462 / 506
番外編 新たな時代を切り拓く一歩
セシルside
しおりを挟む「そう睨むな。プログレス」
呆れたように睨み返してきたディアークは虫の居所が悪そうに俺を見ていた。
こちらから話題を振ればこんな緊迫した空気にならなかったのだろうが、もう遅い。
こちらが態度で示してしまった以上、そして相手にそれを勘づかれた以上は撤回できない。だが、謝罪の言葉を口にするのもまた違うと思うのだ。
意中の相手……好意を抱いている相手。ディアークは分かっていて聞いているのだろう。俺の回答を楽しみにしているに違いない。それが開け透けて見えて酷く気分が悪かった。あちらも隠す気がない。
「その手の話は嫌いだ……」
「好き嫌いが多い。偏食か?」
「そう思ってくれても構わない。それに、意外だな。ディアークからそんな話を持ち出すなど」
「僕も健全な男子生徒だ。恋愛の一つや二つ、仲のいい人と話したいと思ってもおかしくないだろう」
「……仲のいい人か」
違った? と、ディアークは笑いながら聞く。どこか自嘲気味なその笑みに、眉間にしわが寄るのを感じた。
ここで俺が否定したら傷つくのか。それとも、今の発言ですでに傷ついているのか。
他人だったらここまで悩まなかっただろう。それだけ俺にとってディアークはそれなりの存在だということ。
(それなり……か。また、これも酷い言い方だな)
他者に興味がなさすぎることは分かっている。それがマイナスに働いたことは今までない。完璧皇子だと勝手に周りから揶揄され、それ独り歩きした結果、周りは俺が何をしても「自分は彼と違って劣っている存在だから」と自分を卑下する。だから、俺が感じ悪い男というように見えていないだけではないか。
俺の空白を、足りない部分を補ってくれるやつはいない。足りていないことにすら周りは気づいていない。
それに気づいている人間はごく一部だ。
俺は一旦フォークを置く。
改めてディアークと向かい合えば見えてくるものが一つ増えた気がした。
この男から向けられる興味の目は何も俺の腹の底を覗いてやろうという邪な考えからにじみ出たものではない。ほんの少し愛情の含まれた、気の知れた人間に送る瞳。
はじめからディアークは俺に心を開いてくれていたのか。
「仲がいい。少なくとも、他者ではない」
「うっすらと血はつながっているから?」
「そういことじゃない……俺の意識の中にお前がいるということだ……すまなかったな」
「君が謝るなんて、明日は槍が降るかもしれない」
「なら、魔法で俺が守ろう。ディアークとニルは俺が守る」
「他の人を差し置いて守ってくれるなんて僕はなんて幸せ者なんだろうね。でも、きっと周りは血の海だよ」
それでもいい? と今度は打って変わって挑発的な視線が送られる。試しているのか、冗談なのか。上手く会話ができたと思ったが、相手が仕込んだ罠だったのか。
まあ、どちらでも構わないが。
「次期皇帝になる身としては最悪な行動だろうな。お前とニルとそして民を天秤にかけて、二人を選べば批判殺到どころの騒ぎじゃない。まあ、もうその場合皆槍に貫かれてこときれていることだろうから、その時点でサテリート帝国の時代は終わるだろうな。民なくして国は繫栄しない。だが、選べないな」
「僕としては次期皇帝になる皇太子セシル・プログレスには多くを選んでほしいところだが。そこは感情に流されちゃいけないところだろう」
「手厳しいな」
「次期皇帝は君しかありえない」
「そうか」
短く返して再びフォークを手に取った。
俺は選択が間違っていたとは思わない。だが、ディアークの求める俺の姿は違ったんだなと彼との齟齬を感じる。
皇太子としての俺はゼロ点だが、人間の俺としては初めての百点満点ではないだろうか。正解はない。どちらが正しいとも限らない。見方によってどうとでも変わるものに正解などない。
少しだけ、人としての気持ちが分かった気がした。
この話題は静かに終わりを告げた。どちらとも掘り返すことはなかった。まるで初めからその話題がなかったかのように消えていく。
話題選びか、話題選び……空気を悪くしてしまったため、こちら側から話題を振らなければならないという強迫観念に襲われる。ディアークは話したくないなら話さなくてもいいと言っていたが、この無言は少々引っかかるところがある。他のやつだったらこうはならなかっただろう。
