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夫が留守の日
2日目(前篇)
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出勤してから考えてみた。
あの子は私を「女」として見てくれているのだろうか。それとも、「母」でしか無くて、私の性欲に付き合ってくれているにすぎないのだろうか。もしそうだとすれば、息子に「その気」になってもらうためには綿密な作戦を建てる必要がある。
自分の胸を見る。こちらは息子のお気に入りなことは間違いないのだけど。それはもちろん嬉しいことだけど、私としては「女」の部分にも注目して欲しい。
「なんだか今日はつまらない顔しているわね」
ぎょっとした。あの女だ。
「なんでもない」
この女にだけは気をつけなければ。何を探られるか分かったものではない。
言葉に注意しながら返事をする。
「まあ、色々あるのよ」
「旦那さんとしばらくご無沙汰なのかな。いろいろ工夫すれば男なんて性欲の塊だからすぐのってくるわよ」
「のって」というのはどういう意味か。この女のことだから「乗って」かもしれない。この女の方こそ性欲の塊みたいなもの。気をつけなくちゃ。
夜になった。昨日と同じようなことをするのもつまらない。
息子に声を掛ける。
「今日は着たままでいいから。これ持って」
渡したのは、数本の筆。触って心地いいと思えるいろいろな種類を購入しておいた。
「ママ、仰向けになるから、これであなたが思うように触れてみて」
息子の前で脱いでいく。さあ、どんな筆を使ってどんなことをしてくれるだろうか。今から心臓が高鳴っている。
生まれたままの姿になって、ベッドに仰向けに横たわる。息子は物欲しそうな顔をしているが、今日は応じないつもり。相手の女性が何時もその気になってくれるとは限らない。時には我慢させることを教えるのも立派な性教育。
息子は私のカラダを眺めている。今日が初めてというわけでもないのに、興味を持ち続けてくれているのは嬉しい。
「ママは体を触られると気持ちいいの?」
「誰もというわけじゃないわよ。本当に好きな人に触られるなら気持ちいいのよ。それはどの女の人でも同じだと思うわ」
そうでない人もいるのかもしれないが、息子にそんな知識は無い方がいい。女性の意思を尊重するようになってほしいから。
「あなたのことは大好きだから、何をしてくれても気持ちいいのよ。今日はどんなことをしてくれるのかなあ。ママは楽しみよ」
息子は太い筆を手に取った。いよいよ始めるつもりらしい。私の鼓動も高まってくる。息子にもこの気持ち、伝わっているのだろうか。
黙って私のカラダを見ている。焦らされている気にならないでもないけど、この時間もまたいい。
その直後、私の真ん中に微風が流れた。
何が起きたのか分からなかった。息子が握った筆が私の顔の真上にあった。
息子は、私の臍の上から胸の谷間に筆を走らせたのだ。あまりに速いので微風のように感じたのだ。
「ママのおっぱいの先っぽ、起き上がったよ」
あまりの快感に勃起してしまったらしい。
自分でも顔が赤くなるのが分かった。
「やだ、恥ずかしい」
「おっぱい、撫でた方がいい?」
「だめ」
これ以上されたら、私の方が我慢できなくなってしまう。息子に我慢を教えるつもりだったのに、これでは本末転倒だ。
「分かった。今日はこれでおしまいだね」
「それもダメ」
「じゃあ、これからどうするの?」
観念した。やはり本能には勝てない。
起き上がって、手招きする。
「こっちにいらっしゃい」
息子の服に手を掛ける。
特に嫌がるでもなく、されるままになっている。
「ごめんね。今日はママのためにお願いするわね」
「いいよ」
「ありがとう」
息子の服を脱がしていき、パンツも下ろす。
股間が目に入った。私を誘うように揺れている。
「触ってもいい?」
「いいよ」
硬くなってはいなかった。私はその気になっているのに、それが何とも悔しい。柔らかいままだとコンドームを被せることもできない。
ここで、セックスまで進むことを前提に考えていることに気付いて恥ずかしくなる。私のカラダが息子の全てを求めている。
心の中で念じながら口の中に入れる。
「大きくなあれ、硬ーくなあれ」
願いが通じたのか、少しづつ変化してきた。ここまでくれば大丈夫。
口から出して、被せる。
「ママ、僕のおちんちん、そんなに好きなの?」
今更隠しても仕方がない。
「あなたのことが全部好きよ。カラダも、心も」
「そうなんだ」
「だから、今日はあなたもママのことを愛してちょうだい。出来る範囲でいいから」
「今度も筆、使った方がいい?」
「任せるわ。あなたの好きなようにやって」
息子は少し考えて、筆を取った。
「こっちにいらっしゃい」
