ガチャ転生!~異世界でFラン冒険者ですが、ガチャを引いてチートになります(アルファ版)

武蔵野純平

文字の大きさ
50 / 99
ルドルのダンジョン編

第50話 なぜ執事はセバスチャンなのか?

しおりを挟む
 ギルドから家への帰り道は、3人で愚痴大会になった。
 偉い人のお相手なんて冗談じゃない、王位継承争いなんて知らん、などなど。

 セレーネとサクラも、エリス姫には好感を持っていた。
 だが、『一緒にパーティーを組むとなると、王位継承争いに巻き込まれそうで嫌だ』と言う意見だ。

 3人とも、『この話は断る』と言う事で意見が一致した。

 ルドルの街を出て、街道から俺の家へ向かう。
 辺りは徐々に、暗くなって来た。
 カエルの鳴き声が聞こえる。

 セレーネが、最初に気が付いた。

「あれ? ヒロトの家の前に、誰かいるよ!」

 確かに、俺の家の玄関の前に、人影が見える。
 誰だ? 何かあったか?

 サクラが【飛行】で飛び出し、様子を見てすぐに帰って来た。

「さっきの騎士が、玄関前にいますよ!」

「ええっ!?」
「ええっ!?」

 家が近づくと……、本当だ、騎士が2人いる。
 玄関の前で門番よろしく、剣を携えて立っている。

 俺達が近づくと、騎士は手を挙げて気軽に挨拶をして来た。

「おお! ヒロト殿! お邪魔しておりますぞ!」

 お邪魔?
 どう言う事?

 居間に入ると、さっき冒険者ギルドで別れたエリス姫がいた。
 テーブルに座って、チアキママと笑顔で話している。

 エリス姫の後ろには、執事のセバスチャンが立ち。
 部屋の入り口には、騎士2人が護衛で立っていた。

 この状況で、エリス姫と楽しそうに話しを出来るチアキママは、相当な度胸の持ち主だ。
 母の意外な一面を見た思いがした。

 それよりもだ。
 なぜ、俺の家にエリス姫がいる?
 俺は、エリス姫と目が合った。

「おお、ヒロト殿。お邪魔しておるぞ」

「エリス姫様、どうも……」

「今、母御殿《ははごどの》と話をしておっての。なかなか愉快な方じゃ」

「それは……、ありがとうございます」

 俺は、訳が分からず気の抜けた返事をした。
 チアキママは、俺を見ると驚いて駆け寄って来た。

「ヒロト! どうしたの!? 服が焼け焦げてるじゃない!」

「いや、ちょっと戦闘で。ポーション飲んだし、大丈夫だよ」

「大丈夫じゃないわよ。ちょっと、こっち来なさい。姫様、ちょっと失礼いたします」

 チアキママは、仕事部屋に俺を引っ張って行った。

 仕事部屋は、薬草の匂いがする。
 薬瓶、ランプ、ビーカーなどの調剤用具が、綺麗に整頓されている。
 チアキママは、棚からポーションを取り出し、俺に振りかけた。

「まったく、どんな魔物と戦ったのよ! 危ないわね!」

「いや、大丈夫だから」

「ほら、服を脱ぎなさい。中も火傷していたら困るでしょ!」

「いや、自分でやるから、大丈夫だよ」

 どの世界でも母親と言うのは変わらない。
 いつも、俺の心配をしてくれる。
 ありがたい。

 俺はポーションの瓶を受け取ると、自室へ戻った。
 服を脱いで火傷をチェックして、ポーションを塗り付ける。

 気が付かなかったが、腕や足にかなり火傷をしていた。
 たぶん興奮状態で、痛みを感じなかったのだろう。

 服は袖が焼け落ちてしまっている。
 もうこの服は、着られないな。
 ボルツの革鎧も焼け焦げが、かなり付いている。
 鑑定してみる。


 -------------------

 ボルツ製革の鎧|(オーガ) 防御力+30↓down!