だが、こちらが相手の様子を窺うようにちらちら見るのも相手は嫌がるかもしれない。
こうなってしまえば黙々と食事をとるしかない。俺は味を感じないままチキンを食べ進める。
「……ディアーク」
「プログレス、すごい顔だ。鏡を一度見たほうがいい」
「すまないが手元にない」
「馬鹿正直に答えるな……はあ……まあ、それが君の愛嬌だと思えば仕方がないか」
ディアークは知らぬ間に食べ終えていたようで、ナプキンで口を拭きこちらを見た。先ほどと似たような……でも、その表情に込められた意味は違う呆れた顔で俺を見ていた。
ペリドットの瞳には優しさが戻っている。
いつも俺に対してただならぬ劣等感を抱いているようだが、ディアークはそんなものを抱かずとも優秀なのに。俺と比べようとしなくてもいい。むしろ、俺と比べても秀でているものはある。
「僕は君に好意を抱いているよ。もちろん良き学友として、幼なじみとして」
「そうか」
「今のはもう少し他の回答が欲しかったかな」
「……すまない」
「会話が下手すぎるよ。プログレス」
何と返したらいいか分からないんだ。
少なくとも、好意的に思われていることに対しては感謝の言葉……いや、それも違うのか。何かしらのリアクションは返したいと思っている。でも、思い浮かばないのだ。
ここまで純粋でかつ、しっかりと俺の内面を知ったうえでそう言ってくれる人間はディアークくらいだ。ニルから向けられる親愛ともまた違う。
不思議な感覚だ。
胸に抱いたこの感情を上手く言語化することができなかった。ディアークの言う通りまだまだ俺は情緒が育ち切っていない。赤子のようだ。
何故感情が育たないかについては心当たりがある。だが、心当たりがあるからと言って今どうこうできるわけでもない。過去を恨んだとしても何も始まらない。
「やはり、ここにもう一人いないと話が盛り上がらないな。プログレスもそう思うだろ?」
「……そうだな。いや、俺はお前と話すのも悪くないと思って――」
ニルの声が聞こえた気がした。
聞き間違うはずもない声。俺よりも高くて、ディアークよりも半音高い声。
その声のした方向を見ると、ニルが騎士科の他の生徒に囲われているのが見えた。目を凝らしてみると、その制服には薔薇のピンが二本止められており、上級生であることが伺える。モントフォーゼンカレッジの制服には金色の薔薇のピンをつける決まりになっている。これは学年が上がるごとに一本ずつ支給され、その数によって学年が判別できるようになっている。
教師からの頼みごとを聞き終えようやくここに戻ってきたのだろうが、何故か生徒たちに絡まれているようだった。
「エヴィヘットは人気者だだね。プログレスと似ていて」
「俺とはまた違うだろう……ニルは、騎士団長殿の息子でもあるし、エヴィヘット公爵家の嫡男だ。あいつを狙っているやつも多い」
「君はそういう話が嫌いという割には、他者に干渉するんだね」
「ニルだけだ」
「それもそうだ」
ディアークはそう言って、俺と同じくニルを見ていた。
ニルは最初こそ戸惑ったような態度を見せたものの、話し始めるときりっと凛々しい表情になった。さすがにここからでは会話の内容が分からない。ニルの口元に集中し、ニルの言っている言葉だけは視覚的に分かるものの、他の生徒の口元は見えないため情報が不足して会話の筋が見えない。
「ディアーク、この位置から何を話しているか分かるか?」
俺の目の前に座っているディアークに訊ねると、彼は「プログレス、君ってやつは」と呆れたようにため息をついた。
「僕の位置からも見えないよ。エヴィヘットが何を話しているかまでは分かるけど……でも、どうでもいい話なんじゃないか?」
「ああ、ニルの受け答えが短いからな。相手側が一方的に話しているんだろう」
食堂は様々な音であふれかえっている。ゆえに耳を凝らして聞こえる音にも限度がある。
ニルはどうでもいい話であったとしてもきっと邪険にしない。聞き上手なあいつのことだから、生徒たちも快くなって話し続けているのだろう。ニルの時間を浪費しないでほしい。
