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第6部4章 幸せな未来と宝物
02 失う怖さを知っている
しおりを挟む(放っておけないよな……こんなの)
なぜか目が離せない。放っておけない。
赤の他人だし、記憶喪失でどこの誰かもはっきりしていないのに。でも、なぜか目が離せなくて放っておけなかったのだ。
セシルが彼に感じた思いに似ているのかもしれない。セシルは、はっきりと言ってくれなかったけど、俺も今、同じような思いを抱いているのかもしれないと。
「俺、寂しいのかもしれない」
ヨルは、ぽつりとこぼす。
俺は、彼を抱きしめることもできないし、慰めることもできないかもしれない。腕の中で手を伸ばしているフィルマメントだけが、彼に触れようとしていた。
俺は、片手でフィルマメントをぎゅっと抱いて、ヨルの頭を撫でてやる。きれいな彼の髪が指の隙間を通り抜けていく感覚がする。きれいな髪だし、少し怖いが、彼の瞳もきれいだと俺は思っている。
宇宙の暗さというべきか。彼の瞳は広大な宇宙を思わせた。
「愛されるってどんな感じ……か。俺がその疑問に答えられるかはわかんないけど」
「ごめん、ニルの重荷になっている気がする」
「そんなことないよ。君は……なんだか、一人で頑張ってきている気がしたから、俺も放っておけないんだ」
「殿下にも言われた」
ヨルの言葉に俺は首を傾げた。
(セシルが? ヨルを?)
あれだけ人一倍嫉妬していた彼がそんなことを、と以外で仕方がなかった。でも、ヨルが嘘をつく理由もないし、俺はそうなんだ、ということしかできなかった。
島から帰って少しだけ経つ。未だに、魔塔の残党は現れないらしい。
現れないのが一番だが、どこかに潜伏して何かをしようとしていると思うと、すぐにでも対処しなければならない。
早く決着がつくことが一番でありつつも、このまま何もないのであればそれでもいい。
ドラーイコルク島の住民には、ヨルの件でかなり不信感を抱かれてしまった。こちらのせいではないとはいえ、自分たちが信仰する竜・オセアーンを不快にさせた罪は俺たちが思っている以上に大きかった。
そして、サテリート帝国の騎士団が保護したというのに、アルカンシエル王国の騎士団にも被弾してしまった。あちらの国からしたら迷惑を被ったというほかなく、これで外交問題に響いたら嫌だなと思った。
まあ、今回は両国合同の調査ということもあって、大目に見られているのかもしれない。立ち入り禁止とまではいわれていないし、ただものすごく居心地が悪いだけ。
今のところ、島で変わった様子はないらしい。
アルチュールも自国に戻り、レティツィアも留学先の学校へと戻っていったようだ。
平穏な日常が戻ってきたかと言われれば、一概にはそうは言えなかった。
自国に戻り、海洋竜オセアーンが目覚めたこと、また彼から受けた予言についての話で議会は持ちきりだ。竜が次々に目覚めるかもしれないという絶望に、どう対処すべきか考えているところで、セシルもそれに駆り出されている。俺もその会議に参加したいのだが、俺の立場としては皇太子妃になるわけで、今回の会議には参加させてもらえなかった。また、戦略やら政治やら、とにかくそういう面に関しては俺の力ではまず意見を言っても却下されるか無視されるだろう。
しかし、今回の話に関してはまた別問題である。
「セシルに言われたんだ……セシルが」
「ああ、でも、多分一番はニルだと思うから。ニルと、フィルマメント……」
「別に気にしてないよ。いや、セシルが他の人に興味をもつってめずらしかったから。一応、人のことは見ているとは思うんだけど、興味がないならその人のこと気にしないっていうか。だから、意外で」
