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ルドルのダンジョン編
第31話 スキル【神速】とガチャ
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カード【ゴールド】が開放された。
その夜、地獄で会った悪魔が、【ゴールド】の説明にやって来た。
俺は、悪魔から【ゴールド】の説明を聞くと同時に、今、悪魔が王都の近くでダンジョンを造っている事を聞き出した。
俺は悪魔に協力を申し出た。
引き換えに【神速】と【レベルアップガチャ】のカードを2枚もらった。
俺はステータスの裏画面のカード表示を見ながら1人でつぶやく。
「このカードは、凄そうだな……」
【神速】は、金色の縁取(ふちど)り。
【レベルアップガチャ】は、虹色のホログラムの縁取(ふちど)りだ。
悪魔はレア度の高いカードを、渡してくれた様だ。
「とりあえず、カードを使ってみるか」
俺がカード【神速】を押すと、おなじみのメッセージが表示された。
『カード【神速】を使って、スキル【神速】を得ますか?
YES / NO』
俺は、YESを押す。
『【神速】がスキルに追加されました』
ステータス画面を確認すると、【神速】がスキルに追加されていた。
-------------------
◆基本ステータス◆
名前:ヒロト
年齢:12才
性別:男
種族:人族
ジョブ:シーフ
LV: 1
HP: 12.05/12.05
MP: -
パワー:0.77
持久力:1.12
素早さ:0.1 (0.13)+30%↑by job
魔力: -
知力: 70
器用: -
◆スキル◆
【鑑定(上級)】【マッピング】
【剣術(初級)】【罠作成】
【忍び足】【ドロップ率上昇(小)】
【夜目】【パーティー編成】
【宝箱探知】【隠し部屋探知】
【神速】new!
◆装備◆
なし
◆アイテム◆
なし
-------------------
ステータスの数値は、特に変化がない。
ステータスを常時上昇させるスキルではない様だ。
俺は、スキル【神速】を試す為に家の外に出た。
俺の家は、街外れにあるので、周りに家はない。
もう夜なので、家の前の街道を歩く人もいない。
人に見られる事はない。
月明りとスキル【夜目】の効果だろう、足元も良く見える。
これならスキルの実験に、問題はない。
スキル【神速】は、名前から考えると、移動速度が速くなるスキルだろう。
「さて……、神速!」
俺はスキル名を声に出してから、ダッシュをしてみた。
何も起こらない。いつもの動きと変わらない。
「スキル名を唱えるのではないのか……、じゃあ、画面を押してみるか……」
ステータス画面を呼び出して、スキル【神速】を押してみたが何も起こらない。
押してからダッシュをしても、いつもと動きは変わらなかった。
「なんだろうな……」
俺は息を吸うと、意識を集中して、素早く動くイメージをした。
そして、ダッシュした。
急激に目の前の風景が変わる。
ビデオの早送りみたいに街道が後ろへ流れて行く。
物凄い加速感を感じた。
軽くダッシュしただけなのに、街道をかなり進んでいた。
25メートル位だろうか?
その距離を一瞬で移動してしまった。
足に痛みはないので、体に負担がかかる物ではないらしい。
「これが【神速】……」
俺はもう一度、素早く動く事に意識を集中してから、ダッシュをして、元の場所に戻ってみた。
すると元いた場所に一瞬で移動が出来た。
「これは戦闘スキルとして有効だけど、使いこなす訓練が必要だな……」
ちょっとダッシュしただけで、25メートルを移動してしまう。
ダンジョン内で【神速】を乱発したら、壁に激突しまくって、自爆ダメージがシャレにならなそうだ。
相手の背後に素早く回り込んだり。
相手の攻撃を素早く最小限の動きでかわす。
そんな風に、スキル【神速】を使いこなすのが理想だ。
「師匠の二つ名、神速のダグ、と同じだな。師匠も同じスキルを持っているかもしれない。帰ってきたら、コツとか聞いてみるか」
俺は、【神速】のトレーニングを毎晩行う事に決めた。
そして、次のカード。
悪魔から貰ったもう一枚のカード【レベルアップガチャ】を試して見る事にした。
このカードは、イマイチわからない。
レベルアップする時に、ガチャが使えるのか?
ガチャを使ってレベルアップが出来るのか?
それとも何か他の効果、機能があるのか?
