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第4部3章 バカンスと告白とエトセトラ
05 アイネの弱音
しおりを挟む大きな図体は、決して見掛け倒しではなかった。
はじめこそ、見境なく突進してきたが、とべなさそうな大きな体をしていてもその立派な翼で空中へと羽ばたいて俺たちを圧倒した。しかし、空中戦には弱いとはいえ、撃ち落とすことができないわけではなかった。アルチュールとゼラフのコンビネーション攻撃により、空高く舞い上がったハゲワシの魔物を撃墜させることに成功した。アルチュールの雷の魔法はかなりハゲワシの魔物に効いたらしく、墜落してからも、ぴくぴくと痙攣していた。
その好きを狙いセシルが首と胴体を切断しハゲワシの魔物は息絶えた。途中、首と胴体が切り離されても胴体のほうが動いたので、さすが魔物だと思ったが、数秒しないうちに動かなくなり、そこには赤みが勝った紫色の液体がぶちまけられた。
「ニル先輩~~~~っ!!」
「あい……おわっ」
巣の中でカタカタと震えていたアイネに近づけば、すぐにも俺に気づき抱き着いてきた。よほど怖かったのか、目に涙を浮かべ、身体はまだ震えた状態だった。そして、何度も俺の匂いや心音を確かめるように強く抱き着いて、頭を擦り付けた。
怖かったのだろうとは想像できたが、何より怖かったのは、そんなアイネを後ろで睨みつける三人と、俺をにらみつけるフィリップの視線だった。
アイネの中で俺の好感度がぶっちぎりで高いのは分かっているが、残りの三人が俺に嫉妬しているんじゃなくて、アイネに嫉妬しているという構図になっているのが笑えない。フィリップは俺に嫉妬しているみたいだったが、問題は三人のほうだ。
アイネは助かった安ど感からか、それとも本当に俺しか見ええいないのか、ずっと俺に抱き着いていて彼らの視線に気づこうとしない。あの三人はそのうち魔法でもうってきそうな勢いでこちらを見ているから、早めに離れてほしいんだけど。
(でも、分からないわけじゃないから……これだけ狙われれば)
フィリップが嘘をつくとは思えないし、話を盛るとも思えない。
だから、彼が先ほど話してくれたことは本当で、アイネは度々狙われていたのだろう。そして、今回は一日に二度も魔物に襲われて。普通の人間だったら、病んでしまうくらい衝撃な体験をしている。
それでも彼はよかったと、泣いて安心するくらいは切り替えがいいというか、何というか。
とりあえず、駆け寄ってきたフィリップにアイネを引き渡し、俺は三人にお礼を言うべく近づいた。
「ありがとう。相変わらず、息の合った連携で惚れ惚れしちゃうね」
「俺一人でもどうにかなった」
「そうですよ。僕一人でもどうにかなりました」
「俺も、別に助ける相手が違えば一人でどうにかしたぜ?」
多種多様な主張。
でも、三人とも、自分一人でどうにかなったと主張していた。だが、次の瞬間には相手の主張を聞いて、何言ってんだこいつ? とにあら見合う。若いっていいね、と同い年ながらもいがみ合い、ギャーギャーワーワーといいあう三人を見ながら、俺はアイネとフィリップに近づいた。
「アイネ、大丈夫だったか……?」
「うん。フィリップも、助けようとしてくれたんだよね。ありがとう」
「い、いや……オレなんか、ちっとも役に立たなかったし。むしろ、先輩方に……」
いい雰囲気だったところを邪魔してしまったか。俺が近づくと、パッとアイネは顔色を変え俺に駆け寄ってきた。フィリップが、あっ、と彼に手を伸ばしたのが見えてしまい、非常に申し訳ないことをしてしまったなと後悔する。
彼は手を引っ込めて、自分のふがいなさや、引き留められない男気のなさに目を伏せていた。
「本当に、ニル先輩ありがとうございました」
「うーん、俺は何もしてないよ。ただ、助けにいってほしいなっていっただけで。ほら、俺は魔法が使えないし」
