みんなの心の傷になる死にキャラなのに、執着重めの皇太子が俺を死なせてくれない

兎束作哉

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第2部3章 テストと新たな刺客

08 異国の訪問者

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 ここに来るのは二度目だ。


「ごめん、ついてきてもらっちゃって」
「ああ、かまわないが……ニルも大変だな」
「大変というか、そうだね…………うん、向き合いたくないかもとは思う、けど」


 ライデンシャフト侯爵邸――謹慎が解かれた後、メンシス副団長は仕事に復帰した。だが、一度容疑がかかったメンシス副団長を今まで通りに見れるわけもなく、メンシス副団長を怪しむ声は絶えない。そのため、定期的に屋敷を訪れ面会をしている。その中で、何かポロリとこぼしてくれればという話なのだ。
 本来であれば、父とくるはずだったのだが、急用が入ったと、セシルについてきてもらうことになった。別に来なくてもよかったのだが、今度面会……ここを訪れられるのが、一か月も先となると、会っておいてもいいだろうと思うのだ。

 気は進まないが。


「当然の反応だろう。ニルはいろいろと背負いすぎだ」
「いや、セシルに言われたくはないんだけど。それと、俺が会いたくない理由は……」


 口ごもり、セシルに「何だ?」と聞き返される。俺は、何でもないといったが、その拳を握り込んだ。
 この間訪れたときに見た、俺の絵姿のこと。それと、メンシス副団長が俺を見る目がなんだか不気味なのだ。俺は、メンシス副団長との関りは、父が団長で、メンシス副団長がその部下であるという関係からくるもので。本人とは全くかかわりがないはずなのだ。
 なのにもかかわらず、相手は以前から俺を知っているように接してくる。


「メンシス副団長といえば、一度、俺たちを助けてくれたことがあったな?」
「え……そうだっけ、記憶にないや」
「七歳のころだったと記憶しているが。ほら、俺が誘拐されそうになってお前があの魔法を初めて使ったとき。発見してくれたのも、介抱してくれたのもメンシス副団長だったが。ああ、あのときは二軍だったから、覚えていないか。記憶に薄いのもわかるが」
「……なんかそうだった気がする。でも、なんか、うん」


 記憶にぼんやりとあるが、あの時見せた表情もなんか……ずっと、頭の中をぐるぐると回るが、答えは出なかった。幼い時のことなんてぼんやりとしか覚えていない。だから、どこかで会っていてもおかしくないが、こちらは覚えていない。それが、関係しているというのであれば、父に聞くのがいいのかもしれないが。
 とにかく、今はあまり会いたくないというか、リューゲのことは聞きたいが、メンシス副団長には会いたくないという思いが強かった。どう対応すればいいかわからないし。
 しかし、きてしまったものは仕方なく、俺たちは門をくぐって、玄関へと歩く。すると、玄関の扉が開き、メンシス副団長が顔を出した。だが、俺たちを見るなり嫌そうに扉を閉めようとしたので、セシルが一瞥する。


「客人をもてなす気はないのか」
「ちょっと、セシル、そういうことじゃない……」
「ああ、定期的な面会の日だったか。皇太子殿下、そしてエヴィヘット公爵子息、遠路はるばる来てくださり、ありがとうございます。しかし、今日はタイミングが悪い」


 と、メンシス副団長は頭を下げつつそんなことを口にする。

 そう言われても、俺は決まった日付に来ただけであり、そんなことを言われる筋合いはないのだが。そう思っていると、メンシス副団長を押しのけるように、誰かが玄関の扉をガッと開いた。
 現れたのは、黒い髪の男で、身長は二メートル近くある。腰には剣を携えており、その瞳はメンシス副団長の髪色と似ているワインレッドだ。


(見慣れない服装……いや、こっちじゃなくて、あっちか)


 こちらではあまり見ない生地に刺繍のような気がする。だが、見慣れないだけでどこのものかはすぐにわかった。


「グザヴェイッ、客人の前で」
「俺も客人だが?」


 メンシス副団長がしっ、というように下がらせようとすると、その肩を掴んでそう男は反論する。低い声に俺は思わず体を震わせた。至近距離でこんな低音聞いたことがない。まあ、俺が耳が敏感なのもあってというのが一番の理由だが。
 その男は、爛々と光らせた目で俺たちを見下ろした。身長差があるから仕方がないが、セシルを前にそれはどうかと思う。相手は、アルカンシエル王国の貴族だろう。服装を見る限り、多分あっている。
 だが、何故メンシス副団長の家に? と、疑問を抱けば、すぐにそれをその男が解消してくれる。