「とにかく押してみますか……」
俺は月明りの下、家の前でステータス画面を操作した。
カード【レベルアップガチャ】を押す。
しかし、何も起こらない。
【レベルアップガチャ】の表示は、暗くなっている。
開放される前の【ゴールド】と同じ状態だ。
どうやら、カードの開放条件が満たされていないらしい。
「たぶん、レベルアップがトリガーだろうな……」
すぐにカードを使えないのが残念だが、レベルアップ時のお楽しみという事にしよう。
「さて、問題はこれだ……」
俺は、裏画面の裏スキル【ゴールド】を押した。
ゴールド、シルバー、ブロンズ、3つのガチャが、俺の目の前に現れた。
どうやら、このガチャは、どこでも現れるらしい。
さっきは、俺の部屋の中で出現した。
ステータス画面で他の操作をするとガチャは消えた。
今度は俺の家の前、屋外で出現した。
見えているのは、俺だけなのか?
周りには人がいないから、わからない。
「気にするのは止めよう。それより、10連ガチャだよな~」
そう。
さっき悪魔は、10連ガチャがある、と言った。
10連ガチャは、オマケで1枚カードが付いて来る、とも言った。
俺の獲得した寿命は、1年ちょいある。
寿命1ヶ月のブロンズの10連ガチャなら回せる。
さて……。
……。
……。
……。
うーむ、ここで一句。
「ステータス 上げるにはやはり ガチャなのか」
……。
……。
さらに、一句。
「ガチャならば レベル1でも 期待大」
……。
シメの、一句。
「10連の ガチャに秘めたる 可能性」
よし!
寿命10ヶ月使って、ブロンズガチャ10連だ!
俺は、ブロンズガチャに近づいた。
ガチャは自動販売機くらいの大きさで、近づいてみると正面にボタンがある。
ガチャ1回と10連ガチャのボタンだ。
俺は、10連ガチャのボタンを押そうと手を伸ばす。
ちょっと手が震えている。
俺の中の常識が邪魔をしている。
俺は今12才。
地獄でガチャをやったから、俺の残り寿命は、あと17年のはずだ。
やっと+1年の寿命をゲットしたが、ここで使ってしまう訳だ。
普通はこのまま、寿命を貯金して、上乗せして行くだろう。
だが……。
やっとカード【ゴールド】が、開放されたのだ。
使えば成長を加速出来るかもしれない。
それに、魔物を倒していけば、また寿命は貯金、上乗せ出来る。
少し怖いが、ここはガチャをやる!
「さあ、いけ!」
俺は声を出して、思い切ってボタンを押した。
ブロンズガチャから、音楽が聞こえて来た。
これは……、オルゴールの音だ。
地獄でガチャを回した時は、おどろおどろしい音がしたが……。
地獄のガチャとは仕様が違うのかな?
ブロンズガチャが透明になって、透明な箱の中でカードがグルグルと回っているのが見える。
その中から次々とカードが、俺の中に飛び込んで来た。
そして、音楽が止むと、3つのガチャは消えていた。
月が静かに俺を照らしている。
俺はしばらく茫然としていた。
地獄で回したガチャとあまりにも違っていたので、驚いてしまったのだ。
「ああ、そうだ。カードは、どうなったんだ?」
俺はステータスの裏画面を見た。
今のガチャのカードが入ってるならここだろう。
「あった!」
ブロンズガチャ獲得カード、と言う項目表示が増えていた。
-------------------
◆裏スキル◆
【ゴールド】【カード】
◆ステータスカード◆
【パワー上昇(微量)】×35
【持久力上昇(微量)】×40
【素早さ上昇(微量)】×180
◆ブロンズガチャ獲得カード◆
【HP上昇(+10)】new!
【MP上昇(+10)】new!
【パワー上昇(+10)】new!
【持久力上昇(+10)】new!
【素早さ上昇(+10)】new!
【魔力上昇(+10)】new!
【知力上昇(+10)】new!
【器用上昇(+10)】new!
【攻撃力上昇(10%・1時間)】new!
【防御力上昇(10%・1時間)】new!
【回復カード(毒・自動)】new!
◆シルバーガチャカード◆
【前世記憶】【頭脳明晰(中級)】【絶倫(中級)】
◆ブロンズガチャ・カード◆
【ややイケメン】【幸運(小)】
◆悪魔からのカード◆
【-レベルアップガチャ-】
◆寿命◆
0年2ヶ月1日 ↓down!
