みんなの心の傷になる死にキャラなのに、執着重めの皇太子が俺を死なせてくれない

兎束作哉

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第5部2章 迷いの果てに

10 芽

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「ずいぶんと楽しそうに話していたな」
「えっ、セシル……まさか、公務をサボって俺たちの監視を……」
「なわけないだろう。従者から聞いた……あと、移動するとき、窓から見えたんだ。ネーベルと何を話していたんだ」
「いやぁ、まあ、いろいろ」


 言え、と圧をかけられ、俺はひーっと内心なりながら「おいしいお茶でした」なんて意味の分からないことを口にしてしまう。そんな返答をしたためか、ますますセシルの端正な顔にしわが寄る。怒っていてもかっこいいなと思うのはここだけの話。
 セシルが公務を終えたため迎えに行こうと皇宮の中を歩いていたのだが、あっちから俺を見つけて駆け寄ってきた。そして、すぐにネーベル殿下と話していたことについて問い詰められた。
 ネーベル殿下とのお茶会は、セシルが公務で席を外したものの数秒のうちに取り付けられた突発的なもので、セシルが知らないのも無理ない。まあ、こうして後から知ったわけだが、本当に情報が出回るのは早いと感心してしまう。


「あいつがまずいお茶を、お前に出すはずないだろう」
「あはは、まあ、そうだけどさ……怒んないでよ。ほら、ゼラフが言ってたじゃん。余裕のない男は……あいててててて」
「ヴィルベルヴィントの名前を出すな。俺と二人でいるときに」
「う~そういうところだよ。セシル」


 未だにゼラフに対抗心を燃やしているのかとツッコミをいれたくなるが、ゼラフの言葉を思い出し、今のは俺が失言だなと反省した。二人きりなのに、他の男の名前を出すのはNG行為だと。
 セシルに両側から頬を掴まれ、タコの口になってしまい俺はじたばたとその場で暴れることしかできなかった。きっと、セシルの目には滑稽に映っただろう……が、まあいい。
 嫉妬してくれるのは嬉しいが、安易に友達の名前を呼べないなんて。束縛彼氏だーと、いつぞや思ったことを心の中で叫びながら、俺は眉間にしわが寄っているセシルを見た。


「それで、何だったんだ」
「セシルをお茶会に誘いたいって話」
「だが、その茶会は終わったんだろ?」
「じゃなくて、今度また改めてお茶会開くからセシルも一緒にって。セシルに来てほしいって言ってたの」
「……そうか。考えておく」


 セシルは、何かに気づいたようなそぶりを見せ、俺から手を離した。


「悪かったな。また、カッとなってしまって」
「ううん、大丈夫。セシルが嫉妬深~~~~いってことちゃんと理解してるし」
「だが、みっともないだろ。俺だって、あいつに言われたことは、癪だが覚えている。もっと、お前の前では余裕のある男でいたいと思っているが」


 セシルは、理想とする自分と今の自分が乖離していると、悩まし気に唸っていた。
 スマートな男になったセシルもそれはそれでかっこいいと思う。でも、そうやって悩んでどうにかしたいと思っているセシルが俺はたまらなく愛おしい。
 嫉妬深くでもいい。それが、セシルのなのだから。


「いいよ。セシルはそのままで」
「ニル?」
「セシルのぜーんぶ受け止める気でいるから。安心して、今のままでいてよ。セシルは」
「ははっ、お前がそう言ってくれるなら、な……? だが、ネーベルのことは少し考えさせてくれ」
「皇后陛下のこと?」
「……ああ。結婚報告前に、一度面会したい」
「結婚報告って、まだじゃん……」


 先を見すぎているセシルに、ちょっと置いていかれつつも、俺は前向きに検討してくれるセシルに安心した。
 家族の話をすると、どうも彼の顔が曇るからだ。それでも、セシルは前向きに考えるといったし、しっかりと向き合おうとしている。それで十分だと俺は思う。
 この間のフィリップの件もそうだが、あまり他の家族に対して深く干渉することは相手のことを考えていない行為だと反省した。その家その家で、方針は違うし、その人がその家庭内でどう育ってきたかも違う。こちらの常識を口にしては、理解しあえないのも当然というか。
 俺も、話すことができたし、後はセシル次第といったところだろうか。


