みんなの心の傷になる死にキャラなのに、執着重めの皇太子が俺を死なせてくれない

兎束作哉

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番外編SS

セシルside

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 俺のニルは何を着てもかわいい。

 寮の中で、冬物と秋物を仕分けているニルを見ながら、俺はニルのベッドに腰を掛けて彼の様子を見守っていた。どうやら、公爵邸から服を取り寄せたらしい。また、いつもお世話になっていますとかなんとか言って、宮中メイドから差し入れがあったようで、それも後で開けるとニルは言っていた。


(服か……俺は、気にしたことがなかったが)


 自分の服に対しては俺は無頓着だ。与えられたものを着るだけ。ただ、ニルはそんな俺を見て「かっこいい、似合ってる、セシル」と純粋無垢な目を向けてくるので、少しは服をこだわってみるかとも思って早数年経った。いつも、かっこいいといってくれているが、それはお世辞ではなく、本音だと分かっているので、なお嬉しかった。

 モントフォーゼンカレッジの騎士科の制服は、ニルの儚い容姿や雰囲気によく似合う。かといって、儚すぎるわけでもなく、その清廉潔白の白が、彼の強かな面を強調し、引き立てている。制服姿のニルは凛々しくもかっこいい。
 他にも、訓練着や、魔法薬学といった実習のときの白衣姿もまたいい。
 ニルのために何着も服を買い、一日中ファッションショーをしてほしいが、ニルに怒られそうなので実行に移せない。どうにか、押すことはできるだろうが、後からいい服が見つかっても「前に買ったんだから、新しいのは買わない!」と怒られそうなのでやはり実行に移せないのだ。
 いろんな服を着て、いろんな表情を見せてほしい。今でも、俺はニルの表情を独占してはいるが、まだきっと見せてくれていない表情があるのだろうと、俺はニルへの欲求と愛を止めたりしない。


「ふぇっ、くしゅんっ……」
「ずいぶんと、かわいいくしゃみだな」
「うるさい! 鼻がムズムズしただけだから。セシルだって、くしゃみくらいするでしょ?」
「ああ。だが、そんな可愛いものではない。それと、寒くなってきたからな。温かくしたほうがいい」


 衣替えはとっくにすんでいるのだが、十一月に入り、急に寒くなってきた気がするのだ。登校時に、コートや、マフラーや手袋をはめている学生をよく見る。
 寮内も快適な温度で過ごせるよう特殊な魔法石によって温度が調節されているとはいえ、それが古いもので効果を発揮しなかったり、急に外気が寒くなると、温度調節が間に合わなかったりと不便が生じる場合もある。
 単純に、今は寒い。


「俺、別に寒くない、けど」
「なっ、ニル……こんなに冷えているのにか!?」
「ちょ、セシル、頬、ほっぺ、触んないでよ。もう……」


 ぴとりと、ニルの両頬に触れれば、それはもう冷えて氷のようだった。しかし、ニルはさほど寒くないというように俺を見つめている。
 ニルは、あの一件以来、心臓に異常をきたし、常に震えているような状態だった。寒いと何度も口にしているのを聞いているので、てっきり寒いものだと思っていた。しかし、気温が下がったことに関してはさほど気にしていないのか、もしくは、魔力供給の不備により、魔力に関わることで寒いだけで、元から寒さに強い体質なのかもしれない。


(クソ……寒いとニルがいったら、どさくさに紛れて抱きしめる作戦が……)


 いや、ニルがそんなこといって体で温めろというタイプでないことは分かっている。だが、ほんの少し期待したというか、上目遣いで「寒い、セシル……」とか言ってくれたら、喜んで抱きしめたのに。
 自分の煩悩を殴りたくなったが、俺がふにふにと頬を触り続けていれば、段々とその頬が温かくなっていくような気がしたのだ。視線を戻せば、ニルが恥ずかしそうに唇をきゅっと結んで視線を下に落としていた。心なしか、空色の瞳が潤んでいる。


