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十六話
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「……へ、へぇ。あ、あっそう。まあ、コルトに生徒会の仕事を七日間も押し付けちゃったし、これくらい許すか」
私はチョロい女みたいだ。会いたかったと言われて顔がにやけてしまう。生まれてから今まで誰からも会いたかったと言われた覚えはない。
「に、にしても、コルト、身長が高いな。私が子供みたいだ」
コルトのスラッと長い手足、抱き着かれていると腕の筋肉や質感、骨の感覚まである。
「ここまで男と密接になったことなんだけど……。わ、私の方が強いのに、なんか負けそうな雰囲気があるのはなぜ」
私はコルトに抱きしめられ、目が回りそうになった。
心臓がぎゅっと握られているような苦しさが沸き立ち、早く離れたいが離してもらえないもどかしさが広がる。
突飛ばせば出られるが、安らかに眠っているコルトのを起こすのも申し訳ない。
なんせ、私がコルトのベッドで眠っていたのに、彼はたたき起こさずにそっとしておいてくれたのだ。
「キアスくんは男なのに……、なんでこんなに可愛いんだ……」
コルトは私の耳元で綿あめが溶けそうなくらい熱のこもった声で囁いた。
「はぅっ」
私の体温はコルトの声で一気に上昇した。心臓も跳ね続けている。
――こ、こいつ、私を可愛いってハッキリ言った。私に可愛いって言ったぞ。な、何言っているんだ。やめてよもうっ。
私は、ベッドの上で悶えていた。新手の罠にかかってしまった時よりも抜け出すのが困難でどうしようもない。
石造のようにじっと待ち、コルトが自然に離れるのを待った。だが、彼の抱き着く力は上がっていく。苦しい訳じゃないが、逃げ出すのがさらに困難になっていた。
――ど、どうしよう。逃げたいはずなのに、逃げられない。こんな罠にかかってしまうなんて不甲斐なさすぎる。眠っていても襲われたら起きるのに、コルトに敵意がなかったから反応できなかった。
「こ、コルトさん、もう、朝食の時間ですよ」
私は我慢の限界で、彼の方を向きながら小声でつぶやいた。
「う、うぅん、もう、そんな時間か……。はっ」
コルトは抱き着いていた私からさっと離れる。
私は寝たふりを続け、コルトの様子を窺った。彼が私を女と知っていたら記憶を消すし、気づいていなかったら、まあ、多めに見よう。
「よかった、眠っている。キアスくんの方が先に起きていたら説明するのが大変だった」
コルトは私を起こすべきか眠らせておくべきか、迷っていた。
「でも、ここはSランククラスの寮だからなぁ……、キアスくんが寝ぼけて食堂に来たら怒られそうだ」
コルトはブツブツ言いながら、私の身を案じている。優しすぎないか?
「もう、八時間以上経っている。起こすか。でも、下着姿の状態で起こされたら嫌だろうな。外套を着せてから起こすか。そうすればパッシュ先輩に強制されて履いてると思う下着を見なかったことに出来る」
――え、パッシュ先輩って女者の下着を履いてるの? な、なにそれなにそれ。ものすごく見たい。
私はコルトの発言により、好奇心が刺激されてしまった。
「えっと、外套は乾いているかな。まだ、湿っぽいか。生乾きの臭いはしていないし、乾燥させてっと」
コルトは魔法を使い、私が着ていたローブを乾かし始めた。
――洗ってくれたのか、はたまたそのまま干しただけなのか、どちらにせよ、汗でグチョグチョになっていたローブをコルトに嗅がれてしまったのか。恥ずかしい……。って、そんなことより、ローブを着せるとか言っていたよな。さっさと起きないと下着姿が見られてしまう。いや、もう、見られていっぽいけどさ。
「う、うぅーん、ふわぁー」
私はあたかも今起きたかのように目を覚ます。
「あ、あれぇ。私の部屋になんでコルトさんがいるの……」
「き、キアスくん。起きちゃったのか。えっと、その、言いにくいんだけどここはキアスくんの部屋じゃないんだ。Sランククラスの寮で私の部屋なんだよ」
「えぇー、そ、そうなの。た、確かに周りを見たら全然違う。ご、ごめん、仕事続きで疲れちゃってたみたい。あはは……」
「えっと、外套が濡れてたから洗濯しておいた。今、下着姿だと思うからこれを着て」
コルトは乾いた外套を私に手渡して来た。洗剤の匂いがする。とても高級な洗剤の匂いで嗅いだ覚えがない香りだった。
「コルトさん、良い洗剤を使っているんだね。凄く良い匂いがするよ」
「普通の洗剤だよ。えっと、その。私はキアスくんの下着姿を見てしまったんだ。ごめん。帰って来たらキアスくんがベッドの上にうつ伏せで眠っていて」
――この反応、私が女だと気づいてないっぽい。よかったよかった。
私はシーツで身を隠しながら外套を羽織る。さっき、コルトに抱き着かれていた時のような香りが周りに纏わりついた。
――く、この匂い、嫌いじゃない。むしろ好き。
ショートパンツも受け取り、履き直した。
「私がいない間、コルトさんは生徒会の仕事を頑張ってくれたと思うし、その料金だと思えば私の体なんて安い安い」
「い、いや。安くないよ。キアスくんの体はとても綺麗だった。気分を害するかもしれないけど女の子みたいな魅力的な体に見えた。お尻なんて女の子の膨らみそのもので……って、私は何を言っているんだ。ご、ごめん。忘れてくれ」
コルトはあたふたしながら頭に手を置き、頬が赤らんでいく。
――わ、私の体が綺麗だった? 女の子みたいな魅力的な体?
