息子は恋人

zebra

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 先端は柔らかい、でも全体は固い部分が私の「桜貝」に当たった。

 そう、あなたが生まれてきた場所。そしてその場所に再び戻ろうとしている。

 「焦らなくていいからね。自分のペースで挿れて」

 おずおずと、入り込んできた。これがあの子のおちんちんなのね。

 お帰りなさい。私の産んだ、そして愛したかわいい息子。いつか孫を作ってくれる大切な部分。

 今、息子は本当の意味で私の恋人になってくれた。嬉しさと、感激と、喜びと、全て合わさってとても言葉では表現しきれない。

 「生」でないのが残念だけど、これからも関係を続けていく以上、それは我慢しなくてはいけない。薄いから十分感触が伝わってくる。

 子供なのでそんなに大きなものでは無い。無理やりこじ開けるといった感じは一切無く、痛みもない。「隙間を潜り抜ける」と言った感触。私が初めて経験した時のことを思い出す。

 「こんな感じ?」

 「好きなようにやっていいから。挿れ方に決まりなんてないのよ」

 少しずつ、でも確実に私の中を進んでいく。

 「初めてにしては上々よ。将来、好きな女の人ができた時にも同じようにしてあげるのよ」

 「なんだか、あったかくて、気持ちいい」

 「ママもよ。思い切って挿れてくれてありがと。あなたが生まれる時に通ってきた道よ。今のあなたは大きくなってもう通れないけど、おちんちんだけは戻ってきてくれたわね」

 挿ったまま、両手で息子を抱きしめる。乳房が息子のからだを支えきれずに押し潰される。今、私と息子は一体になった。
 
 私の上で息子は夢見るような表情をしている。

 喜んでいるのか、緊張しているのか、私の中で動いているのを感じる。

 「好きなだけいていいからね。その間、あなたとママは一身一体よ」

 近親相姦は悪いことだと人は言う。でも、それは相手が嫌がっているのに無理やり関係を結ぶことと、子供を作ること。この二つが無いのなら悪いことではないはずだ。親子の間に情愛が生まれるのは当然だし。

 私はこれからも夫を愛し続けるし、息子のことも同じように愛していく。息子に好きな女の人ができて、私から離れていくまでそれは続くことだろう。

 息子はなかなか私から離れようとしない。この時間が永遠に続けばいいのに。息子のおちんちんが私の膣と一体になったようにぴったりと寄り添っているのを感じていた。私は悟った。きっと私はこの子を産んだ時から、こうなる運命だったのだ。
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