「それでも、一緒に来てくださっただけでもうれしくて」
頬を赤らめ、もじもじというアイネを見ていると、本当にフィリップが不憫でたまらないなと思う。
実際に、俺は何もできなかったし、三人に任せていたところはあった。フィリップも、先ほどの戦闘には参加できなかったが、アイネを守ろうと献身した後が見える。手には擦り傷が、そして足にも。どうにか一人で、連れ攫われそうなアイネを助けようとしたのだろう。でも、失敗したと。
それもあって、アイネと目が合わせられないのかもしれない。かっこ悪い自分を見せて、結局、先輩に頼らなければならなかった自分というのが情けなくて。
俺もその気持ちがよくわかるからこそ、フィリップに何か言ってあげることはしなかった。むしろ惨めになる。
「そういえば、このハゲワシって食べれるんですかね」
「やめろ、アルチュール……一応お前は王族なのだろう? そんな、食い意地汚いことを……しかも、魔物を食べるなど聞いたことない」
「食べれる魔物は、この世界に存在しますよ。大きな鶏肉が手に入ったと思ったんですけどね」
「……鶏肉なら用意してある。そんなに落ち込むな」
視線をうつし、聞こえてきた会話に俺は絶句した。
木の棒で、ツンツンとハゲワシの魔物の死体をアルチュールはつつきながらこれは食べれるものなのかと、セシルに聞いていたからだ。セシルも半分呆れつつも、しっかりと食べられないとのことを伝え、ため息をついていた。
実際、食べられる魔物は存在するが、こんな赤紫色の血を流して首が切断されているハゲワシなんて食べたくない。魔物に進化したことにより、毒性を帯びているかもしれないというのに。
アルチュールが住むアルカンシエル王国では、狩った魔物を食べることが日常的な光景なのだろうか。魔物には、人間には有害な毒素が含まれているものも存在する。それを、取り除くことができなくもないが、非常に難しいと。食べられる部位なんてほとんどないわけで。
アルチュールは、残念そうにしていたが、ゼラフが、ハゲワシの死体から彼を引きはがし、おい、と頭を叩いていた。ルームメイトだった頃の名残か。だが、さすがに王族の頭を殴るのは不敬ではないかとも思った。
「一応確認なんだけどアイネ。今回の魔物も、君の魔力に引き寄せられたって感じでいいのかな。この島には、それなりの防御結界が張り巡らされているけど。それが有効的なのは陸地だけだし。さっきのイソギンチャクの魔物とか、上空からの攻撃……まあ、巣が作られていたのは予想外だったわけだけど……」
今後の参考にと、俺はアイネに質問をした。彼が、俺の質問に対し十分に答えられるかわからなかったが、聞いておくだけ損はないだろう。
アイネは、ハッと顔を上げ、それから少しだけ顔を青くすると、お腹らへんで手をぐっと握り「多分、そうです」と消え入るように答えてくれた。
「僕の魔力が特殊なことは、ニル先輩もご存じだと思います……学園では魔物に襲われることなんてなかったんですけど」
「……言いたくないならいいんだけどさ。アイネは、何で自分が狙われていると思う……? その、狙っている相手の目的とか、考えたことは?」
魔塔がアイネを狙う理由は、特殊な魔力からだろう。
だが、他に何か使い道があって彼を捕らえようとしている可能性はあった。例えば、フリーレンの復活に必要なピースの一つだとか。
アイネは、フルフルと首を横に振って、皆目見当がつかないと意思表示をした。怖い記憶を思い出させてごめんという意味も込めて、俺は彼の頭を撫でた。それで、少しは彼の表情が明るくなったので、俺はほっと一安心した。
しかし、またアイネの顔が曇り、今度はどうしたのかと俺は彼の顔を覗き込んだ。
「アイネ、どうしたの?」
「迷惑ばかりかけてる気がして」
「ん?」
聞き取れないほど小さな声で何かをつぶやいたので、俺はさらに顔を近づけてしまった。すると、スッとんできたセシルに近い、とアイネから剥がされ、セシルの腕の中にすっぽりと納まってしまう。
