みんなの心の傷になる死にキャラなのに、執着重めの皇太子が俺を死なせてくれない

兎束作哉

文字の大きさ
137 / 472
第4部2章 炎の王女と氷の騎士

02 パーティーは苦手なんだよ

しおりを挟む
 
 煌びやかな王宮のパーティー会場。

 色鮮やかなドレスに包んだ令嬢や夫人たち、そしてキチンと着こなされたフォーマル姿の貴族令息に名だたる貴族の大人たち。どこを見ても、目がくらむような鮮やかさで、俺はもうすでに卒倒しそうになっていた。
 やっぱり嫌いだ。人ごみは。というか、こういうパーティーごとは。
 学園内のパーティーはいくらか、学生たちによるものっていう感じがして嫌いではないが、こういう社交の場は昔から苦手だった。
 セシルの方向音痴を俺はよく指摘しているが、俺もこういう場では迷子になる。人酔いというか、何か思惑ある貴族たちの中にいるっていうのが耐えられなくて、小さい頃はよく部屋の隅っこか、テラスのほうに出て涼んでいた。
 セシルは小さいころからちゃんとあいさつ回りをして、受け答えもばっちりで、こういうのに慣れているんだろうなーっていう印象があった。本人はさほど好きではないのだろうが、場慣れという意味では彼はちゃんと数をこなしている。
 彼のそばにいるのだから、それくらいしゃんとしなきゃとは思っているが、どうもうまくいかない。


「みんな、顔が生き生きとしているな。レティツィア」
「ファルファラ王国は、貴族社会といいますけど、あんまりそういう貴族らしさを求めない国なんですよ。アーくんの……アルチュールが住んでいるアルカンシエル王国は、第一王子派閥と第二王子派閥で別れてますし。サテリート帝国も歴史や規律を重んじている古き良き貴族社会を守っているって感じですよね」
「ああ、よく知っているな」
「まあ、嫌でも覚えさせられますからね。こういう交流の場、国際の場で何も知っていないで赤っ恥かくのは、王家の名に傷がつきますし」


 俺は、二人の会話を盗み聞くように見つめていた。
 確かに、サテリート帝国で開かれる夜会よりかはいくらか穏やかな気持ちで過ごせている。それは、みんな気さくで、階級社会とは言えど、商売の話やら政治の話を分け隔てなく話している印象を受けたからだ。貴族の他の家に取り入って自分の地位を、と考える感じではなく、より利益を、国や家のためにできることをと協力しているというふうに感じられる。
 レティツィアの言うように、アルカンシエル王国は、二つの派閥があって、アルチュール……王太子派閥のほうが優勢とはいえど、それをひっくり返そうと虎視眈々と狙っている人はまだいるのだとか。この間の収穫祭で、筆頭派閥は没落したわけだが、それでもまだアルチュールを引きずり降ろそうとしている人間は多いらしい。

 そして、サテリート帝国も言われた通りの国だ。
 よく言えば古き良き貴族社会を守る国家であり、悪く言えば前進も後退もしていない停滞した国。新しいことに積極的に取り組もうとしない貴族が多いというのが現状。
 セシルの代でそれが少しでも変わればいいが、上流階級の人間を黙らせられないことには何も始まらない。


「今日のパーティーは定期的な貴族の交流会ですから。そんな気を張る必要ないですよ。ニルくん」
「全部バレバレなの、なんだか恥ずかしいな……」


 誰かに聞かれていたらと、俺は小声で言って、少し目線をそらす。胸を張って歩かなければならないが、やっぱり、いろいろと気になってしまい下を向いてしまう。
 そんな俺の腰を後ろからセシルがそっと触れ、俺は思わず「ひぃっ」と情けない声を上げてしまった。


「ちょ、ちょっと、セシル!」
「背筋は伸ばしてろ。みっともないぞ」
「……うっさい」
「今は、レティツィアの護衛かもしれないが、俺の騎士でもあるだろ。そんなお前が、下を向いているのが気に食わない」
「はあ……前、向けばいいんでしょ。我が主君」


