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脱走
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ケーキもフルーツもペロリだ。2人の絶叫を聞きつけた村の人達が、そっとこっちを見ている。子どももいて、羨ましそうにしている。
手招きすると、ちょこちょこと近づいてきたから、チョコバナナを作って渡す。
パクパクと食べて、ニッコリ笑っている。
それを見て、何人も近づいてくるので、ワーガにも手伝ってもらってステーキ丼やチョコバナナやケーキやジュースなどを配っていく。
美味しい美味しいと大喜びだ。
広場にいた人達には全員配り終えたので、家に入ってくつろぐ事にした。
TVを出してDVDを見たり、寝室にベットを出したりと快適に過ごす。
その間に、ナナガにメールでユガ村まで帰るように伝えた。今の状況を写真で送っておく。
ナナガとアルからビデオメッセージで、ほどほどにと呆れた顔が送られてきた。
夜は何食べようかなぁ??
焼きそばを作る事にして、またまた外で鉄板を出してワーガと2人で大量の焼きそばを作った。お好み焼きも焼いた。ソースのいい香りが辺りに広がっていく。
見張りの2人は当然のように並んで待っている。
さらにそろそろ見張り交代の時間だから、家族にも美味しい物を持って帰りたいと図々しくお願いしてきた。
仕方ないなぁ~と、持ち帰り用も作って机に並べておく。
作りながらワーガと2人でかなり食べたからお腹いっぱいだし、どんどん持ち帰り用を作っていく。
持ち帰り用の珈琲や、お菓子も沢山出して並べておいた。
「好きなだけ持って行っていいですよ!」
柵の隙間から受け取るのが難しいから、もぅ入り口の柵は開けっ放しで、牢の中に皆んな入って来て、持ち帰っている。
もうすでに、牢の中の方が快適で暮らしやすい環境になってしまっている。見張りの交代の人達が牢の中に村人がどんどん入っていく事に驚いていたが、焼きそばを食べて納得していた。
焼きそばなどが全て売り切れ、ワーガと交代でお風呂に入って、ふかふかの布団に入って寝ようとしたら、外から丸見えのベットを羨ましそうにジーッと見てる見張りの2人。
仕方ないなぁ~。まだ牢の入り口も開けっ放しにしてくれているし、信用してくれているんだろう。
なので休憩所のような建物を出して、エアコンも効かせて、ベットを二つ用意した。
外には温泉も出して、着替えやタオルも出してある。男湯と女湯に分けてあるし、広場の半分ほどが私の出した休憩所や温泉で埋まってる。
こっそり様子を見ていた村人に、温泉だから入っていいよと声をかけると、次々に話しを聞きつけて集まってきた。
温泉に入って汗を流して、休憩スペースも作ったので涼しいエアコンの効いた部屋でのんびりして、帰って行った。シャンプーやリンスなども出したから、皆んな見違えるほど綺麗になって帰っていく。
見張りの人達も涼しい部屋でふかふかのベットで爆睡している。見張りの意味が全くない!私達も布団に入ってぐっすり寝た。
朝になり見張りの人達と朝食を食べ、簡単な朝食セットを村人用に沢山用意して持ち帰ってもらった。
交代の見張りは、味をしめた最初の2人だ!ぜひ見張りをしたいと無理矢理代わってもらったと言っていた。
この2人、昨日ちゃっかり温泉にも来て、休憩所に入って涼んで帰っていた。
今日は、休憩所で涼みながらのんびりするようだ。もぅ見張りでは無い!おやつを食べたいと言ってきたり、自分達もワーガが来ているような服が欲しいとお願いしてきたり………。
それならと、こっそりここから皆んな出て、ユガ村に行かないか?と提案してみる。
綺麗な家に住めるし、仕事はしてもらうけど食料は豊富だし、皆んな仲良く暮らしていると説明すると、ボスにバレたら殺されると怯えていた。
「でも、ここを見られても怒るんじゃないかなぁ??」
「……………確かに。」
「昼間に、数人づつ出て行って夜に新しい村に来たい人達は出て行くのはどう?」
「そーだな!そうしよう。」
「ところで、そのボスは今どこにいるの??」
「この村の1番高い所に家を建てていて、女の子達を独り占めして毎日遊んで暮らしてる。逆らうとめちゃくちゃ怖いんだ。何人も殴られて、この牢に入れられ、弱ったら村人達に石を投げさせるんだ。傷だらけになって、泣いて謝ったら許してくれるけど、謝らなかったらこの山の裏の谷に捨てられるんだ。」
「ボスは、余所者が嫌いで道に迷って通りかかっただけでも許さない。俺達は、少しでも仲間に見つかりやすい所に捨てる事しかできない。」
「それに、新しい事も嫌っていて、少しでも生活しやすいようにと考えた物を見ると怒って壊すし、牢に入れられる。」
「でも………俺見たんだけど、怒って壊すくせに、同じ物を作って使ってるんだ。自分が暮らしやすいのはいいけど、他の人が楽になるのは許せないんだ。」
あー、ナダ2号がここに居た!!
「とりあえず、早く少しでも逃がそう。私の仲間を呼んでおくからワーガに案内してもらって!もしもの時の為に私はここに残る。」
決まったら、即行動!