-------------------
わりと使い勝手の良さそうなカードが出た。
ステータス上昇は、ありがたい。
攻撃力上昇、防御力上昇は、時間限定のカードだけれど、ボス戦で使えう場面がありそうだ。
毒回復は……、うーん、毒消しを買えば良いので微妙だな。
外れな感じだけれど、まあ消耗品だからあっても良い。
それに、『自動』とあるから、毒状態になったら自動でカードが消費されて効果が発揮されるとか?
それが、わかるのは、毒状態になった時か……。
あんまりなりたくないな。
スキルのカードが出なかったのは、残念だったけれど……。
まあ10連ガチャをやって良かった。
今回ブロンズガチャで出たカードと魔物を倒して出たカードを、全部消化する事にした。
カードを次々に押して、ドンドン消化する。
そして、ステータス画面を再度見る。
-------------------
◆基本ステータス◆
名前:ヒロト
年齢:12才
性別:男
種族:人族
ジョブ:シーフ
LV: 1
HP: 22.05/22.05 up↑
MP: 10 up↑
パワー:11.02 up↑
持久力:11.52 up↑
素早さ:11.9 up↑ (15.47)+30%↑by job
魔力: 10 up↑
知力: 80 up↑
器用: 10 up↑
◆スキル◆
【鑑定(上級)】【マッピング】
【剣術(初級)】【罠作成】
【忍び足】【ドロップ率上昇(小)】
【夜目】【パーティー編成】
【宝箱探知】【隠し部屋探知】
【神速】new!
◆装備◆
なし
◆アイテム◆
なし
-------------------
そして、裏画面はこんな感じだ。
-------------------
◆裏スキル◆
【ゴールド】【カード】
◆ステータスカード◆
◆ブロンズガチャ獲得カード◆
【攻撃力上昇(10%・1時間)】new!
【防御力上昇(10%・1時間)】new!
【回復カード(毒・自動)】new!
◆シルバーガチャカード◆
【前世記憶】【頭脳明晰(中級)】【絶倫(中級)】
◆ブロンズガチャ・カード◆
【ややイケメン】【幸運(小)】
◆悪魔からのカード◆
【-レベルアップガチャ-】
◆寿命◆
0年2ヶ月1日 ↓down!
-------------------
うん。
また、ブロンズの10連ガチャをやろう。
その夜、地獄で会った悪魔が、【ゴールド】の説明にやって来た。
俺は、悪魔から【ゴールド】の説明を聞くと同時に、今、悪魔が王都の近くでダンジョンを造っている事を聞き出した。
俺は悪魔に協力を申し出た。
引き換えに【神速】と【レベルアップガチャ】のカードを2枚もらった。
俺はステータスの裏画面のカード表示を見ながら1人でつぶやく。
「このカードは、凄そうだな……」
【神速】は、金色の縁取(ふちど)り。
【レベルアップガチャ】は、虹色のホログラムの縁取(ふちど)りだ。
悪魔はレア度の高いカードを、渡してくれた様だ。
「とりあえず、カードを使ってみるか」
俺がカード【神速】を押すと、おなじみのメッセージが表示された。
『カード【神速】を使って、スキル【神速】を得ますか?
YES / NO』
俺は、YESを押す。
『【神速】がスキルに追加されました』
ステータス画面を確認すると、【神速】がスキルに追加されていた。
-------------------
◆基本ステータス◆
名前:ヒロト
年齢:12才
性別:男
種族:人族
ジョブ:シーフ
LV: 1
HP: 12.05/12.05
MP: -
パワー:0.77
持久力:1.12
素早さ:0.1 (0.13)+30%↑by job
魔力: -
知力: 70
器用: -
◆スキル◆
【鑑定(上級)】【マッピング】
【剣術(初級)】【罠作成】
【忍び足】【ドロップ率上昇(小)】
【夜目】【パーティー編成】
【宝箱探知】【隠し部屋探知】
【神速】new!