セシルは、ヨルのことを気にかけているとは言っていたけれど、それをはっきりとは言ってくれなかった。まさか、ヨルの口からそれを聞くことになろうとは俺も思いもよらなかったのだ。
ヨル的には、そんなに珍しいことなのか? と首をかしげる程度のことらしいし、これが特別なことであるとは認識していないようだ。
それならそれでもいい。何も問題はないのだから。
「なんか、大変だね。忙しそう」
「そう……だね……ヨルは、オセアーンの予言聞いていたんだっけ」
「騎士たちが話しているところを盗み聞きした感じだけど」
そう、ヨルはいうと申し訳なさそうに眉を八の字に曲げた。
まあ、騎士たちもこの話を聞いて黙ってはいられないだろう。
予言が当たるとするのなら、近いうちに竜が目覚めるというのだから、それに対しての対策は取らなければならないわけで。だが、竜というのはある意味自然災害のようにも思う。現代を生きる人間が同行できる問題でもない気がするのだが。
「竜殺し……」
「……っ、ヨル、無理しなくていいからね」
「無理はしてない。いや、竜が目覚めるとして、被害を出さないためには殺すのが手っ取り早いと思ったから。でも、そうなると竜殺しという烙印……呪いを受けるから。みんなやりたがらないだろうなって」
そういうと、ヨルは俺のことをじっと見つめてきた。
「ど、どうしたの?」
「ニルはどうする? 竜を殺すの?」
「いや……どうなんだろう。でも、大切な人が奪われてしまうかもしれないなら、身体が勝手に動くかもしれない」
前世の記憶を取り戻した三年生の時……身体が勝手に動いたように。
大切な人をたすけるためであれば、俺はこの命がどうなってもいいと思ってしまうのだろう。天秤にはかけられない。かけている暇さえないのだろうし。
勝手に身体が動いてしまえばもうどうしようもないのだから。
だからといって自ら死にに行くような真似も、呪われに行くような真似もしたくない。
平和的解決ができないのであればしかたがないけれど、出来るのであれば平和的解決を望む――
(というか、竜が竜を殺せるのかな……)
俺の中に流れる血、それをオセアーンは氷帝のものと大差ないと言っていた。竜にとっては、竜の血が流れているものが家族や、大切なものとして映るのであれば、目覚める竜もそのように思うのではないか。となると、俺が竜を殺すのは不可能になりそうな気もする。
なぜならば、逆もしかり。俺の中に流れる竜の血が、他の竜を殺すことを拒絶してしまえば俺は竜を殺すことができないからだ。
竜を神聖視していたはずの魔塔も、何故か竜を支配下に置こうとしているし、人間が上か、竜が上か、そういう論争というのは昔からあったのかもしれない。三体の竜を封印してしまったことで、人間は、竜にも対抗できる術を知ってしまったのだから。
「……し、死にに行くようなこと、したくはないよ。ほら、勝手に身体が動くときってあるじゃん」
「ないよ」
「いやいや、あるって。ヨルもそうなったらわかるよ。そうならないのが一番だけど……」
俺がそういうと、ヨルは怪訝な顔をして俺を睨みつけた。
俺の対応が悪かったかと思ったが、何やら別ののことで怒っているようだ。
「ニル、自分の命のことそんなに軽く言わないほうがいいよ」
「軽いなんて思ってないよ。何回も人に助けられているし、自分の命は大事。それでも、大切な人を助けられるならって思うだけ……ヨルには分からないよ」
誰にもわかってほしいなんて思っていない。ただ、その時が来たら、そう動いてしまうという話。こればかりはどうしようもない。
身体が嫌でも反射してしまうのだ。
だから、ヨルに自分の命が軽いと思っている人間だと思われたのが、少しショックだった。本人は、俺の気持ちなんて知りもしないだろうけど。
俺も別にヨルとこのことで争いたいわけじゃない。
(セシルに言ったら、きっとセシルも怒るだろうけど……セシルも一緒だろ)