電話でバスを呼んで、待機してもらった。
こっそりとバレない人達に集まってもらう。怪我して家にいる人や、妊婦さん、お年寄りなどを見張りの人達を集めて背負って山を降りてもらった。
手招きすると、ちょこちょこと近づいてきたから、チョコバナナを作って渡す。
パクパクと食べて、ニッコリ笑っている。
それを見て、何人も近づいてくるので、ワーガにも手伝ってもらってステーキ丼やチョコバナナやケーキやジュースなどを配っていく。
美味しい美味しいと大喜びだ。
広場にいた人達には全員配り終えたので、家に入ってくつろぐ事にした。
TVを出してDVDを見たり、寝室にベットを出したりと快適に過ごす。
その間に、ナナガにメールでユガ村まで帰るように伝えた。今の状況を写真で送っておく。
ナナガとアルからビデオメッセージで、ほどほどにと呆れた顔が送られてきた。
夜は何食べようかなぁ??
焼きそばを作る事にして、またまた外で鉄板を出してワーガと2人で大量の焼きそばを作った。お好み焼きも焼いた。ソースのいい香りが辺りに広がっていく。
見張りの2人は当然のように並んで待っている。
さらにそろそろ見張り交代の時間だから、家族にも美味しい物を持って帰りたいと図々しくお願いしてきた。
仕方ないなぁ~と、持ち帰り用も作って机に並べておく。
作りながらワーガと2人でかなり食べたからお腹いっぱいだし、どんどん持ち帰り用を作っていく。
持ち帰り用の珈琲や、お菓子も沢山出して並べておいた。
「好きなだけ持って行っていいですよ!」
柵の隙間から受け取るのが難しいから、もぅ入り口の柵は開けっ放しで、牢の中に皆んな入って来て、持ち帰っている。
もうすでに、牢の中の方が快適で暮らしやすい環境になってしまっている。見張りの交代の人達が牢の中に村人がどんどん入っていく事に驚いていたが、焼きそばを食べて納得していた。
焼きそばなどが全て売り切れ、ワーガと交代でお風呂に入って、ふかふかの布団に入って寝ようとしたら、外から丸見えのベットを羨ましそうにジーッと見てる見張りの2人。
仕方ないなぁ~。まだ牢の入り口も開けっ放しにしてくれているし、信用してくれているんだろう。
なので休憩所のような建物を出して、エアコンも効かせて、ベットを二つ用意した。
外には温泉も出して、着替えやタオルも出してある。男湯と女湯に分けてあるし、広場の半分ほどが私の出した休憩所や温泉で埋まってる。
こっそり様子を見ていた村人に、温泉だから入っていいよと声をかけると、次々に話しを聞きつけて集まってきた。
温泉に入って汗を流して、休憩スペースも作ったので涼しいエアコンの効いた部屋でのんびりして、帰って行った。シャンプーやリンスなども出したから、皆んな見違えるほど綺麗になって帰っていく。
見張りの人達も涼しい部屋でふかふかのベットで爆睡している。見張りの意味が全くない!私達も布団に入ってぐっすり寝た。
朝になり見張りの人達と朝食を食べ、簡単な朝食セットを村人用に沢山用意して持ち帰ってもらった。
交代の見張りは、味をしめた最初の2人だ!ぜひ見張りをしたいと無理矢理代わってもらったと言っていた。
この2人、昨日ちゃっかり温泉にも来て、休憩所に入って涼んで帰っていた。
今日は、休憩所で涼みながらのんびりするようだ。もぅ見張りでは無い!おやつを食べたいと言ってきたり、自分達もワーガが来ているような服が欲しいとお願いしてきたり………。
それならと、こっそりここから皆んな出て、ユガ村に行かないか?と提案してみる。
綺麗な家に住めるし、仕事はしてもらうけど食料は豊富だし、皆んな仲良く暮らしていると説明すると、ボスにバレたら殺されると怯えていた。
「でも、ここを見られても怒るんじゃないかなぁ??」
「……………確かに。」
「昼間に、数人づつ出て行って夜に新しい村に来たい人達は出て行くのはどう?」
「そーだな!そうしよう。」
「ところで、そのボスは今どこにいるの??」
「この村の1番高い所に家を建てていて、女の子達を独り占めして毎日遊んで暮らしてる。逆らうとめちゃくちゃ怖いんだ。何人も殴られて、この牢に入れられ、弱ったら村人達に石を投げさせるんだ。傷だらけになって、泣いて謝ったら許してくれるけど、謝らなかったらこの山の裏の谷に捨てられるんだ。」
「ボスは、余所者が嫌いで道に迷って通りかかっただけでも許さない。俺達は、少しでも仲間に見つかりやすい所に捨てる事しかできない。」
「それに、新しい事も嫌っていて、少しでも生活しやすいようにと考えた物を見ると怒って壊すし、牢に入れられる。」
「でも………俺見たんだけど、怒って壊すくせに、同じ物を作って使ってるんだ。自分が暮らしやすいのはいいけど、他の人が楽になるのは許せないんだ。」
あー、ナダ2号がここに居た!!
「とりあえず、早く少しでも逃がそう。私の仲間を呼んでおくからワーガに案内してもらって!もしもの時の為に私はここに残る。」
決まったら、即行動!
電話でバスを呼んで、待機してもらった。
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