なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた

いに。

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まよった

まよった



"佐久良 麗"

これが私の名前。

名前の"麗"(れい)は綺麗に真っ直ぐ育ちますようになんて思いでつけられた、、、らしい。



両親は事故で他界、
好きなものも特にない、
将来の夢なんてない、
友達はいない、
好きな人なんてもっといない、



本当になにも持っていない。
れいな人間。


こうなることを見越してつけたの?なんてことは声に出して言わないが、それ程になにもない人生。
 

そんな人生だったはずだ。




「ここ、、どこ?」




思わず独り言をこぼす。



瞬きをしただけ、、
学校の階段を登って、ああ嫌いな体育が始まるとか思いながら瞬きをしただけ。


ただそれだけで世界が変わってしまった。



だって目の前は森だから。


_______________....






「なんなの」


しゃがみながらそこら辺に落ちていた枝を取って土の地面に絵を描く
 
特に表情の変わらない彼女だがすごく動揺している。


体育の授業を受けるはずだったからダサい青色のジャージ姿。
短パンだし蚊に食われそう。

そんなことを呑気に考える。


、、このままだと夜になってしまうし歩き出そう、そう思った時だった。


「ググォオオオオオオオオオオ」





動物園にも、日本の山にも、絶対いないであろう重低音が響いた



「…なに、、この音」



麗の目の前に現れたのは熊を3倍くらい大きくして、目つきを5倍くらい悪くして、毛並みは2倍くらい長くした感じのいわゆるモンスターだった。


私はなにも持っていないだけで、別に死にたいわけじゃなかった

もう少し時間がたてば自分の近くにいてくれる人ができるかもなんて淡い期待を持っていた

毎日、頑張って生きればきっといいことがあるなんて、柄にもなく考えていた



震える両手で持った細い枝を熊のモンスターの方に向ける




へえ、自分ってこんなにも死にたくないと思ってたんだ、
こんな窮地でしか気づかないなんて末期なのかも。



「グオオオオオオオオオオオオ」



ドシドシと大きな音を立ててこちらに向かう大きなモンスター

絶対敵わない。


でも、、
両親ふたりと一緒のところに行けるかな…



麗の手の震えは止まり、持っていた枝を落として手を下ろした


立ったままゆっくりと目を閉じる
死ぬときは痛くしないでほしいけど、、
あの大きさだときっと痛いな。



「グワァアアアアアアアア」



そんなことを考えていると、自分よりもモンスターの方が痛そうな声を上げだした。


…なにがおきたの?


ゆっくりと目を開けて確認してみると目の前に力尽きた熊のモンスターが横たわっていた。ぐろい。



「なん、」


「大丈夫だった?」


なんで?と独り言を言おうとした時、この景色に似合わない爽やかな声が上から降ってくる


「君、大丈夫だった?」


「あ、はい。」



すごい、なんかの劇?
衣装みたいな騎士?王子?わからないがそんな服を着た人たちが沢山いる。

声をかけてきた金髪のお兄さんにすごく見られているけどなんだろうか?


「えっと、ありがとうございました、」


「!あ、うん。君が無事でよかったよ」


一応お礼は大事だよね。

「....」


この話が続かない感じ、いつもあるけどどうしたらいいか未だわからないのだけれど誰か教えてくれないかな。



「あの、では」


「え?」

「え?」

ああ、つい繰り返してしまった


「この辺は本当に危険だから家まで送るよ?ところで君はなぜこんな山奥に?」

「、、覚えてなくて」



日本って国にいたんですけどなんか瞬きしたらここに居ましたとか言ったら頭おかしいどう思われることは私でもわかる。
ドラマの撮影にしてはリアルだし、一向にカメラマンさんたちも出てこないし…
きっとここはどこかなのだろう。

「記憶がない?それは心配だな、とりあえず街まで送るよ。まだまだ先は長いからそこで色々聞かせてもらうね?ロッツ!!!こっちに!!」


そういうと、モンスターの片付け?をしてた中から1人の騎士さん(勝手にそう呼ぶ)がこっちに走ってくる



「はい!隊長!」

「この子を保護した、街まで送るから準備してくれ」

「了解しましたー!」

そう言って元気そうな騎士さんは颯爽とどこかへ行った
 

「じゃあ道も危ないし捕まって」


そう言って金髪騎士さんは手を差し出してくる
、、手なんて出されたことないから、どうしたらいいんだろう。


「あ、大丈夫です。歩けます。」


対応間違えた、そう思うくらいには騎士さんびっくりしてた。
だけど私は今土でドロドロだし、知らない人と手繋ぐのはちょっと人見知りには高難易度すぎた。







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