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第11話:無慈悲な暴露と喉奥の指先 ※
「…………好きに、してくれ」
その、絞り出すような諦観を含んだ承諾は、私、セルウィンの最後の自制心を焼き切るには十分すぎた。
私は、ドノバンの体を抱きしめていた腕の力を、一瞬だけ緩めた。
月明かりが差し込む薄暗い部屋の中、私の腕の中にいる男を見下ろす。
ドノバンは、真っ赤になった顔を背け、固く目を瞑ったままだ。
強張った肩、行き場をなくしてシーツを握りしめる指先。
その全てから、羞恥と混乱が痛いほど伝わってくる。
「……本当に、いいんですね?」
「いいから、もう聞くんじゃねえ」
私は、その強張った体を愛おしく思いながら、ゆっくりと行動に移った。
まず、ドノバンの寝間着のボタンに手をかける。
一つ、二つと外していくたびに、ドノバンの肩がビクッと微かに跳ねる。
やがてボタンはすべて外され、窮屈そうに身を包んでいた布地が左右へと滑り落ちる。
先ほどは捲り上げて一部を味わっただけだったが、今は違う。
喉元から分厚い胸板、そして鋼のように引き締まった腹筋に至るまで。
その雄々しい上半身の『全貌』が、一切の遮蔽物なく月光の下に晒された。
「…………」
息を飲む。
元冒険者。その体は、私が想像していた以上に、実戦で培われた「武器」そのものだった。
厚い胸板、盛り上がった肩の筋肉、硬く引き締まった腹筋。
そして、その全身に刻まれた、無数の古傷。
白い線となって残る斬撃痕、魔物の爪による引きつれ、火傷の痕。
それはまるで、古文書に刻まれた英雄の歴史のようだった。
「……あまり見るな」
ドノバンが、苦しげにうめき、自分の腕で体を隠そうとした。
「傷だらけで、汚ねえ体だ。見て楽しいもんじゃねえだろ……」
「汚い?」
私は、隠そうとした彼の手首を掴み、強引にベッドに縫い付けた。
「ふざけないでください。冒険者として何も恥じることのない、誇らしい体ですよ。……それに、私が楽しくなさそうに見えますか?」
「う……いや、そう、だな……。楽しいのか?」
「それはもう」
私が短く肯定した、次の瞬間だった。
ドノバンが何かを言いかけるよりも早く、私は覆いかぶさるようにしてその唇を奪った。
これ以上の問答など必要ない。私の答えは、すべてこの行為に込める。
「んッ……!?」
私の舌が、驚いて無防備に開いた彼の唇の隙間から滑り込み、口内を蹂躙する。
熱い。先ほど味わったばかりの、あの甘露のような味が再び脳を揺らす。
薬草の香りと彼自身の熱が混じり合った、私を狂わせる味。
私が舌を絡めると、彼は反射的に逃げるように舌を引っ込めるが、私はそれを執拗に追いかけ、絡め取り、強く吸い上げた。
「ん……ッ、ふ……ぅ!」
息継ぎもさせず、唾液が口端から溢れるほどに深く口付けながら、私の手は彼の体へと這う。
胸の中央にある斬撃痕、脇腹に残る古い爪痕。
指先でなぞるたびに、ドノバンの喉から甘い悲鳴が漏れ、腰が小刻みに動き、太腿の筋肉がぴくぴくと収縮した。
唇を離すと、ドノバンは酸素を求めてハァハァと荒い息を繰り返していた。
その瞳は潤み、焦点が定まっていない。
だが、私の渇きはキス程度では到底癒えなかった。
私は、あられもなく晒された彼の太い首筋に、顔を埋めた。
大きく、深く、息を吸い込む。
「……ッ」
鼻腔を突き抜ける、強烈な「雄」の匂い。
じっとりと滲んだ汗の臭い、染み付いた鉄錆の匂い。
そして、その奥から立ち上る、あの病魔除けのポプリと同じ、甘くくすぐるような薬草の香り。
それらが混じり合い、ドノバンという一人の男のフェロモンとなって、私の意識を根こそぎ揺さぶる。
「……いい匂いだ。たまらない」
「よ、せ……汗臭いだけだ……加齢臭しかしねえよ……」
ドノバンが恥ずかしそうに顔を背け、私を引き剥がそうと肩を押す。
だが、私はその抵抗すら愛おしく、首筋に唇を押し当てたまま、ねっとりと舌を這わせた。
「ひゃ……っ!?」
「臭いわけがない。……これが、私を狂わせた匂いだ」