「う、嘘だぁ。私のぺったんこな胸とお尻が綺麗なわけないでしょ」
「いや、体の曲線が麗しい妖精と同じだ。キアスくんの整った顔立ちと合わさったら綺麗以外に言い様がない。男にこんなことを言うのもなんだけど、す、すごくエロかった」
コルトは何でも口にしてしまう性格なのか後で思い出したら完全に自爆する発言を連発する。
「え、エロい。わ、私が……。こ、こんなちんちくりんな私が……」
私はコルトに言われた覚えのない言葉を何個もいわれ、身が震えていた。
お前をSSランクの冒険者に任命すると言われた時の何倍も、心が弾けそうになってしまう。
「ご、ごめん。じ、自分でもわけわからないことを言っているのはわかってる。生徒会室でパッシュ先輩とハンス先輩の言い合いを長い間聞かされて頭がどうにかしているのかもしれない。ふ、不快に思ってたらどうか許してほしい。キアスくんにまで嫌われてしまったら私は学園での生活が苦痛になってしまう」
コルトは私の手を握って今にも泣きだしそうになっていた。親に捨てられそうな子犬のようなうるうるとした瞳が向けられる。
――か、可愛い……。
いつもは凛々しく頼りがいのあるコルトだが、孤独に弱いのか私にくっ付いてくる。
私に言い寄ってくる男など、私の強さを利用するルドラさんくらい。生まれて初めて私の強さ以外の部分で頼られている気がした。
「私はコルトさんを嫌ってないよ。逆にありがとう。コルトさんが私を起こさないでいてくれたから疲れを癒せた」
私は泣きそうなコルトにそっと抱き着いて背中をさすってあげる。恥ずかしいのはコルトのはずなのに、私の心臓も妙に高鳴ってしまっている。これが母性というやつだろうか。それとも、似た心境だからか。
私はチョロい女みたいだ。会いたかったと言われて顔がにやけてしまう。生まれてから今まで誰からも会いたかったと言われた覚えはない。
「に、にしても、コルト、身長が高いな。私が子供みたいだ」
コルトのスラッと長い手足、抱き着かれていると腕の筋肉や質感、骨の感覚まである。
「ここまで男と密接になったことなんだけど……。わ、私の方が強いのに、なんか負けそうな雰囲気があるのはなぜ」
私はコルトに抱きしめられ、目が回りそうになった。
心臓がぎゅっと握られているような苦しさが沸き立ち、早く離れたいが離してもらえないもどかしさが広がる。
突飛ばせば出られるが、安らかに眠っているコルトのを起こすのも申し訳ない。
なんせ、私がコルトのベッドで眠っていたのに、彼はたたき起こさずにそっとしておいてくれたのだ。
「キアスくんは男なのに……、なんでこんなに可愛いんだ……」
コルトは私の耳元で綿あめが溶けそうなくらい熱のこもった声で囁いた。
「はぅっ」
私の体温はコルトの声で一気に上昇した。心臓も跳ね続けている。
――こ、こいつ、私を可愛いってハッキリ言った。私に可愛いって言ったぞ。な、何言っているんだ。やめてよもうっ。
私は、ベッドの上で悶えていた。新手の罠にかかってしまった時よりも抜け出すのが困難でどうしようもない。
石造のようにじっと待ち、コルトが自然に離れるのを待った。だが、彼の抱き着く力は上がっていく。苦しい訳じゃないが、逃げ出すのがさらに困難になっていた。
――ど、どうしよう。逃げたいはずなのに、逃げられない。こんな罠にかかってしまうなんて不甲斐なさすぎる。眠っていても襲われたら起きるのに、コルトに敵意がなかったから反応できなかった。
「こ、コルトさん、もう、朝食の時間ですよ」
私は我慢の限界で、彼の方を向きながら小声でつぶやいた。
「う、うぅん、もう、そんな時間か……。はっ」
コルトは抱き着いていた私からさっと離れる。
私は寝たふりを続け、コルトの様子を窺った。彼が私を女と知っていたら記憶を消すし、気づいていなかったら、まあ、多めに見よう。
「よかった、眠っている。キアスくんの方が先に起きていたら説明するのが大変だった」
コルトは私を起こすべきか眠らせておくべきか、迷っていた。
「でも、ここはSランククラスの寮だからなぁ……、キアスくんが寝ぼけて食堂に来たら怒られそうだ」
コルトはブツブツ言いながら、私の身を案じている。優しすぎないか?