「皇太子殿下と、そのお連れの方でしたか。失礼。私も先ほど来たばかりで落ち着いていなくて……そちらの、お連れの方のお察しの通り、私はアルカンシエル王国から来ました、シャンス侯爵家が当主グザヴェイ・シャンスといいます。メンシスとは、はとこの関係です」
「そうだったか、グザヴェイ卿。遠路はるばる、よくサテリート帝国に。しかも、副団長殿のはとこか」


 セシルは、外行きの顔を作って握手を求めた。シャンス侯爵もそれに応じ握手が交わされる。
 この間野外研修で言っていた通り、やはり国内にアルカンシエル王国に血縁者がいる貴族もいるのかと、珍し気に俺は見てしまった。それがいけなかったのか、シャンス侯爵に俺も握手を求められた。


「ええと、俺はセシル皇太子殿下の護衛のニル・エヴィヘットと申します」
「エヴィヘット公爵子息、か。噂はかねがね。メンシスから聞いています」
「あ、はい。俺の父がメンシス卿の上司でして。騎士団長を務めていますので」


 大きくて節のある手に俺は、うらやましさを抱きつつも、失礼がないように対応する。
 まあ、メンシス副団長が俺のことを話していないわけがないかと、シャンス侯爵が知っていることに対し驚きはなかった。俺を知っているというよりかは、父を知っていて、父の愚痴を言っているのかもしれないし。それを、シャンス侯爵がどうとらえているかは知らないが、気前よく挨拶をしてもらった身からしては、別に悪い人には見えない。


(けど、研修のときに話したこともあるし、警戒か……)


 メンシス副団長が他国の貴族と何かしようと考えている感じはしない。
 本当にはとこ同士で偶然今日、ここを訪れたのではないかと。あまり、結びつけるのも無粋な気がして、俺はそこでやめた。


「それで、今日の面会ですが、皇太子殿下……やはり、帰ってもらえませんかね。うちは今、こういうことですし」


 と、メンシス副団長はシャンス侯爵のほうを見た。

 確かに、客人がいるのに俺たちがあの事件について聞いたら、メンシス副団長の面子もつぶれるというか。あまりいい話ではないし。シャンス侯爵にその話をしているかどうかもわからないが、少し気を使ってあげてもいいのかもしれないと、俺は彼から逃げる理由を考えていた。
 セシルのほうを見れば「だが、こちらが先に予定を入れていたはずだ」と、とどまる気満々だった。


「いいよ、セシル。また一か月後にあるし」
「予定は予定だっただろ。それすらも、忘れてはとこを優先されても困る」
「いや、忘れてはないんだろうけど……」


 メンシス副団長に限ってそんなことはないのだろう。それに、慌てていたようだし、本当に急にシャンス侯爵が押し掛けてきたに違いない。だが、そんなことができる間柄とも言い換えることができる。
 俺は正直帰りたいのだが、セシルはそういうわけにはいかないようだった。


「何? 何かあるの?」
「……アルチュールの役に立とうかと思ったんだ。あいつも、相当思い詰めているらしいからな」
「アルチュール?」


 なぜここで彼の名前が出たかすぐに理解できなかった。だが、セシルの顔を見ればそれがなんとなく理解できた。


(とはいえ、シャンス侯爵がそっちの派閥とは限らないし)


 聞き出せる情報というのは、メンシス副団長に限ったことではないと。アルカンシエル王国の貴族であるシャンス侯爵にセシルは用事があるように見えた。
 アルチュールの役に立ちたいなんて、セシルらしい。同じ立場だから、そう思えるのだろう。
 俺にはない視点だった。
 もちろん、アルチュールがいったことを忘れていたわけではないのだが、セシルが覚えていたことが驚きで、率先して動こうとしている姿が珍しく思える。確かに、アルチュールの役に立てるなら、と俺はテスト終わりのあの日みせたアルチュールの切羽詰まった表情を思い出した。彼も、彼で大変な状況に立たされている。だったら、俺たちが級友として何かできないかと思ったのだ。

 そんなふうに、俺たちが帰らないという姿勢を見せれば、メンシス副団長は面倒だ、というように頭を抱えていた。


「いいじゃねえか。俺も、他国の王子と交流を深めたいし、なあ? メンシス」
「………………余計なことは、くれぐれもしないでほしい。それが守れるのであればいいだろう」
「手ぇ付けるなってことか。そりゃあ、ずいぶんと過保護なことで」


