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勇者物語に首を突っ込む編
058-アロイーン 決戦
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隊長2人に始末される前に急いで魔王城の扉を蹴破り、リーシャーを連れて城の内部に侵入する。
「怒られちゃったね」とクスクス笑うリーシャーはなんだか楽しそうだ。笑い事じゃないだろと軽く返し城内を進んでいく。この城は石造りの古い城だ到底魔物が作ったものとは思えないのでここが魔の領域になる前は、きっと人が住んでいたのだろう。扉を開けつつ進むが魔物の気配は一切なくしんと静まり返っている。
「何もいないね」
「魔物は全部外に配置していたみたいだな」
魔物は獣型ばかりだったからきっと城内に入れたらあっという間に動物園のような匂いが立ち込めて、住むには適さなくなりそうだなと思う。
扉の並ぶ廊下を一部屋ずつ確認しながら慎重に進んでいく。部屋には家具も荷物もなく売りに出されている屋敷のような状態だった。
道なり進んでいくとひときわ大きな扉を見つけた。きっとこの扉の向こうが王座の間だろう魔王がいるとすればこの先だ。
「この先だな……」
「でしょうね……」
覚悟を決めて大きな扉を押し開ける。
そこは広い空間だった左右に大きな柱が並んでおり中央に赤い絨毯が敷かれている。絨毯をたどって奥を見ると数段の階段があり少し高くなったその先に玉座が見えた。
玉座に座っていたのは頭には2本の大きな角があり肌が白い人ではない人の形をした者だ。
「来たか勇者よ……」
魔王は玉座からゆっくり立ち上がると短い階段を降りた。
「お前が魔王か?」
「そうだ……この魔の領域の王である」
「ニーニャ様とマルレさんは何処だ!」
「この先にある幽閉塔にいる」
玉座の後ろに扉があるきっとあの先なのだろう。ニーニャ様を助けるまで後一歩……しかしこの一歩は近いようで遠い……
「では始めようか……」
俺は聖剣を構えて魔王を見据える。目に見えるほどの黒い魔力が沸き立っている魔王を見ても不思議と恐怖はないこれも聖剣の力なのだろうか?
「シャドウスピア……」
突如アロイーンの影から先が鋭い円錐が飛び出してくる。飛び退いて回避するが地面に足をつくたびまた自分の影から槍が突き出てくる。連続して飛び回ることでなんとか回避し続ける。
「この!」[スコーチャーレイ]
魔王に向ってリーシャーが光線を放つが、命中する寸前で黒い渦へと吸い込まれ消えていく。
「小賢しい……シャドウバインド!」
リーシャーの影から無数の手が伸び手足を掴むと空中へと持ち上げる。それに気がついたアロイーンは、伸びてる手の根本を聖剣でなぎ払いかき消した。
「助かった!」
「自分の影に注意しろ!」
「わかった」
またアロイーンの影から槍が飛び出てくる。避けるしかないアロイーンは「クソ!近寄れない!」と回避することしか出来なく焦りを見せる。
攻撃魔法に乏しいリーシャーはなにか手立てはないものかと必死で考えている。床から飛び出る槍を見て防御できれば……と思い付いた。
「アロイーン!乗って!」[プロテクトシールド]
床の上を這うよにして張られた光の障壁は、まるで魔王への輝く道のようだ。
「よし!行ける!」
光の障壁に乗り魔王へと駆け寄る。影から出た槍は障壁に阻まれギィンと音をたてる。障壁の上を走り剣を振り上げて跳ぶ。
「チッ! シャドウソード」
魔王の手に光を反射しないまるで空間に穴が空いているのではないかと錯覚を起こす様な漆黒の剣が出現する。
「グラビティスラッシュ!」
重さを増した聖剣が魔王へと振り下ろされそれを魔王は漆黒の剣で受け止めようと構える。
剣と剣がぶつかり合い行き場を失ったエネルギーは衝撃波となりアロイーンと魔王に襲いかかり両者を吹き飛ばし壁へと叩きつけた。