ザラついた舌触りの皮膚。脈打つ頸動脈。
私は、そこにある古傷の一つに、所有印を刻むように強く吸い付いた。
ジュッ、と湿った音が響く。
「あ……ッ! 痕……!」
「残すんですよ。誰が見ても分かるように」
私は満足げに赤い鬱血痕を見つめると、手つきをさらに大胆なものへと変えた。
手のひら全体で、彼の分厚い胸板を鷲掴みにする。
柔らかい脂肪などほとんどない、鋼のような筋肉の鎧。
だが、力を込めて揉みしだくと、人肌特有の弾力が返ってくる。
硬さと、柔らかさ。強さと、脆さ。
そのアンバランスな感触が、私の指先を喜ばせる。
「ん、ぐ……ッ! 強く、掴むな……」
「……無理です。離したくない。指先一つでこんなに跳ねて……ずっと触っていたくなる。……いい身体ですね」
私の指は、胸筋の谷間を滑り、乳首をかすめ、そして脇腹へ。
指先が肌の上を移動するたび、ドノバンの体がぞくぞくと波打つように慄き、必死に息を殺そうとするのがわかった。
戦士として研ぎ澄まされた感覚は、私の指が這うわずかな刺激さえも過剰に拾ってしまうらしい。古傷の凹凸を指の腹で一つ一つ確認する。ツルリとした火傷の痕、盛り上がった切り傷の痕。
傷跡をなぞられるたびにくすぐったそうに身をよじる彼を見下ろし、私はその「質感」の違いを楽しみながら、肋骨に沿って指を這わせた。
「あんたの歴史ごと、全部味わいたい」
私の熱っぽい視線と手つきに、ドノバンは羞恥で全身を赤く染め、逃げ場を探すように視線を彷徨わせている。
その姿は、歴戦の冒険者ではなく、ただの無防備な獲物だった。
「……それに、あんたの体は素直でイイですね。……ほら、ここ、熱くなってる」
私は、十分に彼の肌の味と感触を堪能してから、わざと体重をかけて彼の下腹部に自身の腰を押し当てた。
ゴリ、と。
互いのズボン越しに、硬く膨れ上がった二つの熱い塊が、逃げ場なくぶつかり合う。
「うッ!? な、に……ッ!?」
「分かりますか? 私だけじゃない……ドノバンさん、あんたも硬くなってる」
私は、ドノバンの反応を楽しむように、ゆっくりと腰を回した。
ザリ、ザリと布が擦れる音。そして、私の限界まで充血した質量が、彼の敏感な中心を容赦なく圧迫する感触。
「ぐ、ぅ……ッ!」
「毎日、監視小屋で報告をするたびに、あんたのこの甘い匂いを嗅いで……私がどれだけ我慢していたか、想像できますか?」
私は、彼の耳元で恨み言のように、けれど甘く囁いた。
真面目な顔で報告書を渡す彼を見ながら、私の頭の中と股間がどうなっていたか。それを突きつける。
「そんな、こと……仕事中に……ッ」
「ええ。あんたが無防備に近づいてくるから、毎回抑えるのが大変でしたよ。……だから、我慢できなくて」
私は、さらに腰を強く押し付け、グリグリと擦り合わせながら、昨夜の秘密を打ち明けた。
「……あんたがくれたあのサシェを使って、何度も抜いたんですよ」
「抜い……、お、お前……!」
「あんたの作ってくれたあの布を、あんたの肌だと思って握りしめて、擦り付けて……私の精液でぐちゃぐちゃに汚しながら、一晩中あんたの名前を呼んで」
「ッ~~~~!?」
あまりに猥雑で背徳的な告白に、ドノバンの顔が沸騰したように赤くなる。
自分が善意で贈ったものが、そんな淫らな用途に使われていたという衝撃。
言葉を失い、パクパクと口を開閉させる彼の姿が、私をさらに煽る。
「私の熱で汚れたあのサシェ……見せてあげたいくらいだ。……あんたのせいで、私はこんなにおかしくなってしまった」
私はさらに、ドノバンを追い詰めるように言葉を重ねた。
「それだけじゃありません。市場であんたと同じ匂いのポプリも見つけて……布で包んで、それをあんたの『口』に見立てて、そこにも欲望をぶつけました」
「く、ち……?」
「ええ。あんたのこの、減らず口を叩く唇が、私を飲み込んでくれたらどんなに気持ちいいだろうって」
私は、ドノバンの半開きの唇に、親指と人差し指を強引にねじ込んだ。
「ゥぐッ!?」
「……中は、こんなに熱いんですね」