あいつは優しい。会話が始まって途切れるまでは付き合う気だ。どうでもいい話だろうがよほどの事情がない限り、話を切ったりはしない。
(昔はもっと人見知りだっただろう……)
夜会に出ればその人見知りはさらに発揮されるが、学園では年の近い人間ばかりだからかそこまで人見知りをしないように思う。それか、ニルも成長して人見知りを克服したか……
「……っ!!」
「プログレス、座れ。ステイだ」
「……ディアーク、お前は俺を犬かなにかと勘違いしているのか?」
「首輪のない犬は危険だね。野犬はだれかれ構わず噛みつくよ」
触れた――ニルに、女生徒の手が触れた。それは軽いボディタッチだった。
だが、俺はあまりの衝撃に机を叩きつけて起立してしまった。そのまま飛び出してニルをかっさらいに行こうかと考えたが、ディアークの声で踏みとどまる。
ディアークが声をかけてくれなければ身体が真っ先に動いていただろう。
「触れただけだ。気にする必要はない」
「気にする。俺の護衛騎士で、幼なじみだ。それと、親友でもある」
「関係性の紹介どうもありがとう。けど、それぐらい大目に見るんだ。君とエヴィヘットの関係性がどんなものであれ、エヴィヘットに触れるのに君の許可はいらない。それに、エヴィヘットも公爵家の嫡男。彼の母親は夜会でも一目置かれる白雪の君メリッサ・エヴィヘット公爵夫人だ。彼女の遺伝を受け継いでいるエヴィヘットは目を惹く存在だろう。現にエヴィヘット狙いの上級生もいる」
「誰だ」
「教えない。プログレスが余計なことをしそうだから」
「……しない。さすがにそこまでじゃない」
「信用ならない」
とりあえず座り給え、と促され、その言葉に従うことにした。
ディアークにこれ以上とやかく言われたくない。それと、こいつの信用を失うのは避けたい。
彼の言う通りひとまず落ち着くべきだ。こんなことで……こんなことで心を乱されるようではいけない。
(……だが、ニルのことになると俺は)
様子を見守ることにした。今はそれしかできない。
そう思って再びニルのほうを見ると、ふと彼の真昼の瞳がこちらを見た。そして、目が合う。
「……ニル」
彼は笑った。先ほどの凛とした表情ではなく柔らかい幼子のような笑顔だ。
それまで話を相槌を打って聞いていたニルは話を切り上げ俺のほうへ向かって歩いてきた。一歩、また一歩と近づいてくるたび胸が高鳴る。
数多のご令嬢たちより俺を選んでくれたのではないか。そんな錯覚にさえ陥る。いや、そうだ。ニルは俺のほうが――慢心だって生まれる。
「ニル」
「セシル、ごめん。遅くなっちゃった」
「いや、気にしてない」
「あ、アベレアドも一緒だったんだ。ありがとう、セシルの相手をしてくれてたんだよね」
「エヴィヘット分かるの?」
「なんとなくね。セシルは俺以外としゃべらないけど、アベレアドとは仲がいいみたいだから。幼なじみだし」
「……そうだね。エヴィヘットも座りなよ。疲れただろう?」
白黒の世界に舞い降りた天使に俺は心を奪われていた。
だが、その間にもディアークが次の行動に出ていた。自分の隣に座るよう促している。
目の色が変わったからわかった。存外、ディアークも分かりやすい。
「ニル」
名前を呼べば俺よりも細い体が揺れる。
そして、真昼の空の瞳はこちらに向けられた。
「どうしたの? セシル」
あどけない表情。
俺の汚い独占欲すらも包み込んでくれる邪気のない笑顔に心が洗われる。ずっとそのままでいてほしい。気づかなくていい、隣にいてほしい。
「ニルは俺の騎士だろう。俺の隣に座ってくれ」
「ああ、そうだったね。ごめん、ごめん」
「俺はニルの職務態度については何も思わないが、お前を引きずり降ろそうとしている輩がいるのは事実だ。足元をすくわれないように気を付けてほしい」
「うん? そうだね。セシルの隣にいるためにはもっと努力が必要かも」
少しだけ食い違っているような気もする。
そうじゃない……わけではないのだが、ニルの少し抜けたところさえ愛おしく思う。ただ、危険だと感じることも多々ある。
「プログレス、分かりやすいよ」
「ディアークには言われたくないな」
敵意の滲む瞳に俺はサッと視線を逸らす。ペリドットの瞳に揺らめいた嫉妬に耐えきれなかったのだろうか。
