくちゅ」
俺が差し出したてに、フィルマメントは手を伸ばしてきゅっと掴んだ。
「ちぇちもあくちゅ」
「あ、ああ。握手だな」
フィルマメントは続いて、セシルにも手を伸ばした。彼は戸惑いつつも、フィルマメントに応え彼の手を握り返す。
そうして、フィルマメントは俺たちの手を握ったままぶんぶんと振り回し「なかなおり!」と嬉しそうに飛び跳ねていた。
「かわいいね、フィル」
「ああ、まったくだ。とてもかわいい」
「……ちょっと待って、セシル、俺を見てるでしょ?」
「二人を見ているんだ。お前だけじゃない」
「そこは、俺だけでもいいのに。まあ、そうだね。フィルのこともちゃんと見ていてあげて。君と俺の子どもなんだから」
「そうだな。俺でもいいのか?」
「今さら言うの? 俺は、いいと思うよ。だって、セシルはセシルだから……記憶を失っても、俺を好きになっちゃうっていうのがセシルだから……だから、大丈夫。俺はもう大丈夫だよ」
俺が強く手を握り返すと、彼にその不安が少しだけ伝わったらしく「無理しなくていいぞ」と言われてしまった。
無理をしているわけじゃない。これは少しの強がりだ。
昔の彼を知っている人はたくさんいるが、俺を愛したセシルを知っているのは俺だけだ。これは忘れちゃいけないものだし、セシルが忘れても、また俺を好きになっても、色褪せずに残り続ける記憶だ。
俺の中から抜けようものなら、それこそ俺を愛したセシルも、俺が愛したセシルもいなくなってしまう。
それだけは嫌だったから。
「大丈夫だよ。セシル。君の告白ちゃんと胸に響いたから」
「そ、そうか。改めて言われるとなんだか恥ずかしいな」
「恥ずかしい自覚あったの? すごくかっこよかったよ。キザっぽくて」
「キザは誉め言葉じゃないだろう。そこは、紳士とか……じゃないのか」
「うーん、そうなのかな」
「そうだろう」
「……やっぱり、キザでも紳士でもない。セシルはセシルだ」
なんだそれは、とセシルは俺の出した答えに少し苦言を呈したいようだった。でも、俺だって少し言い表しにくいのだから勘弁してほしい。
フィルマメントは嬉しそうに俺たちの手を握ったままぶんぶんと振り回していた。しかし、暫くすると疲れたのか、抱っこと俺にせがんでくる。俺は、彼の要望に応えて抱き上げると、ものの数秒で、大きな瞳をぱたりと閉じて眠ってしまった。俺の腕の中から小さな寝息が聞こえる。このまま起こさずに彼の部屋に運ぶのが無難だろう。
「ごめんね、セシル。フィルが寝ちゃって」
「かまわない。寝る子は良く育つというだろう。俺も送り届けるのを手伝おうか?」
「え? いいよ。大丈夫……いや、お願いしよっかな」
「ああ、任された」
一人で悩むよりも、二人で子育てをしたい。そう初心にかえり、彼にも頼むことにした。セシルは、それに快く応じてくれ、俺たちは日陰に向かって歩き出す。そこでようやくゼラフと目が合った。
「仲直りできたんだなあ~?」
「ニヤニヤするな。気持ち悪いぞ、ヴィルベルヴィント」
「ひっでぇな。皇太子殿下。んな毒つかなくてもいいじゃねえか」
「貴様が腹立たしい言い方で、顔で言うからだろう。鏡を見てから言え」
「相変わらずだね、セシルは……ああ、そっか。ゼラフとの記憶はあるからか」
「ゼラフとの記憶とかいうな、ニル。こいつとの記憶など……そうだな」
セシルはそこまで言い、穴抜けの記憶を思い出して黙ってしまった。
セシルがゼラフに突っかかる理由は単に気に食わないというだけではなくて、俺に絡んできたのが気に食わないと明確な理由だった。だからこそ、何故ゼラフが嫌いになったのか、今のセシルには穴の抜けた記憶に触れられなかったのだろう。
さすがのゼラフも、これ以上はまずいと察したのか、俺のほうを見る。
「ゼラフもありがとう。フィルのこと見ててくれて」
「俺は、お前の騎士だしな。その子どもを守るのも俺の使命だぜ? だから、感謝を言われる筋合いはないっての」
「それでもだよ。俺が感謝を君に言いたかったんだ。個人的にね」
「……っ、ニル、お前本当にそういうところだよな」
「ん? 何が?」
「あーなんでもねえよ! ほんと、お前ら良かったな。何もなく終わって」
「何もなく終わったわけじゃない。これからが本番だろう。俺は、まだ記憶が戻っていないわけなのだから」
「セシル、記憶……」