抵抗しようと動く舌を指で捕らえ、唾液で濡れた口腔内を掻き回す。熱い粘膜が指に吸い付く感触を楽しみながら、私はさらに指を伸ばし――喉の奥を直接抉るように、一気に最奥まで突き入れた。
「カハッ、ぅ、ンぐ……ッ!?」
不意の侵入に、ドノバンの体が大きく跳ね、吐き気混じりの悲鳴が漏れる。
指先を締め付ける、喉の奥の強烈な収縮。異物を排出しようと、あるいは飲み込もうと波打つ嚥下反射の感触が、指を伝って私の脳を痺れさせた。
「……いい。ここですよ、ドノバンさん。ここまで、私の先端を飲み込むんです」
「ん、ぅ……っ! ゆい、あぇ……ッ!」
「すごい熱だ。……妄想の中のあんたより、ずっと締まりがいい。こんな熱い口で咥えられたら、私の理性なんて一瞬で吹き飛ぶでしょうね」
私はゆっくりと指を引き抜き、銀色の糸を引く唾液をドノバンの唇になすりつけた。
ドノバンの瞳に、次は口を犯されるのかという恐怖が走る。
私はそんな彼を安心させるように、けれど逃げ場を塞ぐように微笑んだ。
「……でも、安心してください。今日のところは、口まではさせませんから」
「な……」
「今日は、こっちを可愛がるので手一杯ですからね」
私は、自身の膨れ上がった股間を、ドノバンのそれに強く押し当てた。
限界まで充血した肉が、生地の限界を訴えて脈打っている。
「……あんなに妄想で乱されたはずなのに、不思議ですね」
「……ッ」
「今、こうしてあんたの『本物』の匂いを嗅いだら……こんなに硬く。……ほら」
ゴリ、と。
下半身を押し付け、擦り上げる。
「下が窮屈で苦しいんです。……どうしてくれるんですか」
責任を取れと言わんばかりに、私は腰を振る速度を意地悪く早めた。
ゴリ、ゴリ、ゴリ……ッ。
逸る鼓動に合わせるように、硬直した肉同士を激しく擦り合わせる。
「あ、あつ……ッ!」
私の硬さと言葉攻め、そして加速した摩擦に煽られ、ドノバンの中心もまた、ズボンの中でビクビクと脈打ち、先端から蜜を溢れさせているのが感触でわかった。
これ以上、服の上から擦り合わせるだけでは、私自身も限界だ。
私はゆっくりと上体を起こし、次の段階へと進む準備を始めた。
その、絞り出すような諦観を含んだ承諾は、私、セルウィンの最後の自制心を焼き切るには十分すぎた。
私は、ドノバンの体を抱きしめていた腕の力を、一瞬だけ緩めた。
月明かりが差し込む薄暗い部屋の中、私の腕の中にいる男を見下ろす。
ドノバンは、真っ赤になった顔を背け、固く目を瞑ったままだ。
強張った肩、行き場をなくしてシーツを握りしめる指先。
その全てから、羞恥と混乱が痛いほど伝わってくる。
「……本当に、いいんですね?」
「いいから、もう聞くんじゃねえ」
私は、その強張った体を愛おしく思いながら、ゆっくりと行動に移った。
まず、ドノバンの寝間着のボタンに手をかける。
一つ、二つと外していくたびに、ドノバンの肩がビクッと微かに跳ねる。
やがてボタンはすべて外され、窮屈そうに身を包んでいた布地が左右へと滑り落ちる。
先ほどは捲り上げて一部を味わっただけだったが、今は違う。
喉元から分厚い胸板、そして鋼のように引き締まった腹筋に至るまで。
その雄々しい上半身の『全貌』が、一切の遮蔽物なく月光の下に晒された。
「…………」
息を飲む。
元冒険者。その体は、私が想像していた以上に、実戦で培われた「武器」そのものだった。
厚い胸板、盛り上がった肩の筋肉、硬く引き締まった腹筋。
そして、その全身に刻まれた、無数の古傷。
白い線となって残る斬撃痕、魔物の爪による引きつれ、火傷の痕。
それはまるで、古文書に刻まれた英雄の歴史のようだった。
「……あまり見るな」
ドノバンが、苦しげにうめき、自分の腕で体を隠そうとした。
「傷だらけで、汚ねえ体だ。見て楽しいもんじゃねえだろ……」
「汚い?」
私は、隠そうとした彼の手首を掴み、強引にベッドに縫い付けた。
「ふざけないでください。冒険者として何も恥じることのない、誇らしい体ですよ。……それに、私が楽しくなさそうに見えますか?」
「う……いや、そう、だな……。楽しいのか?」
「それはもう」
私が短く肯定した、次の瞬間だった。
