性教育2・・・息子が「見たい」と言った私の部分(彼女と私編)

zebra

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 作者です。お読みいただきましてありがとうございます。

 この章はストーリーとは関係がありません。すでに書いた部分のネタバレが含まれますので、ストーリーだけを望まれる方は飛ばしていただいても構いません。

 個人的に、「エロティックファンタジー」と名付けました。エロ小説の一つという考えですが、週刊誌などに載っているものは私の好みに合わないので、いっそのこと自分で書いてみようと思ったのがそもそもの始まりです。その際きっかけとして「性教育」をテーマにしたのは、普通のエロ小説のようにレイプや不倫と言った「隠すべき性」ではない物をテーマにすることにより、気軽に読んでもらえると思ったからです。このシリーズは私がいくつか書いている「性教育」ものの一つです。但し、性教育を真面目に取り上げたものではなく、あくまでエロ小説として書いたものですので、そこは深く考えないようにお願いします。

 このシリーズの投稿を始めて半年が経ちましたので、この小説の設定などについてもう一度振り返ってみたいと思います。姉妹編の「彼女と私」「ぼくとママ」も同じ世界観の中の話ですので共通していますが、「息子が「見たい」と言った私の部分」(注:彼女と私編でないもの)は元になった話ですが、別の世界観ということで含まれません。こちらについては残してはありますが、続編を書くつもりはありませんので、ご承知おきください。

 「彼女と私編」を思いついたのは、「息子が「見たい」と言った私の部分」を書きあげた後、女性の大切な部分である「膣」に人格を持たせたら面白いのではないか、と思ったからです。他の小説にすでに取り上げられたことのあるものかもしれませんが私は存じ上げませんので、独自のキャラクターに仕上げたつもりです。「彼女」というキャラを取り入れたことにより、次々新しいストーリーが私に「降りて」来るようになりました。私が必死で考えて書きあげたわけではありません。

 ヒロインの「私」は作中で息子に自分の性器を見せたり、触らせたり、息子の見ている前で夫とセックスをしたりしています。こういったストーリーからR18指定にしてはありますが、作者としては決して「ふしだらなヒロイン」に設定したつもりはありません。「私」は特に格好良くもなく、妻を抱きかかえる腕力も無く、高収入でもない男(自家用車すら持っていない、子供を二人持つのも困難)を夫にして決して後悔はしていません。しかも結婚初夜まで処女を守り、それ以外の男性とは関係を持ったことすら無い、ある意味性に対して「夫一筋」の生真面目な女性です。夫もまた然りで、妻だけをひたすら愛し、世間から見れば決してグラマラスでもセクシーでなくても、「大好きな君のからだ」だと宣言しています。言い換えると愛情表現の極みとしてセックスをしているのに過ぎないのです。「エロ小説」ということで描いているので、それ以外の日常シーンは出て来ないだけです。

「私」は「夫婦で有れば愛情表現としてセックスをするのは当然」のことと考えていて、それを恥ずかしいとは思っていません。隠したりすることなく息子に見せますし、息子が作文に書いても否定したりすることすらしないのです。息子もその考えを引き継いでいて、両親のことを作文にするときそれをテーマにして書くことに何のためらいも感じません。担任の女性教師は自分も既婚者で子供を産んでいながら、その過程であったはずのセックスを公言することは「とんでもないこと」と即座に否定してしまうのとは対照的です。

 実際にはいないと思いますけど、こういう母親がいてもいいと思います。子供、特に男の子にとって、女性の股間というのは神秘の場所です。全てが見えている男の股間と違って、縦の筋が入っているだけで、女性器は一切見えないからです。「私」は自分の息子であるからこそ、自分のからだを教材にしても本当のことを教えるべきだと思っているのです。

 なお、ストーリーについては後から少しずつ訂正を加えています。新しいものは「改訂版」です。最近で言うと、「夫」が「私」の尻を誉めたり臍を誉めたりするところがありますが、これは後から付け加えました。体形が貧弱な「私」でも、夫であれば何かしらいいところを見つけるだろうと思ったからです。

 ここで、内容は一部重複しますが主な登場人物を改めて紹介しておきます。


 「私」 現時点で35歳。「性教育2・・・息子が「見たい」と言った私の部分(彼女と私編)」、「彼女と私」の主人公(ヒロイン)。本人の独白という形で描かれる。実家は両親と妹。子供のころ好奇心で覗き見た両親の「睦み合い(セックス)後に妹が生まれたことにより性の本質を知る。父親の性器を触らせてもらったこともある、好奇心の強い少女だった。「彼女」の存在を知ったことにより、自分の体を大切にすることを理解する。

 「彼女」 「私」の膣。「私」が初潮を迎える直前に存在を明らかにした。「私」とだけ会話をすることができる。二人が会話をしているときは、傍からは「私」が独り言をしているようにしか見えない。「私」の一部でありながら、別の人格を持ち、アドバイスをしたり、時には叱りつけたりする。お互い、「かけがえのないパートナー」と認識し合っている。「夫」の男性器を「相棒」だと考えている。

 「息子」 現時点で小学2年生。母親の「私」と匹敵するくらい好奇心旺盛で、何でも質問する。基本は「私」から性教育を受けてからはさらに性について疑問に思うことが増え、その度「私」が応じるストーリー展開になっている。「ぼくとママ」の主人公(語り )でもある。

 「夫」 「私」の夫。結婚したのは、「君のからだを見たい」と言って、「今すぐ結婚してくれるのなら見せてもいい」と返され、「いいよ」と言ったことがきっかけ。完全文科系の勤め人で、初めは草食系の印象が強かったが、「私」とセックスすることにより覚醒させられる。「私」のからだが大好きだが、特に「双子」(乳房)が大好き。



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