 ああ、とセシルは少し怒ったように言う。

 今日、何度目かのため息が漏れる。わかってはいるんだけど、身体が言うことを聞いてくれない感じだ。
 気が乗らないというよりかは、パーティー嫌いが今になって発動している。居心地は、いくらかいいとはいえ、こういう場はやっぱり苦手だ。しかも、女装して。
 セシルや、レティツィアは慣れているんだろうな、と住む世界が違うということを見せつけられているような気がしてならなかった。
 越えられない身分差。それでも近くにいさせてもらえるという喜び。それをかみしめなくちゃいけないのに、勝手に遠い存在だって自ら壁を作りに行っている感じだ。悪い癖だなあとは思うんだけど。
 レティツィアは、久しぶりにパーティーに参加したらしく、彼女の周りには大勢の人がよってきた。俺は、その間空気になっていようと決め、すぅと息を殺していた。
 彼女は、どっと押し寄せた人たちに嫌な顔一つみせず対応していた。それどころか、自分の周りに集まってきてくれる人たちに丁寧に対応し、そして時々ユーモアたっぷりの言葉を織り交ぜる。周りにいる人たちはみなそれに笑い、その笑顔の輪が広がっていく。

 どうやら、彼女は弟であるレッテリオ王子が代わりに行っている女子校を休学しているらしく、最近姿を現さなかったとか。実際は、ルミノーソカレッジに男装して通っているわけだが、いろんな理由がありレティツィア・アルコバレーノのという王女は社交の兄姿を見せていなかったのだとか。それもあって、彼女の周りには沢山の人が集まっているようだ。
 みんな彼女を心配していたんだなと思ったし、話題がころころと変わっていく社交界の中で忘れられず、このように人が集まってくるところを見ると、レティツィアがいかに人に好かれているかが分かった。


「すごいな、彼女は」
「そうだね。セシルも同じようなものじゃない?」
「俺は違う。俺に取り入ろうとする人間の、媚びへつらう挨拶しかできない連中しか集まってこない」
「あはは、確かに……」


 あたりを見渡してみるが、彼女を狙っていそうな怪しい影は見受けられなかった。
 となると、レティツィアが一人になったところを狙ってくる可能性が高い。そもそも、魔塔側が王家に嫌がらせのために送った手紙かもしれないし。
 殺害予告を出したことで、それ用の対策をせねばと気が気でなくなって精神をすり減らす様子を楽しんでいるのかもと。
 サテリート帝国にある魔塔とは、また別のものと分かってはいても、つながりがないわけではないので、俺自身も注意しなければならない。
 レティツィアの挨拶まわりはかなりの時間がかかり、彼女が動くたびに一応少し距離をとって見守っているが一向に終わる気配がない。
 ドレスを着て、いろいろしてもらったけど、俺たちは空気になっているので、ここまでする必要がなかったんじゃないかとすら思えてくる。無駄な時間だったかな、なんて思っていると、どこかの貴族令息だと思われる人物が俺に話しかけてきた。


「初めまして、レディ。見慣れない顔だけど、パーティーは初めてかい?」
「えっと、俺……私は」


 話しかけられるとは思わず、俺はあっと口を開いたが、閉じてどうしようかと視線を泳がせた。
 レティツィアに助けを求めようと思ったが、すでに人だかりの中心にいて、話しかけに行ける状態じゃない。そもそも、俺が彼女を守らないといけないのに、こんな距離ができてしまって。
 どこかのご令息は俺を女の子だと勘違いしているみたいだし、その誤解が解けないことには放してくれない雰囲気だ。
 まあ、喋らなければそれなりに見えるっていう証明になったんだろうけど、問題はそこじゃない。
 俺があたふたしてしまったので、パーティーに不慣れなんだとますます誤解され、自分がエスコートするというようにグイグイと迫ってくる。
 あー、めんどくさい! と叫んでしまいたいが、そんな俺とご令息の間に割って入ったのはセシルで、彼は俺を守るように下がらせると、そのご令息を見下ろした。


「彼女は俺の婚約者だ。口説くのはやめてもらっていいか?」
「せし……」


 そうだったのか、とご令息は驚いたように、セシルの後ろにいる俺を見たが、セシルがあまりにも不機嫌なオーラを出したので、ご令息は怖くなって逃げ帰ってしまった。そこまでする必要があったか、と思ったが俺が見えていないだけで俺が想像しないくらい怖い顔をしていたのかもしれない。


「セシル、もういいよ。ありがと……てか、ごめん。俺が対応しなきゃいけなかったし」
「こういう時は、助け合いが大事だろ。いい。ニルが絡まれているのを見て、勝手に体が動いてしまったのは俺だしな」
「婚約者……か」
「髪の色が一緒だったから、兄妹といったほうがよかったか?」
「セシルと兄妹ってのも悪くないけど、その、婚約者のほうがよかった。うん」