◆装備◆
なし
◆アイテム◆
なし
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ステータスの数値は、特に変化がない。
ステータスを常時上昇させるスキルではない様だ。
俺は、スキル【神速】を試す為に家の外に出た。
俺の家は、街外れにあるので、周りに家はない。
もう夜なので、家の前の街道を歩く人もいない。
人に見られる事はない。
月明りとスキル【夜目】の効果だろう、足元も良く見える。
これならスキルの実験に、問題はない。
スキル【神速】は、名前から考えると、移動速度が速くなるスキルだろう。
「さて……、神速!」
俺はスキル名を声に出してから、ダッシュをしてみた。
何も起こらない。いつもの動きと変わらない。
「スキル名を唱えるのではないのか……、じゃあ、画面を押してみるか……」
ステータス画面を呼び出して、スキル【神速】を押してみたが何も起こらない。
押してからダッシュをしても、いつもと動きは変わらなかった。
「なんだろうな……」
俺は息を吸うと、意識を集中して、素早く動くイメージをした。
そして、ダッシュした。
急激に目の前の風景が変わる。
ビデオの早送りみたいに街道が後ろへ流れて行く。
物凄い加速感を感じた。
軽くダッシュしただけなのに、街道をかなり進んでいた。
25メートル位だろうか?
その距離を一瞬で移動してしまった。
足に痛みはないので、体に負担がかかる物ではないらしい。
「これが【神速】……」
俺はもう一度、素早く動く事に意識を集中してから、ダッシュをして、元の場所に戻ってみた。
すると元いた場所に一瞬で移動が出来た。
「これは戦闘スキルとして有効だけど、使いこなす訓練が必要だな……」
ちょっとダッシュしただけで、25メートルを移動してしまう。
ダンジョン内で【神速】を乱発したら、壁に激突しまくって、自爆ダメージがシャレにならなそうだ。
相手の背後に素早く回り込んだり。
相手の攻撃を素早く最小限の動きでかわす。
そんな風に、スキル【神速】を使いこなすのが理想だ。
「師匠の二つ名、神速のダグ、と同じだな。師匠も同じスキルを持っているかもしれない。帰ってきたら、コツとか聞いてみるか」
俺は、【神速】のトレーニングを毎晩行う事に決めた。
そして、次のカード。
悪魔から貰ったもう一枚のカード【レベルアップガチャ】を試して見る事にした。
このカードは、イマイチわからない。
レベルアップする時に、ガチャが使えるのか?
ガチャを使ってレベルアップが出来るのか?
それとも何か他の効果、機能があるのか?
「とにかく押してみますか……」
俺は月明りの下、家の前でステータス画面を操作した。
カード【レベルアップガチャ】を押す。
しかし、何も起こらない。
【レベルアップガチャ】の表示は、暗くなっている。
開放される前の【ゴールド】と同じ状態だ。
どうやら、カードの開放条件が満たされていないらしい。
「たぶん、レベルアップがトリガーだろうな……」
すぐにカードを使えないのが残念だが、レベルアップ時のお楽しみという事にしよう。
「さて、問題はこれだ……」
俺は、裏画面の裏スキル【ゴールド】を押した。
ゴールド、シルバー、ブロンズ、3つのガチャが、俺の目の前に現れた。
どうやら、このガチャは、どこでも現れるらしい。
さっきは、俺の部屋の中で出現した。
ステータス画面で他の操作をするとガチャは消えた。
今度は俺の家の前、屋外で出現した。
見えているのは、俺だけなのか?
周りには人がいないから、わからない。
「気にするのは止めよう。それより、10連ガチャだよな~」
そう。
さっき悪魔は、10連ガチャがある、と言った。
10連ガチャは、オマケで1枚カードが付いて来る、とも言った。
俺の獲得した寿命は、1年ちょいある。
寿命1ヶ月のブロンズの10連ガチャなら回せる。
さて……。
……。
……。
……。
うーむ、ここで一句。
「ステータス 上げるにはやはり ガチャなのか」
……。
……。
さらに、一句。
「ガチャならば レベル1でも 期待大」
……。
シメの、一句。
「10連の ガチャに秘めたる 可能性」
よし!
寿命10ヶ月使って、ブロンズガチャ10連だ!
俺は、ブロンズガチャに近づいた。
ガチャは自動販売機くらいの大きさで、近づいてみると正面にボタンがある。
ガチャ1回と10連ガチャのボタンだ。
俺は、10連ガチャのボタンを押そうと手を伸ばす。
ちょっと手が震えている。
俺の中の常識が邪魔をしている。
俺は今12才。
地獄でガチャをやったから、俺の残り寿命は、あと17年のはずだ。
やっと+1年の寿命をゲットしたが、ここで使ってしまう訳だ。
普通はこのまま、寿命を貯金して、上乗せして行くだろう。
だが……。
やっとカード【ゴールド】が、開放されたのだ。
使えば成長を加速出来るかもしれない。
それに、魔物を倒していけば、また寿命は貯金、上乗せ出来る。
少し怖いが、ここはガチャをやる!