飛行船から落とされた時だって、誰が助けに来るでもないのに、俺を追いかけて船から飛び降りて。彼も、俺のためなら命を投げ出せる人間だ。俺もそう。
互いに、相手が軽はずみな行動をしたら怒る、ただそれだけなのだ。軽はずみと本人が思っていなくても、庇われた人間の心に傷を残すのはよくあることなのだ。
それも分かっている。分かっていても、こればかりは止められない。
目の前で、大切な人が死んでしまうと考えたら、身体が動かないわけがない。
「………………ニルは何もわかっていない」
「ヨル?」
ピリッと肌がひりつくような声に、俺は顔を上げた。
するとそこにはまた泣きそうなヨルの顔があり俺は困惑する。腕の中にいたフィルマメントがまたもぞもぞと動き始め、俺は落とさないようにぎゅっと抱きしめた。
「たぅー」
「どうしたの、フィル?」
「うぅ……ひ、うううう~~~~」
「ええっ、どう、どうしたの。よーし、よし、フィル。泣かないで……」
先ほどまで笑顔だったフィルマメントがいきなり泣き出してしまい、俺はさらに困惑した。
彼の身体を揺らしてみるが、フィルマメントは嫌だいやだというように短い手足を動かして抵抗した。何か気に障ることでもあったのだろうか。
俺が、そんなフィルマメントを泣き止ませることに悪戦苦闘していると、そっとヨルが近づき、フィルマメントの小さな手を包み込んだ。すると、フィルマメントが一瞬だけ泣き止んで、夜空色の瞳を大きく開いて彼を見た。
なぜ泣き止んだのか、俺にもよくわからない。
「ほら、泣き止んだ」
「どうやったの?」
「魔法……?」
「ま、魔法……その、子どもにかけるてきな?」
パッとヨルはフィルマメントから手を放し、それから彼のぷくぷくとした頬っぺたをつつき始めた。フィルマメントは、少しだけ頬を膨らましたが、顔は嫌がりながらも抵抗は見せなかった。本当にどうやってやったのだろうか。
「ヨ、ヨル……君、ベビーシッターに向いてるかも」
「そんなことないでしょ。まぐれだと思うけど」
「まぐれで泣き止むものなのかなあ……てか、魔法って言ったじゃんさっき。俺も使えないことはないけど……そんな、子どもを泣き止ませる魔法なんてあるのかなあ」
「さあ?」
「さあって……」
優しく声をかけてくれたなあ、優しい目でフィルマメントを見ていたなと思ったらそっけなく返されてしまった。
俺は、困惑しつつも一応ヨルにお礼を言った。しかし、彼は釈然としない顔でフィルマメントを見つめている。怖い顔で見つめたら、フィルマメントが怖がってしまうのではないかと思ったが、そうでもないらしい。
フィルマメントのこともよくわからない。自分の胎から出てきた存在ではないが、自分の子どもであるとは認識している。きっと、フィルマメントもそう認識してくれているはずだし、俺に笑顔をよく見せてくれるというのに。最近は、いやいや期なのか、とくにセシルに対してのあたりが強い。人見知りだってあったのに、何故かヨルを見て泣き止んだ。
「……ヨル、記憶のほうは何も思い出せないんだよね」
「記憶」
「記憶喪失じゃん、君……それも忘れたの?」
「いいや………………思い出したこと。ああ、思い出したことならある、かも」
ヨルは自分の剣に触れ、気持ちを落ち着かせるように息を吐いた。
それが彼が自信を諌める方法なのかもしれない。
彼の腰に携えられた剣は、きれいに鞘の中に納まっている。いつかまた見たいなと、不思議と吸い寄せられる彼の剣。
ヨルはあの不思議な瞳を開いて、でも伏し目がちに話し始めた。
「大切な人を失った……小さいころに」
「え……」
「それは、俺の記憶かもしれないし、誰かの記憶かもしれないけど。夢を見る……大切な人が二人いて。それで、一人が死んじゃってさ、もう一人の大切な人が壊れるんだよ。俺のこと、見てくれなくなって、ずっと悪夢にうなされ続けて……二人とも大切で、でも、二人いなくて。大切なもう一人が、俺を見てくれなくなるんだ」