 嘘なのだが、嘘であったとしてもそういってもらえたのが嬉しかった。
 それを信じてくれたご令息もご令息なのだが、こういう時サッと間に入って俺を守ってくれるセシルを見ると、胸がきゅんとなってしまう。守られる側じゃないのに、それでも守られることに対する安堵感というか、幸せを感じてしまう。
 相手は同性だったけど、それでもバカみたいに人見知りを発動させてしまい、このざまだ。さすがに、顔を上げらあれない。


「――で、予想通り話しかけられたわけだが」
「面目なさすぎる。俺って、そんな美人?」
「美人だな」
「ちょっと待って、恥かしい。今の自虐ネタというか、そういうのだってなんでわからないの。セシル。真面目に答えないでよ」
「美人だろ。だから、絡まれる」
「……じゃなくても、俺は昔から話しかけられるよ。それで、さっきみたいにたどたどしくなる。人見知りだから」


 あれは、社交界デビューして間もないころだった。

 父は帝国騎士団の騎士団長かつエヴィヘット公爵家の当主。顔も広くて交友関係もそれなりにあるから、俺とずっと一緒にいてくれなかった。あいさつ回りに行って帰ってこないことなんてしばしばだったし、初めのころは父が俺の紹介をしてくれたけど、呼び出されていなくなっちゃって。母はあまり社交の場に出ないタイプだったから、一緒にいることのほうがレアだった。
 それで、俺は一人になっちゃって、会場内で迷子になった。
 あの頃はまだ背が低かったし、見える高さも限られていた。その中で、父を探すのは難しくて、もう会えないんじゃないかって泣きそうになった。そのうえ、人に話しかけられて、うまく対応できなかったとき、出席しないはずだったセシルが俺のことを見つけてくれて――


 
 ◇◆◇◆

 
 
『泣くな、みっともない』
『セシル……うぇっ、ひぐぅ……ごめんなさい。俺、うまく自己紹介もできなくって』


 俺を見つけたとき、セシルはそれはもう怖い表情をしていた。
 開口一番「泣くな、みっともない」といわれてしまい、セシルに会えた安心と、そんなセシルに怒られた悲しさから泣いてしまった。
 周りの目が俺たちに降り注がれ、セシルは、俺の手を掴んでテラスへ連れて行った。あんなところで泣いた俺を、さらに叱るんだって思っていたから、ますます怖くて。しかも、手を掴んだままいきなり歩き出したので、訳が分からなくて。
 あの頃の俺は、セシルの一つ一つの行動の意味が理解できなくて苦しんだ。


『おい、泣き止め。もう、大丈夫だ』
『だいじょうぶ? だいじょうぶじゃないよぉ』
『……人混みが苦手だったんだろ。あそこは、音が大きいしな。ここは静かだ』
『へ?』


 セシルは、場所を移動したんだというように両手を広げた。
 夜風が冷たくて、確かに外に出たんだなと分かった。でも、それ以上にセシルが俺が困っている内容をズバリ当てていったので、驚いて、涙が引っ込んだ。
 セシルは、そのときもまだムッとした表情で俺を睨んでいて、仲良くなったとはいえ、まだまだセシルのことが分からなくて怖い時期だった。
 だから、怒らせた、失望された、捨てられる……って子供ながらに思っちゃったんだ。
 もう脈絡も何もなくて、唐突もなく変なことを俺はセシルにいってしまった。


『捨てないで』
『なっ、なんで、捨てるという話になるんだ。誰かに言われたのか?』
『セシルが、怖い顔してる。俺が、パーティーで泣いてたから。みっともないって』
『ああ! もう、悪かった。言い方……が。思いつかなかったんだ!』


 結局また泣いてしまった俺を、セシルはどうにか泣き止ませようとしていた。
 泣くのがみっともないのは、まさにその通りだったし、騎士の家系である俺がめそめそしていたら、父にまでそれが響いてしまう。それでも、いろいろと不安やら恐怖やら困惑やらで涙が止まらなかった。


『お前のこと、みっともないと思ったが』
『思ってるじゃん……』
『でも、誰だってそうだろう。怖いだろ……この年で。団長殿とはぐれて。俺がいてよかったな』
『セシル、は。今日のパーティー、出席しないんじゃなかったの?』
『……お前が出ると聞いて』
『なんて?』


 セシルは遅くまで勉強していて、来ないはずのパーティー。でも、そこに現れたセシルはヒーローみたいだった。俺に会いに来てくれたのかなと思った。結局あのとき、なんて言われたか聞き取れなくて、その理由も未だ教えてもらっていないので、何故来たのか不明のままなのだが。
 セシルは、俺にハンカチを差し出し、ん! と、また怒ったように言う。