「さあ、いけ!」
俺は声を出して、思い切ってボタンを押した。
ブロンズガチャから、音楽が聞こえて来た。
これは……、オルゴールの音だ。
地獄でガチャを回した時は、おどろおどろしい音がしたが……。
地獄のガチャとは仕様が違うのかな?
ブロンズガチャが透明になって、透明な箱の中でカードがグルグルと回っているのが見える。
その中から次々とカードが、俺の中に飛び込んで来た。
そして、音楽が止むと、3つのガチャは消えていた。
月が静かに俺を照らしている。
俺はしばらく茫然としていた。
地獄で回したガチャとあまりにも違っていたので、驚いてしまったのだ。
「ああ、そうだ。カードは、どうなったんだ?」
俺はステータスの裏画面を見た。
今のガチャのカードが入ってるならここだろう。
「あった!」
ブロンズガチャ獲得カード、と言う項目表示が増えていた。
-------------------
◆裏スキル◆
【ゴールド】【カード】
◆ステータスカード◆
【パワー上昇(微量)】×35
【持久力上昇(微量)】×40
【素早さ上昇(微量)】×180
◆ブロンズガチャ獲得カード◆
【HP上昇(+10)】new!
【MP上昇(+10)】new!
【パワー上昇(+10)】new!
【持久力上昇(+10)】new!
【素早さ上昇(+10)】new!
【魔力上昇(+10)】new!
【知力上昇(+10)】new!
【器用上昇(+10)】new!
【攻撃力上昇(10%・1時間)】new!
【防御力上昇(10%・1時間)】new!
【回復カード(毒・自動)】new!
◆シルバーガチャカード◆
【前世記憶】【頭脳明晰(中級)】【絶倫(中級)】
◆ブロンズガチャ・カード◆
【ややイケメン】【幸運(小)】
◆悪魔からのカード◆
【-レベルアップガチャ-】
◆寿命◆
0年2ヶ月1日 ↓down!
-------------------
わりと使い勝手の良さそうなカードが出た。
ステータス上昇は、ありがたい。
攻撃力上昇、防御力上昇は、時間限定のカードだけれど、ボス戦で使えう場面がありそうだ。
毒回復は……、うーん、毒消しを買えば良いので微妙だな。
外れな感じだけれど、まあ消耗品だからあっても良い。
それに、『自動』とあるから、毒状態になったら自動でカードが消費されて効果が発揮されるとか?
それが、わかるのは、毒状態になった時か……。
あんまりなりたくないな。
スキルのカードが出なかったのは、残念だったけれど……。
まあ10連ガチャをやって良かった。
今回ブロンズガチャで出たカードと魔物を倒して出たカードを、全部消化する事にした。
カードを次々に押して、ドンドン消化する。
そして、ステータス画面を再度見る。
-------------------
◆基本ステータス◆
名前:ヒロト
年齢:12才
性別:男
種族:人族
ジョブ:シーフ
LV: 1
HP: 22.05/22.05 up↑
MP: 10 up↑
パワー:11.02 up↑
持久力:11.52 up↑
素早さ:11.9 up↑ (15.47)+30%↑by job
魔力: 10 up↑
知力: 80 up↑
器用: 10 up↑
◆スキル◆
【鑑定(上級)】【マッピング】
【剣術(初級)】【罠作成】
【忍び足】【ドロップ率上昇(小)】
【夜目】【パーティー編成】
【宝箱探知】【隠し部屋探知】
【神速】new!
◆装備◆
なし
◆アイテム◆
なし
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そして、裏画面はこんな感じだ。
-------------------
◆裏スキル◆
【ゴールド】【カード】
◆ステータスカード◆
◆ブロンズガチャ獲得カード◆
【攻撃力上昇(10%・1時間)】new!
【防御力上昇(10%・1時間)】new!
【回復カード(毒・自動)】new!
◆シルバーガチャカード◆
【前世記憶】【頭脳明晰(中級)】【絶倫(中級)】
◆ブロンズガチャ・カード◆
【ややイケメン】【幸運(小)】
◆悪魔からのカード◆
【-レベルアップガチャ-】
◆寿命◆
0年2ヶ月1日 ↓down!
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うん。
また、ブロンズの10連ガチャをやろう。
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スキル。
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ファンタジー
不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。
その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!?
チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中
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