「ちょっと、セシル。今、アイネと話していて……」
「リヒトヤー」
「は、はい。セシル先輩……な、何ですか」
「言いたいことがあるならはっきりといえ。みっともないぞ」
「セシル、言い方がきついんだって。俺のときみたいに優しく……」
そう、俺が言うと、セシルはお前以外に優しくしたりしないとでも言いたげな目で俺を睨み、ぎゅっと俺を抱きしめた。
こうなったら、俺が何を言っても無駄だろうなと判断し、俺はアイネの次の言葉を待った。セシルの言う通り、話したいことがあるなら腹から声を出して言って欲しい。俺が言えるような立場じゃないし、聞こえた弱音はきっと俺にも当てはまるようなものだった気がするので、俺は言及する資格もないのかもしれない。
何にしても、主人公が攻略キャラに責められているという構図は、その攻略キャラの地雷を踏んだ時くらいだろう。その場でゲームオーバーではないが、それ以降好感度を上げにくくなるし、何だったら、攻略対象から外れるなど、手の込んだゲームでもあったため、それに該当するかもしれない。
アイネと出会った当初はもっとセシルは穏やかだった気がするが、今は俺のこともあってかかなり敵視しているし、腹を立てているようにも思う。
もし、俺が死んでいたらセシルはアイネを俺と重ねてそしてだんだんとほだされて惹かれていくはずだったのだが、俺が生きているとそのような展開にはならないのだろうか。明確に、違うということが本人もよくわかっているわけだし、何よりも、傷心しているところに重ねられる都合のいい存在がいて、自分を気にかけてくれるから――という理由で好きになったのかもだし。
あまり、このようなことを考えるのは野暮だなと思いつつも、今思えばなぜセシルがアイネを好きになったのか、ゲームの仕様がよくわからない。そうであると公式からお出しされているのだとしても、俺のことがこんなに好きになっちゃったセシルが、俺以外を好きになるのだろうかと。
簡単にセシルが攻略されてしみまうのであれば、難易度はガバガバ調整だし、クレームを言いたいところだ。
「……迷惑ばかりかけてて!」
と、アイネは腹から絞り出して叫んだ。その声を聴いてか、アルチュールやゼラフもこちらを向き、フィリップは慌てたようにアイネの肩に触れた。アイネはプルプルと震えていて、今にも泣きだしそうだった。
不憫に思ったのか、フィリップがアイネのフォローにはいろうとしたが、それをアイネ自身が断ってセシルに向きあった。先ほどとは異なる印象を受け、俺は息をのむ。
まっすぐとした目に、俺は何か感じ取るものがあった。
主人公らしさというか、彼の逃げないという意思が伝わってきて、ドクンと心臓が跳ねる。ざわざわとした、この胸のどよめきは――
「僕もよくわからないけど、でも、周りに迷惑をかけているのだけは分かります。ニル先輩にも助けられて、フィリップや、先生にも迷惑が掛かって。自分の魔力のこと、嫌いだって思ってます。一番嫌いなのは、こんな力を持っていても何もできなくて守られる僕自身です」
「……リヒトヤー」
「僕は先輩たちみたいに強くないから……攻撃魔法はからっきしダメで。強くなりたいと思ってます。この力を嫌うんじゃなくて、強く。でも、迷惑ばっかりかける僕がこんなこと言っても説得力ないって」
そこまでいって、アイネは息を切らして、ぎゅっと目を閉じた。
やはりそこには、先ほどまでビクビクしていた彼の姿はなく、セシルを目の前にしても物おじしない少年の姿があった。
ゲーム内でもその整理不を言っている場面があったのを思い出した。そのときは、主人公だなーなんて軽く流していたが、実際に彼の決意や、辛さを目の当たりにすると彼がちゃんと生きている人間で、考えてその言葉を言っているんだと胸を打たれる。もちろん、薄っぺらく聞こえる人もいるかもしれない。