完食して空になった食器を見る。そういえばニルはまだ食事をとっていない。今から並んでもいいが、未だ列は長い。少し残しておけばよかったか。
「二人とも何の話をしていたの?」
「ニル、別に変った話は……」
「ざっくばらんにいろんな話をしてたよ。プログレスが相槌しか打たないから、僕が永遠としゃべることになった」
「わぁ……」
「ニル違うぞ。ディアークが嘘をついている」
「う、嘘つくって。アベレアドに嘘ついてなんか得あるの?」
「うっ……あいつの味方をするのか」
俺がそう訊ねれば、ニルはきょとんと目を丸くし「え?」といったリアクションを返した。
それを見てかディアークはぷっと噴き出している。
「プログレス、エヴィヘットに求めすぎだ」
「何も求めてなどいない」
「……えーっと、セシルらしいなって思って。セシルから話しかける人物なんて俺かアベレアドくらいしかいないから。二択……アベレアドが同じクラスだったらよかったのにって思ったよ」
「それは嬉しい。来年に期待だな」
アベレアドは口元に手を当てて笑っていた。
嬉しそうな顔をして……ニルは本当に人のことを引っかけまわす。
「ニル、先ほど他の生徒に囲われていたみたいだが何かあったのか?」
「何かあったって……何もなかったけど」
「だが、その……触れられていただろう」
「ん? ああ、当たっちゃったって感じ?」
ニルは気にしていないようにそう言って「ここらへん?」と触れられた場所をわざわざ指さしていた。ニルの認識ではそうなのだろう。触れられた、それは故意的にではなくちょっとした事故だったと。楽観的に捉えすぎだろう。どう考えても意図して触れたに決まっている。
こんなにも行為を抱いている俺がそばにいても気付かないくらいだ。他のやつからの好意に気づくはずもない。
ニルはエヴィヘット公爵夫妻にあまりにも過保護に大事に育てられたせいで、少々危機管理に劣る……いや、かなり劣る。もちろん、俺や周りに対する危機察知能力は高く、護衛としては申し分ない。だが、自分のことになると途端に楽観的に捉えるようになるのだ。まさか自分は……そんなはずない、と勝手に決めつけて。
ニルは魔性の男だから変なやつを引っかける。
入学当初も上級生に目をつけられてそのまま犯されそうになったことだってあった。それを俺に報告もせず……
俺のことを大切に思ってくれるのは嬉しいが、もう少し自分を大切にしてほしい。そうでなければきっと取り返しのつかないことになってしまう。何か起きてからでは遅い。
「どう考えてもあれは――」
「エヴィヘット」
「何? アベレアド」
「昼食はどうするつもり? 昼休みももう半分過ぎてしまっているし。僕たちももう食事はすんだから」
「あ、あー……どうしよっかな。最悪抜いてもいいかも」
「食べないと筋肉がつかないぞ」
「セシル、横やり入れてこないでよ。それに、俺はそんなに胃が大きくないんだよ。筋肉がつかないのは……体質だし」
へにゃへにゃへにゃ……と、ニルは落ち込んでしまう。まずい言いすぎた。
気にしていることを言ってしまうのはさすがにデリカシーにかける。分かってはいたが、言葉を間違えた。
ディアークはそんなニルを慰めるように優しい言葉をかけていた。俺も気の利いた言葉の一つや二つ掛けられたら。
だが、ニルは俺の隣に座ると、無意識なのかスッと身体を寄せてきた。
「ニ……っ」
「セシル、どうかした?」
「いや、何も……悪かった。今のはその……ダメだったな」
「な、何が?」
「お前の気にしていることをわざわざ口にしてしまったことだ。傷ついただろ」
怒ってくれても構わない。でも、嫌わらないでほしい。
余計なことを言った口が何を求めているんだ。
俺は、心の中で何度も自分を殴った後、ニルのほうを見た。ニルはまたしても何も気づいていないような純粋無垢な表情で、きれいな空の瞳で俺を見ていた。
「傷ついてないよ。これくらいのことじゃ傷つかないって。気にしすぎ」
「だが……」
「セシルが口下手なのは知ってるし、たまに変なこと言うのも十六年一緒にいたら分かるよ。大丈夫。嫌いになったりしない」
「……俺が言って欲しいこと、分かるのか?」
「俺を傷つけたっていう割には、百倍くらい傷ついた顔してたから」
「……顔に出るのか」
「割とね」