「もう、八時間以上経っている。起こすか。でも、下着姿の状態で起こされたら嫌だろうな。外套を着せてから起こすか。そうすればパッシュ先輩に強制されて履いてると思う下着を見なかったことに出来る」
――え、パッシュ先輩って女者の下着を履いてるの? な、なにそれなにそれ。ものすごく見たい。
私はコルトの発言により、好奇心が刺激されてしまった。
「えっと、外套は乾いているかな。まだ、湿っぽいか。生乾きの臭いはしていないし、乾燥させてっと」
コルトは魔法を使い、私が着ていたローブを乾かし始めた。
――洗ってくれたのか、はたまたそのまま干しただけなのか、どちらにせよ、汗でグチョグチョになっていたローブをコルトに嗅がれてしまったのか。恥ずかしい……。って、そんなことより、ローブを着せるとか言っていたよな。さっさと起きないと下着姿が見られてしまう。いや、もう、見られていっぽいけどさ。
「う、うぅーん、ふわぁー」
私はあたかも今起きたかのように目を覚ます。
「あ、あれぇ。私の部屋になんでコルトさんがいるの……」
「き、キアスくん。起きちゃったのか。えっと、その、言いにくいんだけどここはキアスくんの部屋じゃないんだ。Sランククラスの寮で私の部屋なんだよ」
「えぇー、そ、そうなの。た、確かに周りを見たら全然違う。ご、ごめん、仕事続きで疲れちゃってたみたい。あはは……」
「えっと、外套が濡れてたから洗濯しておいた。今、下着姿だと思うからこれを着て」
コルトは乾いた外套を私に手渡して来た。洗剤の匂いがする。とても高級な洗剤の匂いで嗅いだ覚えがない香りだった。
「コルトさん、良い洗剤を使っているんだね。凄く良い匂いがするよ」
「普通の洗剤だよ。えっと、その。私はキアスくんの下着姿を見てしまったんだ。ごめん。帰って来たらキアスくんがベッドの上にうつ伏せで眠っていて」
――この反応、私が女だと気づいてないっぽい。よかったよかった。
私はシーツで身を隠しながら外套を羽織る。さっき、コルトに抱き着かれていた時のような香りが周りに纏わりついた。
――く、この匂い、嫌いじゃない。むしろ好き。
ショートパンツも受け取り、履き直した。
「私がいない間、コルトさんは生徒会の仕事を頑張ってくれたと思うし、その料金だと思えば私の体なんて安い安い」
「い、いや。安くないよ。キアスくんの体はとても綺麗だった。気分を害するかもしれないけど女の子みたいな魅力的な体に見えた。お尻なんて女の子の膨らみそのもので……って、私は何を言っているんだ。ご、ごめん。忘れてくれ」
コルトはあたふたしながら頭に手を置き、頬が赤らんでいく。
――わ、私の体が綺麗だった? 女の子みたいな魅力的な体?
「う、嘘だぁ。私のぺったんこな胸とお尻が綺麗なわけないでしょ」
「いや、体の曲線が麗しい妖精と同じだ。キアスくんの整った顔立ちと合わさったら綺麗以外に言い様がない。男にこんなことを言うのもなんだけど、す、すごくエロかった」
コルトは何でも口にしてしまう性格なのか後で思い出したら完全に自爆する発言を連発する。
「え、エロい。わ、私が……。こ、こんなちんちくりんな私が……」
私はコルトに言われた覚えのない言葉を何個もいわれ、身が震えていた。
お前をSSランクの冒険者に任命すると言われた時の何倍も、心が弾けそうになってしまう。
「ご、ごめん。じ、自分でもわけわからないことを言っているのはわかってる。生徒会室でパッシュ先輩とハンス先輩の言い合いを長い間聞かされて頭がどうにかしているのかもしれない。ふ、不快に思ってたらどうか許してほしい。キアスくんにまで嫌われてしまったら私は学園での生活が苦痛になってしまう」
コルトは私の手を握って今にも泣きだしそうになっていた。親に捨てられそうな子犬のようなうるうるとした瞳が向けられる。
――か、可愛い……。
いつもは凛々しく頼りがいのあるコルトだが、孤独に弱いのか私にくっ付いてくる。
私に言い寄ってくる男など、私の強さを利用するルドラさんくらい。生まれて初めて私の強さ以外の部分で頼られている気がした。
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