 -------------------


 防御力が、+38から、+30に減っている。
 鎧もかなりのダメージを、受けていたんだな。

 防具は消耗品だ。
 戦えば、すり減り、防御力は落ちて行く。

 とは言え、気に入っていた鎧だからショックだ。
 俺はボルツの鎧をやさしく撫でた。


 居間の方から、笑い声が聞こえる。
 セレーネとサクラの楽しそうな声も聞こえてくる。

 俺は新しい服に着替えて居間に戻った。

 テーブルには、女4人、エリス姫、セレーネ、サクラ、チアキママが、賑やか華やかに盛り上がっていた。

 嬉しそうに、テーブルに乗せられたお菓子を食べている。
 茶色い塊、あれは……。

 エリス姫が、茶色いお菓子を勧めて来た。

「ヒロト殿も、どうじゃ?」

「ありがとうございます」

 小さな茶色い塊を受け取って、口に入れる。
 懐かしい味が、口の中に広がる。

「その顔は、気に入ったようじゃな。これは王都で最近売り出した『ちょこれいと』と言う菓子での。なかなか人気なのじゃ」

 そうだよ! これは、チョコレートだよ!
 前世で食べた物より、ボソボソしているけれど、間違いなくチョコレートだ!

 俺の知る限り、この世界にチョコレートはない。
 それが、最近王都で売り出した、という事は……。

「カカオが、見つかったのですか?」

「おお。さすがヒロト殿じゃ。良く知っておるの。王都のダンジョン内で、そのカカオと言う豆が発見されての。前世記憶を持った転生者が、カカオから『ちょこれいと』を作り出したのじゃ」

 エリス姫は『チョコレート』と発音するのが、馴染まないらしい。
 小さな子供が話すように『ちょこれいと』と可愛く発音している。

「美味しいです!」

「良かった。持参した甲斐があった。もっと、食べるとよかろう」

 エリス姫は、鷹揚に笑った。
 この人、俺と年は違わないはずなんだけれど、ベテランの政治家みたいな雰囲気がある。

 セレーネは、すっかりチョコレートに、やられてしまったらしい。

「王都では、こーんなに美味しい物があるんですね~」

「うむ。セレーネ殿は、王都には?」

「私は~、ずっと父と山の中で狩りをして暮らしていましたので、王都に行った事はないで~す」

「王都は、転生者が多いでな。転生前の知識を生かした珍しい食べ物が、沢山あるのじゃ」

「すご~い!」

 セレーネさん。
 さっき、家に帰る途中で、散々王族を嫌がっていたじゃありませんか……。
 何でそんなに、笑顔でニコニコなんですか。

 サクラはサクラで、エリス姫の装備品が気になる様だ。

「エリス姫、この鎧はミスリルでは?」

「おお、良くわかるの! うむ。これはミスリル製じゃ」

「じゃあ、魔法耐性が備わっているのですね……」

「うむ。属性に関わらず、魔法攻撃には高い抵抗力があるぞ」

「素晴らしいですね」

 サクラさん。
 あなたも同じですよ。
 派閥は嫌だと、散々言っていたじゃありませんか。

 女性陣は、すっかりエリス姫に取り込まれてしまった。
 ワイワイ、キャッキャと、賑やかに盛り上がっている。
 俺は生暖かく彼女たちを見守る事にした。


 執事のセバスチャンが、静かに俺に寄って来た。
 セバスチャンは、穏やかな笑顔で話しかけて来た。

「ヒロト様、2人で少々お話しが出来ないでしょうか?」

 この人……、笑顔だけれど、隙が無い感じなんだよな。
 どうせ断れないので、俺は了解した。
 俺の部屋に、セバスチャンと移動する。

 俺はいつも使っている椅子に座った。
 セバスチャンに椅子を勧めたが、立ったままで良い、と言われた。

「さて、ヒロト様。この度は、厄介なお話を持ち込み大変申し訳ございません」

 セバスチャンは、まず謝罪から入って来た。
 これは……。手強い感じだな……。

 セバスチャンは、続ける。

「冒険者ギルドから、ヒトロ様を拝見しておりました。ヒロト様は今回の件に、あまり気乗りされていないご様子ですが……?」

「ええ、まあ」

「王族がお嫌いですか?」

「と言うよりは、王位継承のゴタゴタに、巻き込まれたくないだけです」

「事情を聞いたのですか?」

「ギルドマスターのハゲールさんから、大まかに聞きました」

 隠しても、しょうがないので、俺は正直に答えた。
 セバスチャンは、少し考えてから、再び話し出した。

「ヒロト様は、エリス様をお嫌いですか?」

「いえ、そんな事は! むしろ好意を感じます。王族なのに、威張った所や気取った所がないですし。良い方だと思います」

「そうですか! そうですか!」

 自分の主君を褒められてセバスチャンは、嬉しそうだ。
 俺とセバスチャンの間には緊張感があったが、少し和やかな雰囲気に変わった。
 だが、セバスチャンの次の言葉に、俺は凍り付いた。