そういったヨルの手はかすかに震えていた。思い出したくない思い出なのかもしれない。
無理に思い出さなくていいと彼の手を掴むと、フィルマメントもぺたりとその小さな手のひらを彼にあてた。
「それってさ、家族ってこと? 両親?」
「……かもしれない」
まだ、確実に思い出したわけじゃない、断片的な記憶だと、ヨルは首を振る。
二人の大切な人、そして片方が死んで片方が狂うというのは両親の話じゃないだろうか。その両親が愛し合っていたかはともかく、そのどちらかが死んで、その死を受け入れられなくて壊れてしまった、みたいな。それを、ヨルはそばで見てきたと。
これはあくまで俺の考えだし、あっているかどうかは分からない。でも、ヨルは「大切な人、もう夢にしか出てこない」と付け加える。
それが原因で記憶を失ったかは定かではない。理由は何かは分からない。
「とにかく、夢にいつも出てくる。俺の大切な人の大切な人、俺にとってもその人は、大切な人で。その大切な人が死んで、周りが不幸になっていく……それが、最近夢に出てくる。大切な人を失う怖さを、俺はよく知ってる。身体が覚えてるんだと思う。思い出したくない、というか、きっとそれがずっと俺に付きまとっている嫌な感じ」
「……あ、だから」
俺の先ほどの言動について苦言を呈したそうな顔をしていたのはそのためだったか。
記憶になくとも断片的に覚えている。身体が、覚えている……とでもいえばいいのか、ヨルは大切な人を失う怖さを知っているという。
なんだか、重苦しい空気が流れ始め、フィルマメントがまたぐずりだしそうになる。
先ほどまで晴れていた空は、段々と白くなっていき、分厚い雲で覆われていく。
「死はその人にとって終わりだけど、周りの人にとっては悪夢の始まりなんだよ。だから、死んじゃいけない……誰であっても。誰かにとって大切な人だと思うから」
ヨルは強く拳を握り、もう片方の手で剣の柄を握りしめた。
彼の顔にはやるせなさや、怒り、悲しみと言った複雑な感情が渦巻いている。
そんなヨルになんて声をかければいいか分からなかった。彼が記憶を忘れたのは、そのつらい記憶から逃げるためじゃないだろうか。そう考えると合点がいく。思い出せなくても分かる。身体が思い出すことを拒んでいるから。それでも、夢に出てきて彼を苦しめるのだと。そんな記憶忘れたいと思っても仕方がない。
(親に、大切にされなかった……その片方の親が死んで、もう一人の親が壊れて……まわりが不幸になって……)
ヨルは自分も見てほしかったのではないか。ヨルはそのもう一人の親を助けようとしたのではないか。でも、死んでしまった大切な人の面影をおって、その残された大切な人はヨルのことを見なくなった。
ヨルも誰もが不幸になる。
(そう、だよね……本来なら『ニル』はそういう……)
ニル・エヴィヘットの本来の役目はそれだった。死んでセシル・プログレスの心の傷になる。
ニルが死んだことで起きる悲劇に、俺の父親の死があった。セシルは人間不信と、ニルを失った喪失感に駆られて孤独に苛まれた。
ニルにとってセシルを守れたことに満足したかもしれないけれど、彼の死が本来与える影響は大きかったのだ。
人の死は必ず誰かの涙になる。
「ヨル、ごめん。俺、軽率に君の記憶についてきいたりし――」
「ヨル」
風の音ともに聞こえたのは、彼の声だった。
いつの間にか聞こえるようになった足音に、背後の気配に気づき、俺は振り返る。そこには、会議に出ていたはずのセシルがいた。
(いつの間に……)
また風が反対方向に吹き付ける。
セシルは、驚く俺をよそに、俺とヨル交互に見つめ、夜色の瞳を細めていた。
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