『何? ハンカチみろって?』
『バカか!? 泣くなと、これで拭けといっている。ああ、もう、俺が拭く!』
『うわぁっ』


 ハンカチを差し出された意味にも気づけず、俺はぐちゃぐちゃの顔を、さらにセシルにもみくちゃにされた。本人は、優しく拭いているつもりなのだが、かなりの力でごしごしとされたので顔が真っ赤になってしまった。


『せし、痛いよ』
『す、すまない。拭き取れたか?』
『なにを……?』
『ふん、泣き止んだならいい』
『セシルが痛くしたから、またすぐに泣きそうだけど』
『泣くのはかっこ悪いぞ』
『うっさい……ばーか、ばーか!』


 セシルに対等に話していいといわれた日から、幼稚なことばかりを言っている気がした。思い出すだけでも恥ずかしいが、俺にバカといわれても、セシルは微動だにしなかった。

 それと、なぜか嬉しそうに俺を見つめていて――
 


 
 ◇◆◇◆

 
 
「――俺かっこ悪いかな?」
「どうした、いきなり。さっきのことなら気にするな。いつでも守ってやる」


 過去の思い出に浸りながら、俺は、俺を守ってくれたセシルに質問を投げた。セシルは、何を聞くんだと呆れたように、首を横に振り、俺の頬を優しく撫でた。
 優しさは、今も変わっていない。
 あの時と同じ、不器用さは感じるけど、彼の優しさや行動の意味に今はちゃんと気付けるわけだし。ちょっとは成長しているし、やっぱり、心も近くなってる。
 ちゃんと変わっていっている。


「ちょっとさ、昔のこと思い出してた。セシルが、来ないはずのパーティーに来て、俺のこと見つけてくれたときのこと」
「ずいぶんと昔のことだな。まだ六歳か、そこらだっただろ」
「うん。あの時さ、セシルのこと怖かったけど、キラキラしててヒーローに見えたんだよ」


 彼の手を握ってやれば、ビクッと大きく肩が上下した。
 それっぽく肩を寄せれば、さらにセシルの身体が硬直するのが分かった。いつもしてると思うんだけど、俺からされるのはどうもまだ慣れてくれていないらしい。


「あの時なんで来てくれたの? 授業抜け出したって言ってたじゃん」
「……なんとなくだ。いや、ニルが出席していると聞いたから。俺を差し置いてパーティーに。そこで、俺よりも仲のいいやつができたらどうしようと思ったんだ。今も昔も、俺は変わらない。まあ、あの時はただ、俺だけのニルがとられるのが嫌だっていう子供のちょっとした癇癪みたいなものだったが」
「今は?」
「愛しい人をとられたくない。その目に、俺以外を映してほしくないっていう独占欲だ」
「進化しちゃったか」
「ああ。積年の思いってやつだな。ようやく、愛になった。気づくことができた。ずっと大切だったが、今はもっと大切だ。大切にしたい」


 あの日の答え合わせがこんなところでできるとは思っていなかったが、ちゃんと覚えていてくれて、なおかつあの日の答えをくれた。
 ふーん、そうだったんだ、って表向きは驚いていないように装っているけど、内心はめちゃくちゃ喜んでいる。
 彼の言うように、ずっと変わっていない。ただちょっと、そのスケールが大きくなりすぎただけ。


「ありがと、セシル」
「いつでも頼っていいからな。頼られたい」
「俺も同じこと思ってる。でも、今回はそうだね……あの日の答え合わせできたから」
「答え合わせ?」


 セシルは、ん? と首を傾げていた。これだけ喋っても、自分が俺の欲しかった答えを与えたことに気づいていないようだった。
 それならそれでいいか、と俺はずいぶんと遠くに行ってしまったレティツィアを追いかけることにする。セシルの手をひいてゆっくりと人の波に乗りながら、彼女のもとへと向かった。


しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放

大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。 嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。 だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。 嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。 混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。 琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う―― 「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」 知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。 耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

一軍男子と兄弟になりました

しょうがやき
BL
親の再婚で一軍男子と兄弟になった、平凡男子の話。

劣等アルファは最強王子から逃げられない

BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。 ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。

異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!

めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈ 社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。 もらった能力は“全言語理解”と“回復力”! ……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈ キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん! 出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。 最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈ 攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉ -------------------- ※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。