目立たず世界最強へ〜モブを装う者には裏の顔がある〜

冬城レイ

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第四章「四大英雄と王家の血」

【〆話】現在の商店は好景気

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 さて、今日は学園で生活だ。

「モブトとダルマ。おはよう」
「おはよう!!」
「おはようでございます」
「どうしたの?気分が良さそうだけど」
「ああ!!理由は一つ!!」

 続けてダルマが言う。

「キガラシカード!!しかもゴールドさ」
「なるほど~」

 その時。

「クレープでーす」

 学園内で店とは珍しいなあ……。
 ん?

 僕は即座にクレープ屋に行った。

「何やってるの?ネオン」
「王国に法改正申請をした時、週一での営業を頼まれたので……」
「おい!ちょっと待てよ」

 モブトとダルマが来た。
 僕は適当に目の合図を送る。

「!!」
「モブトとダルマにクレープ奢るよ」
「そうか?ありがとよ」
「奢ってくれるなら喜んで」
「じゃ、キガラシカードで」
「はい」

 財布から、ブラックカードを出す。
 さらに、キガラシのブランドの方の未発表物の財布だ。
 キガラシから枝分かれさせ、キガラシのブランド、ネオヴァンだ。

「おい、クロウッ!!ぶ、ぶぶぶブラックカード……だと……?」
「そうだけど」
「ッ……!!年会費がバカ高い上に、上限無し……持つのには、厳重な審査がある……持っていれば超一流……」

 え、そうなんだ。ネオンが送りつけてきただけなんだけど。

「そっちはッ!!」
「ネオヴァンの財布ッ!!しかも見たことがない!!三つ折り財布だとッ!!」
「まさかッ!!未発表物かッ!!」
「ま、まあ……知り合いのツテで」
「その知り合いを紹介しろッ!!」
「それは嫌だ」
「お願いです!!」
「嫌だ」

 その時、ザザ、っと言う音が聞こえ、そちらを向く。

「貴様ら!!朝からうるさいぞ!!」

 クランフェル王国第一王女・エミリア・クランフェル。ここで会うなんて。

「そのクレープ屋はキガラシの一部か」
「え、そうらしいですね」
「そうですよ~」

 ネオンが答えた。
 エミリアは目を見開いた。

「キガラシ商店社長!?直々に来られたのですかッ!!」
「まあ、暇だったし」
「あ、んんん……失礼いたしました。私は授業がもうすぐなので」
「ご来店お待ちしております」

 そういい、エミリアは校舎の中へ姿を消していく。

 ■

 授業が始まった。

「歴史について勉強していきましょう」
「まず、四大英雄の歴史から―――」

 すべて知っている。今の学園では、間違った歴史が正解とされている……いつかは変えなければ……。
 こっそり最古の英雄譚でも置いとこう。

 その後、チャイムが鳴り、休み時間。

「おにいちゃ~ん」
「どうしたの?エリナ」
「ん」

 握手かな?

「握手か何か、かな?」
「お金!!ブラックカード持ってるなら、カード貸して」
「嫌だ」
「貸して」
「いーや―だ―」
「ケチ!!」

 ブランドバッグ位ならあげよう。

「なら、コレあげるから」
「これって……」
「ネオヴァンの新作バッグ。大体100万ゼニー位」
「ほんとにッ!!もらうね!!」

 そう言い走り去っていく。
 あれ、レディース用だったし使わないからちょうどよかった。
 次はなんの知識を活かそうか……。

 そう考えながら、モブを生きるクロウだった。

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(この章はこれで終わりです。次の章の予定は―――⇓)


⇛一応予定⇚ですが、ネタバレにつながるかもです。

【王国を巻き込む戦いなど、割とシリアスが多くなる予定。この章は長くする予定です。変更あるかもですが、お楽しみに!!応援も頼むぞッ!!】
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