 と、メンシス副団長と、シャンス侯爵は訳の分からない会話をする。だが、その会話が終われば、こちらを振り返って俺たちを招き入れるとそんな態度を見せた。


「わかった。だが、長居はできないと思ってほしい。あくまで面会という名目で家に上げる」
「ああ、わかっている。副団長殿」


 セシルはそういうと、ついて来いと言って俺たちに背を向けたメンシス副団長の後に続いて歩く。だが、俺が立ち止まっているとに三歩戻ってきて、俺に手を差し伸べた。


「ニル、体調が悪いか?」
「え、いや、そういうわけじゃないんだけど……」
「気が進まないのはわかるが……いや、無理する必要ない。ニルは無理する必要はない」
「あはは、過保護だなあ……ううん、大丈夫だよ。ちょっといろいろ考えていただけ。それに、セシルを一人残していくことはできないよ。体調は、うん、大丈夫だから」
「手が冷たいが」
「それはいつものこと。ほら、いこう。あと、手、ありがとう」


 俺は差し出された手を握る。いつもの温度に安心しつつ、向けられた生暖かい目に俺は視線を向けた。


「……な、何ですか。シャンス侯爵」
「まだいた、みたいな顔をされちゃあ、寂しいな。エヴィヘット公爵子息と、王子様はどういう関係で?」
「どうもこうもない。護衛と主人だ。ただ、特別ではある。乳兄弟で、親友だ」
「セシル……」


 てっきり恋人というと思っていたけど、違うようだ。

 多分、セシル自身、まだシャンス侯爵のことを信用しきっていないので、余計な情報を流さないよう気をつけたのだろう。間違いは言っていないし、久しぶりに親友なんて言う響きを聞いた気がする。ついこの間までは、そういう関係だったのに、すっかり恋人らしくなっちゃったからな……と、俺は過去を回想する。
 親友だったときも、俺はずっとセシルが好きだったけど。
 セシルの俺を握る手が少し強くなった。顔には出ていないのだろうが、彼を警戒している証拠だと思う。それで、俺のそばを離れるなって、そういう意味が籠った力に、俺は緩く頬を上げる。


「俺にはもっと特別に見えるが? 王子様たちの関係は」


 くつくつと笑いながら、シャンス侯爵は俺たちを見る。
 生暖かい目に、憐みの目……一つにはまとめられないがいい感情をいだかれていないのは確かだ。それかもしくは、俺たちを面白い見世物かなにかと思っているような目にも見える。


(どうでもいいけど……でも、メンシス副団長ってこういうタイプ嫌いそうだよな)


 はとこだから仕方がないのか。それ以外に理由があるのか。これも、詮索するほどではないがきになりはした。それを質問しようという気にはなれないが。
 ゼラフと似たタイプかと思ったが、それよりもひどい。というか、ゼラフのほうが何百倍もましだ。あれは、悪意がないから。
 けれど、シャンス侯爵から感じるのは悪意や侮蔑の目。いい気がしないのは当たり前か。


「特別だろうな。皇太子とその護衛だ。他にはない関係だろう」
「そういうことにしておいてあげますよ、皇太子殿下。客人の俺が何を言っても、ね。独り言だと思って聞き逃してくれよ」


 そう言って、シャンス侯爵は屋敷の中に入っていく。掴みどころがないというか、この人も下手にとびかかっていい人ではないことだけはわかった。蛇のように這って、ハイエナのように何かを狙っている。そんな印象を受ける人だ。
 少なくとも、今日以外で関わることはないと思うので、これ以上の感情も、詮索もしないつもりではいる。
 セシルはどうかは知らないが。


「俺たちの関係は恋人だぞ」
「あっ、今、訂正するの? やっぱり、気にしていた?」
「ニルが気にしていたらいけないと思ったんだ。わかってくれるだろ?」
「そりゃあ、わかるよ。恋人のことなら、セシルのことなら。警戒してるんでしょ? 多分、あの人、第一王子派閥だろうし」
「だろうな。俺たちのことをしたに見ていた。対等な関係を築こうとしているのであれば、あんな態度にはならないはずだろう」


 二人とも同じ認識であれば、まず間違いないだろう。

 メンシス副団長から、あの事件のことを聞き出すためにやってきたが、思わぬ収穫があるかもしれない。そうしたら、アルチュールの役に少し立てるかもと……だが、簡単に口を滑らせてはくれないと予想ができる。それならば、こちらから攻めるしかない。

 そう思い、認識を共有したうえで、俺たちは数分遅れて屋敷の中に足を踏み入れた。


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