「どうした、ニル」
「セシルって、俺の頬触るの好きだよね。そんなに気持ちいの?」
「ああ、もちもちしている。昔から変わらないな。吸い付いてくる」
「うぅ……」


 うなだれる様子もかわいかった。だが、そんなに気にすることだろうか。美意識の高い貴族でも、自信の肌の乾燥に悩まされ憤怒しているというのに、ニルは何もしなくてもこの肌、肌触りを保ち続けている。
 俺が、そんなふうにニルの頬を触り続けていれば、さすがに気に障ったようで「もう、ダメ」と手を弾かれてしまった。その後ニルはさささっと距離をとって俺を睨みつけた。そんな目もかわいいものだと、俺が笑えば「かわいいとか思ってるんでしょ、バカセシル」と悪態をつかれる。何をやっても、かわいいんだから仕方がないだろう、と俺は思うのだが、ニル的にはかわいいじゃない言葉が聞きたいらしい。
 しかし、ニルもニルで、俺がさんざんかわいいといったせいか、その言葉に敏感に反応し、耳を優しいピンク色に染めるのだ。かわいいといわれるだけで、反応してしまうニルは愛らしすぎる。
 俺にとっては、何年たっても、身体が成長しようが、ニルはかわいいままなのだ。


(そう、出会ったときからずっと……な)


 変わらない、でも確かに成長し変わっていっているニルが俺は好きだ。努力を止めない、常に最高であろうとするニルが。誇り高い騎士であるニルも、俺の恋人であるニルも。全部全部好きだ。


「うわあああ!?」
「どうした、ニル」


 箱を開けたニルが、大声を出したもので、何か良からぬものが入っていたのではないかと、俺は立ち上がった。だが、ニルは来なくていい、と首を横に振る。気になるじゃないかと思ったが、先ほど怒られたばかりなので、これ以上機嫌を損ねたら今日はお触り禁止になりそうで、俺はやめた。
 気になるがしかたない、と俺は腰を下ろす。
 ニルは、また呻きながら、先ほど開けるといっていた宮中メイドからの贈り物を見ているようだった。


「キルシュさん……なんでこんなもの」
「何が入っていたんだ?」
「……返品するから、関係ないよ」


 と、ニルは開けた箱を閉じようとした。そんな態度をとられると、ますます中身が気になってきた。

 しかも、ニルが口にしたのはキルシュという、俺がかつてニルを軟禁した時にニルの身の回りの世話を任せたメイドだった。
 これは何かあるんじゃないかと、俺は気配を消して近づき、バッと箱を取り上げた。


「セシル!」
「気づかなかったか、ニル。お前が悪い。鍛錬が足りていないんじゃないか?」
「もう、うるさい! 返して、箱」
「なかなか軽いな。何が入っているんだ?」
「だから、返品するっていったじゃん。もう、ほら」


 そうニルは俺に箱を返すよう迫ったが、俺はかえす気などなかった。ニルがここまで焦っているということは、この箱の中身は、ニルにとって恥ずかしいものであるという証拠。ニルは分かりやすいからな、と俺は箱の中身を取り出す。ニルの情けなくもかわいい悲鳴が響きながら、俺は取り出したそのもこもこの何かに目を丸くした。
 広げてみれば、それは柔らかな白と水色のボーダーになった服で、どうやら上下別々のものらしい。変わった形のものだったが、以前どこかで見た気がした。確か、弟のネーベルが好んで着ていたような……あれにちかい。


「なんだ、これは」
「……黙秘、黙秘」
「ニル」
「だから、黙秘だって!」
「兎の耳か……変わった形の寝着だな」
「……っ~~~~~」
「着るのか? もともと、ニルのものだったか?」


 ニルは顔を真っ赤にして、その場に崩れ落ちた。ダン、と力なく床を叩いて「俺のじゃない」と口にする。だが、サイズ的にニルが着れそうなものだし、ぴったりだろう。しかも、白と水色なんてどう考えてもニルに似合う。
 さては、キルシュとかいうメイドがニルのために……もちろん、あのメイドはニルに対してそういった感情はないのだろう。もしあれば、俺はすぐに気付くし、何よりもニルに接触させなかった。とすれば、俺たちの関係に気づいて?
 いろいろと考えることはあったが、何よりも、この寝着をニルに着せたい衝動にかられた。きっと着たら似合うだろう。この兎の耳のようなデザインもかわいい。ニルにぴったりだ。


「ニル……」
「きない、絶対にきないから」
「何故だ? 似合うだろう。似合うと思って送ってきてくれたのではないか?」
「だったとしても! そんな、かわいい寝着きれるわけないじゃん!」
「身体は温めて寝たほうがいい」


 俺がそういうと、ニルは顔を上げて不服そうに俺を睨みつけた。
 着ない、という意思を感じるが、どうにか押し切ることはできないものだろうかと、俺は考える。こんな絶好の機会はない。