「ヒール!」
衝撃波の影響が少なかったリーシャーはすぐにアロイーンを回復する。そのおかげですぐに立ち上がったアロイーンは、魔王との距離を詰める。
「くっ……シャドウバインド!」
アロイーンは影から出る手をうまく避けながら更に距離を詰める。そしてもう一度聖剣を振り上げる。魔王は剣を出していない!このチャンスを見逃さず聖剣を振り下ろそうとした瞬間に魔王はニヤリと笑った。
「チェンジポジション……」
目の前にいた魔王が影に吸い込まれる……そして代わりにリーシャーが現れた。
このままではリーシャーを切ってしまう!とっさに腕をよじり聖剣から手を離すことでなんとか軌道を変えリーシャーを斬る最悪の事態は避けられた。
しかし聖剣は手の届かないところまで転がってしまった。
「はは……聖女の恐怖もまた美味だな……シャドウバインド!」
聖剣を奪おうと影の手が伸び聖剣の柄を掴んだ。
「しまった!」聖剣が奪われる……しかしそうはならなかった。
「なんだこの剣は!重すぎる!一体どういう事だ!?あの娘は軽々振り回していたじゃないか!」
そう……勇者の手から離れた聖剣は、異常なほどに重かった。振り下ろせば辺り一帯を吹き飛ばすほどの重量だ。マルレが聖剣を振った様子を見ていた魔王は扱うことは出来なくとも動かす事ぐらいはできるだろうと勘違いをしていた。
アロイーンは魔王の言う娘がマルレだとすぐにわかった。そして「またマルレさんに助けられたみたいだな」ハハハ!と笑いながら聖剣を拾い上げ再び魔王に剣を向ける。
そしてまた頭に声が響く……
<<重さを制御するのは鎧とて同じこと……剣と共に重さを開放せよ!>>
<<叫べ「グラビティー・アノマリー」と……>>
アロイーンは知らなかったが、聖鎧も聖剣と同様に輝きを失った状態では動かせぬほどの重さがあった。
ダメージの残る魔王はやっと体制を立て直し攻撃に移る。
「コーリングアビス!」
渦巻く漆黒が魔王の周りを浮遊しているそれを見ているだけでぞっとする。あれに触れてはいけない!本能がそう叫んでいる。
「深淵よ!全てを飲み込め!」
魔王はそれを自在に操る。深淵は複雑な軌道で床や柱を消しながらアロイーンへと向かう。
「足場に使って!」[プロテクトシールド]
リーシャーの杖が輝くと空中にいくつも小さい魔法障壁が現れ飛び石のように並んでいる。
「ナイス!リーシャー」
アロイーンは障壁を渡り空を駆けていく……魔王が操る渦巻く漆黒は障壁を上手く避けながら後を追うが、何度か障壁に当たり速度が遅くなりアロイーンに追いつけなくなった。
「クッ……忌々しい!」
障壁を渡りきったアロイーンが再び魔王を射程に捉え聖剣を振り下ろす!
「グラビティー・アノマリー!」
聖剣と聖鎧は、灰色どころか漆黒に変わると、周囲の重力にすら影響を与え魔王の動きさえも鈍らせた……剣より遥かに質量の多い鎧の重さまで加わりもはや操ることは不可能で後はただ落ちるのみ……
「ゲヘナブレード!」
魔王も最大の技で対応する。影から取り出された大振りの漆黒の剣は、先ほど魔王が使っていた渦巻く漆黒のように触れたもの全てを無に変えている。
「うぉおおおおああああああ!」
「ぬうううううううう!」
剣と剣がぶつかり合う……
全ての物を消し去るはずの漆黒の剣は叩き切られ霧散する。
聖剣は魔王の肩口から入り心臓まで達していた。傷口からは大量の黒い霧が溢れ出していて魔物の体の構造がわからない人間から見ても致命傷だとわかる。
「見事だ……勇者よ……」
魔王はそうつぶやくとゆっくりと目を閉じた……傷口からあふれていた霧はもう出ていなかった。
「勝った……」
アロイーンは魔王の体から聖剣を引き抜くと急に力が抜けてその場に座り込んだ。
「アロイーン!」
リーシャーが俺の名前を呼びながら駆け寄ってきて、座り込んでいる俺に[ヒール]をかけてくれた。
「やったな!」