「ところで、ヒロト様は前世記憶持ち、転生者ではありませんか?」

 ギクリとした。

 俺は気持ちを顔に出さないように、精一杯自分をコントロールしてみた。
 だが、無駄だった。

 セバスチャンは、変わらぬ笑顔でジッと俺を見ている。
 俺は返事をしてみたが、自分でも分かるほど、乾いた硬い声だった。

「……どうして、そう思うのです?」

「先程、チョコレートの原料がカカオだという事を、言い当てられました。カカオの事は、まだ一部の者しか知りません。それに……」

「それに?」

「ヒロト様は、お年の割に落ち着いた態度や言動をなさいます……。あなたは、転生者で外見は12才の少年。しかし、中身は大人だと考えると納得できます」

 しまった!
 油断した!

 チョコレートなんて食べたから、思わずカカオと口走ってしまった。
 もっと子供っぽく、姫様に会ってガチガチに緊張するとか、大喜びではしゃいでみせるとか、芝居しておけば良かった。

 どうする?
 困ったな。

 俺の様子を見て、セバスチャンが助け舟を出して来た。

「誤解なさらないで下さい。ヒロト様を、脅そうとか、何かしようと言う訳では、ありません。お互いもう少し、本音で話し合いませんか?」

 なるほど、そう言う事か。
 とりあえず、俺が転生者である事を暴露したり、それで脅したりする気はないらしい。

 それなら、話し合う事も可能だ。
 俺は、セバスチャンに歩み寄る事にした。

「エリス姫としては……、いえ、セバスチャンさんとしては、どうしたいのですか? エリス姫は、俺の師匠の神速のダグに師事したい、との事ですが。その目的は、何ですか?」

「ふむ。その辺りですか……。お話する前に確認したいのですが、あなたは、何才なのですか?」

 セバスチャンは、ジッと俺を見つめる。
 顔は笑っていない、真剣その物だ。
 セバスチャンは、続けた。

「ヒロトとしての年齢ではなく、中身の年齢です。それによってお話しする内容も変わってきますので……」

 それは、そうだ。

 12、3才の男の子に話すのと、40才の大人に話すのとでは、話す内容も違うだろう。
 秘密を守れるかどうかもある。

 だが、俺としては転生者である事を、はっきり認める訳にはいかない。
 認めれば、地獄からの転生者、地獄帰りである事も、話さなきゃならない。

 この世界で地獄帰りは、軽蔑される存在だ。
 転生者と認める訳には、いかない。

「……俺は、ヒロトですよ。ただ、普通の子供とは違うので、秘密は守りますし、政治的な難しい話も理解できる。という事では、いけませんか?」

 俺は、俺なりに、転生者である事を、遠回しに認めた。
 だが同時に、その事を認めたくないと、伝えたつもりだ。

 セバスチャンは、わかってくれたようで、ニヤリと笑った。

「よろしいでしょう」

 執事のセバスチャンは、詳しい説明をしてくれた。


 オーランド王国は、冒険者の初代王オーランド・ブルーが作った国だ。
 実力本位のお国柄なので、王位の継承は女性もOK。

 兄弟姉妹の中から、最も優秀な冒険者が王に選ばれる。
 兄弟姉妹の中に、相応《ふさわ》しい人間がいない場合は、親族の中――侯爵家から選ばれる。

 500年続いている王室だが、王位継承順位がはっきりしないシステムなので王位継承の争いが絶えない。
 現国王は60才、病気がちで、そろそろ危ない、と噂されている。
 現国王の子供は、五人いる。


 ×長男 正室の子 死没 優秀な冒険者であったが、冒険の途中に命を落とす。
 △次男 側室の子 研究に没頭している。元から王位に興味がない。
 △長女 側室の子 気は優しく面倒見が良い。回復魔法が得意。王位に興味なし。