ドノバンが何かを言いかけるよりも早く、私は覆いかぶさるようにしてその唇を奪った。
これ以上の問答など必要ない。私の答えは、すべてこの行為に込める。
「んッ……!?」
私の舌が、驚いて無防備に開いた彼の唇の隙間から滑り込み、口内を蹂躙する。
熱い。先ほど味わったばかりの、あの甘露のような味が再び脳を揺らす。
薬草の香りと彼自身の熱が混じり合った、私を狂わせる味。
私が舌を絡めると、彼は反射的に逃げるように舌を引っ込めるが、私はそれを執拗に追いかけ、絡め取り、強く吸い上げた。
「ん……ッ、ふ……ぅ!」
息継ぎもさせず、唾液が口端から溢れるほどに深く口付けながら、私の手は彼の体へと這う。
胸の中央にある斬撃痕、脇腹に残る古い爪痕。
指先でなぞるたびに、ドノバンの喉から甘い悲鳴が漏れ、腰が小刻みに動き、太腿の筋肉がぴくぴくと収縮した。
唇を離すと、ドノバンは酸素を求めてハァハァと荒い息を繰り返していた。
その瞳は潤み、焦点が定まっていない。
だが、私の渇きはキス程度では到底癒えなかった。
私は、あられもなく晒された彼の太い首筋に、顔を埋めた。
大きく、深く、息を吸い込む。
「……ッ」
鼻腔を突き抜ける、強烈な「雄」の匂い。
じっとりと滲んだ汗の臭い、染み付いた鉄錆の匂い。
そして、その奥から立ち上る、あの病魔除けのポプリと同じ、甘くくすぐるような薬草の香り。
それらが混じり合い、ドノバンという一人の男のフェロモンとなって、私の意識を根こそぎ揺さぶる。
「……いい匂いだ。たまらない」
「よ、せ……汗臭いだけだ……加齢臭しかしねえよ……」
ドノバンが恥ずかしそうに顔を背け、私を引き剥がそうと肩を押す。
だが、私はその抵抗すら愛おしく、首筋に唇を押し当てたまま、ねっとりと舌を這わせた。
「ひゃ……っ!?」
「臭いわけがない。……これが、私を狂わせた匂いだ」
ザラついた舌触りの皮膚。脈打つ頸動脈。
私は、そこにある古傷の一つに、所有印を刻むように強く吸い付いた。
ジュッ、と湿った音が響く。
「あ……ッ! 痕……!」
「残すんですよ。誰が見ても分かるように」
私は満足げに赤い鬱血痕を見つめると、手つきをさらに大胆なものへと変えた。
手のひら全体で、彼の分厚い胸板を鷲掴みにする。
柔らかい脂肪などほとんどない、鋼のような筋肉の鎧。
だが、力を込めて揉みしだくと、人肌特有の弾力が返ってくる。
硬さと、柔らかさ。強さと、脆さ。
そのアンバランスな感触が、私の指先を喜ばせる。
「ん、ぐ……ッ! 強く、掴むな……」
「……無理です。離したくない。指先一つでこんなに跳ねて……ずっと触っていたくなる。……いい身体ですね」
私の指は、胸筋の谷間を滑り、乳首をかすめ、そして脇腹へ。
指先が肌の上を移動するたび、ドノバンの体がぞくぞくと波打つように慄き、必死に息を殺そうとするのがわかった。
戦士として研ぎ澄まされた感覚は、私の指が這うわずかな刺激さえも過剰に拾ってしまうらしい。古傷の凹凸を指の腹で一つ一つ確認する。ツルリとした火傷の痕、盛り上がった切り傷の痕。
傷跡をなぞられるたびにくすぐったそうに身をよじる彼を見下ろし、私はその「質感」の違いを楽しみながら、肋骨に沿って指を這わせた。
「あんたの歴史ごと、全部味わいたい」
私の熱っぽい視線と手つきに、ドノバンは羞恥で全身を赤く染め、逃げ場を探すように視線を彷徨わせている。
その姿は、歴戦の冒険者ではなく、ただの無防備な獲物だった。
「……それに、あんたの体は素直でイイですね。……ほら、ここ、熱くなってる」
私は、十分に彼の肌の味と感触を堪能してから、わざと体重をかけて彼の下腹部に自身の腰を押し当てた。
ゴリ、と。
互いのズボン越しに、硬く膨れ上がった二つの熱い塊が、逃げ場なくぶつかり合う。
「うッ!? な、に……ッ!?」
「分かりますか? 私だけじゃない……ドノバンさん、あんたも硬くなってる」
私は、ドノバンの反応を楽しむように、ゆっくりと腰を回した。
ザリ、ザリと布が擦れる音。そして、私の限界まで充血した質量が、彼の敏感な中心を容赦なく圧迫する感触。