「うん!」
「ほらニーニャ様を開放しに行くよ!」とリーシャーが差し出した手を取り起こしてもらい玉座の裏にある扉をくぐり幽閉塔へと向かった。
「怒られちゃったね」とクスクス笑うリーシャーはなんだか楽しそうだ。笑い事じゃないだろと軽く返し城内を進んでいく。この城は石造りの古い城だ到底魔物が作ったものとは思えないのでここが魔の領域になる前は、きっと人が住んでいたのだろう。扉を開けつつ進むが魔物の気配は一切なくしんと静まり返っている。
「何もいないね」
「魔物は全部外に配置していたみたいだな」
魔物は獣型ばかりだったからきっと城内に入れたらあっという間に動物園のような匂いが立ち込めて、住むには適さなくなりそうだなと思う。
扉の並ぶ廊下を一部屋ずつ確認しながら慎重に進んでいく。部屋には家具も荷物もなく売りに出されている屋敷のような状態だった。
道なり進んでいくとひときわ大きな扉を見つけた。きっとこの扉の向こうが王座の間だろう魔王がいるとすればこの先だ。
「この先だな……」
「でしょうね……」
覚悟を決めて大きな扉を押し開ける。
そこは広い空間だった左右に大きな柱が並んでおり中央に赤い絨毯が敷かれている。絨毯をたどって奥を見ると数段の階段があり少し高くなったその先に玉座が見えた。
玉座に座っていたのは頭には2本の大きな角があり肌が白い人ではない人の形をした者だ。
「来たか勇者よ……」
魔王は玉座からゆっくり立ち上がると短い階段を降りた。
「お前が魔王か?」
「そうだ……この魔の領域の王である」
「ニーニャ様とマルレさんは何処だ!」
「この先にある幽閉塔にいる」
玉座の後ろに扉があるきっとあの先なのだろう。ニーニャ様を助けるまで後一歩……しかしこの一歩は近いようで遠い……
「では始めようか……」
俺は聖剣を構えて魔王を見据える。目に見えるほどの黒い魔力が沸き立っている魔王を見ても不思議と恐怖はないこれも聖剣の力なのだろうか?
「シャドウスピア……」
突如アロイーンの影から先が鋭い円錐が飛び出してくる。飛び退いて回避するが地面に足をつくたびまた自分の影から槍が突き出てくる。連続して飛び回ることでなんとか回避し続ける。
「この!」[スコーチャーレイ]
魔王に向ってリーシャーが光線を放つが、命中する寸前で黒い渦へと吸い込まれ消えていく。
「小賢しい……シャドウバインド!」
リーシャーの影から無数の手が伸び手足を掴むと空中へと持ち上げる。それに気がついたアロイーンは、伸びてる手の根本を聖剣でなぎ払いかき消した。
「助かった!」
「自分の影に注意しろ!」
「わかった」
またアロイーンの影から槍が飛び出てくる。避けるしかないアロイーンは「クソ!近寄れない!」と回避することしか出来なく焦りを見せる。
攻撃魔法に乏しいリーシャーはなにか手立てはないものかと必死で考えている。床から飛び出る槍を見て防御できれば……と思い付いた。
「アロイーン!乗って!」[プロテクトシールド]
床の上を這うよにして張られた光の障壁は、まるで魔王への輝く道のようだ。
「よし!行ける!」
光の障壁に乗り魔王へと駆け寄る。影から出た槍は障壁に阻まれギィンと音をたてる。障壁の上を走り剣を振り上げて跳ぶ。
「チッ! シャドウソード」
魔王の手に光を反射しないまるで空間に穴が空いているのではないかと錯覚を起こす様な漆黒の剣が出現する。
「グラビティスラッシュ!」
重さを増した聖剣が魔王へと振り下ろされそれを魔王は漆黒の剣で受け止めようと構える。
剣と剣がぶつかり合い行き場を失ったエネルギーは衝撃波となりアロイーンと魔王に襲いかかり両者を吹き飛ばし壁へと叩きつけた。
「ヒール!」
衝撃波の影響が少なかったリーシャーはすぐにアロイーンを回復する。そのおかげですぐに立ち上がったアロイーンは、魔王との距離を詰める。
「くっ……シャドウバインド!」