息子の手を取って、ベッドに上がる。これからどんなふうに愛してくれるのだろうか。
あの子は私を「女」として見てくれているのだろうか。それとも、「母」でしか無くて、私の性欲に付き合ってくれているにすぎないのだろうか。もしそうだとすれば、息子に「その気」になってもらうためには綿密な作戦を建てる必要がある。
自分の胸を見る。こちらは息子のお気に入りなことは間違いないのだけど。それはもちろん嬉しいことだけど、私としては「女」の部分にも注目して欲しい。
「なんだか今日はつまらない顔しているわね」
ぎょっとした。あの女だ。
「なんでもない」
この女にだけは気をつけなければ。何を探られるか分かったものではない。
言葉に注意しながら返事をする。
「まあ、色々あるのよ」
「旦那さんとしばらくご無沙汰なのかな。いろいろ工夫すれば男なんて性欲の塊だからすぐのってくるわよ」
「のって」というのはどういう意味か。この女のことだから「乗って」かもしれない。この女の方こそ性欲の塊みたいなもの。気をつけなくちゃ。
夜になった。昨日と同じようなことをするのもつまらない。
息子に声を掛ける。
「今日は着たままでいいから。これ持って」
渡したのは、数本の筆。触って心地いいと思えるいろいろな種類を購入しておいた。
「ママ、仰向けになるから、これであなたが思うように触れてみて」
息子の前で脱いでいく。さあ、どんな筆を使ってどんなことをしてくれるだろうか。今から心臓が高鳴っている。
生まれたままの姿になって、ベッドに仰向けに横たわる。息子は物欲しそうな顔をしているが、今日は応じないつもり。相手の女性が何時もその気になってくれるとは限らない。時には我慢させることを教えるのも立派な性教育。
息子は私のカラダを眺めている。今日が初めてというわけでもないのに、興味を持ち続けてくれているのは嬉しい。
「ママは体を触られると気持ちいいの?」
「誰もというわけじゃないわよ。本当に好きな人に触られるなら気持ちいいのよ。それはどの女の人でも同じだと思うわ」
そうでない人もいるのかもしれないが、息子にそんな知識は無い方がいい。女性の意思を尊重するようになってほしいから。
「あなたのことは大好きだから、何をしてくれても気持ちいいのよ。今日はどんなことをしてくれるのかなあ。ママは楽しみよ」
息子は太い筆を手に取った。いよいよ始めるつもりらしい。私の鼓動も高まってくる。息子にもこの気持ち、伝わっているのだろうか。
黙って私のカラダを見ている。焦らされている気にならないでもないけど、この時間もまたいい。
その直後、私の真ん中に微風が流れた。
何が起きたのか分からなかった。息子が握った筆が私の顔の真上にあった。
息子は、私の臍の上から胸の谷間に筆を走らせたのだ。あまりに速いので微風のように感じたのだ。
「ママのおっぱいの先っぽ、起き上がったよ」
あまりの快感に勃起してしまったらしい。
自分でも顔が赤くなるのが分かった。
「やだ、恥ずかしい」
「おっぱい、撫でた方がいい?」
「だめ」
これ以上されたら、私の方が我慢できなくなってしまう。息子に我慢を教えるつもりだったのに、これでは本末転倒だ。
「分かった。今日はこれでおしまいだね」
「それもダメ」
「じゃあ、これからどうするの?」
観念した。やはり本能には勝てない。
起き上がって、手招きする。
「こっちにいらっしゃい」
息子の服に手を掛ける。
特に嫌がるでもなく、されるままになっている。
「ごめんね。今日はママのためにお願いするわね」
「いいよ」
「ありがとう」
息子の服を脱がしていき、パンツも下ろす。
股間が目に入った。私を誘うように揺れている。
「触ってもいい?」
「いいよ」
硬くなってはいなかった。私はその気になっているのに、それが何とも悔しい。柔らかいままだとコンドームを被せることもできない。
ここで、セックスまで進むことを前提に考えていることに気付いて恥ずかしくなる。私のカラダが息子の全てを求めている。
心の中で念じながら口の中に入れる。
「大きくなあれ、硬ーくなあれ」
願いが通じたのか、少しづつ変化してきた。ここまでくれば大丈夫。
口から出して、被せる。
「ママ、僕のおちんちん、そんなに好きなの?」
今更隠しても仕方がない。
「あなたのことが全部好きよ。カラダも、心も」
「そうなんだ」
「だから、今日はあなたもママのことを愛してちょうだい。出来る範囲でいいから」
「今度も筆、使った方がいい?」
「任せるわ。あなたの好きなようにやって」
息子は少し考えて、筆を取った。
「こっちにいらっしゃい」
息子の手を取って、ベッドに上がる。これからどんなふうに愛してくれるのだろうか。
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