「だったとしても、それは着ない」
「じゃあ、俺が着るか? 少しサイズが小さいが」
「ええ……っ、せ、セシルが着るの? いや、なんか違うかも。だったら、俺のほうが」
「なら、着るか?」
「着ないけど……返品するんだって」


 もったいないだろう、と俺がいえば「ほかに需要がある人がいる」といって、俺の手から奪おうとした。だが、俺ががっしりと掴んでいる手前、引っ張ったら使い物にならなくなると思ったのか、スカ、スカ……と、ニルの手は宙を切るばかりだった。
 本当に頑固だな、と俺はただきてくれるだけでいいのにという思いでニルを見る。ニルは何を嫌がっているのだろうか。


(どう考えても、ニルは似合うというのにな)


 何を着ても似合うが、これはさらにニルの可愛さを引き立てるものだろう。だからこそ、着てほしいのだが、ニルは俺になんて言われるかわかっているからなのか、頑なに拒否し続ける。
 どうすれば、ニルを説得できるだろうか。
 押せばいけるとはわかるのだが、俺が押しているうちにニルは俺の手からこの寝着を奪い返そうとするだろうし。
 一か八かやってみるしかないな、と俺は、ニルのほうを見た。ニルはびくりと肩を上下させ、警戒するように腰を低くして俺のほうを見た。
 俺が一歩近づけば、何故近づいてくるんだというように体を揺らし、逃げ場のない部屋の中を見渡した後、俺を見た。


「せ、セシル?」
「俺は、ニルにこれを着てほしい。温かくして寝てほしいというのもあるが、絶対に似合うと思うんだ」
「似合わないって。俺よりも、セシルの弟のネーベル殿下のほうが似合うんじゃない?」
「あいつと、ニルは違うだろ? 俺はニルに着てほしいと思っているんだ。着れてくれたら、嬉しいのだが……ダメか?」
「うっ……笑うじゃん、絶対。だって、兎の耳……あと、俺一応百七十センチ越えてるからね?」
「身長はどうでもいいだろう。着られる大きさになっているのだから」
「ううぅ……」


 言い訳も苦しくなってきたか、ニルは後退する。しかし、俺はさらに距離を詰めて、ニルの胸にとんと先ほどの寝着をぶつけた。今なら、奪い返せるぞ? といったうえで、俺はニルの手を握る。するりとその指の隙間に指を忍ばせ、顔を近づける。一瞬にしてリンゴのようにニルの顔は赤くなった。


「ニル、着てくれないか」
「顔! セシルは、顔がいいから! ダメ! そんな迫りかたしちゃ、俺じゃなくても惚れる!」


 と、ニルは言って、そのばにへにゃへにゃと崩れ落ちた。

 ニルも変わらず俺の顔がといってくるが、それはこっちのセリフでもあるのだが。俺は、ニルに合わせるようしゃがみ込んで顔を覗き込む。
 ニルは、顔を覆っていたが「着たら何してくれるの?」と見返りを求めてきた。ちゃっかりしている、と俺はニルの頭を撫でる。


「何でもしてやる。もちろん、一つだけだが、聞いてやれる願いは……」
「……はあ……もう、どーしようもなく、仕方ないから着てあげる。でも、特別だから。セシルの前でしか着ない」
「ああ、ありがとう。ニル」
「このキラキラ王子様が……」


 再び悪態をついてニルは俺から服を取り上げて、背を向けた。その後、立ち止まって「あっち向いてて」と俺に命令する。


「みるのはダメなのか?」
「当たり前じゃん! 何言ってんだよ!」
「……そうか、着せるのもだめか」
「怒るよ、セシル。着ないから」


 それは困る、と俺はニルの指示通り背を向けることにした。このまま逃げられる可能性も考えたが、ニルは一度言ったらそれを曲げない性格だ。だから、ここで逃亡するとは考えにくい。俺は、後ろから布の擦れる音、下に服が落ちる音を聞きながら、妄想だけを膨らまし待った。
 そして、数分も経たないうちに、いいよ、と蚊の鳴くような声が聞こえる。
 俺はようやくかと思って振り返る。だが、一つだけ不思議な点があった。それは、ただ着るだけのはずなのに、一度ニルはタンスのほうへいき、何かを取り出してから服を着たような音がしたという点だ。


(着ていないということはないだろうな?)