「そうだ。今日はまだ、魔力を注いでいなかったな。すぐに俺の部屋に戻ろう」
「そうだね。お腹空かせてるかも」
「お腹がすく、のだろうか……あれは」


 俺の言葉にピンとこなかったようで、セシルは首を傾げた。
 魔力を与えないと少なからず育たないし、枯れてしまうらしいから、魔力をあげないイコールお腹が減ると俺は思っているのだが。子供を飢餓状態にさせてはいけないと、俺はセシルの後を追って彼の部屋に向かった。
 祝福の花はまだ、芽さえ出てきていない。ここ三週間ほど魔力を注ぎ続けているが、一向に開花する兆しが見えないのだ。
 魔力の注ぎ方はあっているし、愛情は与えているつもりだ。早く、あいたいという気持ちは誰よりも強いと思う。
 ただ、不安なことはいくつかあって、その不安が伝わっているからこそ、芽が出ないのかもしれない。愛する心はあっても、愛される環境を作っていなければならないのかもしれないし。とにかく、分からないことだらけだ。手さぐりにできることを進めているが、その方法があっているのかも不明。
 セシルの部屋につき、ベッドの脇で待っていた瞑色の鉢植えに俺は「ただいま」と声をかける。もちろん、お帰りとかえってくるはずもなく、ただしんと部屋は静まり返っていた。
 だが、こういう声かけも大事なんじゃないかと勝手に俺は思っている。

 セシルは上着を脱ぎながら歩いてくると、その上着をぽいとベッドの上に投げた。


「しわになるよ?」
「なってもいい。それよりも、俺もただいまと言わせてくれ」
「……あ、うん。どうぞ」


 思わずとっても他人に接するような言い方になってしまったが、セシルは律儀に鉢植えの縁をなぞり「ただいま」と優しい表情で言った。その横顔にときめいてしまったのは言うまでもないが、セシルの優しい声に耳が溶けそうになった。


「セシル、良い父親似なりそうだね」
「そうか?」
「ほら、かける声後全然違うもん。なんか、すっごく優しい……俺好きだな」


 俺がそういうと、セシルは目を丸くしたのち「そうか……」と呟いた。今度はどういう反応だ? と見てみればセシルは口元に手を当てて、それから鉢植えに視線をずらした。


「不思議と優しい気持ちになるんだ。この鉢植えを見ていると……心なしか、優しい声で、心で接することができる気がする」


 不思議だ、と再度言ってセシルはまた愛おしそうに鉢を撫でた。
 それは、小さなセシルの変化だった。
 俺も鉢植えに触れ、優しく撫でる。本体はこれじゃないことは分かっているが、子供を撫でるような感覚で手をスライドさせてみる。


「セシル……生まれてきたら、子供になんて名前つける?」
「唐突だな。ニルが決めてくれ」
「えっ!? そこは、一緒に考えよう、じゃないの?」
「いや……俺は、ネーミングセンスがないからな」


 ネーミングセンスの問題ではない気がする。
 そんなこと言われたら俺だってネーミングセンスはないと思う。でも、親になる俺たちから初めてプレゼントするものなのだから俺からしたら一緒に悩みたいのだ。
 セシルは違うのだろうか? と見てみれば、鉢植えを見たまま唸っていた。


「俺たちからの最初のプレゼントなんだよ。一人で決めるんじゃなくて、やっぱり二人で決めなきゃ」
「考えておく。それから、二人で出し合って候補を決めよう」
「そうだね。まだ、男の子か女の子かもわからないし」


 祝福の花って生まれてくるまでどちらかわからないだろう。というか、花が開いて子供が生まれるというのがいまだに信じられない。
 もしも、皇位を継げるのが男だけだったら、男児以外は認められないって言われたら……
 そんな不安は胸にあった。俺は、どちらの性別の子供が生まれてきたとしても嬉しい。それが、セシルと俺の子供であるならなおさらだ。けれど、それを認めない人間もいるんだろうなと思うと、やはり悪意から逃げるのは至難の業だ。
 男の子が生まれますようになんて俺は望まない。望んじゃいけないと思う。
 俺は、いつものように魔力を注いだ。手から鉢植えに魔力が流れるようにと意識して、目を閉じ集中する。指先や手のひらからゆっくりと俺の魔力は抜けていく。花にとっては俺の魔力は冷たいものかもしれない。俺の魔力で震えてしまったらどうしようと思ったが、愛情をもって接した。それが今できることだ。


「……っ」
「どうした、ニル?」
「ううん、何でもない。いやあ、俺の魔力ってもしかしたら冷たいかもって。びっくりさせちゃったらどうしようって思ったんだよ」
「大丈夫だろう。ならば、俺の魔力は熱いんじゃないか?」
「あはは、言えてる。セシルの青い炎ね……熱で干からびるってことはないとは思うけど」


