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48話:敵兵斬撃作戦
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拠点に戻った私達に折良くお父様から作戦が伝えられた。
「つまり、ニホニ攻略のため第二騎士団が到着するまでの間に敵を可能な限り減らしてくれということですか」
「そうです。今回は私達も作戦に参加します」
今日拠点まで来たクルトとリヒャルが参加してくれることになった。
作戦は今日と同じ、建物や地形を利用して敵に狙撃を繰り返すというもの。
ニホニならば建物も多く、周辺の地形も活用すれば敵の300m以内に近づけることはわかっている。
今日の襲撃で敵は警戒しているだろうが、建物をすべて制圧できるほどの兵士は居なかったように思う。
ならば、また建物に忍び込んで敵を狙撃すればいい。
「ルーナとリヒャルに拠点を確保してもらって狙撃、場所を移るというのを繰り返しましょう」
「わかりましたお嬢様」
敵の反応によっては早期に撤退することも考え翌日から作戦を始めることとした。
第二騎士団のニホニ到着は今から10日後、それまでにどれだけ敵を減らせるかだね。
*****
翌朝から私たちは作戦を開始した。
敵が警戒していない建物をルーナ達に見つけてもらい潜伏し、建物の中から敵を狙う。
窓から顔は出さない。そんなことをすれば存在がバレるから。
あくまで窓枠は狙撃のための開口部として使う。
「ミリア様、見えますか?」
「大丈夫見えるわ」
敵との距離は200mほどだろうか?
確保できた場所はとても狙いやすい位置だった。
建物の中とは言え日陰になる位置に陣取ってライフルを構える。
立膝で撃つことになるのでブレないように注意しなくてはならない。
もしもの時はルーナの肩を借りることにする。
まず一人。
暢気に外で腰を下ろしている士官クラスの兵を撃つ。
次、トイレ中か?構わず撃つ。
敵兵が騒ぎ始めたためテントから出てきた士官を撃つ。
もう一人。
敵はまだこちらに気が付いていないようだ。
別のテントから出てきた敵を撃つ。
再装填する。クリップ留めされた弾丸を装填するので素早く再装填できる。
「ミリア様、敵が周辺を警戒し始めました」
「撤退すべき?」
「見当違いのところへ捜索を始めていますからまだチャンスがあるかと」
「指示を出している人間を撃つわ」
5人隊だろう小隊規模を引き連れている人物を撃つ。
残された兵は混乱してテントに逃げ帰るものも出始める。
アヤタルだ!というような叫び声も聞こえ始めた。
「まだバレていないようですが場所を移しましょう」
「わかったわ」
今日はあえて背負いカバンなどを持たずに来ている。
身軽にしてなるべくすぐに動けるようにだ。
空の薬莢はルーナが回収済み。
痕跡を残さないように建物を出る。
「ミリア様は後から付いてきてください」
ルーナが先行して別の建物へ移動する。
敵の目を掻い潜って移動するのはかなり緊張する。
この日、潜伏・狙撃を繰り返し結果的に30名を超える敵兵を葬った。
クルトも10名以上を射殺できたようで、この日だけで敵将校…隊長格を半数は倒せたことになる。
敵の増員があってもこの調子でいけば第二騎士団が着くころにはかなり弱体化できるのではないだろうか?
しかし、敵の巡回が厳しくなればそれだけ狙撃も出来なくなる。
いたちごっこかもしれないわね…
「つまり、ニホニ攻略のため第二騎士団が到着するまでの間に敵を可能な限り減らしてくれということですか」
「そうです。今回は私達も作戦に参加します」
今日拠点まで来たクルトとリヒャルが参加してくれることになった。
作戦は今日と同じ、建物や地形を利用して敵に狙撃を繰り返すというもの。
ニホニならば建物も多く、周辺の地形も活用すれば敵の300m以内に近づけることはわかっている。
今日の襲撃で敵は警戒しているだろうが、建物をすべて制圧できるほどの兵士は居なかったように思う。
ならば、また建物に忍び込んで敵を狙撃すればいい。
「ルーナとリヒャルに拠点を確保してもらって狙撃、場所を移るというのを繰り返しましょう」
「わかりましたお嬢様」
敵の反応によっては早期に撤退することも考え翌日から作戦を始めることとした。
第二騎士団のニホニ到着は今から10日後、それまでにどれだけ敵を減らせるかだね。
*****
翌朝から私たちは作戦を開始した。
敵が警戒していない建物をルーナ達に見つけてもらい潜伏し、建物の中から敵を狙う。
窓から顔は出さない。そんなことをすれば存在がバレるから。
あくまで窓枠は狙撃のための開口部として使う。
「ミリア様、見えますか?」
「大丈夫見えるわ」
敵との距離は200mほどだろうか?
確保できた場所はとても狙いやすい位置だった。
建物の中とは言え日陰になる位置に陣取ってライフルを構える。
立膝で撃つことになるのでブレないように注意しなくてはならない。
もしもの時はルーナの肩を借りることにする。
まず一人。
暢気に外で腰を下ろしている士官クラスの兵を撃つ。
次、トイレ中か?構わず撃つ。
敵兵が騒ぎ始めたためテントから出てきた士官を撃つ。
もう一人。
敵はまだこちらに気が付いていないようだ。
別のテントから出てきた敵を撃つ。
再装填する。クリップ留めされた弾丸を装填するので素早く再装填できる。
「ミリア様、敵が周辺を警戒し始めました」
「撤退すべき?」
「見当違いのところへ捜索を始めていますからまだチャンスがあるかと」
「指示を出している人間を撃つわ」
5人隊だろう小隊規模を引き連れている人物を撃つ。
残された兵は混乱してテントに逃げ帰るものも出始める。
アヤタルだ!というような叫び声も聞こえ始めた。
「まだバレていないようですが場所を移しましょう」
「わかったわ」
今日はあえて背負いカバンなどを持たずに来ている。
身軽にしてなるべくすぐに動けるようにだ。
空の薬莢はルーナが回収済み。
痕跡を残さないように建物を出る。
「ミリア様は後から付いてきてください」
ルーナが先行して別の建物へ移動する。
敵の目を掻い潜って移動するのはかなり緊張する。
この日、潜伏・狙撃を繰り返し結果的に30名を超える敵兵を葬った。
クルトも10名以上を射殺できたようで、この日だけで敵将校…隊長格を半数は倒せたことになる。
敵の増員があってもこの調子でいけば第二騎士団が着くころにはかなり弱体化できるのではないだろうか?
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いたちごっこかもしれないわね…
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