アロイーンは影から出る手をうまく避けながら更に距離を詰める。そしてもう一度聖剣を振り上げる。魔王は剣を出していない!このチャンスを見逃さず聖剣を振り下ろそうとした瞬間に魔王はニヤリと笑った。
「チェンジポジション……」
目の前にいた魔王が影に吸い込まれる……そして代わりにリーシャーが現れた。
このままではリーシャーを切ってしまう!とっさに腕をよじり聖剣から手を離すことでなんとか軌道を変えリーシャーを斬る最悪の事態は避けられた。
しかし聖剣は手の届かないところまで転がってしまった。
「はは……聖女の恐怖もまた美味だな……シャドウバインド!」
聖剣を奪おうと影の手が伸び聖剣の柄を掴んだ。
「しまった!」聖剣が奪われる……しかしそうはならなかった。
「なんだこの剣は!重すぎる!一体どういう事だ!?あの娘は軽々振り回していたじゃないか!」
そう……勇者の手から離れた聖剣は、異常なほどに重かった。振り下ろせば辺り一帯を吹き飛ばすほどの重量だ。マルレが聖剣を振った様子を見ていた魔王は扱うことは出来なくとも動かす事ぐらいはできるだろうと勘違いをしていた。
アロイーンは魔王の言う娘がマルレだとすぐにわかった。そして「またマルレさんに助けられたみたいだな」ハハハ!と笑いながら聖剣を拾い上げ再び魔王に剣を向ける。
そしてまた頭に声が響く……
<<重さを制御するのは鎧とて同じこと……剣と共に重さを開放せよ!>>
<<叫べ「グラビティー・アノマリー」と……>>
アロイーンは知らなかったが、聖鎧も聖剣と同様に輝きを失った状態では動かせぬほどの重さがあった。
ダメージの残る魔王はやっと体制を立て直し攻撃に移る。
「コーリングアビス!」
渦巻く漆黒が魔王の周りを浮遊しているそれを見ているだけでぞっとする。あれに触れてはいけない!本能がそう叫んでいる。
「深淵よ!全てを飲み込め!」
魔王はそれを自在に操る。深淵は複雑な軌道で床や柱を消しながらアロイーンへと向かう。
「足場に使って!」[プロテクトシールド]
リーシャーの杖が輝くと空中にいくつも小さい魔法障壁が現れ飛び石のように並んでいる。
「ナイス!リーシャー」
アロイーンは障壁を渡り空を駆けていく……魔王が操る渦巻く漆黒は障壁を上手く避けながら後を追うが、何度か障壁に当たり速度が遅くなりアロイーンに追いつけなくなった。
「クッ……忌々しい!」
障壁を渡りきったアロイーンが再び魔王を射程に捉え聖剣を振り下ろす!
「グラビティー・アノマリー!」
聖剣と聖鎧は、灰色どころか漆黒に変わると、周囲の重力にすら影響を与え魔王の動きさえも鈍らせた……剣より遥かに質量の多い鎧の重さまで加わりもはや操ることは不可能で後はただ落ちるのみ……
「ゲヘナブレード!」
魔王も最大の技で対応する。影から取り出された大振りの漆黒の剣は、先ほど魔王が使っていた渦巻く漆黒のように触れたもの全てを無に変えている。
「うぉおおおおああああああ!」
「ぬうううううううう!」
剣と剣がぶつかり合う……
全ての物を消し去るはずの漆黒の剣は叩き切られ霧散する。
聖剣は魔王の肩口から入り心臓まで達していた。傷口からは大量の黒い霧が溢れ出していて魔物の体の構造がわからない人間から見ても致命傷だとわかる。
「見事だ……勇者よ……」
魔王はそうつぶやくとゆっくりと目を閉じた……傷口からあふれていた霧はもう出ていなかった。
「勝った……」
アロイーンは魔王の体から聖剣を引き抜くと急に力が抜けてその場に座り込んだ。
「アロイーン!」
リーシャーが俺の名前を呼びながら駆け寄ってきて、座り込んでいる俺に[ヒール]をかけてくれた。
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「うん!」
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