 と、期待半分にしてみれば、するとそこには、想像以上の破壊力を持った俺の恋人の姿があった。


「……に、似合わないとか言わないで、あと笑わないで」
「に、る」
「何、セシル」
「天使か?」
「は、何言ってんの?」


 かなりガチなトーンで言われてしまったが、俺はあまりのかわいさに失神しそうだった。
 広げたときにはわからなかったが、袖がだらんと垂れており手が隠れている。そのせいもあって、あざとく見え、律儀にもあのフードを被ってくれているみたいで、兎の耳が垂れている。手の隠れた袖を口元に持ってきて、恥ずかしそうに俺のほうを見るので、下半身が痛すぎる。
 だが、ここで襲ってしまったらいけないと、どうにか踏みとどまるが、今度は身体が動かなくなる。
 ニルは、そんな俺の変化に気づいたのか、大丈夫? というように近づいてくる。
 なにも大丈夫じゃない。


「おーい、セシル。せし……!? セシル、鼻血!」


 たらりと、確かに何かが流れている感覚はあった。だが、それを止めるすべなどなくて、俺は天使のような恋人を抱きしめたくて、手が動く。だが、その可愛い服に血がついてはいけないと、鼻を擦ろうとしたとき、ハンカチでニルが俺の鼻を掴む。


「下向いて。出したほうがいいかも」
「……あ、ああ。だが、ニル、そのままだとよごれないか?」
「誰かさんが鼻血出すから。それを止めるほうが重要なの。俺にとっては」


 と、ニルはこんな時でも俺のことを気遣って言う。

 情けないなと思いつつも、以外にも早く止血が済んだ。ニルには大きなため息をつかれたが、依然としてニルの服はあのもこもこの兎のままだった。
 ベッドに腰かければ、ニルもつられるように座ってくれる。その行動を、同意と取ってしまいそうになるが、俺は自分を叩いて、どうにか持ちこたえた。
 今すぐにでも襲ってやりたい。その服をきたままヒンヒン言わせたい。きっとかわいいだろうな、と容易に想像がつくのに。


「クソ……」
「何、どうしたのさ。セシル」
「いや、ニルがかわいいからな。つい」
「ついって、で、クソ……とかいうの。やめてよ」
「ニルは、そろそろ自分のかわいさを自覚してほしい」


 ため息が出そうになってこれも飲み込む。
 ニルは、何を言っているんだといわんばかりに肩をすくめていたが、スッと俺のほうに近づいたかと思うと、俺の耳元でこそりとあることをつぶやいた。


「――実は、この寝着の下……前、セシルがくれたエッチな下着きてるんだけど、どう?」
「……な、な、ニル!!」


 思わず、ニルの肩を掴んでしまい、俺ははくはくと口を動かすことしかできなくなった。
 なんてことを言い出すんだ、このかわいい生き物は。


(どうして、この寝着を着るのは恥ずかしがって、エッチな下着は着るんだ!?)


 ニルの恥ずかしいのラインが分からない。ただ、何をやってもかわいすぎるので、それ以外の感情がわいてこないが……
 いや、今回の場合はあざといのかもしれない。俺は、いいのか? というように、ニルを見ると、片手で口元を押さえ、ぷいっと視線をそらした。


「……ここで、日和んなよ。バカセシル」
「どうなっても知らないが、いいんだな。いいと、捉えた」


 先ほどまで我慢していたものが一気にあふれ出す。俺は、そのままニルを押し倒した。
 俺の下になったニルはどことなく勝ち誇った笑みで俺を見上げていた。


「俺の願い聞いてくれるんでしょ? 俺の願いは、セシルが俺が好きすぎておかしくなること。ね? 俺にもっと溺れて、セシル」
「どこで、そんなこと覚えてくるんだ。とりあえずもう一回いってくれるか?」
「…………恥ずかしいから、言うわけないだろ!」


 二度目はない、とニルは言って、フードを目深に被った。恥ずかしいのに、よくいう、と俺はフッと口の端を上げ、隠しきれていない唇にキスを落とす。ニルは分かりやすく反応を示すと、そのフードを外して俺を見上げた。うるんだその空色の瞳には、俺が映っている。もう我慢できないといった情けなくも欲に塗れた俺が。


(……傷つけないようにしないとな)


 どれだけ好きだったとしても、俺はニルを壊したくはない。そこまでは望まない。
 俺は再度ニルにキスを落とし、彼の頬を撫でた。やはりもちもちと吸い付くその肌は、白くて、でも、ほんのりと染まっていて愛らしい。俺は、また笑みがこぼれ、かわいいニルを堪能したのち、さらにかわいがるのだった。

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