そこまで言うと、俺の腕の中でモゾりとフィルマメントが動いた。起こしてはいけないと思い、口を閉じるが、またむにゃっと柔らかい笑みを浮かべて俺の腕の中でまるまる。起こして機嫌が悪くなってしまったらかわいそうだな、と思う一方で、俺はセシルの話も聞きたかった。
「記憶が戻ってないのはそうなんだけど……」
「俺は、思い出して見せる。お前との大切思い出を忘れたままなんていけないだろう?」
「……っ、そう、だね。ありがとう。本当に君には敵わないや」
俺は、少しずつ前をむこうと思っていた。
でも、セシルは俺の散歩先を行っていたのだ。何だか、越されてしまった気分ではあったが、彼がそんなふうに思っていてくれたなんて俺は夢にも思わなかったのだ。これから、いろいろ教えてくれ、ではなく教えてもらったうえで思い出そうと努力すると彼はいうのだ。そんなこと生半可な覚悟の人間には言えない。セシルだから言えることだ。
「だから心配するな、ニル。必ず思い出すから、その時まで待っていてくれ」
「うん、セシル。ずっと待ってるから。もちろん、今の君のことも好きだからね……ああ! う、浮気じゃないから」
「大丈夫だ。どちらとも俺だ。まあ、昔の俺に多少は嫉妬するかもしれないがな」
「や、やっぱりセシルだ……」
自分に嫉妬する人間なんてそうそういない。
彼の言葉を聞いて、段々と元のセシルに戻りつつあると思った。記憶がなくとも、記憶のかけらを埋めていくような作業を、彼は無意識のうちにしているのかもしれない。
俺はいろいろな考えを巡らせながら、トントンとフィルマメントの背中を叩く。
我が子の寝顔は何物にも代えがたく、愛らしくていつまでだって見ていられた。ふくふくとした柔らかい頬っぺたをつつくと、ぷっくりとした薄い唇がニ、三回動く。楽しい夢を見ているといいな、悲しい夢を見ているならそばにいてあげたい。どんな時も、フィルマメントのそばにいて、彼の成長を見守りたいと思っている。
いつか反抗期がくるかもしれないけれど、もしかしたら皇太子としての責任や重圧に苦しむときがくるかもしれないけれど。彼の未来が明るいものであるように願い、明るいものになるように尽くせたらいいなと思う。
「じゃあ、移動しよっか。念のため、ゼラフもついてきてくれる?」
「だから、俺はお前の騎士だって何回言わせんだよ。へいへい、ついていきますよ。皇太子妃殿下」
軽口を叩きながら、ゼラフは頭の後ろで腕を組む。こうしたときは大抵、面倒だと思っているときだ。分かってはいるのだが、一応確認を取らねばと思ってしまうのだ。彼とは同級生だったわけだし、彼が俺の護衛騎士になって暫く経つが、未だに対等に見てしまっているときがある。今は、身分差ができてしまっているが、俺にとっては大切な人の一人だ。
それじゃあ移動しよう、とようやく意見がまとまって稽古場を出ようとしたとき、フィルマメントがまたもぞもぞっと動き「にぅ」と俺の名前を呼んだ。起こしてしまっただろうか、と慌てて彼の顔を見るのと同時に「皇太子殿下、皇太子妃殿下」と騎士の一人がこちらに走ってくるのが見えた。
ゼラフは、俺とセシルの前に立ち「要件は」と彼を睨みつける。騎士はゼラフの剣幕に押されたものの、緊急事態だと口にする。俺はそれを聞いて、ゼラフを下がらせ、用件を伝えるようにと騎士に促した。騎士の顔はとても青くなっており、これはただ事ではないとセシルと顔を見合わせる。
騎士は震える唇を何とかこじ開けて、かすれた声で俺たちにこう告げた。
「元ハーゲル男爵領にて、この間の飛竜の群れをはるかに超える群れ……および忘却竜の姿が発見されました。現在現地にいた騎士団が対応しているとのことですが、戦力が足りず。その――」
そこで騎士は言葉を区切った。
多分現地にいる騎士団が、俺かセシルに救助要請を出したのだろう。ということはつまり、ウヴリが俺を呼んでいるということではないだろうか。
(ありえる話だ……)
騎士は続けて、その飛竜たちは、帝都の方角に向かって進行中とのことと付け加えた。飛竜なんて飛べばあっという間に帝都についてしまいそうなものだが、騎士団が何とか食い止めているのだろう。そして、ウヴリが動かなければ飛竜たちもゆっくりとしか進行しないはずだろうし。
何かあるということは明白だった。
俺は、嫌な胸騒ぎがし、起きてしまったフィルマメントを抱え直した。フィルマメントは絶えず、俺を見上げ「にぅ?」と心配げに名前を呼んで手を伸ばしていた。
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