 〇次女 側室の子 今日お会いしたエリス姫。優秀な剣士で、王位継承を一番期待されている。だが、12才と若いのがネックになり、反対派も多い。 

 △三女 側室の子 まだ6才。


 エリス姫がまだ若いし、女性である事もあって、すんなりと王位継承は難しい状況らしい。

 エリス姫の対抗馬は、アビン侯爵家の長男ウォール・オーランド・アビンだ。
 現王の弟の子供、甥にあたるが、王位継承を狙っている。

 ウォールは、母親が隣国ウインストン王国の貴族の娘で、ウインストン王国からのプッシュも相当あるらしい。
 俺とイザコザを起こしたクラン、ニューヨークファミリーの後見らしい。


 一通りの説明を終えてセバスチャンは、一息ついてから切り出した。

「そんな状況ですので、エリス姫としては、実績や少しでも有利になる材料が欲しいのです」

 なるほど。
 ようやく色々分かって来た。
 そこで師匠の出番になる訳か。

「オーランド王国出身の有名な冒険者、神速のダグにエリス姫が教えを受けたとなれば、エリス姫にハクが付きますね……」

 女好きの師匠だが、冒険者としては超一流だからな。
 師匠はずっと弟子を取らないで来たから、師匠から教えを受けたとなると、プレミア感があるわな。

「ふふ。実は、ヒロト様にも、期待をしております。情報を収集する者に探らせましたが、先日、マジックバッグをルドルのダンジョンで、手に入れられたとか?」

「ええ、4階層で宝箱、金箱から見つけました」

「金箱!? ルドルで金箱が出たなど、聞いた事がありません! それと、今日は火傷をなさっていましたね? 火属性の魔物はルドルには、いないはずですが、どちらで?」

「……」

 セバスチャンのたたみ込みに、俺は腕を組んで黙り込んでしまった。
 どう対応したものか……。
 苦手だな、この人。

 セバスチャンが、続けた。

「誤解のないように申し上げますが……。ヒロト様の手柄を、タダで取り上げようとしているわけでは、ありません。エリス姫の実績になる情報提供を頂ければ、代価はきちんとお支払いいたします」

「代価?」

「はい。金銭はもちろんですし、王族として何らか融通を利かすのも可能です」

「王族に強いパイプが出来ると?」

「そうお考え下さって結構です」

 むうう。
 王族とパイプか。

 俺は転生前からコネを使うのは、あまりうまくなかったが……。
 今後、シンディを取り返すのに、それは役に立ちそうではあるな……。

「エリス姫と直接話せますか?」

 俺は、エリス姫と話し合ってみる事にした。

 セバスチャンは、俺が何か情報を持っていると確信している。
 とぼけていれば、独自に調査を始めるだろう。

 ルドルは、【マッピング】スキルを持たない初心者冒険者が多い。
 だから、ダンジョンの奥にあるヒロトルートと精霊ルートは、今まで見つからなかった。
 もしセバスチャンが人海戦術で、ルドルのダンジョンを探索したら、ヒロトルートや精霊ルートの存在は、バレてしまうだろう。

 なら……、今のうちに高く情報を売ってしまうのも悪くない手だ。
 情報を売るかどうかは、エリス姫と話してから決めよう。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした

服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜 大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。  目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!  そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。  まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!  魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ! こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ! これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・ どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。 周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ? 俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ? それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ! よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・ え?俺様チート持ちだって?チートって何だ? @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは 「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。  同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう  最初の武器は木の棒!?  そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。  何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら 困難に立ち向かっていく。  チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!  異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。  話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい! ****** 完結まで必ず続けます ***** ****** 毎日更新もします *****  他サイトへ重複投稿しています!

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す

紅月シン
ファンタジー
 七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。  才能限界0。  それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。  レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。  つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。  だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。  その結果として実家の公爵家を追放されたことも。  同日に前世の記憶を思い出したことも。  一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。  その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。  スキル。  そして、自らのスキルである限界突破。  やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。 ※小説家になろう様にも投稿しています

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。 異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。 チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!? “真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!

無職が最強の万能職でした!?〜俺のスローライフはどこ行った!?〜

あーもんど
ファンタジー
不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。 その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!? チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双! ※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中

処理中です...