 俺とセシルの得意とする魔法は間反対に位置するものだ。
 氷魔法の俺と炎魔法のセシル。冷たいと熱いを一気に与えられて、この花は大丈夫だろうか。もしかしたら、打ち消しあってちょうどいい温度になっているかもしれないけれど。
 俺は、セシルが魔力を与えている間胸のあたりをぎゅっとつかんだ。
 痛みはどうしても感じてしまう。自分から魔力が抜けていく瞬間、くらりと視界が歪んで、じんわりとした鈍痛が頭を襲う。けれど、倒れては、セシルも生まれてくるかもしれない子供も心配させると踏ん張った。
 俺は、男だから出産の痛みとか経験できない。この身に授かることはできないからこそ、親としての痛みを感じることはできない。でも、もしこの痛みが親として受けるはずの痛みだったら――そう考えたら、少しだけ苦痛が和らぐような気がした。こうして、元気な子供が生まれてきてくれたら俺は十分だ。

 セシルが魔力を注ぎ込むのを見届け、俺はセシルのベッドに腰かけた。


「なかなか、芽が出ないな。方法はあっているはずだが」
「気長に待とうよ……とは言ってられないね。でも、焦りは禁物ってハイマート伯爵は言ってたじゃないか」
「分かっている。だが、やはり焦ってしまうんだ。時間がないと……もし、開花しなければ、俺はレティツィア王女と結婚することになるんだぞ?」
「ええ? 嫌? 他の人だったらもっと嫌だったでしょ」
「ましか、ましじゃないかの問題だ。お前以外は考えられない」


 セシルは、俺の手をそっと撫でた。
 レティツィアと結婚したら、サテリート帝国とファルファラ王国の同盟関係はさらに強固なものになるだろう。政略結婚とはいえ、顔見知りだし、両者の間に嫌な感情は生まれないだろう。いや、知り合いだからこそ嫌な感情は生まれるのかもしれない。
 レティツィアは、俺がセシルのことを好きだと知っているし、その逆もしかり。そのため、自分がセシルと結婚してしまったら……と思っているかもしれない。
 セシルとレティツィアを結婚させようという計画は、あの場でいきなり出た案ではない。もともと話が進んでいたことではないだろうか。そこに、俺とセシルの関係が発覚し、陛下が俺たちに猶予をくれたと。帝国からしてどちらがいいかは明白だ。
 それは俺もよく理解している。


「ニル、卒業が近くなったら指輪を見に行かないか?」
「指輪?」
「ああ、結婚指輪だ」
「だから、セシルってば早いんだから……でも、いいよ。わざと剣をしまう魔道具をリングにしたんだもんね。今度はペアリングか」


 俺は手にはめてあるリングを撫でて見せた。セシルはその一連の動作を眺めた後、ああ、と言って俺の左手の小指に自身の小指を絡めてきた。
 結婚できなきゃ、その指輪ははめられないが、買いにいこうと言ってくれるのは嬉しかった。それに、セシルの覚悟が揺らいでいない証拠だと実感できるし。


「楽しみだな、一緒に選びに行くの。選ぶのちょっと時間かかっちゃいそう」
「いくらでも時間をかけてくれ。俺とお前の大切なものになるからな」
「セシルは、人生設計うまいね。俺も、もっといろいろ考えなくちゃ……」
「ニル? ああ、眠いのか。寝てもいいぞ。俺の膝を貸そう」


 ふと睡魔が襲ってきて、俺はセシルの肩にもたれかかってしまった。ごめん、という間もなく彼は俺の肩をそっと抱き、そして、ゆっくりと自分の膝の上に俺の頭を乗せた。すぐ後ろにふかふかなベッドがあるのに、と突っ込みたかったが、これはこれで悪くない。ちょっと筋肉質で硬すぎるけど。
 頭がふわふわとしてきて、重たい瞼が閉じそうなとき、俺はふと、ベッドの脇に置いてあった鉢植えに視線がいった。どうしてだかわからないが、吸い寄せられるように見ると、ちょうど角度的に鉢植えの中が見えた。


「あ……」


 芽が出ている。
 青々とした小さな芽が。

 見間違いかと思っって目を擦ろうとしたが、俺の瞼はぱたりと閉じてしまった。どうやら、魔力を極端に注ぎすぎたせいで、魔力切れに近い状態になってしまったらしい。でも、苦しみもなくただ安らかに眠るように瞼が落ちたのが意外だった。


(芽、出てたよね……)


 ずっと待っていた新たな変化。あの硬い被子を破って小さな芽が出たのだ。
 セシル、気づいてくれるかな? と俺は思いながら意識が沈んでいく。深く、でもとても安らかに。


(死が、これくらい安らかだったらいいのに……)


 ちょっとした願望だ。そのうえで、好きな人の腕の中で死にたい、とか。
 まだ先であってほしい死を考えながら、俺は夢の中に落ちた。

 そして、次の日、目が覚めるとセシルが俺を叩き起こす勢いで「芽が出ていたぞ」と教えてくれ、あれは夢でも見間違いじゃないと改めて小さな双葉を見ることができた。

 それはとても大きな希望の兆しだった。
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