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王立魔法学園編1年生
005-失敗の一年
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皆様こんにちは! マルレリンドよ! 月日がたつのは速いもので、今はもうすぐ一年生が終わる3月です。すっかり気温も上がり、過ごしやすい気候になってまいりました。
そして今私はお友達と、仲良くお茶をしております。
ヒロインのアリッサ・エトワンスと、唯一覚えていた攻略対象のアーク・セイントレイト第2王子の3人で机を囲んでいます。今は、仲良くお茶を飲みながら楽しくお話をしていますの、おほほ。
……どうしてこうなったの! なんでいじめる対象と仲良くしちゃってるの私! これじゃ追放はありえない! 運命の力で何もしなくても勝手に、冤罪とかで追放になると思ってたんだけど……。なに親友になっちゃってるの! 私はバカなの!? それどころか王子とも、仲良くなっちゃってもう、どうしようかしら……。
「おい! 聞いてるのか? 重要な話をしているんだぞ?」
考え事をしてたのにまったくうるさい王子だわ。
「ごめんなさい、私少しぼーっとしてたわ……」
「ダメだよマルレちゃん! ちゃんと聞いてなきゃ!」
アリッサちゃんいつ見てもかわいい、ですわね私の赤いつり目とは大違いですわ。
「ではもう一度言うぞ!」
「私の婚約者は、マルレリンド嬢、あなたに決まった」
「え?」
は? はぁあああああああああ!? 何言ってるのこのバカ王子!?
どうして! どうして! こうなったの!
やはり、ファーストコンタクの妨害が原因かしら!?
私は入学式の回想パートへと意識を飛ばした。
◆
はぁ~やっと入学式が終わったわ~。結局ゲーム情報はヒロインと第2王子の顔しか覚えてなかった。他の方々には、まったく見覚えがなかったわ……。そんな事を考えながら学園の1階にある大講堂を出る。人の流れに従って、3階にある1年生の教室へと階段を登っていました。
ぼーっとしながら階段を登っていましたら、一人の女子生徒が足を滑らせて「キャッ!」と声を上げたのたのが見えました。
危ない! 助けないと! だけど、目の前には男子生徒がいて、直線的な動きで助けることはできない。そう瞬間的に判断した。
私は、階段の壁を使い三角跳びをして、男子生徒の前に躍り出る。そして、足を滑らせた女子生徒を空中でキャッチ!
お姫様抱っこをした彼女の顔には見覚えがありました。
ヒロインのアリッサ・エトワンスでした……。
「あっ! ありがとうございます!」
頬を真っ赤にしたかわいい顔に、細くしなやかな栗色の髪がきれい。そして、パッチリとした目に潤んだ茶色の瞳が、私の顔を見つめている。
「危ないですわよ、お気おつけて……」
それにしても美しいお顔ですわ。私のつり目とは偉い違いだわ……。
「あの! もう大丈夫です! 下ろしてください」
「ごっごめんなさい! 今下ろすわ」
急に照れくさくなって、足場を確かめてゆっくりと、アリッサを下ろしてあげました。すると後ろから声をかけられた。
「見事な身のこなしだな、マルレリンド嬢」
清流のように青く長い艷やかな髪が、ふわりと揺れている。切れ長で力強さを感じさせる目に青い瞳……アーク・セイントレイト第2王子だ。私は固まってしまった。
もしかして……私は……。
王子とヒロインのファーストコンタクトを邪魔したのでは? 絶対そうよ! スカートの女子が壁を蹴って三角跳びとか普通じゃないわ!
「この後お茶でも飲まないか?」
王子……誘う相手が間違ってますよ……。というか私が変えました。申し訳ありません! 心の中で土下座しています。
「助けてもらい、ありがとうございました! わっ! 私もドレストレイル様と、お話したいです! ご一緒しても良いですか?」
ナイスヒロイン! 縁が首の皮一枚つながりました!
「では担任の教師との顔合わせが終わりしだい。3人で一年生用のラウンジに、集合というのはどうでしょう?」
「ああ、それが良い」
「私も、それでいいです! あとでお会いしましょう!」
よし! これで縁はうっすいけどなんとかつながりましたわ! 後は理由を付けて私だけ抜ければ完璧です!
「では、後ほどラウンジで!」
そう言って足早に歩きはじめる。二人が後ろについてくる。
1つ目のクラスを通り過ぎる。まだついてくる。
2つ目のクラスを通り過ぎる。まだついてくる。
3つ目が私のクラスだ! すばやく中に入る。
ま だ つ い て く る。
ええええ二人とも、同じクラスですってえええええええ! はい! 回避できない! 3人でお茶決定!
「ははは! みな同じクラスか良い偶然だな!」
全然! 良くねーよ! バカ王子!
「良かった! お友達と同じクラスで!」
うわあああ! もうお友達になってるううううううう。
◆
それから一年ズルズルとお茶会やテスト勉強会を重ね。今ではすっかり他者も認める3人親友状態です。
そして私とバカ王子の婚約決定!
