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第四章「四大英雄と王家の血」
黒の色素と聖教の繋がり
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「……おい。貴様」
「な、なんじゃ……ッ!!」
僕は男を問い詰めるため、助けたのだ。
「……黒の色素と聖教の繋がりはあるのか?」
「……」
沈黙する男。
「答えろ」
その一言で十分だった。
「ッ……」
「聞こえなかったか?」
「……わかった。答えるわい……」
男は、ラグナの圧に耐えられなかった。
「話せ」
「……聖教と色素の繋がりは大いにある。だが……」
「だが……なんだ?」
「聖教の信者は純粋な信者だ……田舎の神父なども善良な市民だ。色素と繋がっているのは聖教のおえらいさん達じゃよ……」
「では、教皇は色素と繋がっているということか」
「黒のメンバー第二席が教皇・ファルタンだ」
「貴様は?」
「黒のメンバーの席が増えたのは知っているはずじゃろう?」
「ああ。席が八席まで増えたのは知っている」
「ワシは第七席だ」
なるほどなあ……。
こっちも色々考えないといけなくなってきた。
よりリアルな組織ごっこへと。
「そうか。なら……黒の色素は大損だな。貴様を生かす義理もない。後は、聖教の幹部以上を解体する」
「ッ……」
男は黙った。
おそらく、幹部も色素との繋がりがあるとは知らないと思われていたのだろう。
「……幹部には、レッドメンバーに就いている者も居るんじゃないのか?」
「ははッ……さすがブルーメタリック。そこまでわかるとは、な……」
男は諦めたかのように視線をラグナから外し、下を向いた。
「殺せ……。ワシにはもう……何も残っていない」
「そうか。つまらん人生だったんだな」
「案外そうだったかもしれん……」
その言葉を最後に、男の首が飛ぶ。
夜の光に反射し血がキラキラと光り、雨のように落ちていく。
「セイ・ソウ。貴様の人生は誇っていいはずだ」
そう言い、ラグナは姿を消した。
■
今は昼時。
外は賑わっている。
もちろん、キガラシ商店もだ。
「ネオンか」
「主様。売上に関しての仮報告をしに参りました」
「申せ」
「……昨夜のラグナ様が放った技の影響で王都の大通りが潰れました。そのせいで、店が壊れたため、人がキガラシ商店へ流れ込んできています」
ネオンは続けて言った。
「更に、ハイブランドではなく、一般ブランド展開をしたお陰で、一般層から成金貴族や各国の権力者などがお金を落として行ってる状況です。さすがラグナ様ですね。この状況になることを考えて行動していた。よく計算されています」
……そんなことは考えたつもりはあんまないんだけど……ま、いっか。
「それで?売上はいくらだ」
「今朝の確認では10億ゼニーです。更に、銀行にも人が押しかけています」
「それはなぜ?」
「職員から聞いたところでは、皆口々に心配と言っています」
「心配、か。やはりあの技で、命の危険を感じたのだろう。おそらく、自分が死んだ時、家族に渡せる額を預けているのだろう」
「はい。私もそう考えました」
「なら、キガラシ商店の名で、王族にこう申せ……。新たな法、相続税をな」
「税金の追加要請ですか……」
もし自分が死んだ時、家族に渡される額から、引かれる額だ。これで更にお金を入れる!
「ああ」
「では、その相続税の説明をお願いします」
「相続税は被相続人が死んだ場合、預けた分のカネから、50万ゼニーを引く。50万引くのは、相続人の人数分だ。更に、50万を引く場合の条件は、預けた額が500万ゼニー以上の場合だけだ」
オリジナルのルールを入れつつ、前世の法も残す。これが、前世の正しい使い方さ!!
「逆に、500万ゼニー以上を相続として預けた場合、手数料などは免除とする。500万以下は、3%だ」
「なるほどッ!!さすが主!!」
「では、よろしく頼む」
「はいッ!!」
これで、更に儲かるさ。
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評価や、ブックマークをしてくれると、作者の励みにもなりますので、ぜひ!!