けれども、自分が非力だと分かっていて、どうにか強くなりたいと思う人を笑う人はいないだろう。
ふり絞った声は、震えていたが、ちゃんと言いたいことをはっきりといった。それだけでも、アイネは強い。
アイネは、肩で息をしながらまだ、言いたいことがある、というようにセシルを見たがそんなセシルとアイネに割り込むようにフィリップが声を上げた。
「ちょ、ちょっと、殿下先輩。アイネのこといじめないでくださいよ。怖い思いをしたばっかりなんですから」
「どこをどう見たら、いじめているように見えるんだ。だが、その……辛い思いをしているということは分かった」
「セシル……」
まだ釈然としない、といった感じはありつつも、何故かセシルは俺を見て「分からないでもない」と呟いた後、アイネのほうを向き直る。
「リヒトヤーがそう思っているなら、まだ成長の余地はあるだろう。お前の魔力の話は小耳にはさんでいる程度だが、使い方さえ謝らなければきっと誰かの役に立つだろう。それは、俺も理解しているつもりだ。少し……詰め寄って悪かった」
「い、いえ! 元はといえば、僕が魔物に攫われたのが原因でしたし……セシル先輩。助けに来てくださってありがとうございました」
アイネは、深々と頭を下げた。
セシルにつめよられて怖がって、でもしっかりと意見を言って。そのうえでお礼も言えるなんてなんていい子なんだと思った。
フィリップもどうすればいいのかわからず、とりあえずセシルに頭を下げていた。
話はわりと丸く収まり、アイネはアルチュールにもゼラフにもお礼を言って回っていた。二人は、そこまでアイネとかかわりがないのでセシルほど怒ったり、感情的に何か思ったりはしなかったようで、お礼をそのまま受け取っていた。
そういえば、ゼラフとアルチュールに関しては全くと言っていいほどアイネに無関心なのだ。アルチュールは初対面の時から薄々思っていたが、アイネとの接点はない。同じ学年でもないわけだし。
ゲームは崩壊しているとはいえ、いつ面といってもさほどおかしくないアイネにノータッチなのは、少しどうかと思ったりもする。一緒にいるのに、喋ったことがない人とかあまりいないというか。仲が悪いわけではないのだろうけど。
アイネもアイネで、俺とセシル、フィリップ以外にはそこまで興味がなさそうなのでいいのかもしれない。
その後、日が沈む前に別荘のほうに戻ろうとのことで俺たちはハゲワシの死体に背を向け、別荘に向かって歩き始めた。
「どうした、ニル」
「えっ、ああ、いや。何でも……」
途中、俺が暗い顔をしていることに気づいたセシルに声をかけられてしまったが、俺は先ほどのアイネじゃないが言葉を濁してしまった。
言いたいことははっきり言わなければならない。こういう時にはっきり言わない性格の人間をセシルが嫌っていることはよく知っている。それでも「そうか」と何でもなかったように受け流してくれるのは、相手が俺だからだろう。
その優しさに甘えてしまっているような気もして、俺は自分の足元に視線を落とす。
アイネがセシル相手にあれだけ言ったんだ。俺がセシルと向き合わなくてどうする。
夕日を背に、俺はこれまで黙っていたことを洗いざらい吐いてしまおう、伝えなければと決意を固める。本土に帰ってからでもいいと思ったが、きっとそうしたら俺は一生話さないだろうと思った。
後輩……元いい、主人公に勝手に背中を押されてしまう形になってしまったわけだが、恥かしさはなかった。アイネにできて、俺にできないことはないだろう。
ただ、不安ではあるのだ。アイネの決意や悩みの暴露よりも、セシルにとって他人じゃない俺からの言葉は。
(受け止めてくれるかな……セシルは)
夕日を受けて輝く銀色の髪を俺は見つめながら、少し爪が食い込むくらい拳を握り、彼の背中をゆっくりと追った。
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