どうして! どうしてこうなった!
そして今私はお友達と、仲良くお茶をしております。
ヒロインのアリッサ・エトワンスと、唯一覚えていた攻略対象のアーク・セイントレイト第2王子の3人で机を囲んでいます。今は、仲良くお茶を飲みながら楽しくお話をしていますの、おほほ。
……どうしてこうなったの! なんでいじめる対象と仲良くしちゃってるの私! これじゃ追放はありえない! 運命の力で何もしなくても勝手に、冤罪とかで追放になると思ってたんだけど……。なに親友になっちゃってるの! 私はバカなの!? それどころか王子とも、仲良くなっちゃってもう、どうしようかしら……。
「おい! 聞いてるのか? 重要な話をしているんだぞ?」
考え事をしてたのにまったくうるさい王子だわ。
「ごめんなさい、私少しぼーっとしてたわ……」
「ダメだよマルレちゃん! ちゃんと聞いてなきゃ!」
アリッサちゃんいつ見てもかわいい、ですわね私の赤いつり目とは大違いですわ。
「ではもう一度言うぞ!」
「私の婚約者は、マルレリンド嬢、あなたに決まった」
「え?」
は? はぁあああああああああ!? 何言ってるのこのバカ王子!?
どうして! どうして! こうなったの!
やはり、ファーストコンタクの妨害が原因かしら!?
私は入学式の回想パートへと意識を飛ばした。
◆
はぁ~やっと入学式が終わったわ~。結局ゲーム情報はヒロインと第2王子の顔しか覚えてなかった。他の方々には、まったく見覚えがなかったわ……。そんな事を考えながら学園の1階にある大講堂を出る。人の流れに従って、3階にある1年生の教室へと階段を登っていました。
ぼーっとしながら階段を登っていましたら、一人の女子生徒が足を滑らせて「キャッ!」と声を上げたのたのが見えました。
危ない! 助けないと! だけど、目の前には男子生徒がいて、直線的な動きで助けることはできない。そう瞬間的に判断した。
私は、階段の壁を使い三角跳びをして、男子生徒の前に躍り出る。そして、足を滑らせた女子生徒を空中でキャッチ!
お姫様抱っこをした彼女の顔には見覚えがありました。
ヒロインのアリッサ・エトワンスでした……。
「あっ! ありがとうございます!」
頬を真っ赤にしたかわいい顔に、細くしなやかな栗色の髪がきれい。そして、パッチリとした目に潤んだ茶色の瞳が、私の顔を見つめている。
「危ないですわよ、お気おつけて……」
それにしても美しいお顔ですわ。私のつり目とは偉い違いだわ……。
「あの! もう大丈夫です! 下ろしてください」
「ごっごめんなさい! 今下ろすわ」
急に照れくさくなって、足場を確かめてゆっくりと、アリッサを下ろしてあげました。すると後ろから声をかけられた。
「見事な身のこなしだな、マルレリンド嬢」
清流のように青く長い艷やかな髪が、ふわりと揺れている。切れ長で力強さを感じさせる目に青い瞳……アーク・セイントレイト第2王子だ。私は固まってしまった。
もしかして……私は……。
王子とヒロインのファーストコンタクトを邪魔したのでは? 絶対そうよ! スカートの女子が壁を蹴って三角跳びとか普通じゃないわ!
「この後お茶でも飲まないか?」
王子……誘う相手が間違ってますよ……。というか私が変えました。申し訳ありません! 心の中で土下座しています。
「助けてもらい、ありがとうございました! わっ! 私もドレストレイル様と、お話したいです! ご一緒しても良いですか?」
ナイスヒロイン! 縁が首の皮一枚つながりました!
「では担任の教師との顔合わせが終わりしだい。3人で一年生用のラウンジに、集合というのはどうでしょう?」
「ああ、それが良い」
「私も、それでいいです! あとでお会いしましょう!」
よし! これで縁はうっすいけどなんとかつながりましたわ! 後は理由を付けて私だけ抜ければ完璧です!
「では、後ほどラウンジで!」
そう言って足早に歩きはじめる。二人が後ろについてくる。
1つ目のクラスを通り過ぎる。まだついてくる。
2つ目のクラスを通り過ぎる。まだついてくる。
3つ目が私のクラスだ! すばやく中に入る。
ま だ つ い て く る。
ええええ二人とも、同じクラスですってえええええええ! はい! 回避できない! 3人でお茶決定!
「ははは! みな同じクラスか良い偶然だな!」
全然! 良くねーよ! バカ王子!
「良かった! お友達と同じクラスで!」
うわあああ! もうお友達になってるううううううう。
◆
それから一年ズルズルとお茶会やテスト勉強会を重ね。今ではすっかり他者も認める3人親友状態です。
そして私とバカ王子の婚約決定!
どうして! どうしてこうなった!
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