国王様は生まれ変わったら冒険者になりたい。

いに。

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本編

国王様は気付かされる

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「テオ、、好きだ」


耳元で掠れた低い声のヘルの声が聞こえる

この親友をどれだけ苦しめたのだろうか。



「私、私もヘルが好きだ!!」

「、、、」


親友のことを嫌いなわけがない。
確かにヘルに対して好きとか言ったことなかったな。
いつ居なくなるかもわからないし、これからはちゃんとに言葉にして好きだと伝えなければならないな。


「、、、」


なんでヘルは黙っているのだろうか?
そう思い、ヘルの肩から外れようと力を入れる



ん、、?離れない。


ぐううううっと力を入れても一向に離れる気配がない


「ヘル、、?」

「、、絶対違う」

「ん?どうした?聞こえなかった」

「絶対違うと言った。お前と俺の好きがなんか違う気がする」

「え???」


どういうことだ
というかキツく抱きしめられすぎて痛い…
昔の俺ではびくともしなかっただろうがこの身体では普通に数秒後折れる気がする。


「へ、ヘル、ちょっとくるしい」


「あ?、ああ。そうか」


やっと昔とは体格が違うと気づいてくれたか、、くやしいが。
そう思っていると、ヘルは俺の肩に手を置き向き合うように姿勢を正した。


やっぱり、真っ直ぐな瞳は昔と変わらないな、、


ヘルの頬を包むように手を添えて、親指でゆっくり瞼をなぞる

「目の下、隈だらけじゃん」

本当に困ったな、と笑いながらそう言う


なんでこんなに隈がすごいのか、とは聞けない
もうすぐ俺の命日で、
ピリピリしてるヘルを見て、
さっきソフィアに向かって投げたヘルの言葉はどこか痛々しかった。

相当心配させてしまったな、本当に。


そう思いながらヘルの顔を見ていた。




「んっ、」




、、?な、に。

え??



「、、、こーゆー好きなんだけど。わかる?」



唇に柔らかいものが触れて、
意外とヘルって唇柔らかいんだな~、とか
よく見るとこいつイケメンだよな~とか

そんなの呑気に一瞬考えたなんて言えない。


こういう好き?

わかる?
キスをする好き?わかるけどさ!


テオの脳内がぐちゃぐちゃになっているが、そんなことはヘルには関係がなく、、。


「よく考えてくれ、」


「あ、ああ。」



咄嗟に返事をしてしまった。
一体いつから?とはなんだか聞けなかった。


そんなことを聞いてしまえば後悔することしかないからだ。


いつかは飲みすぎて同じベッドで雑魚寝した、

いつかは2人で温泉とやらに行ったことがあるし、

いつかは綺麗なねーさんがいるとこに、、行ったし、、

いつかは、、、目の前で。



「、、っヘル」



「なあ、少しは俺を意識したか?」


「!!!」


もう逃げられないぞ、なんて言い出しそうな瞳をこっちに向けてくるな、怖いって。


色々なことを考えそうになったテオを止めるかのようにそう言われた言葉。

俺に気を遣ってくれているのだろうな、、。




「もう逃げれねぇからな」






あれ?別に気を遣ってなかったかも


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