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(お金だ~い好き)
「な、なんじゃ……ッ!!」
僕は男を問い詰めるため、助けたのだ。
「……黒の色素と聖教の繋がりはあるのか?」
「……」
沈黙する男。
「答えろ」
その一言で十分だった。
「ッ……」
「聞こえなかったか?」
「……わかった。答えるわい……」
男は、ラグナの圧に耐えられなかった。
「話せ」
「……聖教と色素の繋がりは大いにある。だが……」
「だが……なんだ?」
「聖教の信者は純粋な信者だ……田舎の神父なども善良な市民だ。色素と繋がっているのは聖教のおえらいさん達じゃよ……」
「では、教皇は色素と繋がっているということか」
「黒のメンバー第二席が教皇・ファルタンだ」
「貴様は?」
「黒のメンバーの席が増えたのは知っているはずじゃろう?」
「ああ。席が八席まで増えたのは知っている」
「ワシは第七席だ」
なるほどなあ……。
こっちも色々考えないといけなくなってきた。
よりリアルな組織ごっこへと。
「そうか。なら……黒の色素は大損だな。貴様を生かす義理もない。後は、聖教の幹部以上を解体する」
「ッ……」
男は黙った。
おそらく、幹部も色素との繋がりがあるとは知らないと思われていたのだろう。
「……幹部には、レッドメンバーに就いている者も居るんじゃないのか?」
「ははッ……さすがブルーメタリック。そこまでわかるとは、な……」
男は諦めたかのように視線をラグナから外し、下を向いた。
「殺せ……。ワシにはもう……何も残っていない」
「そうか。つまらん人生だったんだな」
「案外そうだったかもしれん……」
その言葉を最後に、男の首が飛ぶ。
夜の光に反射し血がキラキラと光り、雨のように落ちていく。
「セイ・ソウ。貴様の人生は誇っていいはずだ」
そう言い、ラグナは姿を消した。
■
今は昼時。
外は賑わっている。
もちろん、キガラシ商店もだ。
「ネオンか」
「主様。売上に関しての仮報告をしに参りました」
「申せ」
「……昨夜のラグナ様が放った技の影響で王都の大通りが潰れました。そのせいで、店が壊れたため、人がキガラシ商店へ流れ込んできています」
ネオンは続けて言った。
「更に、ハイブランドではなく、一般ブランド展開をしたお陰で、一般層から成金貴族や各国の権力者などがお金を落として行ってる状況です。さすがラグナ様ですね。この状況になることを考えて行動していた。よく計算されています」
……そんなことは考えたつもりはあんまないんだけど……ま、いっか。
「それで?売上はいくらだ」
「今朝の確認では10億ゼニーです。更に、銀行にも人が押しかけています」
「それはなぜ?」
「職員から聞いたところでは、皆口々に心配と言っています」
「心配、か。やはりあの技で、命の危険を感じたのだろう。おそらく、自分が死んだ時、家族に渡せる額を預けているのだろう」
「はい。私もそう考えました」
「なら、キガラシ商店の名で、王族にこう申せ……。新たな法、相続税をな」
「税金の追加要請ですか……」
もし自分が死んだ時、家族に渡される額から、引かれる額だ。これで更にお金を入れる!
「ああ」
「では、その相続税の説明をお願いします」
「相続税は被相続人が死んだ場合、預けた分のカネから、50万ゼニーを引く。50万引くのは、相続人の人数分だ。更に、50万を引く場合の条件は、預けた額が500万ゼニー以上の場合だけだ」
オリジナルのルールを入れつつ、前世の法も残す。これが、前世の正しい使い方さ!!
「逆に、500万ゼニー以上を相続として預けた場合、手数料などは免除とする。500万以下は、3%だ」
「なるほどッ!!さすが主!!」
「では、よろしく頼む」
「はいッ!!」
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