息子は恋人 友情編

zebra

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 目が覚めると、息子はまだ眠っていた。

 アカネとアヤメは私の気配を感じたのか、間もなく目を覚ました。

 アヤメがにっこり笑う。指を口に当てると、気付かれないようにそっと自分の布団を出て、息子の布団の中に忍び込んだ。

 息子は気付くことなく眠ったまま。

 私たちはこっそり笑みを浮かべる。目覚めたらどんな顔をするだろう。

 息子のからだが動き始めた。夢の世界から戻りつつあるようだ。

 アヤメが話しかける。

 「おはよう。よく眠れた?」

 息子は目を丸くした。何が起きたのか分からないといった顔をしている。

 「そんなに驚かなくてもいいじゃない。昨日話したでしょ?あなたさえ良ければいつでも相手してあげる」

 私も息子に話しかける。

 「どうする?いくら「おばさん」でも、アヤメほどきれいな女の人が相手してくれるなんてこれからもそうそうないかもよ」

 私もアカネもそんなに「不細工」ではないつもりだが、アヤメにはかないっこない。貧乳だけど、それ以外は同年配の女性で立ち向かえる人はそう多くないだろう。

 「自分自身で決めてね。私のからだ、見てみたい?」

 「うん」

 「私のからだ、触ってみたい?」

 「わたしとセックスしてみたい?」

 「うん」

 「あなたのからだ、触ってもいい?」

 「うん」

 「ふたりとも聞いたよね。私無理やりこの子とセックスするわけじゃないからね。この子がしたいっていうから相手してあげるだけだからね」

 嫌がる子と無理やりやったのなら間違いなく犯罪だが、この場合は違うということにできるかもしれない。もちろん私たちの勝手な解釈だ。未成年者を相手にしたら、合意のあるなしに関係なく犯罪になるのは知っている。でも、それは世間に知れたら、ということだ。息子が誰かに話したりするとは思えないから、私たちだけの秘密で終わるだろう。

 「これで決まりね。今すぐ始めましょう」

 いよいよ始まる。我が子なんだけど、それ以上に高尚なショーを見るような気持ち。

 「こっちいらっしゃい。私が脱がせてあげる」

 息子はアヤメの前に立った。身長はアヤメよりまだ少し低いが、当然のことながら脱がせてもらうような齢ではない。

 アヤメは小さな子をお風呂に入れる時のように息子の服を脱がせていく。とは言っても宿備え付けの浴衣を着ているだけだから、すぐ終わった。後はパンツ一枚だけの姿。

 「今度は私の服を脱がせて」

 アヤメはプライドが高いからか、アカネと違って自分のことを「おばさん」と言わない。

 息子が唾を飲み込むのが分かった。同時にパンツの前が急速に変形する。

 男性器が急激に反応して下着を持ちあげた状態を

 「テント」

 と呼ぶらしいが、まさにその状態。

 息子の顔が微かに赤味を帯びたように見えた。

 アヤメがほほ笑んだ。

 「恥ずかしがること無いのよ。自然な事なんだから。気にしないで私の服、脱がせて」  

 息子の手がアヤメの浴衣の腰紐にかかる。解くと、浴衣の前がはだけて、両胸の間、縦に伸びたきれいな形の臍、ショーツが覗いた。女の私が見ても妙にエロチックである。
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