ニルはそう言ってふわりと笑った。
その笑顔を見せられると、何でも許されるんじゃないかって自制心が弱くなる。本当にかなわない。
それは気づくのに俺の気持ちに気づかないなんておかしな話だと思う。
俺はもう一度謝罪の言葉を口にし、ニルの手にそっと自分の手を重ねた。だが、これは予想外だったのかスッと手を引かれてしまう。
「嫌だったか?」
「びっくりしただけ。あーもう、心臓に悪い」
少し頬を赤らめて慌ててそういうニルはかわいかった。
こんな表情を見せるんだ。老若男女問わず惚れてしまう理由が分かる。
だから囲わなければならないなと思うのだ。
「外堀から埋める」
「セシルなんか言った?」
「何も言っていない……食事はとるべきだ。午後の授業に響く」
「それもそっか。じゃあ、何か買ってくるからまた二人でしゃべっていて」
「お、おい。俺を置いていくのか?」
「アベレアドがいれば心配ないかなって。ああ、これ、護衛任務放棄ってことになるのかな?」
「いっておいでよ。エヴィヘット。僕がプログレスのことを見ていよう」
ありがとう、とディアークの言葉に押されニルは再び席を立った。
どういう風の吹き回しだと睨みつければ、ディアークはまた笑っている。
「外堀から埋めるって。エヴィヘットは天使の羽根がついてるだろ。鳥かごの鉄格子さえもすり抜けていける」
「気づかなくてもいいが、誰にもくれてやるつもりはない」
「酷い独占欲だ」
「お前には言われたくないな」
ディアークの目が細められ「僕も言えた立場じゃないや」と口にする。
醜い感情を抱いていることは俺が一番よく知っている。
俺は、列に並ぶニルを見て膝の上で拳をぎゅっと握り込んだ。
55
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放
大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。
嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。
だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。
嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。
混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。
琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う――
「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」
知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。
耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。
※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました!
えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。
※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです!
※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
目が覚めたら宿敵の伴侶になっていた
木村木下
BL
日本の大学に通う俺はある日突然異世界で目覚め、思い出した。
自分が本来、この世界で生きていた妖精、フォランだということを。
しかし目覚めたフォランはなぜか自分の肉体ではなく、シルヴァ・サリオンという青年の体に入っていた。その上、シルヴァはフォランの宿敵である大英雄ユエ・オーレルの『望まれない伴侶』だった。
ユエ×フォラン
(ムーンライトノベルズ/全年齢版をカクヨムでも投稿しています)
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。