「ぐ、ぅ……ッ!」
「毎日、監視小屋で報告をするたびに、あんたのこの甘い匂いを嗅いで……私がどれだけ我慢していたか、想像できますか?」
私は、彼の耳元で恨み言のように、けれど甘く囁いた。
真面目な顔で報告書を渡す彼を見ながら、私の頭の中と股間がどうなっていたか。それを突きつける。
「そんな、こと……仕事中に……ッ」
「ええ。あんたが無防備に近づいてくるから、毎回抑えるのが大変でしたよ。……だから、我慢できなくて」
私は、さらに腰を強く押し付け、グリグリと擦り合わせながら、昨夜の秘密を打ち明けた。
「……あんたがくれたあのサシェを使って、何度も抜いたんですよ」
「抜い……、お、お前……!」
「あんたの作ってくれたあの布を、あんたの肌だと思って握りしめて、擦り付けて……私の精液でぐちゃぐちゃに汚しながら、一晩中あんたの名前を呼んで」
「ッ~~~~!?」
あまりに猥雑で背徳的な告白に、ドノバンの顔が沸騰したように赤くなる。
自分が善意で贈ったものが、そんな淫らな用途に使われていたという衝撃。
言葉を失い、パクパクと口を開閉させる彼の姿が、私をさらに煽る。
「私の熱で汚れたあのサシェ……見せてあげたいくらいだ。……あんたのせいで、私はこんなにおかしくなってしまった」
私はさらに、ドノバンを追い詰めるように言葉を重ねた。
「それだけじゃありません。市場であんたと同じ匂いのポプリも見つけて……布で包んで、それをあんたの『口』に見立てて、そこにも欲望をぶつけました」
「く、ち……?」
「ええ。あんたのこの、減らず口を叩く唇が、私を飲み込んでくれたらどんなに気持ちいいだろうって」
私は、ドノバンの半開きの唇に、親指と人差し指を強引にねじ込んだ。
「ゥぐッ!?」
「……中は、こんなに熱いんですね」
抵抗しようと動く舌を指で捕らえ、唾液で濡れた口腔内を掻き回す。熱い粘膜が指に吸い付く感触を楽しみながら、私はさらに指を伸ばし――喉の奥を直接抉るように、一気に最奥まで突き入れた。
「カハッ、ぅ、ンぐ……ッ!?」
不意の侵入に、ドノバンの体が大きく跳ね、吐き気混じりの悲鳴が漏れる。
指先を締め付ける、喉の奥の強烈な収縮。異物を排出しようと、あるいは飲み込もうと波打つ嚥下反射の感触が、指を伝って私の脳を痺れさせた。
「……いい。ここですよ、ドノバンさん。ここまで、私の先端を飲み込むんです」
「ん、ぅ……っ! ゆい、あぇ……ッ!」
「すごい熱だ。……妄想の中のあんたより、ずっと締まりがいい。こんな熱い口で咥えられたら、私の理性なんて一瞬で吹き飛ぶでしょうね」
私はゆっくりと指を引き抜き、銀色の糸を引く唾液をドノバンの唇になすりつけた。
ドノバンの瞳に、次は口を犯されるのかという恐怖が走る。
私はそんな彼を安心させるように、けれど逃げ場を塞ぐように微笑んだ。
「……でも、安心してください。今日のところは、口まではさせませんから」
「な……」
「今日は、こっちを可愛がるので手一杯ですからね」
私は、自身の膨れ上がった股間を、ドノバンのそれに強く押し当てた。
限界まで充血した肉が、生地の限界を訴えて脈打っている。
「……あんなに妄想で乱されたはずなのに、不思議ですね」
「……ッ」
「今、こうしてあんたの『本物』の匂いを嗅いだら……こんなに硬く。……ほら」
ゴリ、と。
下半身を押し付け、擦り上げる。
「下が窮屈で苦しいんです。……どうしてくれるんですか」
責任を取れと言わんばかりに、私は腰を振る速度を意地悪く早めた。
ゴリ、ゴリ、ゴリ……ッ。
逸る鼓動に合わせるように、硬直した肉同士を激しく擦り合わせる。
「あ、あつ……ッ!」
私の硬さと言葉攻め、そして加速した摩擦に煽られ、ドノバンの中心もまた、ズボンの中でビクビクと脈打ち、先端から蜜を溢れさせているのが感触でわかった。
これ以上、服の上から擦り合わせるだけでは、私自身も限界だ。
私はゆっくりと上体を起こし、次の段階へと進む準備を始めた。
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