4 / 14
不倫の始まり
しおりを挟む
そう言われて仕方なく頷くとフッと安心した様に笑う。その日はそのまま帰るつもりだった。だけど何故だか手を引かれて朝起きるとホテルにいた。慌てた様子の私を見てクスリと笑うハルト。『…笑 大丈夫?』「…や、あの…私…すみませんっ、」
そう言って急いで帰ろうとすると腕を引かれる。「…きゃっ」それと同時にどさりとベッドに縫い付けられ見上げればハルトの綺麗な顔。「…、先輩…」『…ハルトって呼んでよ』「…」『ほら、早く』「……ハルト………んぅっ、」そう言うと強引に唇が重ねられた。
そこから私たちの不倫関係が始まった。最初は好きじゃなかった。体目当てだってわかってたし、まだ彼氏と付き合ってたから。だけど会う度会う度に、愛を囁かれて体を重ねると自然と好きになってた。だから彼氏に別れを告げ私の気持ちはハルトだけに捧げた
だけど本気になるつもりなんてない。今だけ。今だけだもん、少しだけ楽しんだっていいじゃん、一度きりの人生なんだから。そうやって軽く考えたのが間違いだった。
『俺、本気でみおの事が好きだから』
そう言われたら私の心が緩んでしまう。
そう思うと私にとって邪魔な存在はハルトの奥さんだった。最初の方は私の悪戯心でよく話題に出していたハルトの奥さん。「ねえ、奥さんのどこが好きなの?」『…何?ヤキモチ?』「…かもね、」
奥さんはいいなぁ、毎日ハルトに会って一緒に暮らして同じ布団に寝れて…ずるいなぁ…
いつからか欲張りになってた。顔も見た事のない奥さんの姿を想像して悔しくてストレスが溜まっていった。
だけどその苛立ちを収めてくれるのはハルトだった。ハルトはいつだって私を愛してくれる。見てくれる。"お前が1番好き。"
口先だけかもしれないけどそれで良かった。
そう言って急いで帰ろうとすると腕を引かれる。「…きゃっ」それと同時にどさりとベッドに縫い付けられ見上げればハルトの綺麗な顔。「…、先輩…」『…ハルトって呼んでよ』「…」『ほら、早く』「……ハルト………んぅっ、」そう言うと強引に唇が重ねられた。
そこから私たちの不倫関係が始まった。最初は好きじゃなかった。体目当てだってわかってたし、まだ彼氏と付き合ってたから。だけど会う度会う度に、愛を囁かれて体を重ねると自然と好きになってた。だから彼氏に別れを告げ私の気持ちはハルトだけに捧げた
だけど本気になるつもりなんてない。今だけ。今だけだもん、少しだけ楽しんだっていいじゃん、一度きりの人生なんだから。そうやって軽く考えたのが間違いだった。
『俺、本気でみおの事が好きだから』
そう言われたら私の心が緩んでしまう。
そう思うと私にとって邪魔な存在はハルトの奥さんだった。最初の方は私の悪戯心でよく話題に出していたハルトの奥さん。「ねえ、奥さんのどこが好きなの?」『…何?ヤキモチ?』「…かもね、」
奥さんはいいなぁ、毎日ハルトに会って一緒に暮らして同じ布団に寝れて…ずるいなぁ…
いつからか欲張りになってた。顔も見た事のない奥さんの姿を想像して悔しくてストレスが溜まっていった。
だけどその苛立ちを収めてくれるのはハルトだった。ハルトはいつだって私を愛してくれる。見てくれる。"お前が1番好き。"
口先だけかもしれないけどそれで良かった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
冷徹公爵の誤解された花嫁
柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。
冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。
一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる